工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

祝キーポン誕生日 

2012/11/30
Fri. 05:49

待ちに待ってたかどうか・・・

微妙でありますが、ひとまず、現代彫刻小品展とそれに関する事業企画の要望書第1弾校正が帰ってきました。
その間、私の方は、大学の彫刻研究室へお邪魔したり、仏乗さんの描いた達磨さんを拝見に寺参りをしたり、うろうろしつつ、ホームページの材料をまとめたりと、工場にも行かないでアチコチバタバタばかりしていました。

事務方のお兄さんが出勤したら、さっそく問い合わせて内容を次ぎにつなげようと思っています。
何か、1週間がアレッという間に過ぎてしまいます。

チョット前に改めて、1年が過ぎていくのも早いなぁ・・と感じたところです。
丁度1年前にも、同じようにキーポンの誕生日で(あたりまえか)ワイフがセッセと腕をふるったことを思い出します。
去年と違うのは、高校生になったキーポンの誕生日が、期末試験の勉強と重なったこと。
これから高校卒業まで、彼女の誕生日は期末試験の最中になります。

まぁ、世の中そんなもんで、自分が気がつかない間に、少しずつアレコレ忙しくなって、いつの間にか自分の誕生日も忘れていたりして、そのうち、家族のみんなも忘れ切ってしまって、月日だけがしばしも留まることなく過ぎていく・・・そんな毎日が当然になってしまう・・・ことになりかねません。
さいわい、吉田家は、しっかりもののワイフがそのあたりをきちんと抑えてくれているので、家族の記念日が日常の暮らしに埋没して通り過ぎてしまうようなことはありません。

さて、次はクリスマスがやってきます。
ボーズにはさして関係のないことですが、それは私一人だけのこと。
都合よく甘えてくるキーポンが、1ヶ月後のサンタさんを狙いはじめています。
・・恐い怖い・・

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ワイフからの贈り物 

2012/11/29
Thu. 06:32

来年の現代彫刻小品展開催に向けて、期間中の内容を具体的にうめていく作業が続いています。

最近、目が覚めるとそんなことばかりで、日頃使わない脳みそを動かしているものだから、どうも身体全体が固まって、不調が続いています。
たぶん、私の場合、常に何かしら身体の何処かを動かし続けていたほうが調子良いんだろうなぁ・・と、そんなふうにも思っています。
これで万善寺の坊主などつとめて、法事が入ったりすると、正座のまま1時間以上も動かないでいたりするものだから、余計身体が固まって、体調不良が慢性化します。

そんな状態のまま、半日は寺の用事でつぶし、残りの半日で島根大学の彫刻研究室へお邪魔してきました。
数年前に先生の移動があって、今の先生に会ったことがなかったので、それなりに結構緊張しましたが、とても気さくに、かつ、丁寧に、私のわがままな話を最後まで聞いてもらい、付き合ってもらいました。

「プロの作家が開催する展覧会の企画は助成の対象になりません」といわれ続けて、内容が展覧会のことになると、先々で門前払いされることが続いていて資金調達もままならず、体調不良もいっしょになってなんとなく気持ちが滅入ってしまいます。

珍しく1日中家を空けて、夜も9時を回ってから帰宅して、途中のスーパーで買いあさった半額食品で夕食を済ませ、 CBSのドラマを1本見て気を紛らわせて就寝。

ついさっき、ネコチャンズの朝の一騒動で起こされてボォ〜っとしていると、
「ハイこれ!」・・と、ワイフから渡されたのが図書館除籍図書のキネマ旬報。
特集は、「必死剣鳥刺し」
本当に胸が締めつけられるほどのつらい映画。
とても丁寧につくってある良い映画なのに2度と見たくないとも思う。

知らない間にハリウッドに慣らされた自分に気がついたりもします。
泣ける映画ともまた違う、つらい悲劇から元気を頂いているようなところが日本映画の良さでもあると思います。
ヨーロッパでいうと、ひと頃のイタリアあたり。

最近は、「二度と見たくない」と思いつつ、何時までも心の何処かにしまい込まれていて、時折ふとした拍子に思い出したり、何十年もたってから、リバイバルで見直したり、そんな映画がめっきり少なくなったように思います。
もっとも、昔のように何かに取り憑かれたように映画を見あさることも無くなったりもしているのですが・・・
まっちゃんどうもありがとう、何故か若干やる気が甦ったような気がします。

そうそう・・今日はキーポンの誕生日。
送りがけに、さりげなく「おめでとう」でも言ってやりましょうかねぇ・・

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仏乗さんのこと 

2012/11/28
Wed. 05:27

万善寺とはケタ違いにデカイ立派な禅寺へ、仏乗さんの描いた達磨さんを見に行ってきました。
そこは、仏乗さんが石見銀山の栄泉寺へ19世住職として移動する前に在籍していた禅寺です。

ちょうど、住職さんは托鉢に出かける前の時で、少しだけお話をすることが出来ました。
古い寺歴を、サッと取り出して見せていただきました。
たいしたものです。
歴史も定かでない万善寺など、消えて飛んでいきそうなチッポケな寺だということを再確認しました。

肝心の「仏乗さん」ですが、ご住職にとっては、当山15世大和尚程度の認識しかなくて、仏乗さんの画才に関する話題は出てきませんでした。
やはり折角のこと。
次回の現代彫刻小品展の、この機会にもう少し「仏乗さん」を掘り下げて見ることも必要だな・・と改めて感じたところです。

須弥壇右奥の床に、どうどうと鎮座した達磨さんは、古くは島根に縁のある雪舟さんから、禅画で外せない白隠さんや、ひょっとして長沢芦雪さんとか、江戸中期の蕪村さんやら、南画、文人画と色々な影響が見え隠れしていて、とても面白い研究対象であるとも思います。

何とか予算がついて、仏乗さんと達磨さんと福光石の石彫がむすびつけば良いんだけどなぁ・・

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制作の環境 

2012/11/27
Tue. 03:45

二・三日前から帰省中のなっちゃんが始発の飛行機で東京へ帰ります。
オヤジは、アッシー君で空港まで送ることになります。

石見銀山から空港までは、だいたい1時間半。
朝が早いので下道の日本海側を東進しようと思います。

ちょうど、国道から一つ北側のその道へ別れるあたりに、海に面したオシャレな図書館があって、その入口のフリースペースでちょっとした作品展示が出来るようになっていて、吉田家のすぐ近所に暮す絵描きのお姉さん(といっても、私の子供ほどに若い)が個展をしていて、少し前に行ってきたところです。

