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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

あの頃は・・ 

2012/05/01
Tue. 09:28

私が島根へ帰って来たのは28歳の時。
10年間の東京暮らしを切り上げて、中古の赤いシビックに何年も大切に育てていた観葉植物の鉢を他の荷物の間へ何とか無理矢理詰め込んで、当時、結構上等だった6畳のカーペットを戦車の大砲のように屋根へ直接縛り付けて、とにかく二人分のシートだけ確保して、東京から島根までワイフ(その時はまだ結婚前だったけど)を連れて帰ってきました。

10年間の東京暮らしのなかで最後の2年間くらいを、かなり濃厚に付き合っていたのが今回、現代彫刻小品展へ彫刻を出品してくれたてっちゃん。

あの頃の私は、中野区の南台に住んでいて、ワイフが田無の近くに住んでいて、てっちゃんの自宅が上石神井にあって、そんな位置関係だったので、何かにつけてワイフと鉄ちゃん家を訪問しては、とりとめの無い話しをしながら時間をつぶしていたものです。
3人とも、それなりにアルバイトや制作などの用事が無いわけではなかったのですが、それぞれが時間の都合をやりくりして、何となくつるんでいた感じです。

てっちゃんはあまり酒が強くなかったので、夜中までグダグダ飲み続けたりすると、彼のカローラを私が運転して甲州街道や青梅街道などを、上石神井までフラフラ酔っぱらいの蛇行運転したりしていたこともありました。
今そんなことをしていたら一発でお陀仏です。

島根に帰ってから当然のように疎遠になって、1年に1度の年賀状のやり取りくらいのおつき合いが続いていましたが、3年前に今回の彫刻展を思いついいて、彫刻やら絵画やら関係なしに知り合いの作家へ、「彫刻」の作品を出品してほしいと要項の手紙を送ったら、てっちゃんから「出品します」の返事が返って、それこそ30年ぶりくらいに何となく遠ざかっていた距離が若干縮んだように感じました。

そんなわけで、彼も私もワイフもみんなで50歳を軽く越えて磨きのかかった中年になっているわけですが、今回、てっちゃんは何とも可愛い彫刻を造って送ってくれました。
小さくて軽い彫刻ですが、とてもバランス良く立っています。どうもありがとう!
展覧会場へやってきた子供たちが、知らない間に持って帰ったりしないかとハラハラ緊張しながら受付をさせてもらいました。
おかげさまで、第1期は無事に乗り切って、五体満足に箱に収まって保管させて頂いています。

山村徹也 2012年作 タイトル:サンタとかわいいアニマル達 素材:木

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2012-05