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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

喜捨箱 

2010/11/16
Tue. 04:40

このところ1週間の半分は万善寺で暮らしています。
・・ということで、万善寺あれこれをさりげなく紹介しましょう。

「喜捨箱」(きしゃばこ)
「喜捨」というのは読んだ通り喜んで捨てることをいいます。
お宮さんだと賽銭箱とある方が多いと思いますが、寺でも賽銭箱を用意してあるところが多々あります。
万善寺の場合は、喜捨箱になっています。

私の小さい頃は、お参りのお客さんや檀家信人の皆さんがこの箱へよくいろいろなものを投げ込んでいらっしゃいました。
作法は・・・音を立てないこと。他の喜捨に触れないこと・・・と聞きます。
小銭の場合はどうしてもチャリン!と音がします。小さな動作でやさしく静かに落としましょう、お札の場合はヒラリと舞い落ちるように落としましょうということです。
お米や豆は半紙に包んで落としましょう。口に入るものをお金に触れたりさせないためです。
というように、いろいろなものが入っていて、年末の大掃除の時に中を取り出し、御払いのお経を上げていただきます。

この間、寺で法要があったとき、参列の小さな子供が自分で大切に集めていたカードを投げ込んでしまいました。
お経の間中大騒ぎでモクギョも乱れてドタバタのおつとめになってしまいました。
ひととおり仏事が終わった後に箱を上手に回して中を取り出してお返ししました。
ちなみにカードの他は小銭が少々と積年のホコリがたっぷり。
老住職も最近は喜捨箱を空けることもなくなったといいます。

一頃は喜捨箱や賽銭箱を持っていく不届きモノもちょくちょく見かけたものですが、最近はそういう話題も消えてなくなり、平和なものです。
はしくれ坊主としては、喜んで良いのやら悲しんだ方が良いのやら・・・

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2010-11