会場の具合も、自然光を上手に取り入れて、なかなか良い感じに仕上がっていましたが、天気が良くて晴れた日の夕方には、西陽の影響を受けるような気もして、結局は市民ギャラリーの領域を越えるところまでにはいかないだろうなと思いつつ、作品を鑑賞してきました。

習作も含めて大作から小品まで、彼女らしい作風の平面が並んでいる中で、3点ほど良い感じの絵があって、そのあたりを絞って表現を固めていくと、なかなか今後の展開が楽しみな気がしました。
もっとも、それも単なる他人事で、私が自分で勝手にそう思った程度のことですから、彼女が何を思ってどう次につなげるかは、彼女次第。
私としては、むしろ、彼女のようにコツコツと制作や発表活動を続ける同志が近所に暮すことに意味があると思っています。

この前の鍋の会も、大森町民の一人で参加していました。
酔っ払いの吉田は、ほとんど会話もありませんでしたが、何時かはゆっくりと絵のことなど話したいものです。
こうして改めて思うと、すぐ近所のことなのに、なかなか会話の機会がなかったりするものです。
まぁ、その程度の付き合いが、お互いうっとうしくなくて適当なのかも知れませんが、一方では、まがりなりにも作家仲間が近くにいると思えるだけで、それなりに刺激になるし、張り合いもでます。
ワイフの存在も外せませんが、私のように、自堕落で飽きっぽいオヤジにとっては、適度な緊張感で支えてもらっている存在の一人でもあります。

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2013現代彫刻小品展in石見銀山第1次締め切り間近 

2012/11/26
Mon. 09:18

2学期もあとわずかとなって、期末の試験週間に入ったキーポンは、珍しく勉強に目覚めて、友達と予定を立てたりして、一応セッセと試験勉強をしている風に見えます。
日頃は部活暮らしで、自宅にいると何もしないでプラプラしているばかりなので、何時になくワイフが色々気遣って、吉田家はそれなりの緊張感に包まれています。

そんな中、なっちゃんが友達の結婚式絡みで帰省していて、日常の平和が乱されたりして、オヤジとしては、どうも落ち着いて展覧会の申請事務に取り組めないでいます。
せっかくの連休の2日間を講習やら研修やら試験やらで潰したワイフは、なっちゃんの梅酒を少し飲んで爆睡。

なんとなくあわただしい週末が過ぎました。

一夜明けた石見銀山は、またも冷たい雨。
キーポンの登校はワイフが変わってくれました。

今週は、展覧会申請書類の提出と、その後の担当事務方とのやり取りで気の抜けない1週間になりそうです。
上手くいけば、プレゼンの準備に入ることにもなります。

一方、プロ・アマを問わない彫刻家への公募は、第1次締め切りが明日の火曜日。
来年6月の開催ですから、気の早い話です。
おかげさまで、すでに20名近い出品者が決まって、滑り出しも好調です。
これから、素材や具象・抽象、地域配分など考慮しながら全国広報に入ります。
ホームページのほうも、やっとページ構成の原案が固まりつつあって、原稿も少しずつまとまってきました。
何とかして11月中にはウエブアップしたいのですが・・・きびしいかなぁ〜・・・

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吉田家の昼食 

2012/11/25
Sun. 07:50

連休だというのに、講習会か研修会かよく分かりませんが、1日中講義があって、何とテストもあるというワイフの2日目がはじまりました。

今ごろの季節にしては、ストーブもいらないほどの、なまぬるい暖かさの石見銀山を、先ほど出発。
色々と、食事の準備をしてくれていて、あとは私が適当に小出ししながら、子供たちに食べさせるだけ。
こんな時にかぎって、キーポンはテスト期間に入るし、暴れん坊のなっちゃんが帰宅するし、家事を守るオヤジは、けっこう緊張しながら1日を過ごしています。

そこで昨日・・オヤジのナンチャッテ昼食。
ワイフが段取りしてしてくれていたタコライス。

さて、そろそろご飯も炊けてきたし、本日の朝食でも作りはじめましょうかねぇ・・
これが平日だと、今ごろは朝の登校前の大騒ぎの最中。
あぁ〜、お休みの日でよかったぁ〜・・

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スッピン共演 

2012/11/24
Sat. 08:30

真夜中丑三つ時・・・

突然、ガタピシと玄関板戸が開いて、「帰ったぞぉ〜〜」
近所迷惑かえりみず、大声で暴れ回り、ワイフにのしかかり、キーポンをいじりまくり、ネコチャンズを追いかけ回し、ひとしきり大騒動。

吉田家長女のなっちゃんが、東京から帰宅したのであります。

その後、本人は真夜中に風呂。
睡眠を妨害されたオヤジは寝つけないまま、しばらくモヤァ〜っとしてイジイジしていたら、キーポンのけたたましい目覚ましで、気がつけば朝。
逃げ回っていたネコチャンズも落ち着き、甘え上手のシロは、いつの間にかスッピンのなっちゃんに寄り添ったりしています。

真夜中に襲撃されたワイフは、今日から2日間、教員免許更新の講習会。
オヤジの方は、先ほど、朝の主夫仕事で、子供たちの朝ご飯が終わったところ。

貴重な1日が、怒濤のごとく崩れ去っていきます。

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鍋じゃ鍋じゃ 

2012/11/23
Fri. 10:47

おはようございまぁ〜す!
・・って、すでにお昼前。

いやぁ〜、久々に爆睡しました。

・・・という訳で、昨夜は鍋で盛り上がりました。

アンコウ鍋・・・うまかったなぁ〜
はかた鍋・・・・肉団子絶品
鯖鍋・・・・・・癖になりそう・・
〆の雑炊も完食!

