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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

1ℓの汗 

2010/07/22
Thu. 02:21

どうやら梅雨が終ったようで、このところ絶好の草刈り日和にしては少々暑すぎますが、この時期を逃してしまうとどんどん草の芯が丈夫になって草刈刃のチップがすぐに丸くなってしまうので、何としてでも今のうちに一刈りすませておかなければいけません。

ということで、この間からチビチビ万善寺の周囲を刈り続けていますがなかなか終りません。
老住職は朝の涼しいうちから低木の剪定を始め、おかみさんも曲った腰をもっと折り曲げて庭草を取っています。
そんな姿を横目で見ながら見て見ぬふりをするわけにもいかないので、モタモタと作業着に着替えて草刈り機に油をついでやっと作業開始です。

老住職夫婦は、80歳を越えていますが、ほぼ毎日外仕事を探して動き回っています。悪天候で外に出られない日はごそごそと家内の用事を見つけ出して何かしら働いています。
まさに「一日不作、一日不食」を態度で教えてくれています。
チョット残念なのは、老住職の忘れ癖とおかみさんのとめどないおしゃべり。
これがなかったら平和で穏やかな一日が過ごせるのですが、なかなか思うようにはいかないものです。

いずれにしても、老住職夫婦の健康の判断はこの毎日の作務(さむ)にあるといっても良いでしょう。
当たらず障らず手を出しすぎず、程々の距離を置いて二人のフォローをするのはなかなか骨の折れることですが、これも自分に与えられた仕事のひとつなのだと一人納得しながら、一方で適度な現実逃避の理由を作ったりしているもう一人の自分がいることも事実。
まだまだ五蘊(ごうん)の自我の呪縛に締め上げられている自分なのであります。

最近の田舎坊主で電動草刈り機を使えない坊主はまずいないでしょう。
電動草刈り機を使っている彫刻家はどのくらいいるのでしょう?
吉田正純、吉田満寿美、周藤豊治、松本健志、伊藤真美・・・本多正直あたりも使ってそうだなぁ。
女流彫刻家でチェンソー使っている人は結構いると思うけど、電動草刈り機が使えるのは吉田満寿美くらいだったりして。もしそうだったら希少価値です。大事に育てなければいけません。出来たら何処かのボーズ頭の彫刻家より上手になってもらいたいものです。

そんなささやかな邪念をはぐくみながら2ℓの油が無くなるまで草刈りは続き、流した汗の補充に1ℓの美味い井戸水を飲んで、ひとまずこの度の作務を終了しました。

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IMG_8351.jpg駐車場の隅にある井戸は水質も良くて美味いのです

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2010-07