工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

カムバックキーポン 

2013/03/31
Sun. 06:33

キーポンが卒業した大田第三中学校のスプリングコンサートが無事に終わりました。
地域の皆さんをはじめ、近所の中学校吹奏楽部の生徒さんもスクールバスでかけつけてくれるなど、今までにないほどの来場者数。
急きょ、イスをかき集めるなどして大盛況でした。
キーポンの出番は思った以上にたっぷりあって、久々に彼女のなまクラリネットを聴くことが出来ました。
現在の三中サウンドは、キーポンがいた頃よりずいぶん洗練されていて、1年生から3年生まで12人の部員の技量がバランスよくとけあって、とてもクリアーでしかも迫力ある演奏になっていたと思います。
この12人のメンバーは、昨年の吹奏楽全国大会最小編成でありつつ、全国最優秀賞を勝ち取るほどの実力。
伸び伸びと生き生きと学校生活を送っている島根の片田舎の普通の中学生の活躍に、全国から注目が集まっています。
今が一番のピークにならないよう、これからも平常心で楽しい部活と演奏を続けてほしいものです。

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大掃除 

2013/03/30
Sat. 08:03

久々になっちゃんから写真メールが届きました。
久々の休日だったようで朝から部屋の模様替えに大掃除。
吉田家唯一の常識社会人の面目躍如といったところです。

それでも、人生全てが上手くいっているわけでもない様子。
只今結活真っ最中ですがカスリもしないで焦り気味。
問わず語りの会話を総合するとストライクゾーンが狭すぎる。
チョット前まではなっちゃんも立派な大人になったと安心していたはずなのに・・・
想定外の悩みの種がひとつ増えてしまいそうなオヤジの現状を自覚し始めたところです。
・・・とはいっても、本人はまだ余裕ぶっこいているところもあるようだし・・・
そのうちいいこともあるでしょう。

さてさて本日は、大田三中スプリングコンサートの当日です。
三中卒業生キーポンも助っ人出演します。
これも久々に間近で演奏が聴けそうです。
それが終わったら、お寺の自治会の今年度最終常会。
今夜はそのままお寺泊の予定。
明日は朝から岩国へ移動しようと思っていますが、おかみさんのこともあるし、上手くことが進むか心配。
3月も気がつけば、アッという間に終わってしまいそうです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
完成♡
めっちゃモノ捨てたー!
今年も3体キューピーは増えたよ♡

写真

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キーポンの春休み 

2013/03/29
Fri. 09:12

キーポンの卒業した中学校吹奏楽のスプリングコンサートが間近です。
今年は、卒業生も参加して一緒に演奏することになって、春休みに入ってからこの1週間ばかりは、高校の部活と中学校の練習で帰宅が夜の9時を過ぎています。
親の方も付き合いが大変で、ワイフと私が手分けして送り迎えをして、朝から夜まで何往復か石見銀山の街道を行ったり来たりしています。
本人は、辛抱強いと云うか我慢強いと云うか、部活の話題で愚痴ることもなく、気持ちを切り替えながら練習に明け暮れる日々。
本当は結構疲れているのでしょう、帰宅すると私のこたつデスクワークの隣へ潜り込んで、そのまま寝てしまうこともしばしばです。
そんなこともあって、最近の夜の四畳半は何かとにぎわっています。
ワイフはあいかわらず花粉症の絶不調で機嫌が悪いし、慣れないホームページの作成でグッタリの私も、寝る前の数時間くらい、何かしら気持ちを切り替えてスッキリ気持ちよく眠りたいしで、ピンボールの玉の如く、アチコチと弾き飛ばされながら寝場所を点々としているところです。
昨夜は、久々にキーポングッズに囲まれて、キティちゃんの抱きつき枕を抱いて寝ました。
夜中に猫が潜り込んだりして爆睡するまでにはいきませんでしたが、まぁ、それはそれで朝の目覚めは良かった方かな。

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お隣さん 

2013/03/28
Thu. 09:06

思い返してみると、半年くらいになるだろう去年の秋口に着工した下隣の家も、3月に入ってから外壁の土壁が塗り上がって、少しずつ土色も水気が抜け始めて、当初のみすぼらしい外観から一変して、とても立派な感じに仕上がってきました。
隣の吉田家のトタン屋根が何とも安っぽく感じて、これが世界遺産の保存指定地域でなければ、いっそのこと真っ赤なペンキでも塗ってしまいたいくらいの衝動にかられたりしています。
この下隣の家が完成すると、町内の駒の足自治会家屋の外観だけは全て更新されたことになります。
私が現在の家に入居する時、屋根の一部が抜け落ちて青空が見えていた家を改修したのが20年ほど前のことになりますから、おおよそ300メートルほど続く自治会の家並みも、あの頃から比べるとずいぶん見た目が変わったなぁと思います。
これで、本当は外観修理で終わらないで、全ての家に暮らしが戻ってきたりするともっと良いのですが、なかなか現実はそううまくいかないようです。
現在、駒の足の自治会だけでも空き家が4〜5軒あるし、昼間だけのお店も6〜7軒あって、それらが店じまいする夕方からは、静かで寂しくて暗い町並みに戻ってしまいます。
これから温かくなって、観光さんの増える時期になりますが、なかなか外からだけでは、このような現実の実態は見えにくいものですね。