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発展性のないうちあげ話 

2012/11/22
Thu. 06:06

この前から、若干集中して次回現代彫刻小品展の事務処理をしているところです。
諸々の事情で、ホームページの制作が遅れているところへ、それをジャンプして次の展覧会の準備に入ったことになります。

11月から12月にかけては、万善寺の年回法事もなりをひそめ、あとは年末年始の作務を続けるだけの静かな毎日が続きます。
このような時に、彫刻関係の用事を入れておかないと、間際になって焦ってしまうことになります。
結構真剣に、そんなことも考えながら早めに取り掛かったデスクワークでしたが、まずは、予算獲得の段階でつまずいています。
自己資金が充実していたらこのようなことはないのですが、ふがいない話です。

そのような悶々とした1週間になろうなどとは、思ってもいなかった頃に、梅の店のハルちゃんと企画したのが鍋の会。
今年の現代彫刻小品展では、期間中毎日のように昼夜問わずお世話になった梅の店ですが、事後処理のドタバタで、そのお礼もまともに出来ていなかったのでフラリと立ち寄って、ついでにトントン拍子に話が盛り上がって鍋の会決行・・となったしだいです。

せいぜい15人ほどで満席になるお店スペースですが、その位の方がかえってアットホームな気楽さもあるので、ピッタリ吉田サイズでもあるわけです。
まずは手分けして隣近所に声をかけたら、アッという間に定員達成。

後出しチョンボのようなチラシポスターですが、今後のご参考までに(??)お見せしておきましょう。
100%裏メニュー・・ハルちゃんオリジナルの鍋が楽しめます。
そのうち、第2弾あたりが、あなたのお手元へ届くかも知れません。
まだ、現代彫刻小品展の事務処理でつまずく前の、比較的余裕をぶっこいていた頃の労作です。

ちなみにfacebookではひと足お先にお目見えのネタです。あしからず・・

先走り特別企画

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仁義なきネコチャンズ頂上作戦 

2012/11/21
Wed. 05:22

留守がちの吉田家では、お留守番のネコチャンズが次第に頭角をあらわし、行動領域を広げつつあります。
犬のシェパ爺亡きあと、我が家の長老ペット記録を更新している銀山川産のハエンゴも、すでに8歳を超えて水槽の主と化していますが、最近のネコチャンズの台頭で、枕を高くして眠れない状態が続いています。

世代交代の激しいグッピーたちは、水槽の底に張り付くように非難して、上からのぞき込むネコチャンズを水の中からのぞき返しています。

このまま行けば、自重で水槽にポチャリ!・・も、時間の問題です。
そろそろ、アクリル板の強化にとりかかる時期かも知れません。

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心が折れそう 

2012/11/20
Tue. 07:56

週が変わって、世間の緒企業諸庁が動き出すのを待って、現代彫刻小品展の予算獲得を目指し、若干小奇麗な格好をして、それでもと思って、まずは訪問前のお伺いを各所へ問い合わせると、次々に「チョット今日は難しいですねぇ」とか、「担当がいないので、またしばらくしてから・・」とか、さりげなく、やんわりと断られたりして、出だしからつまずきっ放し・・
結局、電話ですむ用事ばかりになってしまって、そのまま作業着に着替えて工場。
何やってるんだか・・・

夕方には、頼みにしていた助成金の獲得も難しいような話が舞い込んで、お先真っ暗。
あと1ヶ月で、何とか来年の展覧会費用を集めなければいけません。

晴れたと思ったらまた曇り、おさまったと思った風がまた強くなり、やっと乾いたと思った路面には雨がポツリポツリ・・

これから年末に向かってしばらくの間、先の読めない毎日が続きそうです。

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井戸神社の紅葉 

2012/11/19
Mon. 07:37

最近の高校生は休み無く毎日のように通学しています。
・・といっても、我が娘の事情しか分かりませんが・・

ということで、あいもかわらずワイフか私のどちらかでキーポンの送り迎えをしている分けですが、昨日の日曜日は、石見銀山の文化祭と重なって、ワイフはすでに7時前から会場へ出勤。
ジジイに近い私と三つ違いのワイフなのに、婦人会メンバーでは若手。
石見銀山の高齢化事情がつぶさに見えてきます。

とはいえ、ご意見番ぞろいのお姉さま方の叱咤をおそれて寄りつかない若奥様方も結構いっぱいいらっしゃって、彼女たちは、天下の無認可幼稚園のバザーなどでセッセと働いていらっしゃいます。

珍しくキーポンの部活が午前中で終わったので、父娘そろって、文化祭見学と、ワイフの表敬訪問。
その後、誕生日まであと10日に迫ったキーポンにプレゼントをせがまれて、町内にある石のお店でほぼ1時間。
・・まぁ、女性の買い物は時間がかかります。
オヤジの方は、アレコレ悩みながらお目当てを探し続けるキーポンのお付き合いに飽きて、それまで、お顔は知っているものの、会話のほとんど無かったお店のお姉さんと、時折オヤジギャグなどかましながら、とりとめのない会話を楽しんだりもしてひまつぶし。

昔は(といっても、私など石見銀山暮らし20年の歴史しかないわけですが・・)、町内にある井戸神社秋の例祭と併せて文化祭が行われていました。
その後、色々な事情で現在のような形で開催されるようになりました。
住民の人口減と高齢化は、そのまま手間数も減っていくことになるし、なかなか町内のお祭りごとも開催の維持継続が難しい状況です。

井戸神社に回ってみると、ひっそりと人影もない境内で、最近の悪天候に絶えたカエデが美しく紅葉していました。

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雨上がりの石見銀山 

2012/11/18
Sun. 07:06

貴重な雨上がりの1日、久々に石見銀山の町内を散策しました。

もう、この町へ移り暮して20年が過ぎます。
20年前の石見銀山は、世界遺産の話などカケラも出てこなくて、閑散としたゴーストタウンでした。

その頃からくらべると、「これが同じ町か?」と思うほど徹底的に人の手が入って、かくいう我が家もその1軒。
当時は、町内の有志が運動を起こして獲得した、重要伝統的建造物群保存地区(やたら長い)の指定がされてしばらくの頃で、「さて、これからこの町をどのように維持していこうか?」と、模索していた時期でもありました。
そのような状態ですから、まだ行政も本格的に動いて何をするわけでもなく、とにかく、地元有志が時折集まって、善後策を話しあう程度の動きがあったほどのことでした。
それでも、行政職員の一部で熱く燃えているメンバーがいて、彼らのネットワークを活かしながら、ささやかな補助金を元手に「視察」と称した観光旅行などをしつつ、地道に石見銀山の保存活用の方向性を具体化しはじめてもいました。

