工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

オヤジ紀行ー追加 

2012/10/31
Wed. 06:00

上手くいけば来年の3月で大学を卒業するノッチは、小さい時から兄ちゃんや姉ちゃんに鍛えられて、負けず嫌いの性格に磨きをかけてきました。

一方で、ダメなオヤジの性格をアレコレ引き継いでしまって、血液型も干支も同じの特徴を二人で共有していたりもします。
内心、彼女には悪いことをしたなぁと思ったりもしますが、今更どうすることも出来ないので、そのあたりには触れないようにしています。

チキンオヤジそっくりの、自己虫で他人に厳しく自分に甘く、面倒は避けて通り、何事にもすぐ飽きて、それに酒好きなところなど、我が身を見る思いでかわいそうになったりするものですから、知らず知らずに、彼女のことが心配になったりもしてしまって、ことあるごとにうっとうしがられたりしています。

今のところ、展覧会で東京に出かけた時など、上手にスケジュールを空けてくれて、結構マメにつき合ってくれます。
こちらも、何となく甘えてしまって、彼女のアパートへ転がり込んでしまいます。

ノッチも、これから順当にいけば来年は社会人。
なかなか現在のように気楽な付き合いも出来なくなるでしょう。
もっとも、未だに就活もしないでノンビリ構えていられたりすると、それはそれで心配だったりもします。
卒業制作も就活もサッサと片付けて、早く私を安心させてほしいものです。
それに、シッカリ者の好青年ゲットも忘れずにネ・・

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よく寝子 

2012/10/30
Tue. 06:04

吉田家のネコチャンズはとても良く遊び良く寝ます。
クロ君は、日に日に大人びてきて、最近は風格も出てき始めました。
シロちゃんは、日に日にキジトラ模様が鮮明になって、なかなか変身が楽しみな甘え上手です。
ついでに留守がちの私は、最近日に日に居場所が無くなって、寝場所だけは死守しているところです。

少し寒くなって来たせいでしょうか、クロが見つけたお気に入りの寝場所は、ワイフが造った紙の彫刻の残骸。
段ボールハウスならぬ、紙寝床。
わざわざ、好んで狭いところで寝ないでも良さそうなものですが、甘え上手のシロが擦り寄ります。

もっとも、猫の一生で3分の2は寝ているとも云いますから、まぁこんなもんでしょう。

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秋が来た 

2012/10/29
Mon. 06:49

このところの島根は(・・といっても万善寺のあたりと石見銀山周辺ですが・・)めっきりと秋らしくなって、朝夕がずいぶんと冷え込むようになってきました。
空気もすっかり透明になって、日が短くなって夕暮れが早くなった空を見上げると、月や星が降ってくるような勢いで、鮮明に見えるようになりました。

そんな季節の節目を感じつつ思い返すと、少年の私がまだ寺で暮らしていた頃は、もっともっと早くに秋が来ていたような気がします。
稲の刈入れが終わると、朝夕の稲ハデにはみっしりと露がはりつき、やがて朝日にあたためられた露が一気に気化して登校中の谷間に霞がたちのぼる。
毎日のそのような繰り返しの中で、田んぼのあぜで立ち枯れて乾燥の進んだ大豆や小豆のサヤマメがカサカサ音を立てています。
稲の切り株は、今のようにオノレ生えの二番稲が育つこともなく土色に同化して、そのまま田の土も固まって雪を待つ状態。
そんな田んぼが少年達のにわか野球場に変わる訳です。

最近では、紅葉もどんどん遅れてきて、下手をしたら山の稜線では紅葉に雪が積もったりすることもあったりして、こうして田舎暮らしをしていると、「世間は確実に温暖化しているんなだなぁ」ということが視覚的に体感出来るほどです。

塔婆の裏書きも、秋仕様に切り替えて、「水急不流月」
(水急にして月は流れず)とでも読むのでしょうか・・
やはり、秋には月が付きもの。
「水に映る月は、それがどれだけの急流でも流されることはない」といったふうに略されることでしょうか、無学な私にはこの禅語の出典がどのようなものか不明です。
大事なのは、「世間の時々の事情に流されないほどの強い信念を持ちましょう。また、常にその信念を磨く努力を怠らないようにしましょう」という、自分への戒めの真意を読み取ることです。

東京での秋の展覧会も搬出の日がやってきました。
今年の彫刻展は、ワイフが受賞するなど、色々心乱れる年でありました。
また、絵画部では、島根県の作家S氏が審査委員に昇格しました。
苦節30年、私達がお世話になっている会派では島根県初の快挙です。
これを契機に、自分の為だけの制作活動ではなく、地方田舎の美術文化向上発展に邁進していただきたいものです。
まさに、このような機会を頂いたときこそ、「水急不流月」ですね。

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オヤジ紀行ー補足 

2012/10/28
Sun. 06:24

なっちゃんは高校3年間一人の下宿生活を経験し、そのまま関西へ移動してアパートを転々としながら、地域の皆さんと上手に仲良く付き合って4年間。
その後、東京都下まで移動して現在3年目。

吉田家で唯一の国民健康保険適応外シッカリ者社会人であります。

世の中の、おじさまやおばさま方とのおつき合いが上手で、最近では、小姑的発言が頻繁になり始めた傾向にありますが、本人はマメに合コンなどに出かけたりして、ピチピチの好青年ゲットに躍起となっております。

現職勤務3年目にして、何と店長昇格。
社員やアルバイト諸君を束ねる重職をまかされているようです。

同じ「ジュウショク」でも、住職の私とはえらい違いです。
私など、ジジババからは叱咤され、檀信徒の皆さんからは軽く若造扱いされ、弟子も小僧も皆無で、後ろを振り返っても、通り過ぎた風景が残っているだけと云う、孤独な親父のままですから、この数年間でずいぶんと引き離されてしまったものです。

