工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

オマージュ〜土門拳〜 

2012/09/09
Sun. 04:14

この前、三原谷で久々にジローキー氏と会って、当然一杯が始まって、流れで深夜まで大話こいて、一つ部屋で仲良くまくらを並べて寝て、再会を約束して、東と西へ別れたところでしたが、その彼から、これも久々に写真メールが届きました。

フォルダには、土門拳さんの向こうを張ってか、はたまた敬意を表してか、それとも自ら更なる技術の研鑽か、初心を忘れないためか、一発当てようと思ってか、単なる暇つぶしか(それはないだろうなぁ、忙しい人だから・・)、とにかく、なかなか荘厳で高尚な仏像の写真がタップリ詰まっていました。

これで、横位置の写真があったら、迷わずデスクトップを飾れるのに・・と、少々残念でもありますが、せっかくですので、ひとまず皆様にも公開してさし上げましょう。

ヘナチョコ坊主の、ナンチャッテ手乗り仏像彫刻など、軽々と吹き飛んでしまうほどの本格的な仏像写真に仕上がっています。
思わず手を合わせてしまいたくなると思いますよ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・・・大先輩、土門拳氏に倣うべく、仏像を撮りました。
かと言って、本物はとても撮る環境ではありません。
そこで、食玩300円のプラスティックの仏像でチャレンジ。
照明法等は土門拳氏の本から、真似をして。
お暇な時にご覧ください。

公表していただいていいですよ。
拝観料は要りません(笑)

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IMG_1219.jpgサイズはこんな感じ

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久々ジローキー 

2011/11/06
Sun. 07:07

おぼえてますかぁ~。

この間、三原谷のイベントで本当に本当にしばらくぶりにジローキー氏本人と会うことが出来ました。

そのジローキー氏とは、三原谷のイベントが「三原谷の川の風まつり」というタイトルになってバージョンアップする前の、まだ友達ネットワークで内輪のささやかな手づくりイベントを三原谷にある七つの自治会のひとつの谷で「ギャラリー風来」さんが主催していたお祭りだった時に、その会場でかなりつっこんだお話ができてから急速に地理的距離が縮まったように思います。

まっ、いづれにしても出会ったそもそものきっかけは、話せば長くなるのでカットすることにして、そのジローキー氏が表の顔・・つまり本業のカメラマンの腕を旧大森小学校の一室で披露していたわけです。
なかなかおもしろい展覧会場構成になっていて、とても楽しめましたが、中でも私の目を引いたのがこれ。

ハンガーにぶら下がったハンガーの写真が昔の小学校現役時代の名残の家庭科室のブリキのチリトリと微妙な距離をおいて並んでいる。

ジローキー氏の秘かなたくらみが見え隠れしました。
彼は、そのような人で、そのような写真家です。

ちなみに、世間では彼のことを「藤原次郎」と呼んでいます。
今では巷で有名になって「映像画家」になっています。
彼に興味のある方はこちらからどうぞ・・・

とわの映フォトログ「神と人の手仕事」2

何故か私のブログタイトルと微妙にかぶっていますが、残念ながら、私の方が後発で何の気なしに思いついたものを何の気なしに使ったら、後になって微妙なかぶりに気がついて、チョットまずいかなと思いつつ、一方でまぁいいかとさりげなく流してしまって、どうせ坊主だから三日くらいしか続かないだろうと簡単に考えていたら、いつの間にか日記のように続いている次第。

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タイムリーなジローキー 

2011/02/19
Sat. 11:45

おことわり・・・

久々のジローキーネタなので、若干長文になります。
世間で云うところの「つまらない話」トップテンの4項目を含んでおります。
だから吉田以外の方々にはどうでも良い話題なのでお暇な方のみお付き合い下さい。
ポイントはあくまでもジローキー氏の写真にあります。