町並みには、住む人もいない空き家が点在し、次第に傾き、ある日突然倒壊が始まって手がつけられなくなってしまう・・という、維持限界の家が結構あって、吉田が住む前の家も、玄関先から天井を見上げると、屋根裏を通り越して空がチラチラ見えたりするような状態でした。
石見銀山の場合、10年落ちの中古車価格で購入出来るほどのあばら屋も、保存地区の網がかかって、修繕費用はかさむ一方。
結局気がつくとツー・バイ・フォーで新築したほうが安くついたりするようなことが常識になって、高齢化年金暮らしの集合体のような町は、そのような財力も気力もないまま元気なく停滞していたところへ、県知事の鶴の一声の石見銀山世界遺産登録発言。

そうやって保存修復が延々10年以上続いて、今年が世界遺産登録5周年を迎えたわけであります。
気がつけば、町並みからは電柱が消え、サッシが減り、瓦は来待の赤瓦に代わり、酸性雨で5年ともたない銅ぶきの雨どいが常識になり、観光ガイドさんとベロタクシーとレンタサイクルで、町並みをチラ見しながら足早に通過する観光さんたち・・・
そんな気ぜわしくにぎやかな町に変わっていました。

はたして、それで良かったのか・・・
観光さんたちに遠慮しながら暮している地元住民に、暮らしの安らぎはあるのか・・・
過ぎたことをむし返してもしょうがないし、先を見て生きるしかありません。
なかなか判断に苦しむところであります。

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石見銀山冬間近 

2012/11/17
Sat. 07:20

久々に晴れ渡った石見銀山の限りなく冬に近い秋の1日。
この好日を逃すまいと、朝から町内取材に出かけてきました。

石見銀山の吉田家と同じ自治会にある、曹洞宗の古刹栄泉寺歴代の住職は、期間の長短あるものの、それぞれにとても魅力のある僧侶が在職していて、江戸末期19世仏乗さんもその一人。
名僧と称された上に、画才も豊かで、数々の仏画を残し、好事家のあいだでは珍重され、軸物になって石見銀山をはじめ大田市各所の床の間を飾ったりしています。

来年の現代彫刻小品展では、仏乗さんの描き残した仏画の中から、達磨さんをとりあげて石彫に置き換えてみたらどうかと思っています。
栄泉寺にある達磨さんは、とても珍しい立ち姿。
おまけに、面壁九年で足も退化したといわれる達磨さんの両足まで描いてある珍品です。

朝も早くから住職さんを起こして、その軸を掛けてもらって、しばし仏乗談義。
そのうち、坊主家業の悲哀を吐露しあって、都市部の坊主の悪行を嘆き、田舎坊主の傷をなめあい、そんな大話で軽く小1時間が過ぎて、お互いふと現実に戻って、若干改まった挨拶を交わしておいとま。

その後、市役所の重職(今度は住職ではない)と、展覧会予算獲得の下話。
現代彫刻小品展に併せた何本かの企画を提案してみたものの、芸術文化の曖昧さに若干引きぎみの重職さんへ、ひとまず関係書類を手渡してそそくさとおいとま。

せっかくの良い天気なので、久々に石見銀山地内を一回りしてみると、知らない間にあちこちに新しい店などが開店していてビックリ。
そういえば、今年の観光シーズンは、ことごとく東堂さん絡みで万善寺暮らしばかりだったなぁと、記憶をふり返ってみたところです。

銀山地内の入口あたりにある大森小学校では、正面階段横の銀杏がザックリと大剪定されてみすぼらしくなっていました。
子供たちは、久々に雨のあがった放課後下校前のひとときを、変わらず元気に遊んで過ごしていました。

友達の少ないシャイな吉田ですが、それでも行く先々で町内の皆さんに声をかけてもらったりして、とりとめのない会話が、なりゆきで次第にもりあがって大話になったりして、何となく良い気持ちになって調子にのっていると、いつの間にか陽が傾いて肌寒くなっていたりして、あわてて帰宅したところです。

気持ちの良い1日が過ぎて一夜明けると、またもや冷たい雨。
石見銀山は確実に一歩ずつ冬に近づいています。

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大森小学校のこと 

2012/11/16
Fri. 05:38

彫刻でお世話になった兵庫県竹野町のイベントのもう一つの目玉は、地元小学校の子供たちが自由にペイントしたコウノトリの板絵。
ベニヤ板を、幾つかのフォルムで切り抜いたほぼ原寸大のコウノトリが、「三原谷の川の風まつり」のイベント期間中、田んぼミュージアムの会場を囲むように飛んでいます。

旧大森小学校2階の学校ギャラリーで受付の当番をしていると、その作者らしき子供たちが入れ替わりやってきて、教室の窓際から自分や友達の描いたコウノトリを探して、批評などしながら、しばし盛り上がっていました。
私の彫刻などチラミ程度。
チョット寂しい気もしましたが、自分の力作が大事なのはみんな同じこと。
うさんくさいオヤジの彫刻など、チラリとでも見てもらっただけでありがたいことです。

そのイベントのコアな実行部隊の一人でもある三輪さんが、facebookで学校の統廃合の話題を綴っていらっしゃいました。
地元住民としての地域への熱い思いと、子供の将来を思う学校保護者の一人としての親心の板挟みで思い悩む心情は、どこかしら共感するものがあって、気軽に「いいね」をポチッとするだけでは済まされないと思っていました。

実は、私の暮す石見銀山にも、「大森小学校」という耐震調査にもパスして未だに現役木造校舎の小学校があります。
吉田家の4人の子供たちは、全てこの大森小学校の卒業生。
吉田一家が石見銀山で暮すようになったそもそものきっかけの一つは、大森小学校の教員定数の問題を解消するためでもありました。
つまり、「1年生にあと1名入学したら、複式学級も解消されて、先生の人数が1名減にならないで済む」という、実に微妙で深刻な状況での引っ越しとじゅん君の入学が絡んでいたわけであります。

一方、何もなければじゅん君が入学するはずだった小学校は、新1年生の総数計算で1クラス減になり、先生も1名転出になりました。
たった一人の子供の存在が、地域の学校事情を動かすほどの大きな存在にもなるということを身をもって実感しました。

その後、その時の引っ越しまで隣の住宅で暮していたじゅん君と同い年の女の子の両親は、自分の子供はもっと大きな小学校に通わせたいからと、職場のある大田市から転出したそうです。
親の考えは実に様々です。
小学校の入学程度だと、子供本人には選択の意思は無いに等しいわけで、大人の考え一つで自分の身の振り方が決まってしまうところもあります。
石見銀山では大森小学校PTAのみなさんに大歓迎された吉田一家も、1クラス減った市内の小学校では、特に話題にもならなかったようです。

