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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

アバウト暮らし 

2013/01/19
Sat. 08:59

気がつけば既に土曜日。
1週間はなんて早く過ぎていくのだろう・・・

面白いもので、寺暮らしが続くと、曜日の感覚が消え、石見銀山の暮らしになるといつの間にかその感覚が戻って、1週間を曜日で使い分けるようになっています。
そんなことを感じつつ、江戸の歳時記をチェックしていると、日本の暮しは日にちで色々なことが決まっているんだなぁと、改めて実感します。

1年の節句や、ご縁日など、ことごとく曜日に関係なく、日にちで決まってきますから、一度そんなもんだと思ってしまうと、それはそれで結構合理的だったりして、都合よかったりします。

もっとも、現代世間の行事はなかなかそのような訳にはいかなくて、最近では第○週の土曜日がどうとかこうとか、都合の良いように物事が決まったりして、シンプルに出来ている吉田の脳みその処理能力を越えてしまいます。
このような社会の事情は、次第に田舎の末寺へもせまってきて、土日になると法事が重なったりして困ってしまいます。
せいぜい、50軒足らずの檀家さんの年回法事が、こうして一つところに集中してしまうと、何か、とっても忙しく働いているように錯覚してしまいがちですが、それは全くの単なる錯覚。

このところ、坊主家業優先で暮していると、自分のスケジュールを組み立てることの難しさを痛感します。
もう少しアバウトに乗り切る術を考える必要がありそうです・・・

この前の日曜日に、23回忌の年回祥月命日だからと、略儀の法事をすませたところです。
「丁度、23年前の日曜日におとおさんが亡くなったんですよぉ〜。こんな曜日も重なる祥月命日の巡り合わせなんか、そうめったにくるもんじゃないですけぇ・・簡単でえぇですけぇお経を上げてもらいとぉて・・」

ご主人が亡くなって23年間・・・残された奥さんや息子さんなど、家族の皆さんにも色々なことがありましたが、二人のお孫さんも立派に育ち、今では高校生と中学生。
おばあちゃんのいうことを良く聞いて、手足になって法事の支度を手伝っていました。

坊主の抹香臭い話も、神妙に聞いていただき、清々しいご法事になりました。
よく分からん坊主家業にも、たまにはこのような救いがないとねぇ・・

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2013-01