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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

いつもの風景 

2010/12/03
Fri. 08:56

匿名ジローキー氏から、表の顔で勝負しているお仕事のご案内が届きました。
私のナンチャッテブログをご堪能の皆様にどれだけ東京とその周辺の方々がいらっしゃるか定かではありませんが、ひとまずお知らせをさせていただきます。

(公社)映像文化製作者連盟が主催する「映文連アワード2010」

企画奨励賞(国際交流)
製作:クリエイティブハウスおくむら   Suomen Visiotalo & RaRa Project

兵庫県豊岡市竹野町とフィンランドのハメーリンナハウホの風景を1年間かけて撮影。遠く8000 ㎞離れた町で日々営まれる風景と暮らしに相通じるものを感じさせてくれる映像交感詩。

公式ホームページ http://www.eibunren.or.jp/award2010/index.html
上演スケジュール http://www.eibunren.or.jp/award2010/lineup/index.html

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招かれざる客 

2010/12/03
Fri. 07:02

今年の吉田はイノシシと相性が良いようで、万善寺にも出ました。

老住職夫婦は、庭先の異変を不思議がるものの、なかなかイノシシの仕業とは理解し難いようで、このような状況がしばらく続いていたのにコツコツと修復しながら見逃してしまっていたようで、既にかなり前から寺周辺の各所へ出没していたようです。

今年は、工場の側溝もイノシシの通り道になっていて、流入した土砂がかき回されていることはよくあったのですが、さすがに鉄板をひっくり返すようなことはしていなかったのでそのまま無視していました。近所の狩猟免許を持つお百姓さんに何げなくその話をすると、行政の方針転換でイノシシが増えた可能性もあるような話しをしていらっしゃいました。

万善寺の近所では熊も出没し、茸採りにやってきた人が襲われたりもしました。
地元で暮らす方々は、最初から熊やイノシシがいることを知った上で上手にやり過ごしながら日々の生活をしていることが当たり前の状態ですが、外から入ってきた人はそのようなことも分からないので、バッタリと遭遇してしまうのだそうです。

私が薪をいただいているWさんの周辺もそんな状態ですが、さすがに猿の被害だけは食い止めることが出来ないようです。
Wさんのおじいちゃん曰く、「熊やイノシシは人の匂いがすると警戒して近づかなくなるが、猿は知恵があるから距離を測られてしまう」そうで、人が見ていても平気で畑を荒らして去っていくのだそうです。
狩猟免許を持つお百姓さん曰く、「猟閑期は駆除の名目で狩猟をする」のだそうで、みごと駆除できた場合は保証金が出るのだそうですが、それも行政区域の統合などの影響で保証金が下がったり猟の条件が厳しく変わったりして、そのようなことが続くと行政とのやりとりも面倒くさくなって、気持ちがなえてくるようです。一方、猟繁期には諸経費を全て自分で負担しなければいけない上に、狩猟関係の免許更新や納税もする事になって採算が合わないのだそうです。
他にも、罠を使った場合なども色々な決まりごとがあるようで、猟師さんの活躍もなかなか生活住民の手助けにはならないのが実態のようです。

そんなこんなで、結局は寺の周辺も人がしょっちゅう出入りして整備し続ける必要を強く感じたしだいです。
近所のお百姓さんは、電熱線やトタンなどを張り巡らせた囲いの中でお百姓仕事をしています。
人の営みなど、自然が相手だとイノシシのひと暴れでガタガタに崩れてしまう程度のもろいものだということがよく分かります。
この間の夕方、本堂から裏山の方に踏み込むと、強烈なケモノのにおいが漂ってきて、これはマズイとそそくさに退散しました。

私の暮らしの周辺は、確実に人の営みが消えて原野に変わりつつあります。

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2010-12