工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

梅雨の果樹園 

2010/06/30
Wed. 09:19

今年の果実はほとんどダメですねぇ・・・・

銀山川の岸まで張り出したスモモですが、今年は枝葉が生茂って実付が思わしくなく、熟れる頃になってからの雨続きで枝に付いたままの実が腐りはじめ、それが隣の実に伝染し・・・・といった具合で、収穫の楽しみが減ってしまいました。
残る楽しみは、夏の夕暮れ・・スモモの木陰でヒグラシの声でも聴きながら夕涼みがてらに「プシュッ!」
・・・といきたいところですが、ワイフが怖くて出来ません。

IMG_7990.jpg
スモモの木陰は適度に風が通り抜け、マイナスイオン浴のお手軽スポット

IMG_7989.jpg銀山川まで伸びたスモモの枝

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

現代彫刻小品展in島根作品募集のお知らせ第1弾 

2010/06/29
Tue. 08:34

皆様如何お過ごしでしょうか?

日頃は、吉田のとりとめのない雑文を見て見ぬふりをしていただいた上に、時々読んでいただいたりもしてもらえているようで感謝にたえません。
そこで、お付き合いついでに皆様のご協力をいただければ、吉田も大助かり!

・・・といったわけで、吉田のいたって真面目な企画にしばらくお付き合い下さいますようお知らせいたします。

この度、島根県の美術愛好家の方々をはじめとして広く県内外の皆様に、少しでも美術芸術への興味関心を深めていただこうと思い、現代彫刻小品展開催を計画させてもらいました。

今回は、その第1弾として簡単な開催内容を皆様にお知らせし、さまざまなご意見を頂きながら展覧会に向けての準備を進めていきたいと思っています。
作品出品も含め、ご協力をお願いいたします。

なお、7月中旬からは万善寺の方でもインターネット環境を整え、円滑な事務処理をはかりたいと思っています。

1)名称(仮称) 現代彫刻小品展 in 島根
2)主催     島根県現代彫刻振興委員会(仮称)
3)後援     教育委員会・新聞各社他(交渉中)
4)内容     
具象抽象を問わず、美術団体を越え、広く彫刻制作を愛する作家と作品が島根に集い、彫刻鑑賞の機会を拡充させる
5)会期     8月下旬の1週間程度
6)会場     現在交渉中(石見銀山内個人ギャラリーに交渉中)
7)彫刻規格   1辺35センチの正方形に納まる作品を基準とする
8)参加者    島根県内外、各種美術団体、フリーを問わず、主に彫刻作品を制作する作家
9)経費     作家負担・・搬入出諸費用・展覧会運営諸経費の一部負担(約5000円程度)
10)事務     吉田正純

A3ポスター中おまけの宣伝

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

梅雨 

2010/06/29
Tue. 08:07

石見銀山の谷間は、梅雨の霧が雲のように立ちこめ、不快指数も急上昇。
我が家のartgalleryに設置した除湿器も、半日で満タンになります。
夕方も早くから人の姿がピタリと絶えて、世界遺産の町とは思えないくらい静かです。

IMG_7985.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

仏事 

2010/06/28
Mon. 08:24

昭和の農地整理政策が寺の田畑へも適応されたことを契機に、坊主農業も稲作から撤退し畑作を残すことに決めたのは老住職夫婦です。
当時、農機具の通行路を確保して農業の効率化を図るということが表向きの目的になっていましたが、実質は農地作付面積の縮小が狙いで、ダブツキ気味の米の収穫量を削減して輸入米の流通を促進させることが真の目的だとの話しが農業従事者の間で飛び交っていました。

寺の田んぼは、明治の農地解放でほとんど全てが小作農家に無償で払い下げられ、わずかばかりの農地が私有地として残されました。まわり全てがお百姓さんの田んぼの真ん中にポツンと残る寺の田だけが農地整理の改良工事を免れることが出来ない状況になって、関連の土木工事にかなりの出費が必要になったようです。
その時助けていただいたのが、先頃亡くなった治三郎さんでした。