長女のなっちゃんが大森小学校へ入学した時は1年生男女2人ずつの4人で複式学級。
ノッチで若干持ち直すもののキーポンの同級生は女の子2人で常に複式学級。
キーポンが小学校を卒業してから、入学ゼロだったり卒業式がなかったりで推移していますが、地元の皆さんの努力で、IターンやUターンも増え、現在は少しずつ子供の数も増えています。

田舎の小さな小学校の卒業生でも、何の問題もなく大きくたくましく育っているのは、吉田家の実態で証明済み。
子供は大人の後ろ姿を見て育ちます。
だいじなのは、親の踏ん張りです。

何処かの国のように、偉ぶって詭弁ばかり操って肥え太っている我田引水の偽善者集団に騙されて操られてしまってばかりいると、そのうち痛い目を見るのは自分であったり、自分の子供であったりします。
デカイ学校で、付き合いの浅いPの仕事もろくにしないで、気楽に我が子だけと付き合って、自分の都合ばかりで子育てをするのも良いかも知れませんが・・・そんなオヤジの後ろ姿も、しっかり子供に見られています。
・・あぶない、あぶない・・

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雨じゃ雨じゃまた雨じゃ 

2012/11/15
Thu. 07:49

朝の目覚めは、また屋根を叩く雨音。
今日は、外仕事の日。
この様子だと、カッパで作業。
もう、気持ちを切り替えるしかありません。
・・・でも、濡れるのやだなぁ・・・

寝起きの悪いキーポンは、朝から機嫌が悪くてプリプリしているし・・
ネコチャンズは、雨音に負けないくらい朝っぱらからドタバタ大騒ぎで走り回るし・・
どちらかというと雨男で、そんなに嫌いでもない雨降りも、ここまでダラダラ毎日続くと、気分もしだいに湿ってしまいます。

本日の石見銀山は、終日雨模様のようです。
ケガしないように、気持ちを切り替えて乗り切ります!

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風神さん雷神さん 

2012/11/14
Wed. 08:47

このところワイフがお休みなのと、私の書類作成と、おまけに天気が悪いのが重なって、朝に焚き付けたストーブが、夜寝るまで燃え続けています。

石見銀山の昨日は、昼間からものすごい悪天候で、時折我が家の薄いトタン屋根を雹が叩きつけたり、煙突が倒れるのではないかと心配なほどの突風が過ぎていったり、夕方から夜になると空が光りはじめて、寝る前にはドカンとけたたましく雷が鳴りはじめたりと、まぁ、なんともにぎやかな1日でした。

パソコンのデスクワークも、常時通電しているデスクトップが心配で、それこそ太ももをデスク代わりに、ラップトップでプチプチキーボードを叩いたりしていました。

キーポンは今年に入って何回目かの貴重な休部だったのに、このような悪天候でしたから、さりげなく何気なく、適当に都合の良い言い訳をつけて、久々に私とワイフの間へ潜り込んで、
「風神さんと雷神さんが怒ってるよ!」
などと、しおらしいことをいっていました。
まったく、高校生にもなっても、何時までもオコチャマチキンです。
もっとも、酉年のワイフとチキンオヤジの子だから仕方ないのかも知れませんが・・

にぎやかな一夜が明けた石見銀山は、未だに時折思い出したように雨が落ちたりして、町全体がシットリとぬれています。
だらしない秋の紅葉も、昨夜の風神さんと雷神さんのおかげで、見る影もありません。
これから、今年最後の観光連休なのに、残念なことです。

さて、ネコチャンズの日課になっている朝の過激な運動会も治まったし、本日中に彫刻展関係の書類を完成させるべく、気持ちを切り替えましょう!

・・・と、その前にコーヒーを一杯。
それから、iTunesのPodcastをチェックして・・と・・

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岩国れんこん 

2012/11/13
Tue. 06:08

彫刻絡みの慌ただしさが落ち着いて、何時もの暮らしが戻りはじめた頃・・

寺の用事を終わって帰宅すると、玄関に入ってすぐの上がり框に宅急便の箱が置いてあって、見ると「岩国れんこん」と書いてあります。
送り主は岩国在住の女流彫刻家Tさん。

中には、れんこんと一緒に次回の現代彫刻小品展出品の申込用紙が入っていて、出品は合計3点とのこと。
FAXかメールで済ませてくれればいいのに、えらい高いものについてしまったようで恐縮です。

岩国というと、新進気鋭の女流彫刻家の存在と、オスプレイの飛来で話題の米軍基地と、それに錦帯橋くらいしか、吉田の乏しい情報網に引っかかっていなかったのですが、まさか、れんこんが特産だったとは・・・

ものの本によると、岩国れんこんは200年近くの歴史があるのだとか・・
平地では、稲作の水田よりれんこん栽培の水田の方が多いぐらいだとか・・
知らなかったなぁ・・

早速、ワイフにせがんで夕食に登場。
シャリシャリ感がたまりません。

岩国のお百姓さんの苦労と、Tさんの心遣いを噛みしめながら、堪能しております。

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雨上がりの銀山川 

2012/11/12
Mon. 05:57

なんかうるさいなぁ・・と雨音を聞きながらうつらうつら少しずつ覚醒していたら、耳のすぐ近くで突然けたたましい音楽が鳴りはじめて、ワイフのうなり声が聞こえてきて、今度は足下の方でまたデカイ音楽が鳴り響き、それが断続的に3回くらい続いて、そんな状況で睡眠をむさぼることも出来ず、にぎやかな目覚めの朝です。
自分一人だと、高血圧の助けもあって適当に目覚めると、ちょうど良い具合の時間になっていて、目覚ましなどまったく必要ないのに、吉田家の女性たちはそれが無理のようです。

珍しく週末から2日間続いていた好天が、日曜日の早朝にはまたどしゃぶりになって、こう度々雨ばかり降っていると、外に出るのもおっくうになってしまいます。
このまえからネコチャンズの様子を見ながら、ストーブを焚きはじめましたが、彼らも、ほぼ現状の変化を把握してきて、熱く焼けたストーブを警戒しつつ、好奇心で時々周辺をウロウロしています。

