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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

草刈り 

2010/07/06
Tue. 08:39

このところ万善寺へ往復する機会が増えました。
ナマグサの在家坊主に出張坊主が追加されたような感じです。
残すところは兼務坊主ですが、人望もないのでそこまでは行かないでしょう。

そんなことをボンヤリと考えながら車を走らせていると、沢谷の川向こうにキレイに整備された農家と田畑が見えてきます。
春先は、その谷川に数十匹のこいのぼりが流れ泳ぎます。
今はアジサイが満開で見事です。
田の岸や畔道は草刈りが行き届いていて、自然と融合した人工の美を感じます。

最近は、ここまで美的に整備された農耕地を見ることが少なくなりました。
こんな風景を観ると、寺の隣家のおじいちゃんを思い出します。

おじいちゃんは90歳を過ぎても田畑に出て農作業をしていました。
特に、黒毛和牛を飼っている時は、草の伸びる時期になると朝夕の2回はかならず草刈りをしていました。
稲や野菜を育てながら牛飼いもするというお百姓さんの鏡のような人でした。
そんなおじいちゃんにとって、田の岸や畔道の草は牛に食べさせる大切な食料でもあって、草刈りは秋になって草が枯れるまで続き、寺の周辺風景はとても美しかったことを覚えています。

お盆月になると住職は、そのおじいちゃんに時々小言を言われていました。
お盆の行事や里帰りのお客様を迎えるために寺の清掃区域がおじいちゃんの草刈り区域まで広がった住職の境界侵犯が我慢できないのです。

おじいちゃんの孫のえっちゃんは同級生で小さい頃からよく一緒に遊んでいました。
時々、一緒にお茶を飲んだりしていた時の話しです。
「草は、伸びすぎてもいけないし、キレイにしすぎても肥しがなくなる」のだそうで、草刈りは夏草がいちばん面倒がなくて楽なのだそうです。
その理由はわかりません。
どなたか知ってますか?


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2010-07