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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

職人さんの技 

2011/09/21
Wed. 07:27

今度のお彼岸は、近隣地域の宗門総会会場になって万善寺へ約70名ほどの檀信徒の皆さんが周辺から参集されます。
その準備でこのところ万善寺檀家役員さん方は何かと忙しい毎日をおくっていらっしゃいます。

先日、何年ぶりかに総張り替えをすることになった障子の大掃除をしていただきました。
枚数がそれでも大小合わせて20枚程度。
万善寺老師夫婦は、寺の内の用事は自分達でまかなうことにこだわったりして日々を暮らしているので、このたびのように、みんなでワイワイ言いながら一気に寺のアチコチで人の手が入ったりすることに慣れていません。

老師は動かない身体が思うようについていかなくて早々と離脱。
自らは檀信徒の皆さんに背を向けてセッセと須弥壇の荘厳に集中していました。

おかみさんは、前日まで少しずつ進めていた庫裡の障子の切り張りを、一瞬で剥がされてしまって怒り心頭。
自分の居場所もなくなって何処かへ潜り込んで見えなくなってしまいました。

そんなこんなの1日が終って、居所の悪くなったムシがなかなかおとなしくならないまま紙のない障子のことでブツブツいっていたおかみさんでしたが、ついに絶え切れなくて書院の障子を含めて4・5枚ばかり張った所で、颯爽と登場したのがプロの建具師さん。

アッという間に残った全ての障子を貼り終って、ついでに建具の滑りを調整してくれたりして、チョットだけお茶飲みの世間話などをして、風の如く去っていきました。

変に手を出すと叱られそうな雰囲気なので、職人さんの手技を拝見しつつ、下働きのお手伝いをさせて頂きましたが、とにかく、動きに無駄がない。

今度の総会も万善寺会場は12年ぶり。
12年前の溌剌とした働きを、今の老師夫婦に期待することは難しくなっています。
心と身体の動きがすれ違って、頭の方がなかなかそれをすんなりと受け入れられないジレンマが一気に噴出している老師夫婦であります。

このところ、その火の粉が私の方まで飛び火してきたので、石見銀山のワイフをたよって緊急避難しました。
内も外も、人とのお付き合いはとても難しいものですねぇ。

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2011-09