そんなしっかりもののなっちゃんに甘えることもシバシバ。
この前も大酒飲んで寝ゲロして、なっちゃんの介護にすがったばかり。
不幸にして目出度く、オヤジの介護デビューを果たしたところであります。

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オヤジ紀行ーその1 

2012/10/27
Sat. 06:05

10月のオヤジはほとんど石見銀山を留守にしています。
今年は、寺の東堂さんのこともあって、余計に留守がちです。
最近会話の激減したワイフは、益々私から遠ざかっているように感じます。
自分の寝場所を造り始めたキーポンは、少し大人になったかもしれません。
ネコチャンズは、留守がちな私をしだいに忘れ始めて、寄り付かなくなっています。

・・・一方、この時期急接近するのがなっちゃんとノッチ。
彫刻の展覧会は、東京暮らしの二人に逢える数少ないチャンスです。
だから毎年、(不純な動機ながら)セッセと彫刻制作を続けているところです。

そんな訳で、久々に二人と大騒ぎしました。
あぁ〜〜、スッキリ!

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マッチャンワーク 

2012/10/26
Fri. 06:08

ワイフのマッチャンの野外インスタレーションは、とてもかわいらしい出来。
このインスタレーションは、三原谷の田んぼミュージアムに28日まで設置します。

いつも思うことですが、彼女の彫刻の仕事は、私の彫刻と全く方向性が違います。
だから、同居しているわりには、二人の会話は彫刻のことでほとんど深まったり盛り上がったりすることがありません。
ある日のこと・・
「もう少し細い方が良いんじゃないの?」
「いいの、これで!」
「あっ、そぉ」
「・・・」
そしてまた、ある日のこと・・
「今度の彫刻どぉ〜ぉ?」
「いいんじゃなぃ」
「そぉかなぁ〜」
「まぁ、よく分かんないけど」
「あっ、そぉ」
「・・・」
まぁ、だいたいがこんなもんです。

さて、今年の彫刻家吉田満寿美は、石見銀山とその周辺での文化祭などと日程が重なったりして身動き出来ない状態のようです。
田んぼのインスタレーションも、彼女の遠隔操作で私が仕上げたものです。
なかなかかわいらしく出来上がっているとは思うのですが、何せむくつけきオヤジがセッティングしたものですから・・・

是非、三原谷の現物をご覧ください。

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三原谷始動 

2012/10/25
Thu. 06:21

昨年からお世話になっている「三原谷の川の風まつり」アート部門ですが、今年は、島根在住の現代彫刻家周藤豊治氏の野外彫刻をメインにして、会場を造ることになりました。

彼との付き合いは、かれこれ20年ほどにはなると思います。
大学時代に彫刻の勉強をして、卒業してからは鉄の溶接技術などを私と一緒に覚え、構成を中心にした、本格的な抽象彫刻を造り続けて今に至っています。
東京の展覧会にも積極的に出品を続け、コンスタントに受賞歴を重ねています。

今度の三原谷での展覧会は、久々の彼の個展に位置づけられます。
私の方は、出来るだけしゃしゃり出ないようにしておきますので、みなさんでたっぷりと彼の彫刻を堪能しましょう。

本日25日からイベント最終日の28日まで展示します。
お近くの方は、秋の行楽がてら、三原谷の会場までお出かけください。

オフィシャルホームページはこちら・・http://www.iimono39.jp/

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親ばかオヤジ 

2012/10/24
Wed. 06:04

高校受験に併せて石見銀山の自宅を離れたノッチは、早いもので大学4年生。

ひと頃流行った「総合学科」のはしりと云われた大学を自分で探して受験して進学して、生活をアルバイトでやりくりしながら、それなりに上手に遊びながら、やっと必要単位を修得の見込みがついて、あとは卒業制作を残すほどになりました。

はじめの頃は、デッサンなどしながら、イラストレーターやフォトショップの演習も受講していたようですが、何時の頃からか英語の方へ気持ちがそれて、語学中心の履修に偏ってきて、ケンタッキー出身の先生と仲良くなったりして、そのうちデッサンなどはしなくなるも、何の資格や免許の単位を稼ぐ訳でもなく、時々思い出したようにTOEICの試験に出かけたりしつつ現在に至っています。

そのあたりが、総合学科の良いところと云えばそうなのかも知れませんが、実にめまぐるしく志向を代えながら学生生活を続けたあげく、結局最後はもとに戻って卒業論文ならぬ卒業制作で卒業するつもりになったようです。

オヤジの甘さと云うか、親ばかと云うか、口先ばかりのノッチにいたたまれなくなって、島根のど田舎で八方手を尽くして、卒業制作の基礎制作(実にややこしい)を手伝うことになりました。
先日、大工の棟梁や内装屋さんの若旦那にお世話になって、ベースが完成。
早速梱包して小荷物で保険まで掛けて発送をすませました。

ここまで来て、卒業出来なかったら「感動じゃ!」・・オット間違い「勘当じゃ!」

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オヤジ心と秋の空 

2012/10/23
Tue. 06:22

三原谷から東京へ、しばらくロードが続くので、寺の事務やら月末の資金ぐりやら、今日が石見銀山正念場です。

出来るだけ無駄をなくした荷造りをしようにも、片道1000キロの旅となると、着替えを選ぶだけでも一苦労です。
IT環境から久々に遠ざかるので、少しはデスクトップの整理をしておこうと、アチコチのフォルダをつついたりしていたら、なっちゃんから届いた秋の写真を見つけました。

東京都下の秋空も、こうしてみるととても奇麗。
・・というより、オヤジとしては、このような絶妙のシャッターチャンスを逃がさない、なっちゃんの眼の確かさを嬉しく感じました。
島根とは比べ物にならないくらいの猥雑な生活環境にあるだろう都会の片隅で暮らすなっちゃんも、まだまだ地球の鼓動をつぶさに受け入れるだけの感覚の余裕が残っていることに感動したオヤジなのであります。