もうしばらく前のことになりますが、ホームセンターでコンパネと一緒に買った野地板の束を担いで駐車場まで道を横切ろうとした時のことです。

約2メートル位の丁度真ん中辺りでバランスをとって肩に担いで、車がこないかと左右を確認したら、そのまま自分の肩と首が支点になって野地板の束が大きくグルリと振り回されることになって、あと少しの所でお店の従業員さんの後頭部やお客のおじさんの顔面を野地板でひっぱたきそうになって冷や汗をかいたことがあります。

と同時に、少年の頃嬉々として白黒テレビにかじり付いて見ていたチャップリンやキートンを思いだして、とても大変な失敗を犯しかけているのにもかかわらず、そのような状況を自ら演じていることが可笑しくなって思わずニヤついてしまった自分がいたりもしました。

このような失敗をしてしまうのは、自分の何処かに気持ちのゆるんだだらしないところがあって、何げない拍子にそれがこぼれ出てしまっているのだと思います。
そのすぐあと、駐車場までの道を野地板を担いで渡ることになる訳ですが、ここで私はもっと大きなとんでもない失敗を犯してしまいました。
車にはね飛ばされそうになったのです。
本当にあと少しの所でした。

軽率にも自分の片方にしか開けていない視野を頼りに行動してしまったことで、周囲の方々に大きな迷惑をかけてしまったことになります。
幸い、けたたましいクラクションと、先程ひっぱたきそうになった方々の声掛けで大事には至りませんでしたが、一つ間違えば大事故になったかもしれません。

ついこの間、吉田家の子供達が卒業させていただいた大森小学校の廃校問題が急に再浮上してきました。
お経の最中に衣の袂でブルブル鳴っている電話が気になっていましたが、それがPTA会長からのものでした。
その後、善後策を短時間で協議することになって、またまた気の休まらない年度末になりそうです。

世の中には野地板を担いで片方しか見ていない方々がとっても多くいらっしゃるような気がしてなりません。
180度どころか、90度程度も見えているかどうか分らない視界の中で全てを見渡すことをしているような錯覚に陥っている方々が多いのではないでしょうか。

片方しか見えない、片方でしか見ない・・・そのような見方を偏見といいます。
私は野地板を担いで身をもってその危険を知らされました。

いつものことですが、ジローキー氏の写真を見ると色々なことを考えさせられます。
ウォーホルのポップアートを彼が自分の解釈で理解していると云うことに驚かされます。
春の楓は赤い葉芽を出します。その後緑に変化して秋になるとまた赤く色付きます。
その補色の関係は、楓の体内に記憶されあらかじめ用意されている原理から引き出されているものだと思います。
360度見渡すことも至難の業で難しい世界で、時間軸までからめた立体的多面的解釈とその視覚的表現を模索するウォーホル的表現活動は没後四半世紀たった今でも、時代の未来を予測させる強さを持っていると思います。

・・・とまぁ、そんなこんなでこのところ色々あって夜もフッと目覚めたりするものですから、本日は自ら心に決めて休日とさせてもらっています。
これから、ワイフをさそって近所の温泉にでも行こうと考えています。

完読ご苦労様でした!


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タイトル:「天然アンディ・ウォーホル」
撮  影:匿名ジローキー
勝手寸評:
ウォーホルの世界にたどり着くまでの計り知れない時間経過を身近な風景から見逃さないで活写する観察眼と緊張感の継続は被写体の持つ潜在能力を遥かに超えた創造的感性の力によるものと見受けられる。
表面に現れる深層のディテールを間近で視たくなる衝動にかられた。

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ごめんね~ジローキー 

2010/12/20
Mon. 08:04

写真をいただいたのは、もうかなり前になりますが、結局掲載のタイミングがつかめなくて今になってしまいました。
♪ごめんね~・・ジローキーィ~~♪
決して忘れていた訳ではありません。
・・・と云う訳で、お詫びのしるしに私のお蔵入り原稿の「生蔵出し」を添えておきます。
くれぐれも悪酔いしないでください。