改良工事が終った後に、寺の田だけを荒地にしてしまうわけにもいかないだろうと悩んでいた住職へ、
「よかったらワシに寺の田を作らせてもらえんか?」
と声をかけてくれたのが治三郎さん。
肉体労働の連続で若くしてくの字に曲った身体をもっとくの字に曲げて毎年働き続け、一俵米を寄進し続けて数十年。身体の衰えと、奥様の介護が必要になったことを契機に稲作から撤退されたのでした。

1年ほど前から身体の不調が続き、入院加療と退院を幾度か繰り返し、昨年お盆の棚経は仏壇を拝んでもらえるからと在宅で、訪ねた私とお茶代わりのアイスクリームを食べながら世間話をしたのが、治三郎さんの見納めでした。

今頃は、彼岸を目指して六道さんに守られながら三途の川を渡っていらっしゃることでしょう。
私も四十九日まで七日勤めをしながら、治三郎さんが彼岸に到着するまでお付き合いすることになります。

IMG_7965.jpg

仏道の世界では、我々人間が悩み苦しみ楽しみ浮かれ、さまざまな欲にとりつかれながら暮らしているこの世を「此岸」といって、「彼岸」の対義語にしています。
此岸に暮らす私たちのほとんどは、暮らしの浮き沈みに一喜一憂しながら生きています。
長い生涯ですから普通に暮らす中でも辛く苦しいことはやってくるし避けることはできません。一方、調子よく順調で何不自由のない暮らしがいつまでも続くとは限りません。
良いこともあれば悪いこともあるこの世の中は常にグルグル回り続けているもんだと思ってみると気が楽になります。
此岸の六道さんは道を踏み外したり、道に迷ったりしてフラフラしている私たちの道案内でとても忙しいのです。

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

夏の装い 

2010/06/27
Sun. 10:28

喜ぶべきことなのか、悲しむことなのか・・・

玄関先のお知らせハガキがチビチビなくなっていきます。
・・ということは、artgalleryが閉まっているということで、せっかくのお客さんに失礼をしているということです。
この間から、寺の用事が立て込んで、老住職夫婦の熾烈なやりとりを横で聞きながら一つずつ用事を片づけていく毎日を続けていましたが、やっと一段落して久々に吉田家玄関つまりartgallery入り口に立ってみると・・・
さりげなく、夏らしい装いに変わっていました。

ワイフのささやかな気配りでしょう。
・・が、道行く人々はどうやらそちらの方に目を奪われているようで・・
肝心の我が労作を愛でる会話が聞き取れません。

IMG_7982.jpg

IMG_7976.jpg IMG_7980.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

庫裡の縁側 

2010/06/26
Sat. 07:56

万善寺は来年、近隣の同宗禅寺の住職や檀家総代さんが集まって色々な話し合いをするための会議会場になります。
この大会は、数年に一度は各寺が持ち回りで受けることになっていて、寺としてはとても大きな行事の一つです。
万善寺も私が少年時代から今まで、3回くらい廻ってきたでしょうか。
その度に、寺のアチコチ傷んだり使い勝手の悪いところを修繕してきました。

万善寺の場合は、古くから本堂や檀家さんが関係する箇所は寺の会計から支出し、吉田家が暮らす庫裡は私費会計から支出することが決まりになっています。
近年の便利社会を背景に、関係者の高齢化もあって、昔は当たり前だった土間生活やくみ取りトイレ、段差のある式台や座敷などを少しずつ修繕して使い勝手の良いものに変えていくことになりますが、それらはほとんどが庫裡の工事になるので、老住職夫婦の悩みはつきません。

昔ながらの建築物はちょっとした改修だけでは完全バリアフリーになる訳もなく、「せめて見た目だけでも」ということで、縁側の修繕をすることになりました。
私が少年時代、オヤジの目を盗んでは小刀でセッセとくり貫いて節穴を広げたりして遊んでいた思い出深い傷だらけの松板はもう見ることが出来なくなります。