ノッチはハロウィンのパーティーで忙しいようだし、私は彫刻の搬出で忙しいし、何とか時間をやりくりして、せめてなっちゃんくらいは一晩でもつき合ってくれるとうれしいなぁ・・、などと、思ったりもしています。

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三原谷の彫刻 

2012/10/22
Mon. 07:47

慌ただしい1週間がアッという間に過ぎました。

先週末から今週前半が東京の展覧会で彫刻展示。
今週後半が例の如く東堂さんがらみで寺と石見銀山の往復暮らし。
車の走行距離も、軽く2000キロ近くまで伸びました。

今週末から月末にかけては、またまた長いロードへ出かけることになります。
その一つが三原谷。
三原谷の展覧会に出品予定の、大小の彫刻を点検したり梱包したりの作業は既に大詰め。
あとは、トラッカー真ちゃんの指示を待って積み込みから移動、展示と続きます。

この数年間、展覧会用の彫刻に、日本海の海岸へ打ち上げられる玉石を使っています。
鉄の彫刻へ自然石を絡めようと思うようになったのは、万善寺の住職を引き継いでからのことでした。
仏事の様々な法式や所作、経文の読み込み、禅語の解釈、それに久々に甦った毎日の決まった作務。
そのような暮らしの変化が、それまで鉄と金属ひとすじだった彫刻の素材形態や制作システムと対比して、もう一つの「人工」つまり、「自然が造り出すかたち」の視点や観点を競合させることで、自分の内面の造形感をより多角的に表現し、形態からの読み込みや解釈に深みと巾を持たせようと思うようになったからです。

三原谷では、約20年近くの私の彫刻の変遷を、大小の彫刻に託してさりげなく展示してみようと思っています。

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再会 

2012/10/21
Sun. 06:23

秋の彫刻展の楽しみは、もちろん、何といっても全国から集まる彫刻と、一癖二癖から簡単に七癖くらいあるほどの彫刻家とお話が出来ること。

それに、最近では、立派とは云えないまでもそれなりに成長して、世間にもまれてたくましく生き抜いている娘達と逢えること。

我が子とは云え、生まれて20年も過ぎると、立派なオリジナルの人格が出来上がって、その上、別居暮らしも長いし、結局気がつくと親子付き合いの方が短くなっていて、そんな娘たちへ、偉そうにアーダコーダ云うほど偉くもないオヤジなので、せめて1年に数えるほどの再会ぐらいは、「この娘たちとは血が繋がっとるんじゃ!」の、ただ一点にすがって、オヤジの全てを正直にさらけ出すことにしていて、その方がずいぶんと気楽につき合える訳でもあります。

・・・ということで、夜行バスが新宿についたら、朝の通勤ラッシュを逆行してノッチ宅まで直行。
久々なので、間違って隣の部屋のドアをノックしたりしてドタバタしたあと、無事に再会。
まずは、お互いそれなりに生き抜いていたことを祝って朝っぱらから祝杯。
こんなことができるのは、吉田家一番の酒豪になりつつあるノッチとだけ。
朝食代わりに、手際良く卵焼きなどを作ってくれて、あとは「プシュッ!・プシュッ!・プシュッ!・・・」

若干場違いとは思われますが、私達の頭上からは、ありがたくも「甘露の法雨」が降り注いだのでありました。

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(注)甘露の法雨・・・
お釈迦様の偉大な智慧と慈悲のおしえが、乾いた大地に降る雨のごとく、日頃のストレスで乾ききった私達の心に降り注ぎ、ジワジワと浸透し、やがては燃え上がる煩悩の炎を消してくださる・・といったような意味でしょうか・・

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早朝の斐伊川 

2012/10/20
Sat. 01:56

島根県の東部を南から北へ向かって流れ、宍道湖に注ぐ斐伊川は、知る人ぞ知る八岐大蛇伝説に登場する一級河川です。

東京からの帰り、夜行バスの車窓から見る朝もやに包まれた早朝の川の様子は、まさに巨大な大蛇が現れそうな雰囲気を醸し出していて、とても幻想的でした。

まだギリギリ20代だった頃から、毎年この時期、東京の美術展へ彫刻を出品するようになって、早いもので30年になります。
本格的に彫刻を造り始めたのが島根に帰ってからで遅かったので、私が初入選した頃の仲間はみんな私より5歳くらいは若くて、学生さんもいたりしました。
1次会から2次会、3次会と延々飲み続けて、みんなまったく疲れる様子もなく、彫刻論や芸術論を朝まで語り合ったりすることが頻繁でした。
出品歴の長い先輩の彫刻家さんも、とても親切にしてくれて、東京近郊の自宅のアトリエや制作工房などに招待してくれたりして、彫刻の裏事情などをつぶさに見せてもらったりして、本当に、毎年毎年が発見と刺激の連続でした。

飽きっぽくて我がままものの私が、これだけ長い間一つの展覧会に彫刻を出品し続けることが出来ているのも、あの頃に彫刻の奥深さや難しさや面白さをキッチリと教えてもらったからだと思っています。

当時の往復は、3段ベッドの夜行寝台「出雲号」
それが時間のロスもなく安く移動出来る、とても便利な交通手段でした。
そのうち、3段ベッドが無くなって2段ベッドになり、ついには、出雲号も消えました。
50代がそろそろ60になろうほどになると、夜行バスの移動は結構きついものがありますが、旅費の安さにはかないません。

今は国道9号線を走るバスの窓から、斐伊川を渡る山陰本線を見ています。
「あの頃は、山陰本線から国道9号線を見ていたんだなぁ・・」
さてさて、このような秋の旅暮らしも、何時まで続けられることでしょう・・