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猫の遊び場 

2013/03/27
Wed. 09:21

なんか気がつくと久々の猫ネタになったようですね。
例のごとくキーポンがセッセとiPodで写したネコチャンズを私のパソコンへメールしてくれました。

現在の書斎は、吉田家で最も歴史ある四畳半で、その部屋だけは最近の改修工事もほとんど手を入れないまま江戸期の原形を見た目に留めている唯一の部屋でもあります。
したがって、作り付けの押し入れや仏壇も創建当時のまま現存。
電気工事の配線などを天井裏へ通す時など、その押し入れの天井を破って屋根裏へ入ったりして大変な思いをしていた電気屋さんのことを思い出します。

そんな吉田家も、しだいに町並みの上側へ向かって倒れはじめていて、その柱に90°でぶつかる建具の隙間が少しずつ広がっています。
その一方で、細くはあっても一応大黒柱のある部屋でもありますから、天井の高さは武家屋敷並。
現在本棚代わりに使っている作り付けの仏壇は、当時のルールにのっとってちゃんと南向き。
外からの日差しが入らないウナギの寝床のような町家づくりでも、お先祖様への気持ちばかりは、朝の日当たりを尊重してあったりするわけです。
質素ながらも、生漆で拭き込んだ建具は、なかなか落ち着いた味わいをかもし出していて、この部屋でデスクワークなどしていると、時間が過ぎるのも忘れるほど集中できて、私としてはお好みの書斎になっています。

その書斎で私がウロウロしていると、だいたいがネコチャンズの遊び場になったりしてキーボードの上を走り回ったりします。ところ構わず上下行動を繰り返す彼らにとっては、閉め忘れた押し入れの引き戸の隙間など絶好の遊び場になってしまう訳です。

いたずらが過ぎる彼らの行動も、なんだかんだいって、結局はさりげなく見逃して許してしまっているところもあって、しつけもことごとく中途半端で甘やかしています。
そんな自分を反省しつつ、一方で癒される日々をおくっている今日この頃であります。

写真

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素人診断 

2013/03/26
Tue. 08:59

東京であった展覧会用に造った彫刻の搬入の最中に足首が腫れ上がって、てっきり久々に通風が再発したのだろうと、ひたすら痛み止めを飲みつつ湿布をしたりして、身体をだまし騙ししながら寺のお彼岸仏事を務めたり、年度末の事務処理を片付けたりしていたのですが、いっこうに腫れも引かないし痛みもおさまらないので、ついに我慢も限界と、朝も早くから整形外科へ受診してきました。
初診なので、「予約の方から優先になりますのでしばらくお待ちいただくことになりますがよろしいですか?」
と受付事務のお姉さんから問いかけられても、こちらとしては待つしかないのですから、「はぁ・・そうさせていただきますぅ〜」
って感じで、手書きの受付番号をもらったら「42」番。
そのまましばらく待って、整形外科の窓口へ回って診察ファイルを提出したら、症状を根掘り葉掘り聞かれて、
「予約の方から優先になりますのでしばらくお待ちくださいね」
とまたも念押し。
東堂老師の通院のお供で、病院の待ち時間が長いのは承知のことなので、おもむろにiPodの再生準備をしてイヤホンを耳に突っ込んで適音でクラシックを垂れ流し、ブックオフ105円コーナーで買いあさった未読文庫本の短編集を開き、これで診察待機の準備OK。
途中、レントゲンやら問診アンケート記入やら色々あって、結局診察室に入ったのが11時。
痛いところ中心にアレコレ関節をグリグリいじられて、再度レントゲン。
若いドクターがレントゲン写真を覗き込んで「腱に引っ張られて骨が剥離骨折しているようですねぇ・・・何せ、怪我されたのが3週間ほど前ですからなんともいえませんが・・」
「・・・・」
てっきり通風の再発だと思っていたのに、素人誤診のまま1ヶ月近くもまともな治療しないでウロウロしていたようです。
そんなこんなで、石見銀山本社の装身具会社製品を看護婦さんに装着され、痛み止めの薬を受け取って、全て終了したのが午後2時。
まさか、こんなことでその会社のお世話になろうとは・・・
彫刻展の賛助訪問が、装身具の代金支払いにすり替わって、踏んだり蹴ったり・・・
自分の不注意とはいえ、ほぼ1日がかりの通院でグッタリ・・・
長い長い1日でありました。

