FC2ブログ

工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

ひな祭り 

2012/03/03
Sat. 08:17

まだ現代彫刻小品展のポスターデザインで苦戦している頃、東京のなっちゃんから写真メールが届きました。
見ると職場横の空き地に降り積もった雪景色。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~
やばいよ!
1時間雪かきしたら腰いたいわ(´・_・`)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
朝起きたら新宿の方はシャーベット状の雪が降っているといっていたので、そんなもんかと軽く考えていたら、彼女の働いている高尾はそういう訳にいかなかった様子。

裏日本で育っている彼女は、少々の雪でへこたれることはないでしょう!
と、正にひとごとのように軽く受け流していたら、後から電話が入って、
「家に帰れないかもしれないのぉ~」
・・・そうなんです!なっちゃんは平気でも、都市交通網が麻痺するのです。それを忘れていました。

その後、関東のあたりは寒い日が続いているようで、「寒の戻り」になっているようです。

気かつくと私が上京したのは40年も前のことになります。
まだ受験生だったわけですが、丁度3月の3日あたりが受験の真っ最中で、デッサンや立体構成などの実技試験があって、会場まで大荷物をかかえて私鉄と国鉄(古い!)を乗り継いだりしていました。
あの頃の関東の東京辺りは季節の巡り合わせなのか、おおむね2月の終りから3月のはじめにかけて冬のなごり雪が降ることになっているようでした。
表日本の受験生たちは暮らしに長靴など必要ないですから、シャーベット状の雪に悩まされて、期間限定の禁句を大声で連発しながら会場まで急いでいる風景を思い出します。

裏日本の山間の末寺に生まれた私は、18歳ですでに年期の入った田舎者ですから、引っ越しの荷物の中にはちゃんと黒い折り畳みの傘と長靴も入っていて、全く慌てる必要もなく受験を乗り越えました。
もっとも、デッサン力の方は詰めが甘くてやたらとアチコチで躓いてしまいましたが・・・

吉田の場合、桃の節句のひな祭りには青春の甘くもないスッパイばかりの思い出がいっぱい詰まっているのです。

image_20120303081923.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

2012-03