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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

六地蔵 

2010/03/24
Wed. 23:58

私が名ばかりの副住職をつとめる万善寺は、曹洞禅寺であります。

禅寺には六地蔵がつきもので、参道や門前や境内など場所はさまざまでも、必ずどこかに安置されているはずです。
万善寺の場合は、町道から分かれる急な参道の入り口に安置されています。
六地蔵は石像ですが、今は風化が激しくて表情を判別するのが難しい状態です。

昔は・・・というよりもつい50年くらい前までは、地域に結婚の祝があると、そのお地蔵さんが人知れずねんねこに担がれて新郎の家の軒先まで出張していたそうです。

新郎新婦は、前夜のアレコレの疲れもそこそこに、何処からともなく突然表われたお地蔵さんを元の場所に返すことになります。
お地蔵さんが何処からやって来たのか、隣のおばさんや近所のおじさんなど、あちこち聞いてまわってもなかなか教えてもらえません。
やっとの思いでお地蔵さんが元の場所へ帰った頃には、新郎が新婦を村じゅう引き回して、結局本人達の知らない間に結婚のお知らせとあいさつ回りが終っていた・・・という次第です。

・・・という訳で、特に前文とは関連しませんが、鉄の手のり六地蔵です。

3月は別れの季節でもあります。
ワイフの注文で幾つか造らせていただきました。
制作代は・・・「見て見ぬふりのオヤジの晩酌」・・・だそうです。
これで3月いっぱいは堂々と飲めそうです!・・・と、その前に飲む現物が無くなりそうです。

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2010-03