坊主も、家族のある暮らしが普通になると在家と混在して、結局は在家坊主。
どこか釈迦の教えに逆行して、いつの間にか悩み多き此岸の暮らしに順応し溶け込んでしまったような気がします。
その良い例が、かく言う吉田本人であります。

IMG_7954.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

 

2010/06/25
Fri. 08:03

石見銀山から車で15分位走った日本海に面する小さな港町で暮らす山内さんは、草木を上手にアレンジしてディスプレイに変えるフラワーコーディネーターの仕事をしています。
一方で、日仏現代美術展などの美術展や個展などにも精力的に取組むアーティストでもあります。

その彼女が、1年前に持ってきてくれた苺が吉田家の庭に根付き、はじめて実をつけました。
この苺は、珍しい品種だそうで、私が今まで見たこともないような小さな実を付けました。
聞くところによると、山内さんの実家の庭先にずっと昔から自生していたようで、彼女も詳しいいきさつはわからないということでした。

とにかく、味が絶品なのです。
一粒食べてビックリでした。
何処かのソムリエのようなボキャブラリーもないですから説明のしようもありません。
この味だけは、食べてみないと分からないですね。

IMG_7957.jpg

IMG_7959.jpg指の爪くらいでヘビイチゴくらいの大きさ

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

 

2010/06/24
Thu. 06:49

島根は梅雨の気配を実感できません。

このところ、寺の用事がたてこんでなかなかギャラリーのオープンが出来ません。
何か対応策を考える必要を感じています。
それでも、障子や雨戸をフルオープンして店番をしながらコマゴマした仕事をしていると、来ないでも良い客ばかり入ってきます。
ムカデに噛まれて痛い思いをしている所へ、今度は「蚊」。
腫れた足が蚊に刺されて痛がゆくてしかたがありません。

売り物にしては手が込みすぎて、蚊取り線香より高価になってしまった線香フォルダですが、狭い6畳には場所をとらなくて都合が良いので、「自分へのプレゼント」として展示棚から降ろしました。便利に使わせてもらっています。

IMG_7934.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

ムカデ 

2010/06/23
Wed. 08:19

石見銀山は谷にある町なのでムカデが良くでます。
毎年この時期になるとあちこちでムカデ被害の話を聞きますが、今回は人事ではありません。
本人がやられました・・・
そのまま確保してデッサンでもしようか?などと考える余裕はありませんでした。
夜中で真っ暗だし、飛び起きた拍子に血管切れるのではないかと焦りました。
身体が勝手に動いて、殺生してしまいました。

・・・という事で、はっきりって痛いです。歩き難いです。正座はどうしよう?



IMG_7948.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

父の日 

2010/06/22
Tue. 03:17

このまえの日曜日は父の日でしたが、朝から中学校のPTA育成部草刈りがあって大汗を流しました。
私はグランドの片隅で3人のオヤジたちと一緒に病気のはいった松の木を3本倒して撤去してきました。
フェンスを避けながら切り倒す作業は、体力ではなく知力を使いすぎてフラフラ。

反抗期ばく進中の末娘は久々の休日ということで朝からのんびり自分の世界に入っていましたが、ヨレヨレで帰宅したオヤジをつかまえてお出かけのおねだり。
休む間も無くオジョウの付き合いでアチコチ廻って結局我が家へ帰ったのは夕方。

といった状況で「父の日」という世間の事情は、久々に朝からフル稼働したオヤジの脳味噌から消え去っていた訳でありますが、吉田家唯一の常識人であるワイフ殿のホットなもてなしでいっきに現実の世界へ引き戻され、至福の喜びを感じながらも、チラッととろけた脳味噌をかすめる寂寥感をおぼえた複雑な一日でありました。

IMG_7915.jpg
末娘の好きなハンバーグとかわいらしく盛付けられたソーメン

IMG_7924.jpgオヤジ直伝酒のつまみコラーゲンタップリ鳥皮のポン酢あえ

IMG_7931.jpgオヤジの大好物吉田家農園初収穫葉っぱとミニトマトそえのそば

・・・おまけの後日談・・・

その後、長女と次女からさりげなく電話がはいり、忘れた頃にタイミングを外しまくった長男から電話があって、今のところ吉田家のおとうさんとしての体面は保つことが出来たようです。
ちなみに、今年は「父の日」100周年だったようです。
101年目の父の日には、子供達を相手に名言の一つや二つをさらりと言ってのけらけるくらいの大人になっておきたいものです。

