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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

小休止 

2012/04/12
Thu. 03:41

夜半から暴風雨となって、石見銀山を出かける時は小康状態。
浜田の美術館へ到着すると、風で傘が飛ばされそう。
断続的に強まる雨が会場のガラス窓を真横から叩き付けます。
なかなか安定しない天候が続いている島根県です。

そんな中、展覧会のことばかり働いている訳にもいかないので、1週間ぶりに万善寺へ遠回りしてきました。
さすがに浜田からだと2時間近くかかりましたが、春分を過ぎて日増しに夕暮れが遅くなってくれているので、まだ明るいうちに境内までたどり着くことが出来ました。

老師は耳が遠いはずなのに、何故かポンコツ君の音を聞きつけて、満面の笑顔で出迎えてくれました。
きっと私が一晩寺で寝るのだろうと思ったようですが、残念ながらその日はキーポンの高校入学祝いで、ワイフが夕食に腕をふるっていることが分かっていたので、塔婆受け取りの用事をすますと、そそくさお暇させてもらった次第です。

おかみさんのほうも何時もと変わらない様子で、私が留守の間を1日ずつおさらいするように延々と止めどなく語り続けながら、玄関先から庭先から縁側の端まで、ヨチヨチと後を追いかけてきます。
一見素っ気なくて冷たくあしらっているようですが、頑固に我が道を行くおかみさんを振り切って自分のスケジュールに戻していくには、そのように行動するしかないのです。
もっとも、おかみさん本人は、誰彼かまわず会話の糸口が見つかると同じ話を繰り返していますから、必ずしも私がそこにいなければいけない訳でもなく、変則的ではありますが万善寺の日常生活の一環としてすまされていたりして、そのような会話にもなりにくい一人話しが彼女のストレス解消になっていたりします。
時々私が帰ってそれにお付き合いすることで、実は彼女も結構満足している訳です。

ところで、さすが「こども」を冠にした浜田世界こども美術館。
平日の、それも島根県下小中高ほぼ一斉始業式やら入学式ともなると、入館者数が激減します。
守りと待ちの姿勢に頼るしかない美術館の宿命でしょう。

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2012-04