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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

雨の早朝 

2012/09/30
Sun. 06:32

台風の雨が降り続けています。

東堂さんも、不調ながら若干落ち着いた様子なので、工場の仕事の流れで、そのまま石見銀山の自宅へ帰宅しました。
電話でおかみさんへ様子を聞くと、1日の出来事を物語のように止めどなく語りはじめたので、適当なところで区切りをつけて電話を切るのに一苦労しました。
訪問介護のおねえさんも、おかみさんの長話にお付き合いしているかと思うと、心が痛みます。

本日は、朝から50回忌の法事が入っていて、先ほど塔婆書きを終わったところ。
裏書は今回も、「歳月不待人」
最近、自分の頭で反復している禅語です。
出典は、中国六朝時代の漢詩の一部のようです。
その抜粋が、延々禅僧に語り継がれて今に至っていることになります。

文字にして残し、記録しておくことの大切さを感じます。
文字に託された真意の深さは時代を超越するものだと思います。
長い時代の変遷の中で、その時々の社会事情がコロコロ変化していても、そこにはそれなりにピタリとダイレクトに自分に跳ね返って、心を刺激し、克つ時代の患部を癒す働きを持ち続けることの普遍性に感動します。

こうして、プチプチとキーボードを打ち続けつつも、一方で硯のフタを開け、墨を磨り、筆を動かす。
漢字を手繰り、経を読み、ばちと木魚でテンポを刻む。
工場では、日がな一日、ひたすらアンビルに金槌を降り降ろす。
とてもシンプルで、原始的な行為です。
このような毎日が続けられていることは、とてもありがたいことです。

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2012-09