軟弱オヤジは、刈り込んだボーズ頭の地肌が雨で濡れるのを嫌って、1日中デスクワークに切り替えようと心に決めていたのに、突然のクロちゃんの体調不良で、朝から病院へ連れて行くことになってしまいました。
通院は東堂さんのお付き合いだけで十分なのに、結局どしゃ降りの中、猫の通院まで付き合うことになって、なかなか鍛えられます。

診断の結果、ネコ風邪と判明。
抗生剤を注射されたり、薬をもらったりして帰宅。
その頃になってやっと雨も上がりはじめた様子なので、銀山川のわきで途中下車。
雨上がりの川岸では、雑草だけが元気に瑞々しく青々と茂っておりました。
今年の石見銀山は、なまぬるい秋から紅葉も期待出来ないまま冬になってしまいそうです。

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しぶといヤツ 

2012/11/11
Sun. 04:01

夏前に終わった現代彫刻小品展の報告を出品作家宛に発送する時、来年の展覧会出品依頼を同封しておいたら、その後、封書やメールなど、すでに10人近くの出品快諾が返ってきて、なかなか好調な滑り出しになっています。
結婚をきっかけに石見銀山から東京へ転居した具象の作家からもメールが返ってきました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
こんにちわ、お疲れ様です。
・・・・・・
あれから本展見に行って、トントン冬が近づいてきて、うちのそばの街路樹が紅葉しております。
そして職場ではクリスマスに模様替えし、正月の商品の話がではじめ、、月日が飛んで行っております!
・・・・中略・・・・・
もちろん次の小彫刻作品展も出します。早い案内ありがとうございました!

最近の私は、ゲンの余命一ヶ月宣言にびびり、治った事に安堵してたら、大学の友人が当時から飼っていた猫の黒ちゃんが老衰死し、仕事ではストレスがギックリ腰へと急転直下し、トホホです。 何が起きるかわからないこの頃です。

銀山では紅葉が信じられないくらいきれいでしょうねえ!
ゲンさんが濡れて落ちた紅葉を鼻でつついていた姿を思います。ゲンも犬の子だったか..と病死を覚悟しましたが、さすが私の息子です、しぶとい。 
いつまでも魅力的なヤツです。
・・・・以下略・・・・
(備考:ゲンとは、彼女が石見銀山で暮している時に飼っていた雄犬)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

久しぶりに晴れたので、セッセと薪づくり。

今年は、東堂さんがらみのドタバタで、思うように自分の時間がつくれなくて、あちこちで薪の調達をする余裕もなく、昨年からのなりゆきでお付き合いが続いている製材所のお世話になることが増えました。

ポンコツ君に積載量ギリギリの製材落ちを積んで、今回が今年3度目。
ほぼ1日あれば1ヶ月分のストーブ燃料が出来上がります。
前からの備蓄も含めて、やっと滑り込みセーフという感じでひと冬を乗り切ることが出来そうです。

その、薪づくりの最中・・
製材落ちの松の木表に張り付いた雑草の種が芽を出しています。
このところ降り続いた生温い雨模様のおかげで、発芽の水分が確保出来たのでしょう。
なかなかしぶといヤツです。

これから暮れに向かって、私も雑草に負けないようにしぶとくもう一踏ん張り。
遅れ気味の現代彫刻小品展ホームページ年内リニューアルを目指して、すきま風の吹きすさぶ我が家の書斎へ、しばらく引きこもろうと思っているところです。

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久々のネコチャンズ 

2012/11/10
Sat. 07:36

何となくぬる〜い天気が続いている石見銀山ですが、それでも季節は確実に冬に向かっているようです。

毎日同じように続く朝夕のドタバタがふと途切れた時など、何処からともなく肌寒さが伝わってきて、思わずブルッと震えます。

ネコチャンズが相次いで吉田家に転がり込んだのは、まだまだ暑さが続く頃のことで、彼らにとっては、石見銀山の冬もはじめての経験になります。
いつもだったらとっくにストーブへ火を入れている頃なのに、結構寒がりのワイフはネコチャンズが火傷することを心配して、未だに火の気のない吉田家で朝の炊事などをこなしています。
それも、何時まで続くわけもないので、彼女が出かけている間に、ストーブへ薪を突っ込んで、チビチビ焚き付けはじめて、ネコチャンズの様子を慎重にうかがいつつ、ゆっくりと鉄板を暖めながら、放熱型ストーブの実態を学習させました。
これからしばらくは気の抜けないストーブ焚き付けが続くでしょうが、それでも彼らは、少しずつ熱くなっていくストーブを肉球で確かめつつ、その危険性を体験的に学習している様子がうかがえます。

ところで、世間では周知の「猫舌」ですが、肉球はどうなのでしょう?
「猫肉球」なんて言葉も聞いたことないし・・・
猫本を読みあさって猫学習を続けているワイフにでも聞いてみましょうかねぇ・・

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石見銀山の日々 

2012/11/09
Fri. 06:41

石見銀山の町並みの朝は、毎日のように路面が濡れています。

シトシト降り続く霧雨だったり、突然の土砂降りだったり、とにかく、またかというほど毎日、夜の雨が降っています。
秋の長雨が、そのまま冬の走りに変わってしまいそうな気もしますが、そのわりには厳しい冷え込みもなく、本格的に薪ストーブの助けが必要になるでもなく、なんとも曖昧な日々が続いています。

今年は、石見銀山が世界遺産に登録されて5年目を迎える節目の年になっています。
毎週土日には、公園に設置された特設ステージで、石見神楽や和太鼓、地元中学校の吹奏楽演奏などが繰り返し開催されています。
石見銀山の町並みに面した吉田家は、その特設ステージの近所なので、催しの音が良く聞こえます。
・・ということは、その裏番組で裏庭の草刈りや、チェンソーで薪造りなどしてしまうと、エンジン音がジャマをしてしまいそうなので、何となく土日の吉田家営繕に手がつけにくくなったりします。
このような状態が半年近くも続くと、石見銀山住民の端くれである吉田の日常の暮らしが何となく狂ってしまって、休日の日中も思うように使えなくなって苦労します。
もっとも吉田の場合は、寺暮らしが増えたせいもあって、余計に窮屈な暮らしぶりを強いられているわけでもありますが・・・