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マッチャン受賞 

2012/10/19
Fri. 06:44

長いロードから帰って、そのまま観音様のご縁日の祈念法要をすませ、そのお宅の脇にあるリンゴの木にたわわに生った色づき前のリンゴを2個お土産に頂いて、東堂さんのご機嫌を伺い、おかみさんの小言話につきあい、寺の空き缶空き瓶などを受け取り、近所の農協で塔婆を仕入れて、ぐるっと一周した感じで帰宅すると、さすがに少々疲れが出てしまっているようで、すねの辺りから膝下まで体液が抜けきれなくてむくみに変わっています。

今年の秋の彫刻展は、久々に結構色々なことがあって、実は、それなりに緊張が続いていたのですが、帰路の途中で電池切れの留守電に入ったメッセージには、「どうやら、正純ちゃんちのマッチャンが受賞したらしいよ」とあって、それまでのドタバタも、若干持ち直した感じ。

美術展の懇親会は、観音様の縁日を外せないし、貧乏旅行の移動は定番の夜行バスなので欠席。
六本木の国立新美術館の正面入り口から出入りすることもないまま、マッチャン(つまり、私のワイフ)の受賞を知りました。

長い人生、たまにはこういうこともないといけません。
まずは、目出たし目出たし・・というところです。

三原谷のイベントのこともあるし、結構忙しかったりもしますが、ワイフはとんぼ返りのスケジュールを組み込んで、厳しい日程調整をしながら、セッセと野外インスタレーションの制作に励んでいます。

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癒しのネコチャンズ 

2012/10/18
Thu. 05:44

もともと吉田家にやってきた時から甘え上手で、図々しく隣のチンピラ君の餌までつまみ食いしていたチビネコちゃんも、だんだん見慣れてくると別に美形でもないのに、それなりにかわいらしく思えるようになってきて、日々、確実に吉田家で自分のポジションをキープしつつあります。

ワイフも、最近では完全にネコ派に変貌し、私がたまに吉田家へ帰ってゴロゴロしながらネコチャンズと戯れていると、猫本から収拾した知識をさり気なく投げかけたりして、猫通ぶりを発揮しています。

寒がりのキーポンは、秋風が吹き始めるようになってからチビネコちゃんを湯たんぽ抱き枕代わりに独り占めするようになって、それに味を占めたチビ(しまった、シロだった)は、最近自分で布団へ潜り込むようになってしまいました。

家にいるのかいないのか、夕方から出かけるじゅん君は、まるで猫の如く足音を消して朝帰りしてきますが、かわいそうだからとクロを拾ってきたわりには、全く見事に猫の面倒を見ることをしません。

シロが来てから、クロに名前が昇格したチンピラ君は、最近やたらと高いところへ上りたがって、吉田家各所の最高峰をことごとく制覇しつつあります。ヤツに上から見下ろされていると、どうも自分が卑屈になっていくようで、あまり気持ちのいいものではありませんが、それももともとチンピラの内弁慶だと、見逃してやるようにしています。

何か、ネコチャンズを見ていると、あの、「鉄コン筋クリート」を思い出します。
クロもシロも、そんな感じでたくましく成長してくれると良いのですが・・・
さて、これからどうなることやら・・

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捨てる仏様 

2012/10/17
Wed. 06:47

寺の近所の檀家さんの25回忌の法事が終わって、久しぶりの斎膳で左手で一杯をごちそうになりながらとりとめの無いお話をしていたら、話題が薪ストーブのことになって、
「今年は、東堂さんの調子が悪くなったものだから、薪の調達が狂ってしまって・・」
などと、思わず愚痴話になったところ、
「少しならうちにあるけぇ、持っていきんさいや」
といわれて、いくら近所で心安いからと云っても、そこまで甘えるわけにはいかないからと断ったら、
「もう何年も前から、風呂を灯油にしたけぇ、薪が場所とって、邪魔でしようがないんですがねぇ・・」
どうやら、まんざら社交辞令でもない様子なので念をいれてみたら、焚き付けの薪のおかげて、大事な農機具が雨ざらしとのこと。
わざわざ何処かの空き地まで持っていって、炊いて灰にするのもバカらしいし、そんな暇もない。
思わぬところで捨てる神様・・いや、捨てる仏様が現れました。

早速準備万端、作業着に着替えてもらいにいったところ、輪切りにされたとても立派なナラの木の丸太。
これで1ヶ月はまかなえます。大事に炊かせてもらいます。

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菩提樹らしい 

2012/10/16
Tue. 05:36

万善寺の墓地移転の計画が動き始めているところです。

温厚な私としては、波風無く八方丸く収まるように、色々手を尽くしているのですが、関係者が増えると、頭数の分だけ色々考えていることがそのまま口から出てきて、なかなか前に進みません。
船頭多くして船が何とやら・・・というやつです。

移転先に計画している土地の脇に、「菩提樹」の木が大きく育ち始めています。
この菩提樹、はたして本物かどうか私には分かりませんが、東堂さんは「菩提樹」だと言っています。
その木は、熱心な檀家さんが、「禅寺には菩提樹があるといいから」といって、幼木を持ってきて現在の場所に植えたのだそうです。

そもそも、お釈迦様と関係の深い菩提樹は、インドの方の暖かいところでないと育たないような木なので、それが島根の片田舎の、中国山地のてっぺん近くの、これでもかと云うほど雪の降るような地方に育つはずが無いのですが、長い歴史の中で語り継がれたお釈迦様のストーリーには無くてはならない添え物の一つでもあるので、何時の頃からか、誰かが、身近の都合で「これが、あのお釈迦様ゆかりの菩提樹なのです!」と言ってしまった時から、周辺に都合良く広まっていったほどのことに思えます。
そんなわけで、万善寺の場合は、その木が正真正銘の「菩提樹」なのです。

