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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

施食会 

2010/08/19
Thu. 02:03

万善寺夏の大イベントが終了しました。
老住職はこの日に向けてずいぶん前から本堂の飾り付けや施食棚の移動などセッセと働き続け、当日が終るとヨレヨレ状態でグッタリするほどの気の入れようです。
今年は珍しく吉田家のじゅんくんがフラッと3日間くらい寺へ舞い戻って、老住職と一緒に本堂の飾り付けなどを手伝ってくれました。おかげで私は棚経の合間の肉体労働が軽減できて大助かりでした。

昨年までは、近隣の寺院が6人集まって万善寺の住職と私が加わり坊主8人体制で施食会(せじきえ)を行ってきましたが、今年は1寺院が高齢のため欠座となり、坊主の世界も高齢化の波がおしよせて来始めたことを痛感しました。
万善寺の老住職が現在近隣寺院の最高齢になります。今回欠座の住職は同い年だったので、老住職も複雑な思いであったことでしょう。

万善寺の次に若い明窓院さんは、近所の町医者でお布施代わりの点滴をうってひと夏を乗り切りますが、80歳を過ぎてミッションの4WDを乗り回しています。
「この頃は車のカギを何処へ置いたかすぐ忘れてやれんわぁ~。カギがないと帰れんデェ~」と法衣を着替えながら大騒ぎ。
限りなく80歳に近いかろうじて70代の浄土寺さんは、
「ワシなんか頭にのせたメガネを必死で探すことなんかしょっちゅうヤ」と追い討ちをかけ、
似たような年の金洞寺さんは、
「ひとりでお経よんどったら般若心経がいつまでたっても終らんがのぉ~」とつぶやき、
それでもそれなりに若い観音寺さんは、
「チョット用事があって・・」と一足先に失礼したあと駐車場で隣の車に接触。結局一番最後になって苦笑い。
一番元気な長栄寺さんは、早々と息子の副住職へ代替わりの手続きをすませ、この秋の大々的な法要が終ると隠居老僧が確定。あとは社教のお仕事が待っていてこちらは悠々自適。

田舎の在家坊主の現状はこんなもんです。
餓鬼に食を布施するどころか、自分の食いぶちも確保できるかあやしいものです。

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2010-08