今年は「三原谷の川の風まつり」にあわせて竹野町桑野本の古民家独り暮らしも加わりました。
いつになく留守がちが続いた私の何気ない愚痴を聞きつけて、ワイフの厳しい突っ込みが、ノミの心臓にグサリと突き刺さります。
「アンタのいない家を守るのも大変なんだからね!」
朝晩の家事はもちろん、「回覧板の配りものに、キーポンの送り迎えに、ネコチャンズやグッピーや、銀山川のハエンゴの生き残りの世話に・・・」

・・ごもっともでございます・・
こんどは、二人で仲良く竹野町の古民家暮らしでもしましょうよ。

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IMG_5921.jpg 室内も立派

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2012のアンディ 

2012/11/08
Thu. 07:49

若干焦り気味なのは、何故かオヤジ・・

遅ればせながら・・・
ノッチの卒業制作にむけての創作活動が始動。

エアキャップで厳重梱包して、保険までかけて発送した27個のキューブは、そのうち2〜3個がダメージで使用不能だったとか・・(保険使えばよかったのに・・)
そのせいなのか、自分の意思なのか、結局24個のキューブで、何やら始めたようです。

届いた写真は・・ポップなカラーと絶妙構図の写真
制作場所は・・ゼミ室を占領独り占め
現実は・・教室があまりにも静かで、独りで爆睡
進捗状況は・・教室があまりにも汚いので、独りで大掃除
目指すは・・ロイ・リキテンスタインかアンディ・ウォーホル
ノッチ的には・・キース・ヘリングはないか・・
オヤジとしては・・バスキアあたりも捨てがたいが彼は1980系か・・

などと、しばし1960年代あたりに思いを馳せたオヤジなのでありました。

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吉田家の朝 

2012/11/07
Wed. 08:27

長い旅から帰宅して、彫刻の移動や、工場の整理などして、秋の曖昧な紅葉の石見銀山周辺をウロウロして、恒例になったキーポンの送迎や東堂さんの通院お供などあって、そんな落ち着きのない慌ただしい毎日を過ごしていたら、すでに11月も1週間が過ぎています。

「今朝はチョットゆっくりだから、私がキーちゃん送っていこうか?」
と、いつになく優しげなワイフ。
久々にくつろいだ吉田家の朝を向かえています。

・・・と、チラリとテーブルを見ると、私の定位置のあたりにさり気なく置かれたキーポンのテストプリントは漢字も数学も満点。
久々に見る好成績。

何か、11月は良いことあるかも・・と思っていると・・・何時もの車屋さんの工場長自ら電話。
「なかなか電話しにくくて遅れたんですが・・、マフラーが見つかりません。結局新品になりそうなんですがぁ・・」
2・3日前に愛車のマフラーの溶接が外れてぶら下がっていたのを見つけて、例のごとく修理しようとドック入りいていたのですが、「ここまで来ると、限界ですねぇ・・」と、最後通告されたばかり。

やれやれ、11月も色々なことがありそうです。気が抜けません。

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三原谷石彫ワークショップ 

2012/11/06
Tue. 07:33

三原谷の川の風まつりは、兵庫県竹野町で毎年収穫の時期にあわせて開催されます。

その竹野町の日本海沿いに産出されていた青井石を使って、今年は「石のお地蔵さんを造ろう」というワークショップを企画しました。
講師は、島根県安来町の石彫仏師坪内さん。

何せ、はじめての石彫体験なので、どれだけの参加者があるか未知数。
主催者の皆さんもドキドキだったでしょうが、言い出しっぺの私も当日までドキドキで、身も細る思いでした。

結果はごらんの通り!
大人から子供までとても熱心に石彫に取り組んでもらいました。
青井石を提供していただいた石材屋さんも飛び入り参加の大盛況。
まだまだ、タップリと材料の青井石も残っているし、さて、この調子だとパート2があるかもしれません。
楽しみなことです。

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一人暮らし 

2012/11/05
Mon. 07:46

子供たちが小さい頃は、似たような家族と連れ立って、島根や周辺のあちこちでデイキャンプや、時には数日間の本格的なキャンプなどしていたものです。

今回の三原谷のイベントは、私にとっての久々のキャンプのようなもので、使い古しのカセットコンロを持ち出して、朝夕のコーヒーや、ちょっとした夕食など作りながら数日間の一人暮らし。

このようなことは、久々のことなので、最初はなかなか頭も回転が鈍くて、身体の動きもぎこちなかったのですが、そのうち昔のカンも戻って、結構毎日の炊事などを楽しんだりしていました。

長丁場の展覧会で重要なのは、主催者や地元の皆さんに迷惑をかけないこと。
自分の我が侭で、アレコレ無理難題を通してしまうと、やはり摩擦も出るし、溝も深まる。
私のように、普通に難解な彫刻など造っていると、せめて人間だけでも限りなくノーマルでないとねぇ・・と思いつつ、結構普通にひねくれていたりして。

まぁ、何れにしても、皆さんの日常の暮らしに、当たらず障らず、静かな毎日を心がけた次第です。

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三原谷の吉田満寿美 

2012/11/04
Sun. 08:35

いやぁ〜、心が洗われますなぁ〜・・・

先ほどまで、おかみさんのうちあけばなし??というより、やっぱりぐちばなしにお付き合いしながらの朝食が続きました。
私がいなかった1週間の出来事を、プリプリ憤慨しながら、小一時間ほど語り続けておりました。
朝ご飯が消化不良にならないか心配なので、早速、万善寺唯一の避難場所兼書斎兼寝室のロフトへ篭って胃薬をゴクリ。

夏の間、どうなることかと心配の東堂さんは、秋になってめきめき回復。
以前と同じ暮らしは出来なくなりましたが、それでも我が侭坊主に気合いが入って、おかみさんの愚痴のネタをつくり続けております。

思い返せば、夢のような三原谷の数日間でありました。
今年は、ほぼ連続1週間の滞在をしながら、竹野町の海から山谷の彼方此方や豊岡など散策し、少しずつ兵庫県北部の様子が見えてくるまでになりました。
豊岡市中心部のでかいスーパーは地元の食材であふれ、これだけ新鮮な山海の旬があれば何日でも居続けられるなぁと、不純な妄想が駆け巡ったりもしたところです。