私が少年の頃のその場所は、まだ菩提樹も無く、小さな畑をおかみさんが作っていて、その畑の端にイチヂクの木が枝を広げていて、ちょうど今頃が食べごろで、小さな実の先が割れたものから、雨に当たらないうちに直接木からもぎ取って食べていたものです。
気がつくと、いつの間にかそのイチヂクは無くなっていて、そのあとに檜の苗木が1本植わっていました。
何かの記念なのかどうなのか、いまだにその真意は不明ですが、どうやら植えたのはおかみさんのようです。

菩提樹といい、檜といい、どうも先々の見通しも無く、その場の勢いで無計画に実行に移されたことで、後々何かと苦労と心配が増えてしまって、結局今の私がその当事者。

墓地移転の諸手続きが目出度く完了した暁には、それらの木々のことで、またまたアチコチから色々なお話が出てくることでしょうが、予算の出所のこともあるし、無駄遣いは出来ませんから、見て見ぬフリ、聞いて聞こえないフリを決め込もうと決心しているところであります。

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松の行方 

2012/10/15
Mon. 06:31

やり残している仕事もいっぱいたまっているし、東堂さん夫婦の朝の様子を確認したら仕事場に行こうと準備をしていたら、おかみさんが引き止めます。
本当に何時までたっても都合よく子離れしないおかみさんには鍛えられます。

何事かと思ったら、東堂さんの我が侭お買い物おねだり。
おかみさんの楽しみは、1週間に1度の巡回商店のお魚屋さんで5000円程度のお買い物。
元気な時の東堂さんの楽しみは、1週間に1度の買い物でスーパーへ出かけること。
ジジババの贅沢ぶりには唖然とさせられてしまいます。

吉田家とは比べ物にならないほど食費に費やす彼らの暮らしぶりにはなかなかついていけません。
最近では、ほぼ全額を私の財布から支出しているので、1ヶ月の生活費が一頃のつつましい暮らしぶりから3倍くらいに跳ね上がっています。
その上、リストラで職は無くすし、移動で燃料代は跳ね上がるし、踏んだり蹴ったりです。

・・・と、自然に愚痴っぽくなってしまう今日この頃です。

計らずして宙に浮いた時間を無駄に出来ないと、日課の庭掃きをしていると、本堂の基礎石のわきから松の苗木が育っています。
前々から何やらデカイ草が育っているなぁと思っていたところで、秋になって周辺の夏の花や雑草がボツボツ枯れはじめて草取りをしたら、松だったと気がついたことでした。

まったく、寺暮らしでは毎日のように庭掃きなどしているのに、「心此処にあらず」状態がバレてしまいました。
と同時に、きっとこのままにしておいたら、おかみさんに発見されて抜き取られてしまうだろうなぁと予想もされて、松の苗木の運命に気持ちが揺らぎます。

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秋の好天 

2012/10/14
Sun. 06:12

このところ好天続きで、石見銀山の町も観光さんでにぎわっています。

今年は、石見銀山が世界遺産に登録されて5年目を迎えた年で、夏前から銀山地内の公園では、テント張りの特設ステージを作って、毎週の土日に色々なイベントを開催しています。
石見神楽やら和太鼓、地元中学校の吹奏楽部の演奏会などを繰り返し続けていて、地元の皆さんも老若男女、三々五々、ステージ前に繰り出して観光さんと一緒に楽しんでいらっしゃいます。

一方、私の方は、ほんのそこまでの距離がなかなか遠くて、たまにしか滞在出来ない吉田家の営繕作業でいっぱいいっぱい。
本日(シマッタ、昨日でした)夕方になって、やっと庭の草刈りを半分ほど終わらせることが出来ました。
本日夕方(こちらは当日)、刈り残しの庭を奇麗にしてから、彫刻の陳列作業に出発します。

くよしの煙越しに見上げた空には夕焼けに染まってかすかに鱗雲。
さて、そろそろ秋の好天も終わりのなる頃なのでしょうか?

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オヤジの経済活動 

2012/10/13
Sat. 07:40

申請した助成金の査定のことでもたついて、未だに具体的な回答が帰ってこないまま、そろそろ、来年の彫刻展の企画も考えなければならない時期なのに、今年の彫刻展の報告書も出来ないのはヤバイだろうと、結局、助成金がおりたと仮定して作成した報告書を出品作家へ発送。
なかなか行政のお役所仕事についていけていないところであります。

住民の利益を最優先で、ストレスのない住みよい環境を作ることが行政の務めと思うのですが、あれだけの大所帯だと、頭数も相当なものですから、それぞれの思惑の微妙なズレをすり合わせするとなると、それなりに時間も労力も必要なのだろうと善意に解釈している所です。
もっとも、「あなたのため」といいつつ、自分の保身を取りつくろうあたりの発言がチラホラ見え隠れしたりすると、思考見識の底の浅さや懐の浅さが露呈して、事務方の能力レベルがバレたりしてしまいます。

近年、新聞離れが定着した私ですが、文字情報は色々な場面で氾濫しているので、特に不便を感じてはいません。
久々のデスクワークで報告書を作成している合間に、デスクトップの記事を回覧していたら、「都市総合力ランキング」というのがあって、覗いてみると、東京は総合で4位ということ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
東京は「経済」「環境」でトップだったが、「文化・交流」のスコアが上位に大きく離されていたため、総合では4位にとどまった。ちなみに「文化・交流」を除いた5分野のスコア合計では1位となっている。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
6分野の点数化で集計した結果だそうです。
「文化・交流」のレベルの低さがここまでだったとは・・・
ここまで、「文化・交流」が日本の足を引っ張っているとは・・・

もうしばらくすると、六本木で彫刻展。
ヤレヤレ・・・やる気も失せてしまいそうです。
今度は、日本国内限定で調査集計してみたらどうでしょう?
もっとも、都市でも町でも何でもない人口400人足らずの石見銀山など、最初から対象圏外なのでしょうけど・・

みなさん、お暇な方はチェックしてみてください。
→(森記念財団の都市戦略研究所発表)

なっちゃんは、東京都下で夜中のジムに通って最新器具を使ってシェイプアップ。
オヤジは、冬ごもりの支度で日夜薪造りに汗を流して体力維持。
金を使うだけが経済ではないような気がするのですが、銭儲けド素人の私にはチンプンカンプンです。

そんな訳で、吉田オヤジの経済活動の現状は、ほぼ2ヶ月分の冬の燃料ゲット!