ちなみに、お蔵入りの原因は「内容の難解さ」のようですが、ようするに私の「表現力の稚拙さが要因で不特定多数の方々への説得力がない」と云うことのようであります。
もっとジローキー氏のようにダイレクトに激写された変化球的表現力を身につけなければイケませんなぁ~。

以下、お蔵入り原稿の一部ですが、詳細や経緯は突っ込まないで下さい。
年末のことですからアレコレとお忙しい方々は文章を素通りしてジローキー氏の激写をご堪能下さい。

智者見於未萌(チシャケンオミホウ)~「智者は未萌(みほう)において見る」は、約2000年以上前の言説「戦国策」の中の一説。
物事、事象の変化には予兆がある。
智者ともなると人が考えていることや行動のパターンをだいたい読み取ることが出来る。正確な状況判断が出来るか出来ないかで対応も違ってくる。対応の違いが成功や失敗の要因となる。
「見於未萌」の智者であっても、適切な判断や対応が出来ないと成功には至らない。ましてや、無学怠慢で本心のない曖昧な愚者であれば、その場をしのぐ程度の対応にも無駄な動きが増えて見えない結果に怯(ひる)み、皆の信頼を得ることは出来ない。
「見於未萌」の智者には、客観性の蓄積と主観的な決断力とのバランスが問われることになる。
客観性の蓄積とは、過去の様々なデータを収集し分析することと、周囲の意識や環境など、社会全般の変化に敏感になることである。
主観的決断力とは、収集分析した各種データの具体的運用を果たすための自信を身につけることであり、それを適切に実行するための能力を養い鍛えることである。
多くの隆盛衰退を繰り返し、国の主権が移動しつつ1000年以上続いた強国でもやがて滅亡の日が来る。
人の日々の営みなど、地球史の中では芥子粒にも満たない塵や埃のようなものである。
ここで言う真の智者とは、必ずしも一個人をさして示している訳ではなく、有る意味での組織力をいっている。
智者は智慧を磨き、流水の如く思考し行動し局面に対することで真の智者となる。

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タイトル:「いと愛しき契り」
撮  影:匿名ジローキー
勝手寸評:
大胆な構成、緊張感のパース、的確な質感表現・・・・。作家のフットワークの軽さとしなやかさがよく伝わる。鉄という素材の特性を熟知し、踏み込み、そこに有機的な感情まで表出させる撮影手腕に感動させていただいた。今後のテーマの膨らみを期待したい。

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いつもの風景 

2010/12/03
Fri. 08:56

匿名ジローキー氏から、表の顔で勝負しているお仕事のご案内が届きました。
私のナンチャッテブログをご堪能の皆様にどれだけ東京とその周辺の方々がいらっしゃるか定かではありませんが、ひとまずお知らせをさせていただきます。

(公社)映像文化製作者連盟が主催する「映文連アワード2010」

企画奨励賞(国際交流)
製作:クリエイティブハウスおくむら   Suomen Visiotalo & RaRa Project

兵庫県豊岡市竹野町とフィンランドのハメーリンナハウホの風景を1年間かけて撮影。遠く8000 ㎞離れた町で日々営まれる風景と暮らしに相通じるものを感じさせてくれる映像交感詩。

公式ホームページ http://www.eibunren.or.jp/award2010/index.html
上演スケジュール http://www.eibunren.or.jp/award2010/lineup/index.html