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着々!・・だよ 

2013/03/25
Mon. 08:02

2年ぶりくらいに甦った現代彫刻小品展の写真データのおかげで、このところホームページの強化作業が着々とはかどっています。
展覧会も今年で5回目になり、彫刻の出品を快諾していただいている作家の皆さんのウエブギャラリーを作っておけば、今年の展覧会への期待も高まるのではないだろうかと、勝手に自らの士気を高めようと思ったりもしているわけです。
写真とはいえ、こうして、改めて皆さんの彫刻をじっくり見ていると、気がつかなかった工夫が発見出来たりして、いろいろ制作上の勉強になっています。
今年の展覧会出品〆切りがそろそろ近づいています。
集計をして、各彫刻家宛に内容の確認メール等を送る為の事務作業も本格化します。
石見銀山の桜も、ピンク色の芽吹きが広がりつつあります。
開花ももうすぐでしょう。
春の浮かれ気分に引きずられないよう、気持ちを引き締めてクールに乗り切ろうと思っています。

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百花春至為誰開 

2013/03/24
Sun. 09:08

万善寺は曹洞宗の末寺で、その住職は名僧高僧とはほど遠く和尚と呼ばれることもいたって希なナンチャッテ坊主で、業界の末席を汚しつつ、時折思い出したように法衣など着て眼前の仏事にとりかかったりしていますが、それでも、改良衣などでウロウロしていると世間では坊主にしか見えない程度にはまってしまいますから、とろけた脳みそをやりくりしながら、お経本をおさらいしたり、発声練習したりしつつ、細々と坊主家業を続けている訳であります。
本山でみっちり修行を積み重ねて、教典を読破し、所作を究めたエリート和尚さんではないので、その時々に自分に都合よく仏教学などを取り込んだりしていると、気がつけば、禅門の臨済宗で珍重される碧巌録の深さにうなったり、真言宗の般若心経解釈にうなずいたりしていて、何とも支離滅裂な迷走坊主になっていたりすることも頻繁です。
季節はおおむね春といっても良い頃合いなので、塔婆の裏書も春らしい一文を探しておこうと手持ちの書物をペラペラめくっていたら、ふと目に飛び込んだ禅語がまたまた碧巌録の一文。
「百花春至為誰開」読み下すと、「ひゃっかはるいたってだれがためにひらく」
どんな過酷な環境にあっても、そこに根付けばそこで生き続ける限り季節のめぐるごとに、花が咲き散っていく。
当然といえばあまりに当然すぎる草木の芽吹く姿であるのに、我々は、その芽吹きの状況に訳もなく一喜一憂して心を乱している。
中国の PMナンチャラといい、原発のセシウムといい、人間はことあるごとに私利私欲に走って、何とも醜い悪あがきを繰り返しているのだろうと、あきれかえってしまいます。
ふとふりかえると、吉田家裏庭のスモモの開花を愛でつつ、あの深紅の甘酸っぱい実がたわわに熟し実った様子などを想像してニヤついている自分がいたりして、ことの大小関係なく、この下世話な属人も人間の端くれだったことを再確認したりもして、無修行を反省したりしているわけです。
まぁ、一瞬でも、そんな自分に気がついて良かったと思うようにしている今日この頃でございます。

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春ですなぁ・・ 

2013/03/23
Sat. 07:56

気がつけば3月も終わりに近づいています。
この時期、良い天気が続くと朝方の放射冷却が厳しくて、あたり一面が霜で白く染まったりしています。
そろそろ春の温かさに慣れはじめたオヤジの身体は、急激な温度変化についていけなくて悲鳴をあげています。

お彼岸の中日が過ぎてこの3日間、ホームページのデータつくりもスラスラ順調にはかどっています。
何とか3月中に最新版の現代彫刻小品展告知や、出品彫刻のウエブギャラリーなどを完成させて、4月からの広報準備に弾みをつけたいと思っています。

冬の間店じまいをしていた石見銀山町内のお店も営業が再開されはじめ、観光さんもしだいに増えてきました。
梅も満開になり、桜の芽もほころびはじめました。
吉田家裏庭もあちこちで春の花が咲きはじめ、華やいできました。
毎年のことながら、何となくこの時期ウキウキしてしまうのは、オヤジだけでしょうか?

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甦ったフォルダ 

2013/03/22
Fri. 08:59

しばらく続いていた春らしいポカポカ陽気も、この数日はまた冷え込んできて、昨日の赤名高原は雪がハラリと舞ったりして、60に近いオヤジは三寒四温に振り回されております。

ワイフはあいかわらず花粉症に悩まされ、鼻や目がとんでもないことになっていて、在宅の時は、私のデスクワークの隣でふせっています。
勉強のしすぎというより、iPodのいじりすぎで目が悪くなったとしか思えないキーポンは、1年生最後の席替えで目出度く最後列に変わったと喜んだのも一瞬のこと。
何時ものように学校まで送っている車の中で、「黒板の字がほとんど見えないからノート借りたの・・」などと言い始めるものだから、それからことあるごとにその言葉が甦ってオヤジの心配は増幅するばかり。
ついこの前、部活の間隙を縫って眼鏡屋さんへ行ってみると、現在の眼鏡が全く用をなさないほど視力が落ちでいることが判明。
急きょその場で眼鏡の更新をすることになりました。