[edit]

CM: 1
TB: 0

page top

 

2010/06/21
Mon. 01:16

ある日・・・鉄板テーブルにのせた手作りの焼絞め花器の周辺に小さなかわいらしい芽が出ていました。
花器の周辺に珪石の砂粒をまいているのですが、その中に何かの種が紛れ込んでいたようです。
どうせこれから暑い日が続くと、花器から染出た水分もなくなって枯れてしまうでしょうが、それでも自然はあなどれません。

IMG_7899.jpg

IMG_7897.jpg
何年か前に造った紐造りの花器は1100度弱で焼き上げたものなので水がにじみ出ますが使っています

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

ご自由にどうぞ 

2010/06/20
Sun. 08:39

工房むうあartgalleryも、DMが出来ておおよそ発送も終ってお客さんを迎える用意は出来ました!・・・が、
肝心の店番オヤジにあれこれ用事が入ってきてギャラリーのオープンがなかなか継続しません。

しかたがないので、DMの束を柱に設置しました。
夕方帰宅した時に枚数を確認すると、それでも毎日何枚かずつ減っているので、ちょっとしたなぐさめになっています。

IMG_7881.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

収穫 

2010/06/19
Sat. 08:08

鳥たちに対抗して朝早くから枇杷を収穫しました。
今年の吉田果樹園は裏年で、これからもあまり期待できませんが、なんとか枇杷はそれなりに収穫することが出来ました。
吉田家に半分残し、あとはお寺へ持っていきました。
住職は、早速仏壇へお供え。
食べる頃には線香臭くなってるだろうなぁ・・とチラッと思いましたが、家庭の事情ですからしかたないでしょう。

私が小さい頃、寺のちょっとした修繕や住職ひとりでは手に負えない力仕事などの手伝いをしてもらっていた近所の檀家のおじさんが枇杷の話しをしていたことをフッと思い出しました。
枇杷は、芯がまっすぐ伸びる上に硬くて丈夫だということで、芯止めの剪定をして良く乾燥させた木は長さや形を整えて杖にするのだそうです。
本当かどうか、そのうち確かめてみましょう。
IMG_7876.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

水路 

2010/06/18
Fri. 08:24

大森町内からの電柱撤去にともなって、道の両側を流れる生活水路の改修工事が行われました。

このところ数年間、俗に言うゲリラ豪雨で町内のいたる所の水路が氾濫し、浸水家屋も出る大騒ぎになります。
その状況を少しでも緩和しようと始まったのが今回の工事でしたが、まだ本格的に大雨も降っていないのにその水路の水の流れに様々な異常や問題が起きているようで、店番をしていると朝早くからまちづくりセンターのセンター長さんが自転車に乗って水路点検してあるいていらっしゃいます。
どうやら、溝蓋をしてしまったことと、地下水路を作り足してしまったことが原因のようです。
町内の見た目の景観も大切でしょうが、一方で町民の生活が犠牲になってしまうようにも思え、複雑な心境です。

吉田家の前は、大きな変更工事もなく、見た目には以前と変わっていないように見えます。
変わったことといえば、カワニナがいなくなったことと、水の流れが前より速くなったことでしょうか。
そのような日常のささやかな変化は、そこに住み暮らしている人にしか見えないものなのでしょうね。

その水路の側壁に、けなげにも野草が根付き花を咲かせていました。
その野草も、ひと雨来ればいっきに下流へ流されて、水路をふさぐゴミのひとやまに紛れてしまうのでしょう。