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まってましたジローキー 

2010/10/30
Sat. 09:36

そろそろ届くんじゃないかなぁ~と心待ちにしていたジローキー氏から届きました。
丁度彫刻の搬出でドタバタしている最中のことでした。

別に恨みがある訳でもありませんが・・・
この前の中国オリンピック前から私の彫刻材料の「鉄」が品薄になり、少しずつ値が上がり、気がつくと卸値がひと頃の3倍にもなったりして、メーカーの生産調整が追い討ちをかけ、商いがトン単位に跳ね上がり、弱小彫刻家には手も足も出せない状態に陥り、アチコチの業者さんを頼って1枚2枚の余り物に運送費を上乗せして仕入れたりしながら何とかしのいでいたら、そのうち溶接の消耗品まで品不足になってきて、一箱単位の売り買いが常識になり、これまた遠くは大阪の方からの在庫品取り寄せでひとまず乗り切り、そんなことを続けている間にオリンピックも終り、これでやっと相場も安定すると期待していたら、今度は例のリーマンショック。
そんな訳で、最近は年々鉄板も薄くなって、ひと頃の半分の厚みの鉄板で何げなく重たげに見える工夫をしながら細々と制作を続けている今日この頃の私にとって、この度のジローキー氏の写真はあまりにも衝撃が強すぎてしばらく立ち直れそうにありません。


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そんな状態で・・・・~「ジローキーの世界その7」~

タイトル:「てつあくび」
撮  影:匿名ジローキー
勝手寸評:
大胆に直線で切り取られた矩形の緊張感を、柔らかい曲線で切り抜いた黒面と緩やかにカーブを描きながら遠ざかる白帯がより強調させる。このような画面構成を狙った撮影の巧みさに脱帽。

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ホトケのジローキー 

2010/10/11
Mon. 05:29

何げなくボーッとしながらデスクワークをしていたら回りが少しずつ騒がしくなってきて、どうやら雨が本格的になってきたらしいと何げなく思っていたら電話が鳴って出てみると万善寺住職。
このところ、自分の記憶力に自信がなくなってきて急激に気弱になって甘えはじめてきた住職からのお助けコールでした。

松子さんが亡くなって四七日になりますが、バイクで移動の住職には雨が応えます。
自分のスケジュールが狂ってしまうことを知りつつ、断る訳にもいかないので七日務めをバトンタッチ。
次の朝、去年から履き続けのスタッドレスのスリップを気にしながらポンコツ君をかばいつつ万善寺へ出かけました。

数週間ぶりに見る松子さんの祭壇は、生き生きとした花が供えられ、ローソクや線香も絶やされず、仏飯の五つ組も用意され、七日塔婆もたてられて清々しく整えられてありました。
さすがに諸々の仏事に厳しい老住職の教えが行き届いた立派な祭壇でした。
松子さんが体調を崩して入院されてから2年間の棚経務めでみる仏壇は、守り手不在の荒れ放題だったことを思いだします。

日常の暮らしに仏事がさりげなく溶け込んでいた時代は、島根の田舎の方でも過去の世界になって忘れられてしまったようです。
この度亡くなった松子さんにチクリと少年吉田のおこないをとがめられたことを良くおぼえています。
「仏具で遊ばない触らない」、「脱いだ靴は揃える」、「お風呂で騒がない」、「正座の時はキョロキョロしない」などと、寺育ちの子供はそれなりに寺バージョンで怒られることが多かったのですが、ナント松子さんに
「寺のお子なんだからお地蔵さんに手を合わせるんですよ」

松子さんは昔から万善寺の地蔵供養の常連さんでした。年をとってからよけいにお地蔵さん詣りが頻繁になりました。
学校の行き帰りに毎日通過するお地蔵さん前で、お参りの松子さんにチクリととがめられたのです。
このことは老住職も知らないと思います。
子供の吉田少年にとってはいまだに覚えているほどの結構な衝撃でした。
それ以来、かかさず手を合わせたり頭をさげることを忘れません。
面白いことに、吉田少年のそのような行為は近所の子に波及し、しばらく後には、お地蔵さんに手を合わせることが子供達の常識になっていました。

松子さんは今、左から4番目のお地蔵さんに守られながら三途の川を渡っていらっしゃいます。
迷うことなく彼岸の岸へたどり着かれることでしょう。

などと思い出を噛みしめながら帰宅してメールチェックをしていたら、いつの間にか届いていたジローキーからの送信。
写真を見てビックリ!・・・「そりゃないぜ!」と、思わず周囲を見回してしまいました。