そんな目まぐるしい毎日が続く中で、オヤジの方はささやかながら良い出来事があって、ちょっとだけウキウキ気分。
何と、2011年の12月に更新したiMacへデータを入れ替えている時に紛失して何処かへ消え去ってしまった現代彫刻小品展の作品データが、いつの間にか甦っていたのです。
あの時あれだけ大騒ぎをして検索をかけまくって探してもみつからなかったデータが、何の拍子で甦ったのか全く理解不能ではありますが、それはそれは見事に何処かからフォルダが戻っていたのです。

いやぁ〜〜、こんなことってあるんですねぇ〜〜。
こんどこそ、逃がす訳にはいかないと、早速外付けのハードディスクに読み込んでまずは保存。
これで、ホームページの作品集が完全なものに更新できそうです。
今年の展覧会も助成金の総額が見えないまま、現在「待ち」の状態で、事務処理もなかなか先へ進まないでいた時だけに、何となく先の見通しが明るくなった気もしています。

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極悪坊主奮闘記 

2013/03/21
Thu. 04:28

万善寺では、本当なら昨日のお彼岸中日に檀信徒各家先祖供養の法要をしていたところですが、今年は彼岸の入りと初午が重なった関係で、すでにこの前の日曜日に二つ合わせてすませてしまっていたのでした。

私が少年の頃は、どちらかというと初午さんの法要の方がお参りが多くて、こちらの方は、檀家さんだけでなく、地域の仏教信者の皆さんが、宗派関係なく家族連れ立って三々五々お参りされて、それはそれはにぎやかなお祀り法要だったことを覚えています。
万善寺の初午さん当日は、旧暦2月の最初の午の日を当てていて、その年々で2月の初旬から3月の中旬あたりの期間の何処かで巡ってくることが多く、1ヶ月以上の前後があったりすることもしばしばです。

引退した老僧は、根っからの儀式坊主で、寺の仏事となると、一週間も前からそわそわと荘厳などの作務をはじめ、朝から夕方まで本堂へこもりっきりのことが頻繁でした。
事務といえば、芳名帳の作成くらいで、お参りのおもてなしなどの段取りは、だいたいがおかみさん任せ。
長い間、夫婦二人で業務分担しながら何日もかけて準備してきた年中行事の数々は、専業坊主で生計を立てていた二人の暮らしの支えにもなっていたと思います。

そのような二人の身に染みついた癖は、なかなか割り切って取り払うことも出来ないまま、時代の流れに巻き込まれつつ、無駄な労力だけが目立つようになっていた近年です。
そこへ住職交代があって、ある日突然の業務改革が始まった訳です。
私が副住職の頃は、お参りも近所のお年寄り4〜5人に減っていて、老師夫婦といえば、法要もそこそこに、何日も前から仕込んだおかみさん手づくりの煮しめをつつきながらの世間話を楽しみにしていたような仏事に変わっていました。

仏事の業務改革も、今年で4年目を迎えました。
その間、老夫婦に当たり障りのないように、二人の居場所を用意しながらやりくりしてきましたが、どう考えても無駄な出費が抑えられない上に、老僧の介護が加わったりしはじめると、私としては我慢も限界という状態で迎えたこの度の法要。
本堂の荘厳は前日の半日。
庭掃除などの営繕は当日午前中。
1時間で二つの仏事を済ませ、ワイフの用意したささやかなお茶口は全てセルフサービス。
その間に、お供えのお下がりをお配りして後は解散復元作業。
段取りを整理すると、だいたい1日半で終わってしまうようにスリム化したところです。

老夫婦には、何かと不満が溜まっているようで、おかみさんからは、この数日何かにつけて嫌みの電話が入ったりしています。
まぁ、お年寄りのお考えは、少々のことでは崩れない頑固なものもあったりしますが、だからといって全部が全部八方丸く収めることなど、到底出来る訳もないので、最近の私は、万善寺東堂老師夫婦と檀家役員長老さんあたりに反旗をひるがえした極悪坊主となりつつあります。

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3年ぶりの卒業式 

2013/03/20
Wed. 08:55

吉田家のキーポンが小学校を卒業した時は、同級生と二人。
その次の年から3年間、小学校の卒業式が無いまま今年まで続き、久々に3人の大森っ子が卒業しました。
彼女が小学校へ通っている間が、大森小学校140年の歴史の中で一番児童の少ない時代だったようです。
少人数の共同生活は、隣近所や年の差関係なく兄弟姉妹のような暮らしぶりで、それはそれで我慢もいっぱいしつつ、我が侭もいいあって、皆の顔や性格がキッチリ頭に入って、おまけにお父さんやお母さんの顔まで覚えられ、町ぐるみで小学校に通う子供たちを育てているような、今どきあり得ないような環境の中で子供たちはスクスクと育っていたのだと思います。
3人の卒業式に、集まった来賓が17人。
校長先生も、転入して以来はじめての卒業式とあって感慨もひとしお。
ビックリするほどの大きな子供たちの歌声が古びた体育館に響きわたり、送るほうも送られるほうも、涙を流しながら必死で歌い上げた大森小学校オリジナルソング。
最近、めっきり涙もろくなったオヤジは、校歌を歌う声が裏返ったりしてプチ醜態をみせたりしてしまいました。
どんなに小さな学校でも、それが町に一つあるだけで1年の節目が潤って瑞々しくあり続けられることを実感した1日でした。

