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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

雪の心配 

2012/01/07
Sat. 09:21

8日は今年の初薬師ご縁日ということもあって仏事がとぎれとぎれに続いているこのごろです。
私の方は、高い油代を垂れ流すかのように消費しながらポンコツ君の4WDを駆使して、日夜通勤坊主が続いています。

万善寺ではすでに代替わりして1年近く経っているはずなのに、日常の暮らしの其処此処で古き良き現役時代の記憶がよみがえって、私が知らないところで老僧の瞑想ならぬ名僧ならぬ迷走がはじまります。

石見銀山の自宅はというと、消えた書斎が復活する気配もなく、私の居場所どころか寝場所も占拠されてしまいそうな状況で次第に肩身が狭くなっていますが、例の避難場所である個室だけはいつもの状態が変わらず残されていて、少し気が楽になります。

この時期、寺と石見銀山を往復していると、道中の風景の変化を体感します。
雪の舞う万善寺の辺りから圧雪の道を走り続けて石見銀山へ到着すると、ポンコツ君が運んだ雪の山がやたらと目立って恥ずかしくなってきます。
出来るだけ人目を避けるようにソソクサと玄関に駆け込んでしまったりもします。

冬の時期ほど天候の地域差を強く実感することはありません。
若い頃から出不精で、年をとってそれに益々磨きのかかったおかみさんは、寺の周辺事情がそのまま家族への心配事に置き換わります。
おかみさんの頭の中には石見銀山の町並み風景もポンコツ君に積もった雪と同じように映っていることだと思います。
日々の私の移動の度に止めどなく繰り返されるおかみさんの雪の心配が、またこのひと冬も続くことでしょう。

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