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という事で・・・・~「ジローキーの世界その6」~

タイトル:「ショージュンの心」
撮  影:匿名ジローキー
勝手寸評:
五戒どころか十重禁戒の煩悩呪縛に締めつけられながらもがき苦しみつつ、一方で目元辺りに慈悲と悲哀の心をちらつかせて偉そうにあれこれ宣う坊主もどきの実体的本性を見抜く手腕に脱帽。被写体の主観を活写した力技を評価して、この度は五戒付きの星五つ!

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ジローキーからの手紙 

2010/09/22
Wed. 08:57

展覧会が終ったと思ったらまた秋の展覧会。
チビチビ造りためておいたパーツを彫刻に完成させる作業は、楽しくもあり苦しくもあり・・
完成の不安を意識しつつ脳味噌がネジレルほどかたちを絞り出している時の感覚がなんとも快感で、一人パーツを見ながら半日一日と過ぎる日々を布団の中まで持ち込んで、ウトウト眠りにつくチョット前のボォーっとしたあたりで遠くの方からボンヤリと見え隠れしながらかたちの実態が自分に向かってやってきてるなぁと意識しはじめたあたりで眠りの渕に吸い込まれて気がつくと次の朝。
そんな毎日が何日間か続きながらかたちがしだいに実態にかわり作業が仕事になり制作に変わる頃は額を流れる汗も気にならなくなる。
年に何回かあるその数日間は私にとって自己の精神の開放と現実逃避の浮遊感を身体全体で感じることが出来る貴重な日々なのであります。

その日も、心地よい肉体の疲労と不安の錯綜のなかで目覚めはじめていたら、突然の轟音が頭上で轟きはじめ、何事かとビックリして跳ね起きるとバケツをひっくり返したような雨。そういえば昨日あたりからメチャメチャ蒸し暑かったなぁと天候の変化を思いだし、2度寝するほどのゆとりもなく、そのままメールチェックをしていたらまたまたタイムリーなジローキー氏からのメール。

ブログの更新も日々のネタが止めどなく増え続け、ボツ記事にするのも忍びなく大切に保管しながら登場の機会をうかがったりしているところへ横合いから割り込んでくるジローキー氏のネタは、あまりにも衝撃が面白すぎて待機優先順位が途端に跳ね上がってしまいます。

という事で・・・・~「ジローキーの世界その5」~

タイトル:「鉄気ですかぁ!?」
撮  影:匿名ジローキー
勝手寸評:
ややもすると人事(ひとごと)でやりすごすことがめっきり多くなって「不邪淫戒」の戒め脱却の境地から一瞬にして現実世界に引き戻される此岸の煩悩パワーを思い知らされるほどの力強い曲りと色艶に視線をそらすことの出来ないまでの求心力を感じさせる被写体に臆することなく立ち向かう撮影者に修羅の狂喜すら感じる快作である。

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台風見舞い・・かな? 