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彼岸荒れ 

2013/03/19
Tue. 07:39

石見銀山のほうは、彼岸週間に入ってから1日ごとにころころと天気が変わって、正に「彼岸荒れ」の日々が続いています。
丁度そのあたりに公立高校の合格発表や、小学校、幼稚園の卒業卒園式など続いて、大人も子供も空の様子を気にしながら、晴れ着をどうしようかこうしようか余計なことまで思い悩みながらの落ち着かない暮らしを強いられています。

大森小学校は、児童数減少でここ数年立て続けに卒園式がなかったのですが、今年は久しぶりに3人の子供たちが卒業を迎えることになりました。
数日前から、朝の集団登校で送る言葉の暗唱練習をする元気な子供たちの声が町並みの道から漏れ聞こえていました。
そして本日、卒業式となります。
町内の暇人オヤジの私と、肝っ玉母さん民生委員のワイフに卒業式出席の招待状が届いたので、久しぶりに前の夜からからどうも落ち着かないまま、寝不足の朝を迎えています。

先日の初午さんのおつとめ以来の正装となるわけですが、まさか法衣で出席する訳にもいかないので、礼服の虫干し感覚で慣れないネクタイなど結ぶことになってしまいますが、やはり久々の卒業式はなんとなくウキウキ。
ジジババ相手の坊主家業も避けられないことですが、どうせなら、ピチピチのかわいい子供たちの方が、見通し明るくて気持ちが良かったりしますね。

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強風 

2013/03/18
Mon. 07:57

今年も、裏庭のヒュウガミズキが満開に咲きました。
ついこの前は、まだつぼみも堅くて開花の気配などなかったのに、書斎に引きこもってデスクワークなどしている間に、いつの間にか細い小枝に黄色い小さな花がいっぱい。

夜も朝近くなって、ガタピシの吉田家があちこちで悲鳴をあげるようになって、何か何処か壊れたりしていないか、夜が明けてから見回ってきたところです。
石見銀山で、こんなに強風が吹き荒れるのは久々です。
山陰本線の列車は強風がやわらぐまで確実にストップして、何処かの駅で停まっているでしょう。

春一番にはあまりにも強すぎる風で、せっかく咲いたミズキが散ってしまわないかと心配。
昨日の初午さんとお彼岸のおつとめは、おだやかな春の日差しで包まれていたのに・・
自然の変化に一喜一憂する自分の小ささを自覚した朝でした。

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よなべ 

2013/03/17
Sun. 08:14

久しぶりの寺の朝は、キッチリ冷え込んでいます。
外は、放射冷却で一面朝霜で真っ白。
いつもだったら残雪がまだあちこちで見られ、北側の斜面だけ見ると、とても春間近とは思えないような世界が広がっていますが、今年ばかりは雪のカケラもありません。

明るいあいだに本堂の掃除を終わって、老夫婦が知らず知らず取り散らかした仏具や線香ロウソクを整頓して、豊川さんの五色旗を濡れ縁(万善寺に回廊などない)にセットし、夕食後の寺の一夜は、例のごとくおふだの手づくり木版。
和紙を大きさにちぎり、1年間のうちに乾燥しきった版木に水気を戻し、墨汁を棒墨で地道にすりつぶし、一枚一枚バレンで刷り上げていくと、足の痛みのツケが回った腰がキリキリ悲鳴をあげます。
休みながら同じ動作を繰り返して、 久々のチェット・ベーカー聞きながら刷り上ったのが午前0時過ぎ。
あとは、本日の念を入れたおつとめと薫香、それに大般若の風を吹き込んでおふだが完成します。

このおふだは、お参りの皆さんにだけ手渡しするものですから枚数も30枚ほどで1年の用が足ります。
老僧の時代は、仏具販売から出来合の印刷ふだを一箱買い込んで使っていましたが、近年では高齢化にともなって初午さんのお参りもつねに1ケタからせいぜい10人程度。
ひところの隆盛は完全に過去のものになっています。
2・3年前に、黄ばんで古ぼけた大量買いのおふだをさりげなく処分し、今のような夜なべのおふだ刷りに切り替えたところです。
その程度のことが田舎の過疎地の末寺には分相応のような気がします。
さて、気持ちを引き締めて、まずは今日の仕事始め・・庭掃除でもとりかかりましょうかねぇ・・

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五穀豊穰 

2013/03/16
Sat. 08:25

痛風の片足を気遣って、それでも寝てばかりいられないからゴソゴソ動いていたら、そのうち膝が痛くなり、反対の足首が痛くなり、反対の膝が痛くなり、あちこちの筋が絶え間なく鈍い痛みを発しはじめたので、これはヤバイと出来るだけ動かないようにして座り仕事に切り替えたら、腰が悲鳴を上げはじめ・・・といった流れで、どんどん全身が悪くなっていくのを、身をもって学習しているところです。