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なっちゃんの日々 

2012/10/12
Fri. 07:27

生まれも育ちも島根県人のなっちゃんが、奈良県から兵庫県を点々として、現在は東京都下。

小学校の時から学校田んぼで稲刈りなどして、兵庫ではちびっ子のお守りをしながら稲刈りをして、東京都下では、仕事の取引先の農大卒業お母さん主宰の里山保育園で稲刈りをして、農家の育ちでもないのに、稲刈りのお百姓仕事はなかなか年期が入ってきました。

そんななっちゃんから、オヤジ宛にウキウキメールが届きました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
合コン
三井住友海上2人、社長1人(年下)、三菱商事1人(年下)←こいつの親外務省。
笑笑笑
ありえんエリート合コンになりました。笑
場所代官山!
お代官さまーーーーーー
まぢそんな人に出逢える事が出来るなんていいネタ作れそうですわ♡♡
乞うご期待!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

1ヶ月に数えるほどしか無い貴重な休日を、稲刈りでつぶし、次の日は日頃使わない筋肉痛で1日中動けなくて、アッという間に2連休をつぶすだけでも、なかなか変わった娘だと思いますが、その娘が合コンのお知らせをオヤジ宛に送ってくるなど、世間の一般家庭では普通滅多にない事でしょう。

あの年になってなかなか彼氏の出来ない我が娘は、やっぱり変わっているのかなぁ・・
とにかく、せっかくのエリート君との出会いだから、タップリ、ベッタリ、色気を振りまいて、フェロモンで悩殺して、一人二人ゲットして、オヤジを喜ばせてくれ。

君の明るい未来は、オヤジの明るい未来につながっているのだ!

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初秋の寺暮らし 

2012/10/11
Thu. 02:30

おかみさんの定期的通院が何時もよりずいぶんと早く終わって、近くの診療所まで迎えに行くと、帰りの車内でその日の診察状況を物語のように話し始め、寺に到着後も、助手席から降りる気配もなく、しばらくの間語り続けていました。

出不精のおかみさんは、唯一1ヶ月に1度の通院の時だけ外出します。
あとは、晴れていれば毎日のように畑仕事。
雨が降ればNHKのテレビ。
それに、東堂さんの具合が悪くなってからは、訪問介護のお姉さん相手の長話。

とにかく、寺の周辺から外へ出る事の無い毎日を過ごしているわりには、延々と口が動き続けています。
「今度変わって来た介護の人は、若いのに耳が悪いけぇねぇ。わつし(おかみさんは自分の事をワツシとよんでいる)の話しが全然聞こえんみたいだが。わつしがいしょうけんめぇ話しとっても、返事もせんでズーッと日誌の字ばっかり書いとられるがのぉ」
訪問介護のお姉さんが帰ってから、私にそのようなことを真顔で言ってきました。
おかみさんにとっては、とても重要な話しなのかもしれませんが、他人にはどうでも良いこと。
そのあたりのことが、本人にはなかなか理解出来ていないようです。

かれこれ半世紀近くも二人暮らしを続けると、知らない間にずいぶんと世間知らずになって、思考も志向も頑固に固まって、とにかく年とともに動かなくなった関節のように融通が利かなくなってきます。
云えば、防火用水や灌漑用水の溜め池のようなもので、鮮度が無くなっているのです。
絶え間なく流れ続ける清らかなせせらぎとはほど遠いものの、ほんの少しずつではあっても水の入れ替えが進んで、ゆるやかな流れが生じるといいなあと思ったりします。

最近では、老夫婦二人の寺暮らしが、かれこれ40年ぶりに私との三人暮らしになって、それに介護のお姉さんがやってきたりして、少しずつ暮らしの様子が変わってきたように感じます。

風前の灯だった百日紅の老木だって、思い切って古株を切り込んでやったら花まで咲き出して甦ったことだし・・・

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親子の関係 

2012/10/10
Wed. 02:59

10月もアッという間に月半ば。
あまりにも慌ただしく1日が過ぎていきます。

東堂さんの調子が悪くなって、総合病院の定期的通院にプラスして近所の地域医療を頼ったり、訪問介護が日常化したりと、この3ヶ月は実に目まぐるしく私の周辺が変化していきました。

この変化に一番戸惑い、一番辛い思いをしているのは東堂さん本人であるでしょう。
そのことは、十分に分かっているつもりでも、やはり日常のスケジュールが狂いはじめ、長期的スケジュールもぐらつき、八方迷惑をかけるようになってくると、なかなか平常心での暮らしを維持出来なくなりつつあって、ちょっとした些細な事でも身内のイザコザが頻繁になって、おかみさんなどと日々バトルを繰り返す毎日であります。

ものの本に、「親子の関係は、お互い遠慮が始まると、途端に他人の関係になってしまう・・」とありました。

なるほどそんな気もしないでもありません。
毎日角突き合わせて暮らすのも骨の折れることですが、道理の通らない東堂さん夫婦の我が侭も、他人のつき合いだと軽くいなして、サッサとおさらばすれば事無きに済まされる訳です。
こうして、気の休まらない寺暮らしを続けているのも、見方を変えれば、まだまだ親子の関係がキープ出来ているのだという気もして、それはそれでいいのかなぁ・・と思ったりします。

さて、本日はおかみさんの通院日で、私が東堂さんのお守り。
半日だけですが、久しぶりに東堂さんと二人、家庭内ノイズの無い静かな時間を過ごすことが出来そうです。

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万善寺平成の大事業かな? 

