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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

小さな贅沢 

2011/03/02
Wed. 07:17

しばらく暖かい日が続いて、なんとなくウキウキしていたらマタマタ寒くなってしまった石見銀山です。
毎年丁度この時期は春の淡雪になることが多くて、昔は大学の入学試験と重なったりして、雪に慣れない当時の受験生にとっては忘れられない思いでにもなっていることでしょう。

ほとんど忘れてしまった過去のことですが、最近になってそんな昔のことを時々いやに鮮明に思いだしたりするようになってきたのは、私もそれなりに歳をとってきたせいかもしれません。

ちょっとした感傷にふけりつつ七日つとめを済ませて帰宅すると老犬がオシッコを我慢しきれないで焦っているので、改良衣のまま霧雨の石見銀山を散歩することになりました。
町内の浄土真宗の尼僧のおくさんに「まっ、お似合い!」と冷やかされたり、観光の若い女性集団にふり返って二度見されたりと、石見銀山の町内ではまだまだ吉田の改良衣姿は認知されていないようです。

そんな一日が終るその日の夕食に、世間の高級魚「のどぐろ」の唐揚げがズラリと並んで食卓へ出てきました。
一昔前は、大きく空けた口の奥からエラにかけて真っ黒な内臓の見た目が悪いという事で、どちらかといえば雑魚扱いののどぐろだったのですが、最近は地元でもなかなか一般庶民の口に入り難くなって、高級魚に昇格した観があります。
一般的なサイズよりかなり小振りで、食べるのをためらってしまうような気もしましたが、やはりその上品な味を思い浮かべるとヨダレが出てしまいます。
頭から尻尾まで全て食べ尽くし、残ったのは皿だけ。

花粉症でヨレヨレのワイフの心尽くしに感謝しながら、ガツガツと食させていただいた次第です。

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2011-03