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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

頭陀袋 

2011/08/14
Sun. 08:08

何時ものように変わりなく日課の一つになっているメールチェックをしてみると、故障でもしているのではないかと心配になるほどスパムメール激減。

盂蘭盆の威力がこのあたりまで浸透しているのかと感激したのも一瞬・・

そのわりには、仏教と万善寺の地域社会浸透率はあいかわらず低迷していて、年回法要をスルーされる檀家さんが微増、盂蘭盆施食会や大般若会のお参り激減と、不安定な世情を救えるだけの宗教的パワーは何処かに消えてしまったようです。

棚経もしかりで、この数年、中国地方の山間部は、確実に人口の流出が続いていることを実感します。
お盆の間にお参りすることになっている万善寺周辺の集落も、空き家が増え、子供達の姿が消えました。

ボーズ仕事で外回りをする時は、頭陀袋の袈裟掛けに決めています。

頭陀袋(ずだぶくろ)は、雲水や修行僧などのボーズが乞食(こつじき)托鉢(たくはつ)の必須用具の一つとして古くからあったものですが、私は、それに経本香炉などの携帯仏具を入れて使っています。
経机の無いお宅では机かわりに使ったりもします。

頭陀袋というと、一般では何でもかんでも押し詰めて使う粗末な布袋のことだと思っていらっしゃるようですが、その発祥は実はボーズの必需品であったわけです。

日本で当たり前のように使われている日本語や日常会話の中には、ボーズ絡みの言葉がとっても沢山残っています。
頭陀袋のように全く違った解釈で生残っている言葉もありますが、往時はそれほど仏教の教えが民衆の末端まで浸透していたということの証でもあるでしょう。

せめて、盂蘭盆の期間だけでも、チョットだけそのような仏事の世界に思いを廻らしてみてほしいものです。

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2011-08