2012/10/09
Tue. 07:51

万善寺の住職交代から3回目のお盆が過ぎ、気の早いことに、3回目のお正月祝献法要を迎えようとしています。

東堂さんは、住職交代の少し前から歴代住職の墓参をしていません。
おかみさんは、昨年の夏に墓掃除をしてからお墓参りの気力をなくしました。

一般には分かりにくいと思いますが、寺の住職は宗教法人の代表でもあるので、宗教法人の墓地に埋葬されることになります。
つまり、個人の墓を持つことがないのです。
万善寺の歴史の中で、寺の墓地には約30基の墓石が安座されています。
私の代で20代ちょっとですから、住職他、関係者を含めると、妥当な数でしょう。

年配者でも、お墓参りが出来るように・・というより、むしろ年をとってからの方がお墓参りも頻繁になる傾向の世間にあって、万善寺の場合は、年をとるごとにお墓参りの縁が薄くなる始末。

春先から準備を進め、現在若干進展。
少しでも近い将来に、墓地を駐車場の隣に移転して、東堂さん夫婦や、高齢の檀信徒さんのお参りを楽にしてあげたいものです。

写真右上の木々の切れ間が現在の墓地。
その下の銀杏や百日紅の幼木あたりが移転先。

来年の今ごろは、この見慣れた風景も変わっているかも知れません。
なんちゃって坊主の私の代の大事業は、墓地移転でいっぱいいっぱいです。

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報告演奏会 

2012/10/08
Mon. 06:23

久々の石見銀山は、予定の仕事もほとんど終わらないまま、またしばらく寺暮らしになります。
気持ちを切り替えて、デスクワークを持っていくことにします。

キーポンが高校に入ってから、吹奏楽の発表会へ出かける機会が激減しました。
そのほとんどが寺の用事。
施主さんの都合で休日に法事が入る事は仕方のないことなので、あきらめるしかありません。

今回の報告演奏会も、そんな訳でまたも法事や仏事とバッティング。
これから先、こんな感じで、次第に家族の付き合いが遠のいていくのだろうなぁ・・
チョット寂しい気もしますが、それも成長の通過点ですから仕方のないことです。

さて、早起きした事だし、ボツボツ移動前の荷造りなど、始めますかねぇ・・

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石見銀山冬支度 

2012/10/07
Sun. 07:34

何となく耳に収まりにくかったイヤフォンの不具合を解消することが出来ました。
食器棚の前でホコリをかぶっていた、「馬油」を見つけて、それを耳穴に塗ってみたら見事にカサカサのお肌に潤いが戻りました。

このところ、年々私の身体から水分が揮発しているようです。
スーパーのレジで財布からお札を出す時も、やたら手間取るようになりました。
あぁ〜・・、昔はもっとすんなり紙が指先にくっついてくれていたのに・・

これから冬に向かって、風呂上がりのかかとの始末が欠かせません。
ボーズは、ほとんど1年中裸足で暮らしているので、かかとの手入れを怠るとすぐにアカギレになってしまうのです。
それでなくても最近は、慢性の腰痛もあったりして、ゼンマイ仕掛けのオヤジのような歩きぶりが定着してきました。
それにアカギレが加わると、どんな歩きぶりになるのでしょう?

朝っぱらから、とりとめも無くそんな事を考えながら布団の中でイジイジしていたら、ネコチャンズに起こされました。

すっかり秋らしくなってきた石見銀山の朝。
さて、今日も薪作りの続き。
これから、古くなったウッドデッキを解体して薪に替えます。
今年の夏は、東堂さんのおつき合いで山へ入ることも出来ませんでした。
今度の冬シーズンは、薪の確保が大変になりそうです。

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僕へのご褒美 

2012/10/06
Sat. 04:14

寺の東堂さんが少しずつ落ち着いてきはじめ、何となくひと山乗り切った感じです。

久しぶりに石見銀山の吉田家で連泊出来そうで、気持ちも華やいできます。
とはいえ、長い間留守にしていたツケが溜まっていて、1日がアッという間に過ぎてしまいます。
工場の方も彫刻制作の後片付けを終わらせ、次の制作に入る準備をしたところです。
そんなことでバタバタしていたら、近所のお百姓さんが持ってきた農機具の修理をすることになって、見事に半日つぶれました。
それでも2〜3000円にはなりそうなので、それで寺の1往復分の燃料が稼げます。
ありがたいことです。

石見銀山の自宅を空けていた間に、今は見違えるようにおとなしくおりこうになった、元チンピラのクロちゃんが、私愛用のヘッドフォンを2機噛みちぎってしまったおかげで、色々な場面のバックミュージックが途絶えて寂しい思いをしていました。

もうしばらくしたら、展覧会の展示作業で高速バスの往復も待っているし、夏のドタバタを何とか乗り切った「僕へのご褒美」ということで、新しいヘッドフォンを購入。

早速視聴していると、あの元チンピラがすっ飛んできました。アブナイアブナイ・・
それに、XSの極小ピースを装着しても何故か耳からズリ落ちる。
音は良いのに、どうもフィット感に欠ける感じ。
耳あかが溜まりすぎているのかなと掃除しても変化無し。
それでもと思ってワイフやキーポンのヘッドフォンを装着しても同じ。