2010/09/08
Wed. 09:42

とても元気な太平洋高気圧のおかげなのか、今年は台風がまだ1ケタ。

雨が降ると雨漏りがするし、風が吹くとモノが飛ぶし、吉田家の営繕をしておかないとマズイなと思いつつ、目先の用事を優先しないとだんだん溜まって身動きが出来なくなることが目に見えているので、「ワイフに悪いことをしているなぁ」と感じつつ、展覧会場のお休みに合わせて一日マッタリとヒキコモリ事務をしようと決心し、まずは左手のおともが必要と、コーヒーメーカーのスイッチを入れ、愛用のマグカップを用意し、ついでにグッピーにおはようの挨拶と朝ご飯をあげて、準備万端、何時でもデスクワークに入れる状態をキープしたところで、ケータイが鳴ってしばらく話して、終ったら自宅電話が鳴ってまたしばらく話して、終ったところにノリちゃんが会場受付の報告に現れて、「丁度コーヒーも入ったところだし、一杯飲んでク?」ということになって、久々に水入らずの積もる話もあっておおいに盛り上がり、気がつくと10時のおやつの時間をとっくに過ぎていて、これはイカンとノリちゃんがそそくさと退散し、やっと仕事に入れるとマグカップ片手に四畳半書斎へ移動し、パソコンのメインスイッチをオンにしたところで我慢しきれずに大きなクシャミが連続3発。
キーボードにコーヒーでもこぼしてしまったら取り返しの付かないことになるので必死でマグカップをかばいつつ、不安定の姿勢はたてなおす余裕もなく、結局モニターの画面いっぱいにヨダレの霧が降りかかり、とてもキレイな虹色の霧粒がキラキラと輝いて一瞬時間が止まった状態。
ひとまず最悪の状態は回避できたものの後始末にエライ時間がかかって結局仕事にとりかかったのがお昼前。その後もしばらくの間モニター画面のアチコチで虹色のスジがチラチラ見えて画像の切り抜き作業がとてもやり難いと思っていたら、マタマタ鼻がムズムズしてきて、気になりだしたらよけいに気になってしかたがなくなって、ゴソゴソと手鏡を探しだしてのぞいて、久々にマジマジと自分の顔を見たことにチョット感動しつつ鼻の穴を良く観察してみたら、鼻毛がやたら伸びていることに気付き、原因はこれかと納得してビクトリノックスを持ち出してプチプチと切っていたら、本当の原因を見つけました。
とんでもなく上へ向かって伸びた一本の口髭が鼻の穴に入り込んでいたのです。
ノリちゃんは吉田の口髭が入った鼻の穴を見ながら話し込んでいたんですね。

そんなこんなのドタバタをしていたら、タイミング良く例のジローキー氏から台風見舞いが届きました。

~「ジローキーの世界その4」~

タイトル:「豊満形影」
撮  影:匿名ジローキー
勝手寸評:
人類起源を思わせる雌雄相対的見解認識の是非が問われるほどの快作である。
あえて評者的解釈を述べさせていただくならば、たまたまもしくはタマタマもしくは玉玉もしくは珠珠もしくは球球の連鎖が凛とした有機体の存在感を支え、健気ささえ感じさせる力強い直線の交差に呼応する緊張感のある曲線もしくは曲面の配置と質量の絶妙なバランスは被写体の内面を鋭く見据える眼力の勝利といえよう。


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猛暑お見舞い 

2010/08/23
Mon. 02:23

このところ現代彫刻小品展の事務処理で電話番号や郵便番号や所番地や作品点数や通帳や請求書の金額や血圧計のデジタルや何やかやと数字ばっかり見ていたら老眼鏡の度数が0.5度上ってしまいました。
世間の気温は0.5度では納まらないくらい上昇を続け、石見銀山入り口の温度計もついに37度を確認。
仕事部屋の四畳半も扇風機2台では暑い空気をかき混ぜてるだけでなんの冷却効果もなく、首筋から胸骨の辺りをツツゥと汗が流れ落ちる。胃の辺りからある時は右脇腹へ、ある時は左脇腹へ、時々ヘソをめがけて流れる汗の軌跡を感じながら仕事をしていると、人間も自己相似性を形成しているんだなぁと納得してしまいます。
そんなことを思いながら、加熱したパソコンを休ませる短時間、ゴロリと横になって目を閉じると、マタマタ汗の流れが変わってオヤジ体形が想像できてしまう。その流れは必ずしも秩序的な予測の範囲でおきる現象とは言い難く、滑らかであり複雑でもあり、見た目の相似形が実はかなり歪みねじれた非対称の複雑なものであることに気付き、しらないあいだに既成の概念に捕らわれてしまっている自分の存在に震える・・・とその辺りまで思考を廻らしたら少しだけ涼しくなったような気になって、遠くの方から誰かのイビキが聞こえているなぁと何となく意識していたらそれはうたた寝中の自分でした。
まっ、ようするに仕事がはかどっていないということであります。

