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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

吉田家猫事情 

2013/01/07
Mon. 06:59

自分より弱いもの、自分より無知なもの、自分を頼るもの、自分に従うもの、自分に慕ってくるもの・・
ことごとく自分が優位に立てるものが、自分の近くにいるだけで、人は自然に優しい気持ちになれるものだということが、ペットのいない暮らしをしているとよく分かります。

寺暮らしも、はやいのので1週間を過ぎ、10日になろうとしています。
このままあと10日は寺を本拠地にして、七日つとめや1月の年回法事などを務めながら彫刻小品展の事務をしたり、時間を見つけて小さな彫刻制作に入ることになります。
東堂老師夫婦の暮らしぶりは、なかなか一般の家庭のようなわけにはいかなくて、それこそ寺暮らし独特の、何とも形容しがたい習慣が定着していて、二人にとっては、そのような習慣が宗教活動の中でどういう意味を持っているのかということなど聞かれても、すぐには答えることの出来ないほど、日常の暮らしに同化されてしまっています。

そのようにして寺を守り続けている彼らにとって、猫という動物は、害獣以外の何者でもなく、決してペットとして受け入れることのない対象でもあります。
その理由をあげればキリがありませんが、彼ら曰く、上も下もなく、何処でも歩き回って食べ物をあさる猫は、わざわざ餌まで与えて飼ってやるようなものでもないと思っているからです。
まぁ、たぬきやイノシシやカラスといった連中とどっこいの生き物と見なされている訳です。

そんな訳で、かわいいかわいい、吉田家のネコチャンズは、年寄り二人が寺に居続ける限り、彼らの目に触れることは無いということになります。
今度の正月も、ネコチャンズの世話がけっこう大変で、その重大な任務を密かに遂行してくれたのは、吉田家長男のじゅん君でありました。

その間、やはり吉田家では猫絡みの色々なことがあって、ペットを飼うことのむずかしさを再認識しました。
何処まで許せるかが、ネコチャンズと人間の共同生活の駆け引きのようなものになるのでしょうね。
彼らにとって、一番恐い人間は何といっても私。一番優しい人間がワイフ。キーポンはどっこい。じゅん君は通りすがりの人くらいの認識なのでしょう。

私がいない無法地帯の吉田家で、いたずら盛りの彼らは、なかなか活発に色々とやらかしているようです。
ダメなものはダメだと厳しく叱ることも、愛情のひとつ。
ネコチャンズも、上手に叱ってやることが出来れば、それだけお利口さんになってくれるはずです。

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2013-01