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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

彫刻刀 

2013/01/23
Wed. 08:57

数日前から風邪をこじらせて部活を休ませてもらっているキーポンですが、それでも学校だけは休みたくないと、自宅学習もしないまま、毎朝遅刻ギリギリで出かけています。
このような時は、車の運転もイライラもので、いつも以上に前を走る車のトロトロさかげんがイラついたりして、精神衛生上よろしいことではありません。
お下がりのiPodの音源をガンガンに響かせながら走っていると、助手席のキーポンが自分の好きな山下君だか誰だかの楽曲に差し替えたりするものだから、余計イライラして平常心が揺らぎます。

そのような毎朝を続けていて、また今日も続くのかと思っていたら、
「今日は、私が送っていくから・・」
と、何時に無く優しげにワイフの方からいってくれたので、久しぶりにのんびりとした朝を向かえています。

この際だからと、毎日のドタバタで溜まってしまった日記をつけはじめたら、どうもすんなりと過去をふり返ることが出来ません。
思い出したところから穴埋めをしていると、どうしても記憶が真っ白になって抜け落ちるところがあって、脳みそが固まっているのか緩んでいるのか、とにかく、60歳近くなって記憶障害が次第に深刻になりはじめているようです。
やはり、日記はその日のうちに記載しておかないと話にならないことを実感します。

1月に入ってからの彫刻は、もっぱらデスクワークが続いています。
久々に引っ張り出した彫刻刀は、今は無きワイフのおとうさん手づくりのもので、とても丈夫で使いやすいので重宝しています。
山がちびて使えなくなった金工用のヤスリを加工して彫刻刀に作り替えたものですから、焼き入れなどしなくても、そのままで十分固いし、少々のことで刃先がなまることがありません、
小さくて柔らかい石を削ったり彫ったりする時は、だいたいその彫刻刀で粗っぽく用をすませています。
版木など作るのに木を彫ったりすると、さすがに刃先の鈍りが影響するので、木彫の前は、納得のいくまでセッセと砥石をかけたりしながら使っています。

今日もこれから木版を刷り終わってから、改めて彫刻刀を研ぎ上げようと思っています。
その手づくりの彫刻刀は、ワイフと結婚してすぐの頃にもらったものですから、かれこれ30年は使わせてもらっていることになります。
ここまで使っていると、もう、一生ものの宝物です。
おじいちゃんの思い出と一緒に大切に使わせてもらおうと思っています。

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2013-01