FC2ブログ

工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

出会った人 

2012/05/03
Thu. 04:26

島根県在住で彫刻を制作している人は、その気になって探すと結構たくさんいたりするのですが、吉田のようにシャイでチキンで友人が少なかったりすると、なかなかその筋の方々に出会う機会がなかったりします。

そんな状況ですから、このたびの現代彫刻小品展へ島根県内から10名近い出品者が集うようなことは当初期待していなかっただけに、嬉しい誤算といっていいでしょう。
これも、ひとえに県内出品者のくちこみネットワークのたまものだと思っています。

今回はじめて出品してくれた松田さんも、そのくちこみで出品を決めてくれた一人です。
展覧会がはじまるまでメールの文字でお話をしていたのが、搬入と展示の時に始めて松田さんの方から声をかけてもらって、やっと文字と人物が合致した状態です。

当然彼の過去など知るわけも無く、もちろん彫刻を見るのもはじめてという無謀なノリで事務処理を進めていたのですが、結局は、彼を知っている作家が吉田を知っているというつながりがお互いの信頼の綱になったりしているわけです。
島根のような田舎で暮らしていると、このような出会いの機会はそうめったに巡ってくるわけでもないので、とても新鮮に感じたりして何かウキウキしてしまいます。

その松田さん当人は、礼儀正しくて、気配りも出来て、フットワークも軽く展示作業を手伝って頂いて、とても助かりました。
今回の出会いが、これからどのように変わっていくのか予測不能ですが、出来たら今後とも末永くおつき合いで来たら良いと思っています。

一人の人間が、社会の様々な環境や場面で働き暮らすことは、人それぞれ様々な生き方を強いられることにもなりますから、日々の暮らしの中でなかなか自分の思うように好きなことばかり続けていくわけにはいきません。
ある意味で、彫刻の制作はそのような日常の暮らしのひとつ外側に位置している「自分の仕事」というにはなかなか説明のしにくい曖昧な存在ともいえるでしょう。
松田さんにとって、自分の暮らしの中で少しでも「彫刻を造る」ということの優先順位が上がってくることを期待したいと思っています。

「〇〇の仕事をしている松田さんって、彫刻も造ってるんだって」ではなくて、「彫刻家の松田さんって、〇〇の仕事もしてるんだって」という感じになってもらうと松田さんの世界が広がると思うんだけど・・・余計なお世話か・・
もっとも吉田など、
「あの吉田さん坊さんなんだってぇ〜」
「へぇ〜、そぉ〜なの〜。でも、なんか彫刻も造ってるらしいよぉ〜」
「あぁ〜そぉ〜・・・それで、何してたべてるの?」
「さぁ〜、知らなぁ〜い」
といった状況ですから、偉そうなことを言える資格を持っておりません。

松田淳 2012年作「まいまい」 素材:楠

IMG_4089.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

2012-05