滞在中の日課は、ワイフのインスタレーションのチェックからはじまります。
夜明けと同時に、長靴はいて田んぼミュージアムへ散歩がてらの移動。
途中、地元お百姓さんたちのボス(だろうなぁ〜)の小山さんから声がかかります。
「おはやいですなぁ〜〜」
(いやいや、そちらの方がずぅ〜っと早くからお仕事じゃないですか・・)と、思わずつっこみたくなるのを我慢して、「いやぁ〜、それほどでも・・」
そんな早朝の会話で、少しずつ身体も目覚めはじめる頃にワイフの田んぼへ到着。

だいたい15センチほど下は岩盤だという田んぼを、イベントの期間中貸していただいています。
今年のワイフは、キーポンの吹奏楽出前演奏や石見銀山の文化祭などとぶつかって身動きが取れない状態だったので、私が彼女の遠隔操作で作品設置。
そんな事情もあって、1日数回の現場チェックは欠かせません。

7時前に田んぼ裏山の谷間から朝日が昇りはじめます。
冷たく湿った谷間に田んぼの土の匂いが混ざって、ミネラルタップリの秋の空気が流れてきます。
最高のロケーションに、ワイフのインスタレーションがゆるやかに揺れていました。

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オヤジ紀行ー六本木編 

2012/11/03
Sat. 06:56

上野の都立美術館から、知る人ぞ知る六本木の美術館へ秋の展覧会が移動して、もう6年目になるでしょうか?

毎年10月になると、搬入やら陳列やら搬出やら、通い続けているのに、まだ美術館内の複雑なルートを覚えることが出来なくて、エレベーターで上がったり下りたり、迷い続けているところです。

私の彫刻は野外展示場と決まっているので、最近はそれなりに迷うことなくたどり着けるようになりましたが、迷路のように張り巡らされた絵画の壁面を縫うように移動する総延長距離は、そろそろくたびれはじめている膝の関節になかなかのダメージを与えてくれて、結構厳しいものがあります。

そのような状態ですから、自然と足が動かなくなって、野外展示場に張り付くことが多くなって、フラフラとそのあたりをうろついていると、結構知り合いが訪ねあてたりしてくれて、ギリギリで発送した招待状の効果もまんざら外れではない様子です。

M氏は、ワイフの高校時代(だったかな?)の担任(だったかな?)の先生。
なかなかのスポーツマンで、テニスやらスキーやら足腰を鍛えていて、そのせいか、高齢にもかかわらず、とてもかくしゃくとして姿勢も正しく、なかなかダンディーな紳士です。
展覧会のお知らせを送ると、色々都合をつけて会場を訪ねて頂いているようで、私としては、それだけでも制作を続けている価値があると、あらためてそう思います。
丁度、今年はワイフの受賞もあって、M氏は自分のことのように喜んで頂いているようで、こちらも、島根の田舎から出かけてきたかいがあったと嬉しくなります。

美術館の事務方の締めつけが年々厳しくなって、作品制作と発表に不自由します。
表現の自由を拘束されているようで、なんとなく「それはちがうだろう!」と、突っ込みを入れたくなってきます。
美術館の職員であの状態ですから、日本の彫刻文化に対する見識の不毛さを露呈しているようで寂しくなってしまいます。
次代を担う若い作家の美術館離れは仕方のないことなのかも知れません。

丁度時期が重なる「三原谷の田んぼミュージアム」の解放感と地元オヤジの協力態勢を比べるに、たった2日の彫刻展の方が、ずっと前向きで充実感のある展覧会になりつつあります。
そのあたりのことは、またの機会に・・・つづく。

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まだまだ続くオヤジ旅 

2012/11/02
Fri. 07:41

家庭内のイザコザで、吉田家を追い出されたわけではありません。

こうみえても、結婚生活30年を迎えるベテラン熟年夫婦ですから、少々の波風で仲たがいするほど柔な吉田家ではないのです。
・・・といっても、10月はほとんど石見銀山の自宅に暮すことも無く、彼方此方を点々としながら暮しておりました。

すでに11月に入っているのに、10月のネタが多すぎて消化出来ません。
このところ、冷たい雨も降り続いているし、しばらく石見銀山に引きこもって、便秘気味の消化不良を解消すべく、ネタの大量配信でもしようと思っているところです。

まだ、ワイフと結婚する前に、大学へも行かないで遊び狂っていた頃からの友達が、展覧会の最終日に六本木の美術館へ次々と駆けつけてくれました。

まずは、その第1弾・・・
あぁ〜みえても(失礼!)ワイフは中学校の頃からバスケットをしていて、高校では代々木の体育館で試合をするほどの腕前・・・だったと思うけど・・
大学では4番で、バスケットコートを走り回っておりました。
その頃からのつき合いの、彼女のバスケット仲間などが、今でも展覧会の招待券などを送っておくと、こうして忙しい仕事の合間をつくって会場へ駆けつけてくれます。
本当にありがたい話です。

さすがに、年月の流れは正直なもので、吉田がオヤジになると一緒に、彼女たちもそれなりに年季の入ったお姉さまになっていますので、そのあたりをさりげなくスルーすべく、愚作をメインに記念撮影〜パチッ!〜

雨上がりの六本木のオシャレな美術館を背景に、数年ぶりの久々の出会いで、会話も弾み、長旅の疲れも薄らぎました。

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オヤジ紀行ー番外編 

2012/11/01
Thu. 06:31

石見銀山で開催している現代彫刻小品展のスピンオフ企画展で春先にお世話になった彫刻家の本多さんへ、まともにお礼もしないまま秋になってしまいました。
このまま知らんプリは出来ないと、東京の展覧会にスケジュールを併せて鷲宮まで足を伸ばしてきました。
同じ現代彫刻小品展に作品出品を続けてもらっているOさんとTさんも鷲宮へ集まることになって、小品展のチョットした打ち上げ的雰囲気になりました。

鷲宮には、関東屈指の名湯があって、私のもう一つのお楽しみは、その温泉。
1000m以上の掘削で沸き出した温泉はとても効能豊富で、温泉好きの私には欠かせません。
温泉は本多さんの彫刻工房の近くにあって、沸き出した当初からおじゃまして入浴を楽しんでいました。
当時は、掘建て小屋にヨシズを巡らしただけの露天の手づくり温泉でしたが、効能の効果で一気に周知の名物温泉になって、最近では個室入浴まで出来るほど立派な施設に昇格しています。

この度は、本多さんの心配で個室の温泉につかりながら、再会の一杯を楽しむことが出来ました。
あぁ〜〜、久々に気持ちよかったなぁ〜

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2012-11