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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

おのればえ 

2011/03/03
Thu. 08:07

このあいだから、台所のシンク横に何やら貝割大根のような植物が伸びているなあと気になっていたのですが、ワイフに聞くと「豆苗」というのだそうです。

ずいぶん前に夕食か何かで食べたようですが、良く思いだせません。

茎から切り取って新芽を食べたあと、残った根の株に水を絶やさないよう気をつけて育てていると、また収穫できるくらいに育っていくのだそうです。
上手に育てると数回は収穫できるそうで、私の感覚ではこのような育ち具合を「おのればえ」のジャンルに入れてしまったりしています。

我が家の老犬は何度も死にかけて甦っているし、豆苗はシンクの横の水栽培で育っているし、生きる力のすごさを感じます。
末娘キーポンをはじめ、吉田家の子供達も自らの力で育ってくれるとオヤジとしてはずいぶん助かるのですが、なかなかそう上手くいかないのが人間の世界ですね。
とはいっても、長女と次女はキッチリ自活してくれていますし、不甲斐ないのはオヤジの方かも知れませんね。

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小さな贅沢 

2011/03/02
Wed. 07:17

しばらく暖かい日が続いて、なんとなくウキウキしていたらマタマタ寒くなってしまった石見銀山です。
毎年丁度この時期は春の淡雪になることが多くて、昔は大学の入学試験と重なったりして、雪に慣れない当時の受験生にとっては忘れられない思いでにもなっていることでしょう。

ほとんど忘れてしまった過去のことですが、最近になってそんな昔のことを時々いやに鮮明に思いだしたりするようになってきたのは、私もそれなりに歳をとってきたせいかもしれません。

ちょっとした感傷にふけりつつ七日つとめを済ませて帰宅すると老犬がオシッコを我慢しきれないで焦っているので、改良衣のまま霧雨の石見銀山を散歩することになりました。
町内の浄土真宗の尼僧のおくさんに「まっ、お似合い!」と冷やかされたり、観光の若い女性集団にふり返って二度見されたりと、石見銀山の町内ではまだまだ吉田の改良衣姿は認知されていないようです。

そんな一日が終るその日の夕食に、世間の高級魚「のどぐろ」の唐揚げがズラリと並んで食卓へ出てきました。
一昔前は、大きく空けた口の奥からエラにかけて真っ黒な内臓の見た目が悪いという事で、どちらかといえば雑魚扱いののどぐろだったのですが、最近は地元でもなかなか一般庶民の口に入り難くなって、高級魚に昇格した観があります。
一般的なサイズよりかなり小振りで、食べるのをためらってしまうような気もしましたが、やはりその上品な味を思い浮かべるとヨダレが出てしまいます。
頭から尻尾まで全て食べ尽くし、残ったのは皿だけ。

花粉症でヨレヨレのワイフの心尽くしに感謝しながら、ガツガツと食させていただいた次第です。

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島根グルッと200km 

2011/03/01
Tue. 01:04

万善寺老僧の定期的通院はだいたい1ヶ月に一度くらいありますが、前回は寺の辺りが豪雪だったため、私の道中を気遣ってタクシーと町営バスと路線バスを乗り継いで自力で出雲の病院まで出かけたという話をおかみさんから聞きました。
つまり、老僧が今年になってから一回だけ私に内緒で行動したということです。

黙ってくれていれば知らなかったことなので心も傷みませんが、あとになってあれこれ大変だった道中記を聞かされてしまうと、かえって私が1日老僧につき合ってあげることの方が気が楽でもあったりする訳で、老夫婦の気遣いには若干チグハグなところがあって困ったものです。

そんなこともあったりしたので、色々と老夫婦の会話に気を配っていると案の定、この度の通院も秘かに計画が実行に移されようとしていることが発覚して、際どいところでくいとめることが出来ました。
通常は、100km程度の走行距離で老僧の通院付添が完了しますが、今回は仏具や線香などの消耗品購入と各種書類の申請業務を上手に抱き合わせ、坊主家業の外交事務を一気に済ませてしまうことにしました。

このところ遠出が続いて疲れ気味で、黒い排気ガスが絶えないポンコツ君にがんばってもらわなければいけないので給油をしに行く途中、何時も通り続けている道端にドラえもんとアンパンマンの木彫?を発見しました。
あれだけ何度も行き来していて初めて気がついたことになります。
木彫の二体はあまりにも黒ずんで薄汚れていて動体視力の低下した私の目では運転しながらの確認が無理だったので、ジュースを買うフリをして幅寄せをしてからじっくりと鑑賞させてもらいました。
細部にまで気を使ったノミの具合などなかなかの一木造りの力作で、彫刻文化の大衆化を垣間見たような気にもなったりして思わずニヤついてしまいました。

辺境の地島根県ですが、一日で200kmも走行するとアレコレ色々な発見があったりします。

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2011-03