そうこういっても、年に1度の万善寺年中行事を外す訳にもいかないので、夜なべをしながら必要な印刷物を用意したりして、ひとまず落ち着いたのが深夜。
万善寺法要の裏番組で1泊2日の出張演奏会に出かけるキーポンも、珍しく夜遅くまで着替えなどをかばんに詰め込んだりしてマメに動いていましたが、気がつくとiPodを握ったまま爆睡状態。
本日からオヤジは寺暮らしに入るし、ワイフが一人でお留守番。
ワイフにとって、こんなことは1年に1度あるかないかの珍しい一人の夜。
夕食時が過ぎる頃・・背中の肩甲骨の辺りからムクムクと大きなたくましい羽が生えてきそうな気がします。

豊川さんのご本尊は「「吒枳尼真天」(だきにしんてん)」さま。
このだきにさんは、毎年初午の日に天の国から九尾の白きつねに乗っかって地上に降りていらっしゃるそうです。
私たちはそれをお迎えして、おもてなしをして、1年間の五穀豊穰をお願いすることになる訳です。
万善寺の豊川さんは、豊川稲荷の分社ですから、そのご真言が「オン シラバッタ ニリ ウン ソワカ」
さて、いよいよ明日は初午さん。さあ皆さんも、一緒にご唱和下さい・・・

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初午さん間近 

2013/03/15
Fri. 09:46

まことにお恥ずかしい話ですが、昨日午後、ギリギリセーフで申告を終了しました。
今年は、足の具合も悪く、ヨタヨタと杖をつきながら税務署の玄関を入ったのですが、そのせいか、税務署職員の皆さんにやたらと親切に対応していただいて、とても気持ちの良い申告となりました。

自己申告というと、最初の1年目が50歳を過ぎてからはじめてのことだったので、市役所納税課の窓口の職員さんがつきっきりで半日近く、分厚い対処本片手に色々丁寧に教えて頂いたことを思い出します。
その時は、今の数倍も事業収入があったりして、
「今後業績が拡大することも十分考えられるわけですから、今のうちに青色申告に切り替えておかれたほうが良いかも知れませんねぇ・・」
などと、見通しの明るそうな助言(言いくるめられたのかなぁ??)にグラッと心が動き、事のついでと、ついつい切り替えの事務手続きをしてしまったことを思い出しました。

その後、単気筒1馬力ワンオーナーの経営が不振で、どんどん業績悪化。
巻き返しギャラリーオープンも、万善寺老僧の病状悪化介護開始で空中分解。
再度の軌道修正で展覧会企画事業に切り替えて現在に至る。
・・・ってところです。
これに、万善寺の事業が時々加わって、その間は寺暮らしになるわけですから、なかなか落ち着かないまま、月日が虚しく過ぎて、また次の自己申告が巡ってくる・・ということの繰り返しが現状です。

ひとまず今年の節目の一つを乗り切ったし、まずは気持ちを切り替えてこれから初午さんとお彼岸の仕事にとりかかります。
おかみさんの長々と続く日常会話の中にちりばめられた要点を繋ぎ合わせると、寺の老僧夫婦は、ついにというかやっとというか、今年は色々な仏事から一切手を引くようなことをいっています。
それも何処まで本気なのか、何時まで覚えているのかわかりませんが、春彼岸は万善寺唯一の檀家さんがお参りくださる春の行事ですから、人生60年近くになってはじめてこれを采配できると思うと、ちょっとウキウキ。
これからの一週間は、彫刻のことを頭の収納庫にしまって、坊主家業に専念したいと思います。

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わたしふせってますぅ〜 

2013/03/14
Thu. 08:38

一週間ほど前から数年ぶりの忘れた頃に再発した痛風で、このところ体調絶不調のまま腰から上だけで出来るデスクワークに励んでいます。
もっとも、ほとんどは申告の計算ごとばかりですが・・・
その仕事も、昨夜ようやく先が見えたので、やっと今日の午後から税務署へ出かけることが出来そうです。

本当は忙しいはずの毎朝の日課を、なんともマイペースに乗り切り続けているキーポンが、
今朝も私を元気づけようと思っているのか?登校前のひととき、クロちゃんの猫ダンスを見せてくれました。

今回の痛風は、完全に自分のミスが招いた自業自得。
彫刻の搬入へ出かける時に、常用の薬一式を全て自宅へ忘れてしまったことが原因です。
人を責める訳にもいかないし、ひたすらその痛みに耐え、ワイフの鋭く突き刺さる視線に耐え、ふせってうなっている私の足の上を寝床代わりに使うネコチャンズの重量に耐え、とにかく、日常の生活全てを狂わせてしまった自分の失態を反省する日々をおくっているのです。

そんなオヤジを気遣ってかどうか、このところ高校生にもなったうら若き娘が、夜な夜な私の布団へ潜り込んできます。
「おとうさんの布団あたたかいのぉ〜」
部活から帰って花粉のこびりついた制服のままスルリと入り込み、
夕食が終わってひと休みにスルリと入り込み、
勉強の合間にスルリと入り込み、
ちょっと仮眠とスルリと入り込み、
オヤジの腫れ上がって熱っぽい足が炬燵代わりになっているようで、なかなか複雑です。