やっぱり、今のうちに撤去しておくのが良いものなのでしょうかねぇ・・・

IMG_7883.jpg

IMG_7880.jpgけっこう可愛いでしょ

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

大音寺妙見堂 

2010/06/17
Thu. 07:38

駒の足にある大音寺妙見堂が修理に入りました。
地元駒の足の自治会費と、個人の浄財、行政補助で修理代を集める方法がとられました。

内容を詳しくは知らないので何ともいえませんが、坊主の立場でもある私にとってはなかなか複雑な心境であります。

先程、とれる部材を生かし、その他をつくり足して復元するために、倒れかけの妙見堂を解体して移動する工事が終りました。
その後、出現したのはトラックや重機専用の工事車両用道路。
とても大掛かりな工事になってしまってビックリです。
妙見堂はしあわせものです。

IMG_7625.jpg倒れかけの妙見堂

IMG_7870.jpg重機専用道路

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

枇杷が食べごろ 

2010/06/16
Wed. 08:54

気がついたら、枇杷が鳥に食べられていました。
うっかりしてました。

これからしばらくは、鳥たちとの闘いです。

IMG_7874.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

マイルス・デイヴィス 

2010/06/15
Tue. 07:02

このところ寺での暮らしが増えて、生活習慣の変化からか、どうも体調が思わしくありません。
・・・といっても、正座の時間が増えたことによる膝の痛みや、おかみさんが大量に作る家庭料理を食べ過ぎる胃腸障害くらいのことですが・・・

銀山街道の途中に広大な牧草地があります。
その真ん中を通り抜けると、牧草や堆肥のにおいが車窓から入り込みます。
iPodに取り込んだPodcastから流れるマイルス・デイヴィスの気だるいミュートトランペットに都会の空気を感じながら気持ち良く走っていると、途端に田舎の現実に引き戻されてしまいます。

私がはじめてマイルスを聞いたのは小学校4・5年生の時に月曜ロードショーで見た「死刑台のメロディー」でした。
口元の下がったジャンヌ・モローの表情と揺れるような画面の印象がとても強く記憶に残っていて、ソロトランペットがしばらく耳に残ってなかなか寝つけなかったことを覚えています。
そのトランペット奏者がマイルス・デイヴィスだと分かったのはずっと後になってからで、油井正一さんがえらく熱く語っていたFMを聞いた時でした。
その頃は、都会での一人暮らしに、マイルスのモダン・ジャズはあまりにもせつなすぎてどうも入り込めないまま、軽めのオスカー・ピーターソンやMJQなどに流れていましたが、今になって聞きかえすと、何かオヤジの悲哀をなぐさめてもらっているようで苦もなくはまり込んでしまっています。

「マイルス・デイヴィスは、音楽会のクロード・モネであり、セザンヌであり、ピカソである!」
などと、白檀香の煙や、年季が入って古色に染まった経本のにおいにむせながら勝手に思い込んでいる今日この頃です。

そんなわけで、こんな景色を見ながらマイルスを聞いている吉田でした。

IMG_7766.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

銀山街道沿いの家 

2010/06/14
Mon. 08:30

石見銀山から銀を搬出するルートは陸路や海路など幾つかあって、そのうちの一つ、石見銀山~尾道ルートの銀山街道に沿って万善寺への往復をしています。

その途中で、中国山地のほぼてっぺんのあたりにとても小さな茅葺き屋根の家があります。
その家の前の細い道が銀山街道になります。

ほとんど崩れそうになって、倒壊寸前だったのが、石見銀山世界遺産登録のおかげて今のような姿に復元されました。
聞くところによると、骨組みや部材などが江戸の頃のものらしく、築200年は経過しているようです。
復元後は、時々板戸が開いて、なにやらパネル展示などあるようです。
現在は、民家の庭先を通ってその家まで行く事になるので、気軽に軒先まで辿り着くような状態ではありません。

IMG_7866.jpg

IMG_7868.jpgそのうち機会をみて近くまで行ってみるつもり

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

万善寺 

2010/06/13
Sun. 08:01

このところ万善寺の作務が続いています。
「作務(さむ)」とは、寺の仕事のことです。
坊主の間では、この作務も修行の一つと考えられています。

この時期の万善寺の作務は、もっぱら草刈りと畑仕事。
中でも厄介なのが、はびこった竹林の整備。

見渡す限りの緑の森に、咲きほこる花々、おたまじゃくしに飛び交うツバメ、庭先で鳴く鴬、鶺鴒などなど、世の中は新しい命がひしめき合っています。
・・ということは、一方で弱肉強食の世界が淡々とくり返されているという現実。

