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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

粗品はうちわ 

2012/08/17
Fri. 07:25

このところ東堂さんの具合が悪いからなのか、例年のお盆症候群のパワーアップ版なのか、とにかくおかみさんの矛盾した言動に歯止めがかからなくなっています。

これが、他人のおつき合いだと、「あぁ〜また始まったぞ。クワバラクワバラ・・」とさりげなくいなして、その場を去ってしまう事が出来るのですが、何せ、身内家族となると、四六時中共同生活をしているので、なかなか何処かへ逃避する事も出来ないまま、毎日を悶々として過ごすしかないわけです。

とかく、お年寄りは諸々頑固になって、自分の言動を正当化しようとする傾向が強くなりがちのようですが、万善寺のおかみさんは、1年のほとんどを、寺の敷地内での暮らしぶりに、ある意味、磨きがかかっています。
世間と隔絶された独立自治国家の女王様兼侍女兼乳母兼御妃様のような待遇を個人意思でキープしている訳なので、そのような暮らしぶりへある日突然、音信不通だった息子が1年ぶりにフラリと帰ってきて、そのまま城の隅っこの方へ勝手に住み着いてしまって、自分の統治国家をかき混ぜ始めたとなると、それは、何かに付けて由々しき問題となります。
その上、東堂さんのように、ナンダカンダと無理難題を聞いてもらえることも激減し、長年の院政が少しずつ崩れ始めているところでもあります。

そのような状況のもと、おかみさん王国をかき混ぜる不届千万のナンチャッテ坊主が、万善寺の仏事を仕切り始めている訳です。

万善寺盆月イベントの施食会と大般若会が明日に迫りました。
万善寺唯一のロフトにこもって描きあげたキュートな達磨さんうちわが今年のお盆の粗品となります。
万善寺のロゴ入りのライターやボールペンや茶封筒など、仏具屋さんのギフト品でまかなっていた東堂さん夫妻にとっては、うちわ一つの粗品が粗末なものに感じているようです。
一方、万善寺当代経営者としては、無駄な出費を極力抑える努力もしなければいけません。

もらって嬉しいかどうか・・偉いえらい管長さんの書を印刷したギフト販売の高価なうちわではありませんが、吹けば飛ぶようなナンチャッテ坊主が1枚1枚手描きした労作でもあります。
秋風も吹き始める季節外れのうちわに、そのあたりの気持ちを汲み取っていただけたら、幸いであります。

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2012-08