どうも、私の耳が彫刻溶接の紫外線で乾燥耳になってしまったようです。
今度は、ワイフの乳液でも借りて試してみようと思います。

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ネコチャンズ 

2012/10/05
Fri. 07:39

彫刻の六本木美術館搬入も無事終了した様子。
島根残留組としては、まずは一安心。

東堂さんも、若干落ち着いて生活出来るようになったので、しばらくぶりに石見銀山滞在時間が稼げそうです。
やらなければいけない事はタップリ。

そろそろ冬シーズン用に部屋の模様替え。
結局、夏前に1回しか刈ることが出来なくて、ジャングル状態の庭の草刈り。
10年使用で、朽ち壊れたウッドデッキの更新。
家に巻き付いてはびこった蔦や藤蔓の間引き。
果樹の手入れ。
それに、薪割りをして冬燃料の確保。

・・・こんなことを列記していたら、肝心の彫刻やクラフト制作や三原谷準備を入れ込む隙間が無くなってしまいました。

とにかく、何としてでも一つずつ片付けなければいけないことばかり。
石見銀山暮らしを停滞させるわけにはいかないので、これから気持ちを引き締めて濃厚な時間を有効に使う事に務めようと、気持ちを更新したところです。

そうそう・・・
私のドタバタの裏番組で、我が家に居着いたネコ君たちの事。

昨日、やっと三種混合のワクチンなど健康診断をしてもらって、晴れて吉田家のペットに昇格です。ついでに新参者のちびネコも健康診断などして、こちらも成り行きでペット昇格。
チンピラ猫の誕生日は4月1日と決まり、ちびネコは、覚えやすいからとノッチと同じ誕生日に決定。
名前も、2匹一緒の時は「ネコチャンズ」
チンピラ君だけの時は「クロ」
チャトラがかった、曖昧な白のちびネコは「シロ」
とてもシンプルに命名しました。

今後も、時折ネコネタが登場するでしょう。
ひとつよろしくお願いします。

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秋の気配 

2012/10/04
Thu. 07:50

彫刻の島根搬入も終わって、1日半かけて東京は六本木まで移動し、本日、美術館搬入を向かえます。

私は、島根県待機で、島根の彫刻メンバーの松本さんが搬入作業で東京入りしています。
彫刻制作も、一人では出来ません。
仲間の協力があるから、こうして長い間出品を続けていられるのだと思っています。
私など、島根の仲間では最年長ですが、となりの鳥取では、その私のお父さんほどの年配の彫刻家がかくしゃくとして力作を出品したりしているので、まだまだ踏ん張らなければいけないと、励みになります。

さて、搬入作業が一段落したところで、私の方はさっそく寺へ移動することになりました。
しばらく、東堂さん夫婦をほったらかしにしていたこともあって、何かと彼らの不満がたまってきています。
ガス抜きも含めて、東堂さんを床屋さんまでつれていきました。
坊主に床屋など縁がないと思われるかも知れませんが、最近の東堂さんは、自分でカミソリをあてることが出来なくなりつつあって、あちこち切り傷がたえなくて、流血騒ぎが頻繁になってきたのです。

久々の外出で、気持ちも晴れ晴れしたのでしょう。
お昼からビールなど飲んで、とても上機嫌でした。

乾きはじめた真木の葉が擦れ合って山の波が寄せてきます。
名月を過ぎた秋の月が朝まで残って空に浮いています。
庫裏の脇の渋柿を見上げると、葉の中に色づきはじめた柿の実がのぞいています。

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彫刻搬入 

2012/10/03
Wed. 07:06

彫刻展の搬入でトラック積込が終わりました。
毎年のことですが、この時が一番緊張します。

しばらく続いた制作期間の疲れもピーク。
身体の節々が思うように動きません。
「やっぱり年をとったんだなぁ」と、こういう時にそれがよく分かります。

途中、積込の緊張がおかみさんの電話でプツンと切れました。
長い間の寺暮らしは、世間の状況を全く読まないで、見事なほど場の読めない頑固おばあさんに出来上がりました。
そうなるまで、ほったらかしにしていた自分が悪いのだと、自分に言い聞かせていますが、このような時の対応は、どうしても冷静を保つことが出来ません。

おかみさんには、私の彫刻制作関連話は絶対禁句。
昔から彼女は、彫刻は危ない作業の上、儲からないから認めない主義なのです。
一度そのように思い込むと、絶対に持論を曲げないので、説得を受け入れることも無いのです。
だから、私はこの歳になるまでおかみさんに彫刻を褒められたことはありません。

そんな彫刻のタイトルは、
「Landscape situation for 49 days ~49日間の情景~」
このような彫刻を、おかみさんへ解説など、まず不可能な話ですね。
このタイトルだけ見ると、これぞ、坊主が造った彫刻だ!・・・といった感じなんだけどなぁ・・

彫刻たちを乗せたトラックは今ごろ、ひたすら下道を走りながら東京は六本木へ向かっている頃です。

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秋の彫刻展 

2012/10/02
Tue. 06:04

そろそろ60に近いオヤジが、久々の完全徹夜。

さすがに疲れていたのでしょう、何時寝たのか、全く覚えないまま、キーポンのけたたましい目覚ましで起こされるまで、爆睡でした。

目が覚めると、しばらくは、身体のあちこちのきしみで動けません。
日頃のなまぬるい暮らしが、こういう時に足をひっぱります。

最近恒例になっている、彫刻の受け取り旅行。
今年も周藤さんが自ら手を上げて付き合ってくれて、ひとまず荷崩れすることも無く完走。
ほぼ予定通りの行程を走破して、無事にトラック集配場まで搬入しました。

岩国の竹村さんの彫刻は、今までの人体から大きく変化していました。
今年はご主人の力強い助っ人も加わって完成。

直方の木裳君は、大人二人でやっと運べるほどの巨大レリーフ(になるのかなぁ?)の力作。
これ以上大きくなると、オヤジの腰が耐えられません。

そして先ほど、彫刻家のワイフ吉田満寿美の彫刻作品完成。
10年前は新車だった中古車のたっぷり入るカーゴスペースに積込完了。

徹夜走行の次は、日の出とともに働き、なかなか鍛えられる展覧会前の日々を過ごしております。

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2012-10