作務の没頭の中で見聞きする眼前の営みは、「はかなさ」を具体的にわかりやすく私たちに教えてくれています。

IMG_7862.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

霜焼け 

2010/06/12
Sat. 13:57

そろそろ梅雨入りも間近のようですが、島根の方は晴天続きで気温も上昇。
なんとなく夏らしさが感じられるなぁ・・などとのどかなことを思いながら寺を往復していると、思わず見過ごしてしまいそうな現実の厳しさを発見しました。

早稲(わせ)田の稲が霜焼けをおこしています。
そういえば、今年の春はなかなか暖かくならなくて、我が家の薪ストーブも5月下旬まで活躍していました。

法事のお経の中休みのお茶飲み話がはじまって、
「昔は梅雨んなっても炬燵出しとったがなぁ」
「あんころは、田んぼの水の方がぬくかったがなぁ」

弱った稲に病気でも入ったら大変だろうと心配。
おたまじゃくしはまるまると太っていました。

IMG_7860.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

手のり彫刻 

2010/06/11
Fri. 17:11

なにやかやと身の回りの用事にもたもたしていたら、すでに6月も中旬にさしかかり、焦ってはじめた手のり彫刻つくり。
もう、ハチクの筍も旬を過ぎ、シマッタと思ったが時既に遅し。
それでも、気を取り直してドタバタとつくりはじめた筍。

無心に目の前の事実と向き合うことも大切なのだ!・・・と秘かに自分をなぐさめる今日この頃であります。

IMG_7857.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

工房むうあartgallery夏の展覧会 

2010/06/11
Fri. 08:03

本日から工房むうあの6畳ギャラリーが「夏バージョン」になりました。

夏というと私のもう一つの仕事、万善寺副住職の方も「お盆バージョン」に入ります。
制作も、店番も、寺も、なんもかんも一人でやりくりしなければいけないので、ギャラリーのopenとcloseが乱れ飛びます。皆様、お越しのスケジュールは慎重に調整して下さい。

dm表 DM裏

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

写真家池本喜巳の世界 

2010/06/10
Thu. 07:10

最近の吉田は、どうもデジタルに侵略されてしまっているらしい・・と、気がついたような気がつかないような・・・

この間、いつものように工房むうあartgalleryの店番をしながら手のり彫刻を削っていると、レトロな二眼クラシックカメラを首からぶら下げた青年(といってもかるく30歳は過ぎているだろうが・・)がしきりに通りからのぞき込むので、自然と会話が始まりました。

職業はヘアーデザイナーで、大田市の出身らしく、私の知人の名前がポンポン出てきて、急に親近感がわいてしまいました。といっても、ボーズ頭のナンチャッテ坊主にヘアーサロンは縁がなく、「ボーズとハゲは違う」などという他愛もない会話を楽しんでいたら、フッと思い出したのが写真家の池本さん

池本さんとも似たような会話があって、彼曰く、「自分の場合はハゲボーズ」。

その池本さんは、植田正治さんのアシスタントを長く務めていらっしゃって、自らもスチル写真とフィルムや印画紙にこだわった、とても芸術レベルの高い作家活動を続けていらっしゃる、筋金入りのアナログ派。
その上、比叡山で得度までした在家坊主でもあります。

青年に、池本さんの手造り写真集を見せてあげました。その冊子のデザイナーさんはまだ30代位だそうですがなかなか良いセンスで、写真家の脳内をみごとに視覚化したとても良い出来栄えの手造り写真集に仕上がっていて、吉田ライブラリーの宝物です。