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絶品旨し日向夏 

2013/03/13
Wed. 08:35

東京の彫刻搬入と陳列を終わらせて帰宅した日、久しぶりにいつもお世話になっている九州の彫刻家から元気な声の電話が入ってきました。
「日向夏送りましたからビタミン補給してください!」
いやぁ〜・・ほんとうにありがたいことです。
石見銀山の彫刻展では、ワークショップなどでとてもお世話になっていて、今年も、それなりの予算がつけばまたお願いしようと思っているところなのです。

一口に彫刻家といっても、一人ひとりの顔が全て違うように、考えていることや性格や暮らしの環境や素材など全て違っていて、皆さんがそれぞれ個性の強い方ばかりだから、そんな連中が一緒になって何か一つのことをやらかそうなどと思っただけでも、意見がなかなかひとつにまとまらなくて気持ちが萎えると思われがちでしょうが、実はそんなことは全くなく、それぞれがそれなりに自分のジャンルや制作の方向性を決めているところもあって、それが一致すれば、あとは人として直感的な好き嫌いや客観的な妥協などもあって、結構和気あいあいと仲間付き合いが始まって固まって深まって、気がつくと強力な彫刻家集団が形成されていたりすることも無い訳ではないわけです。

4月に入ったら、今年で4年目を迎える石見銀山での彫刻ワークショップもフル稼働。
今のところ、嵐の前の静けさ・・といった状態ですが、事前準備のデスクワークはすでに始まっています。これからしばらくは、日向夏を摘みながらキーボードをプチプチ叩く日々が続きそうです。

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清さんの工場 

2013/03/12
Tue. 08:21

今は亡き義父の清さんは、生前金型成型の加工業を開業していて、バブル全盛の頃は、毎日徹夜が続くほど忙しく働いていました。
ねっからの職人さんで、事務関係や営業関係の仕事は他に任せて、もっぱら朝から夕方まで工場にこもりっきりの毎日でした。
私がワイフと知りあってからは、工場が休みの日や夜のうちなど、便利に使わせてもらったりしていたものです。

私たちが結婚して子供が生まれて時々遊びに行くと、とても喜んでくれて、羽田近くの係留場から自前のボートで沖まで出かけてハゼ釣りなど楽しんだりしました。
60歳になるとキッパリ代表職を譲って、あとは怜子さん(ワイフのお母さんで私の義母)とチョクチョク温泉旅行に出かけることを趣味にして、日本各地を旅して回っていました。
経営を譲ってからは次第に仕事も入らなくなって、従業員の退職が続いたりして職人さんの腕も落ちて工場の様子も大変なようでしたが、全く手出し口出しをしないで第二の人生を楽しんでいる様子でした。

そんな経緯もあって、私もワイフと付き合っていた頃のように工場へ出入りすることも無くなったまま歳月が経ち、結局数年前に廃業閉鎖されて今に至っています。
久々にその工場を見させてもらいましたが、縦横のフライス盤や、旋盤、ブレス器などがすべて取り払われてガランとした様子は、当時のにぎわいとほど遠いものでした。
清さんが亡くなる時はまだ工場も稼働していて、時折機械の動く音も響いたりしていました。
機械油の匂いも消え、あちこちで稼働していた重機も無くなって閑散と淀んだ工場の現状を見ることもなく旅立った清さんは、ある意味で幸せだったのかも知れません。

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彫刻搬入 

2013/03/11
Mon. 10:18

リニューアルした東京都美術館へ彫刻の搬入をしてきました。
美術館が改修工事に入る前からしばらく上野はご無沙汰でしたから久々のことです。
彫刻の搬入口もキレイになって、若干使い勝手もよくなって、巨大昇降機も新調されて、いつもお世話になっていた野外展示場も雰囲気が変わり、なんとなく懐かしくもあり、一方で昔の面影が消えたわびしさもあり、なかなか複雑な思いでした。

都美術館の今回のリニューアルは、私にとって2回目の遭遇になります。
1回目のリニューアルは、大々的なもので、それまでの美術館から一新しました。
その時に、美術館の敷地に取り込まれたのが野外展示場の中央にある大きな銀杏の木。
私にとっては思い出深い銀杏です。
このたび、久々にその銀杏を見ると、ずいぶん大胆に刈り込まれて弱々しい老木になっていました。
足下を新建材で塗り込まれて息も絶え絶えに見えました。
時代の流れのことですから仕方のないことでしょうけど、なんとなく人間の都合ばかりで上野公園内の木々が処理されているようで、それもどんなものなのでしょうかねぇ・・・と思ったところです。

帰りは、久々に根津の谷に降りてみました。
昔からあった手焼き煎餅屋さんが、今でも営業していて感激。
私が学生の頃は、その店先で髪をキリッと頭のてっぺんへ結び上げたおばあさんが、粋な江戸小紋の着物に白い前掛けエプロン姿で、煎餅を焼いていたことを思い出します。
昔の記憶を頼りに、急場凌ぎのいい加減なナビゲーターとルート調整しながら島根ナンバーのカーゴを東京都内の西に向かって走らせたのでありました。

