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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

雨の石見銀山 

2012/04/30
Mon. 09:41

連休の石見銀山前半は、とても良い天気で(というより暑すぎるくらい)観光さんたちがドッと押し掛けて、一時期の町並みは巣鴨地蔵通りか浅草浅草寺なみに混雑していました。

私の方は、そんな混雑を尻目に朝早くから万善寺の方へ移動して、檀家さんの年回法要と東堂老師夫婦のお相手などしながら1日を過ごし、人々の波が通り過ぎた頃合いに石見銀山へ帰宅する・・といった日々を過ごしています。

連休3日目の今日は朝から雨模様で、町並みの人通りもまばら・・・というより皆無。
同じ観光地でも、巣鴨や浅草とはえらい違いです。

世間の情報からは一歩引いた状態で暮らしている私ですが、何やら宗教法人に課税すると消費税の増税をしなくてすむようなことを何処かの政治家さんがをおっしゃっているようです。
まんざら他人事ではないだけに、チョットだけ気になったりしたものですが、万善寺住職としては、公的な立場で云えることでもないのでここだけの話し・・・・

「大賛成だぁぁぁぁ〜〜!」

片田舎の、仏事収入だけで暮らしている在家坊主の暮らしは、総本山の修行三昧の生活とは比べ物にならないほどの厳しさがあって、その上、毎年檀家数で査定される上納金など課されては、低所得者から税金を取っているのと同じ状態になったりしているわけです。

彫刻家の吉田君は、毎年しっかりと申告書を作成して税務署の申告・納税システム(e-Tax)など使って申告をしています。
宗教家(らしい)の吉田君は、島根県知事様に宗教法人の資産や役員などの必要書類を作成して、これも毎年怠らず提出させて頂いています。
はっきりいって、そんな細かい書類作成をするほどでもない慎ましい暮らしは、一定期間中にその筋の関係者がローラー作戦でもしながら家庭訪問して小1時間くらいアレコレ必要事項の質問でもしたらすむようなことでしょう。

私は、自分で云うのもなんですが、金の使い方も儲け方も鐘のつき方も木魚の叩き方もなんもかんも下手でどうしようもない人間ですが、それでもまだ、金の儲け方が上手で使い方が下手な関係諸氏よりは全うな暮らしをしていると思っています。

万善寺にも、ちゃんと六地蔵さんや、十一面千手千眼観世音菩薩さんもいらっしゃるわけですが、1000年経っても巣鴨のお地蔵さんや浅草の観音さんほどのお賽銭は期待出来ないでしょう。
一応、島根県では観光地の一つらしい、雨の日曜日の石見銀山の閑散とした町並みも然り。

最初から周知の事実のこの格差が、どうも見て見ぬ振りされているような気がして釈然としないなぁ。

もっとも、そういう静かな暮らしが好きだから、田舎暮らしの毎日を不満に思ったことも無いわけです。
やっぱり、課税の情報など知らなきゃ良かった。
変に知っちゃったものだから、考えないでもいいようなことまで考え始めて、修行の足らないナンチャッテ坊主は、妄想の世界にハマってしまったじゃないですか。

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2012-04