今さら焦ってもしょうがないと思う反面、やはり仕事の遅れは不安のタネになってこころ乱れる。
こんな時はジローキーからの猛暑お見舞いでタネをネタに変えてみよう!
と思いつき、早速使わせていただくことにしました。
ジローキーさん、どうもありがとうございます。

~「ジローキーの世界その3」~

タイトル:「夏河馬」
撮  影:匿名ジローキー
勝手寸評:
水を流す前に見下ろし健康状態を確認して安堵する心境を斬新な構図で表現する。直線のゆらぎがその緊張感を強調し画面に深みと奥行きを与え、感情の視覚化に成功した労作である。

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どうですか、みなさん。少しは涼しくなりましたか?

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ジローキーの世界その2 

2010/08/10
Tue. 04:29

このところの棚経続きで、足首と足の甲が慢性炎症をおこして正座が出来なくなりました。
今まで、結構酷使してもそこまで悪くなることはありませんでしたが、やはり年と共に身体のアチコチの何かが減少したり変形したりしているのでしょう。

そんな訳で、このままでは歩くことも難しくなるだろうと決心し、病院と100円shopに走りました。
鎮痛剤とシップをタップリもらい、210円を奮発して杖を買い、当面はこれらの使い分けで凌いでいくことにします。

2本の足が思うように動かなくなってから普通に歩くことのできるありがたさを実感し、それでも膝は自由に動くからまだマシだと少し気をとりなおし、真ん中の足が上らなくなくなったらどうしようと焦り、寝つくまでのひと時をモンモンと過ごした次の朝、どの足も何となく元気が出まいまま目覚めてあれこれ用事を済ませてからメールチェックをすると、久々の匿名ジローキー氏からタイムリーな写真が届いていて元気復活。

まだまだ、「眼」と「色」のあたりでうろついている我が身を憂いつつ、一方でホッとした気の安らぎを感じてしまうある日の朝なのでした。

タイトル:「天租音主 Amazonis」
撮  影:匿名ジローキー
勝手寸評:
一瞬にして見る目を釘付けにする確かな表現力と造形力を感じる。率直でブレのない構成は被写体の魅力を十二分に引きだした快作といえる。次の展開に期待したい。

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備考:「眼」と「色」
何れも、あの般若心経一節にあり、「無」の一字で否定されているもの。

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もらいもの 

2010/07/30
Fri. 08:03

何故か私のまわりには写真家の友人が多いようです。
それも、何故かそのスジの「プロ」。
みんなそれぞれ仕事の内容やテーマが違っているところに魅かれるものがあります。

そのプロカメラマンの一人、ジローさんからゾクッとするようなお中元が届きました。
ありがたくいただきました。
せっかくですから、皆さんにも勝手におすそわけさせていただきます。ご笑納下さい。

その1
タイトル:「我鋲」
撮  影:藤原次郎
勝手寸評:
ものの本質をみつめ、その三世界(さんぜかい)をつぶさに端的に迷いなく表現した見事さは、見るものの心を鋲付けする。
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その2
タイトル:「見路のビーナス」
撮  影:匿名(ジローキー)
勝手寸評:
腰のくびれのあたりから脇のあたりへゆるやかにねじれ伸上るムーブマンは、思わず頬ずりしたくなるほどの色香を放ち、見るものは鼻の下が伸びる・・・と、見せてしまうところにジローキーの腕の確かさを感じる。
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ちなみに、どうでも良いことですが・・・「中元」というと・・・

古くは、人の罪を償う日のことだったようですが、いつの頃からか仏教の先祖供養の日(盂蘭盆会)におきかわり、今ではハムやビールの詰め合わせになったようです。
吉田としては、今的解釈が一番好きだナ!

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2017-06