・・・ということで、「あなろぐあなどるべからず」

IMG_7841.jpg

IMG_7842.jpg人柄が垣間見れる味わい深い文字と絵

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

スモーク・ツリー 

2010/06/09
Wed. 08:01

ワイフは忙しい仕事の合間を縫ってセッセと庭仕事にはげんでいます。
春から秋にかけての吉田家の庭は、その関係で花木園状態になります。
今の時期、ひときわ目を引きつけるのは、ピンクの綿がくっついているような花を咲かせる木。

さっそく工房むうあartgalleryの店先を飾らせてもらったのですが・・・
道行く方々は、彫刻を見ないで話題にのぼるのは花のことばかり・・

「スモーク・ツリー」という木だそうです。

IMG_7839.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

2010宮崎国際現代彫刻・空港展 

2010/06/08
Tue. 08:25

このところ工房むうあartgalleryで座り続け、万善寺で座り続けの毎日が続き、朝目覚めるとくるぶしが伸びたまま曲らないで固まっていることがよくあります。
「にわか達磨さん」症候群というやつでしょうか??

「たまには足を伸ばして出歩いてこい」ということでしょうか?・・ワイフが三瓶山に放牧中の黒毛和牛を撮ってみせてくれました。
背景の山が三瓶山。その麓に牛達が放牧されていて、黒い点がポツポツ見えているのが牛の現物です。

DSCF0026.jpg

DSCF0027.jpg拡大するとこんな感じ

牛といえば宮崎が心配です。
宮崎の牛とオヤジの胃袋は無縁ですが、知り合いの彫刻家田中等さんからメールが届きました。
毎年開催の彫刻展の案内です。
継続の難しさと萎えない熱意に敬意を評して転記させていただきました。
お近くの方は現場で・・、遠くの方はウエブで・・、ウエブのない方は何とか自力でご覧ください。

http://miyazaki-sculp.hp.infoseek.co.jp/2010Airport-place.htm

10DM_1.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

親ばか 

2010/06/07
Mon. 07:16

先日、老住職のかわりに県境を越えて広島県まで一周忌のお務めに行ってきました。
仏事の世界では、一周忌というと喪があける節目の法要として大事にされていますが、最近ではなかなかそのような思いは在家まで浸透しなくなっているようです。

門前の小僧からはじまって、坊主世間に流されて、気がつくと副住職になっていたような、なんちゃって坊主にはあまり偉そうな事もいえないわけですが、それでも仏事の雰囲気を盛り上げようと使命感に燃え、「幸せのお話し」をしてきました。
「幸せ」というとよくある話しが、
「皆さん、右と左の手を合わせて・・・」
となってしまいがちですが、禅宗坊主の話しはなかなかそのようなわけにもならず、神妙な顔でしゃべったのは、
「親死に、子死に、孫死に・・」
というめでたい話。

その日も、お経が一通り終った後のお時をいただきながら、その家が建ったいきさつから始まり、
「おじいちゃんは魚釣りが上手で、お父さんはからきし駄目で、孫はおじいちゃんゆずりで筋が良く・・・」
などと、久々に出てくる話しをはじめて聞いたと孫の子が言い・・
そんなとりとめもない会話の中に、家族の深いえにしと幸せをかみしめ心やすらかでゆたかになれるひと時を実感し・・

まっ、いつもはアレコレいざこざの種が尽きない日々でしょうが、たまにはこんな日があってもいいじゃないかとニヤニヤしながら帰宅したら、膝蹴り、チン蹴り、ボディーブローの反抗期娘がピアノのミニ発表会でお出かけ・・
とたんに殺伐とした現実の世界に引き戻されたのでありました。

IMG_0648.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

三中吹奏楽 

2010/06/06
Sun. 07:18

反抗期で親の云う事を聞かない我がまま身勝手娘は、中学校吹奏楽部でクラリネットを吹いています。
昨年は、前半7人、後半4人の少人数で部活を続け、春の「springコンサート」では地域の皆さんが多数中学校に集まって、3年生お別れ演奏会もおおいに盛り上がりました。

