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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

島根グルッと200km 

2011/03/01
Tue. 01:04

万善寺老僧の定期的通院はだいたい1ヶ月に一度くらいありますが、前回は寺の辺りが豪雪だったため、私の道中を気遣ってタクシーと町営バスと路線バスを乗り継いで自力で出雲の病院まで出かけたという話をおかみさんから聞きました。
つまり、老僧が今年になってから一回だけ私に内緒で行動したということです。

黙ってくれていれば知らなかったことなので心も傷みませんが、あとになってあれこれ大変だった道中記を聞かされてしまうと、かえって私が1日老僧につき合ってあげることの方が気が楽でもあったりする訳で、老夫婦の気遣いには若干チグハグなところがあって困ったものです。

そんなこともあったりしたので、色々と老夫婦の会話に気を配っていると案の定、この度の通院も秘かに計画が実行に移されようとしていることが発覚して、際どいところでくいとめることが出来ました。
通常は、100km程度の走行距離で老僧の通院付添が完了しますが、今回は仏具や線香などの消耗品購入と各種書類の申請業務を上手に抱き合わせ、坊主家業の外交事務を一気に済ませてしまうことにしました。

このところ遠出が続いて疲れ気味で、黒い排気ガスが絶えないポンコツ君にがんばってもらわなければいけないので給油をしに行く途中、何時も通り続けている道端にドラえもんとアンパンマンの木彫?を発見しました。
あれだけ何度も行き来していて初めて気がついたことになります。
木彫の二体はあまりにも黒ずんで薄汚れていて動体視力の低下した私の目では運転しながらの確認が無理だったので、ジュースを買うフリをして幅寄せをしてからじっくりと鑑賞させてもらいました。
細部にまで気を使ったノミの具合などなかなかの一木造りの力作で、彫刻文化の大衆化を垣間見たような気にもなったりして思わずニヤついてしまいました。

辺境の地島根県ですが、一日で200kmも走行するとアレコレ色々な発見があったりします。

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2011-03