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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

秋蕎麦 

2010/09/30
Thu. 09:21

彫刻の島根県側搬入が終り、残留組の一人のワイフは末娘の勤労体験学習先の美容院へ送迎。
もう一人の私は、彫刻制作で配置の変わった6畳の工場を片付けようと計画していたら寺から電話。
一日がなかなか思うようには動いてくれません。

つい一ヶ月前には東京の方の学生さんがインターンシップで石見銀山にやってきてアパレル会社のお手伝いをしていました。その彼が東京へ帰ったあとこんどは中学生の男の子が二人で学生さんと似たような仕事を手伝っていました。

最近は、中学生も数日間学校の校外授業で勤労体験の期間が設けられているようです。
吉田家長男は本屋さん。長女と次女は美容院だったと思います。そして今度が末娘の番になったということです。
何でもかんでも学校の勉強の一環として組み込まれる学習活動も効果が上がっているのかどうかよく分かりませんが、とにかく目先の状況をみると、子供が子供なりに自分の仕事と決めて働くことをしなくなったということは確かでしょう。

万善寺のあたりは山と田んぼくらいしかないシンプルな農村地帯ですから、その真ん中にある中学校や高校の生徒さん達はどんなところで働くんでしょうね。
聞くところによると、結構自分の家の仕事を手伝ったりしているようです。
なんか面白いと思いませんか?朝「いってきまぁーす」と家を出かけて、また学校から家に帰って一日仕事を手伝ってまた学校に帰って部活などしたりして「ただいまぁー」と帰ってくる・・・ような暮らしが・・・

ワイフと子供を送りだしてコーヒーの一杯を飲みながらそんなことを考えはじめたら次から次と思考が回転しはじめて止まらなくなってしまいました。
吉田の場合、こんなことが時々あります。

ということで、秋蕎麦です。
今年も街道沿いのあちこちで蕎麦の花が咲きはじめました。
去年まで田んぼだったところが蕎麦畑に変わったりもしています。
蕎麦好きの吉田としてはポンコツ君を運転しながらヨダレが出ます。
昔は麦畑もアチコチで見かけていましたが最近はその気になって探さないと見つかりません。
そのかわり、芋畑が増えました。
芋というと寺の周辺では大和芋の栽培が盛んです。
その芋は、とても評判が良くて東京大阪の市場に出荷されます。
一時期、高島屋などのデパ地下では一等地に置かれていたようです。
その位ですからとても高くて、吉田の口に入るのはもっぱら蕎麦の方です。

田んぼが蕎麦や芋の畑に代わって、農作業の人を見かけることがグッと少なくなりました。
最近のお百姓さんはほとんどが兼業で、昼間は何処かに働きに出かけます。
高齢のおじいさんおばあさんでは、田んぼの世話をすることも難しくなったのでしょう。

芋も蕎麦も田んぼに比べたら手間のかからない楽な畑です。
これといった仕事もないお百姓さんのお手伝いでは、中学生も勤労体験学習にはならないでしょうね。
日本の一次産業が崩れていく様子を見ているような気がします。



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2010-09