4月からは1年生が6人入部してくれて10人になりました。
毎日練習を積み重ね、先頃吹奏楽祭に参加してきました。

オヤジの仕事はここからです。
会場で撮影が許可されている数少ない大会だったので、朝から撮影隊を結成し・・といっても、ワイフと二人ですが・・ステージに立つ子供達の雄姿を追いかけてきました。
これからしばらくは、工房むうあartgalleryの店番をしながら編集作業が続きます。

IMG_7833.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

土のにおい 

2010/06/05
Sat. 07:26

静間川の中流辺りは、川の両側の地域を「稲用(いなもち)」とか「延里(のぶさと)」とよんでいて、いかにも昔からの農村地帯をイメージさせてくれる良い地名だと思っています。
万善寺の辺りでは、最近になって早採れの米を育てているのですでに田植えは終っていますが、この、稲用は今頃が田植えシーズンです。

田んぼの中の道を走っていると、泥土のにおいが風に乗って車へ入り込みます。
しろかきの時期がもっとも良くにおいます。
田んぼ一面に植え付けが終ると、あとは川から引き込んだ水が一面の田んぼを流れ、また川下の辺りで合流し、やがて日本海へ流れ込みます。
集落の人達が、上手に水を分け合って過不足のない水の道ができると、水田のにごりも消え、泥土のにおいもおさまります。

IMG_7784.jpg稲用の水田

IMG_7785.jpg静間川の右側が稲用で左側が延里・・・納得の風景でしょ

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

郵便局のミニ田んぼ 

2010/06/04
Fri. 06:51

聞くところによると「石見銀山大森郵便局」は、日本で一番長い名前の郵便局だと局長さんの話です。
その郵便局で毎年6月1日に古代米の田植えが行われます。
何故か私はこの日にかぎって毎年のように用事が入って、参加することが出来ません。
・・・といってもミニ田んぼですから「アッ!」という間に終ってしまうという時間的事情もありますが・・・

町内各所から情報が届きましたのでチョット大きな写真と一緒に転記しておきます。

1)アパレル会社の専務情報
恒例の石見銀山大森郵便局「ミニ田んぼ」田植えが終わりました。
大森幼稚園の園児 8名が参加しました。あいにく、おたふくカゼが流行っており、5名が欠席しました。
今年は報道陣が多く、園児より報道陣のほうが多くなりました。

2)町内在住のムービーカメラマンの嫁さん情報
ここ数年ミニ田んぼ作りを見学しております カル嫁です。
自分たちが植えた小さな葉が、お米になることを体験できるのは良い事だな~といつも思っております。
今年は園児の人数が少ないなと思っていましたらおたふく風邪の流行とは 今どき?と驚きました。
保育園の先生が、来年園児が5人になりそうで、園児募集中です!
と言っておられました。
待機児童の話があると思えば・・・どちらも切実ですよね。

IMG_0012-1.jpg IMG_0018-1.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

大代小学校 

2010/06/03
Thu. 06:34

大代小学校は、私の住む石見銀山の町(町といっても人口400人足らずですが・・)から車で20分位西北に走った山間の町にあります。

この町に関する「吉田の勝手にベスト3」は・・
1)造酒屋木村酒造の「羅浮仙」・・大将の木村さんはアサヒスーパードライの愛飲家
2)地元有志の皆さんが育てて作る「大代そば」・・無添加で安心で美味い
3)Nさんの奥さんが作る漬物各種・・特に瓜のかす漬けは美味

その大代町には築20年足らずの立派な小学校があります。
大森小学校にはない、プールや200mトラックもあります。
ご多分に漏れず、最近の高齢少子化はこの町でも深刻な問題で、今年の小学校は全校9名でスタートしました。
新任の教頭先生曰く、「グラウンドの草取り、一人100本抜いても、全部終るまでにまた次が生えてくる・・」
・・まさに当然の納得できる広さで、箱物指向行政全盛期の遺産といっても良いでしょう。

その学校へ、草取り機を納品してきました。
少しは校務の手助けになれると良いと思います。

IMG_7787.jpg

IMG_7788.jpg IMG_7790.jpg立派な大代小学校と草がのびはじめたグラウンド

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

2010-06