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スプリングコンサート 

2013/03/10
Sun. 06:41

キーポンが卒業した中学校は、毎年3月の春休みに「スプリングコンサート」を続けています。
それが始まったのは、前任の吹奏楽顧問の時代から。

キーポンが中学校へ入った年が吹奏楽部員の一番減少していた時で、彼女を入れて7人からスタートした1年間でした。
その年は3年生が引退後は4人だけの部活がしばらく続き、そのままの状態でスプリングコンサートの開催も危ぶまれていた訳ですが、結局それを救ってくれたのが引退した3年生。
それがもう4〜5年前のことですから、時が過ぎるのは早いものです。

今年は、そんな6年間の歴史をふりかえる企画も用意されたようで、7人のメンバーが久々に集結して当時の楽曲を再演するそうです。
少なくても、吉田家のキーポンは今のところ全く自宅でクラリネットの音出しをしていません。
何時何処で練習や音合わせをしているのでしょうか?
このような状態で往年の演奏の感動が再現されるのでしょうか?
オヤジは、密かに人知れず心配をしているのであります。

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荒れ地に菜の花 

2013/03/09
Sat. 04:20

このところ、気持ち悪いほどのポカポカ陽気が続いている石見銀山です。
吉田家の下隣の民家が、伝統的建築保存指定のルールにそって改修工事を始めたのは、すでに昨年のこと。
もう、かれこれ4ヶ月の間、工事が続いています。
吉田家は、江戸中期の建築。
下隣もそれとどっこいの歴史があるようで、石見銀山の町並みに現存するほとんどの家は、江戸から明治大正にかけての建築物ばかり。
当時は、今のような厳しい建築基準などなくて、隣の家の外壁をそのまま自分の家の内壁にしてしまったり、2軒で1本の縦柱や梁を共有していたり、もう今では考えられないほどアバウトな造りになっています。
その関係で、今年に入って、下隣の内装改修が始まってから、吉田家の下側の壁がビックリするほどうるさい音をたてています。
キーポンを学校へ送って帰宅すると、すでに早起きの大工職人さんが仕事を始めていて、すこし遅めの朝食もなかなか落ち着かない状態です。
そんな訳で、大工仕事の進捗状況を視察がてら、吉田家玄関からそのまま土間を裏庭まで突っ切ってポカポカの外へ出てみると、上隣の荒れ地の庭に菜の花が咲いています。
吉田家をはさんで上下の隣家は空き家。
これから、草が伸びはじめると草刈りの範囲がどんどん上下へ広がって結構負担です。
町並みに面した外観は、改修工事のおかげで小奇麗になっても、裏へ回ると荒れ放題。
オヤジの心は朝っぱらからなかなか複雑に上下へ揺れ動いています。

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甦る記憶 

2013/03/08
Fri. 05:58

例のごとく、夜行性のじゅん君が丑三つ時に帰宅。
本人自覚してかしないでかドタドタウロウロして、オヤジ覚醒。
そのまま、また眠れなくなって、真夜中にメールチェックなどして、ソロリソロリと水を飲んだりトイレにいったりして、ふとワイフの造りかけの彫刻パーツが目に入ったところ。
まぁ、なんとかわいらしい・・・
あぁ・・、彼女にはあんな一面もあったよなぁ・・と、出会った頃の思いでが甦った、限りなく夜明けに近い朝なのでした。

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南天の悩み 

2013/03/07
Thu. 08:07

庭の彫刻に南天が根付いた!
・・って、ビックリ。

もうずいぶん前から、個展流れでそのまま裏の庭に根付いたような彫刻の脇におのれ生えの南天が育っているなぁと、何気なく認識していたものの、最近の春めいた温かさにつられた裏庭の散策中によくよく状況を確認してみると・・・
何と!せいぜい5〜6センチしかない彫刻に造った四角い穴に、その南天が根付いて育っているのです。

さて、その発見があってから、私の密かな悩みがはじまりました。
「このまま、南天が育っていくと、庭の彫刻は南天と一緒に永遠にその場へ根付くことになってしまうなぁ・・」ということになって・・
「彫刻のすぐ脇には、接ぎ木を失敗したよく分からない品種の桜があるのに、それがこれからしだいに大木になりはじめたら、彫刻を移動することになるしなぁ・・」ということになるし・・

なんの拍子でコロコロ転がるかして、わざわざあんな小さな穴をめざして南天の実が入り込んでしまったのか・・
たぶん南天の実を食べた鳥が、わざわざ彫刻にある唯一の造形上の穴を自分のトイレ代わりにしたのだろうなぁ・・
などと、自然の不思議のお陰で、オヤジの心は思い乱れてしまっているのです。

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かぶりつき見学 

2013/03/06
Wed. 09:34

ポカポカ陽気で絶不調?のワイフが、コツコツと彫刻を仕上げています。
私の彫刻は、今日1日ほどサビの具合を静観して、それから最後の組立をしようと思っています。
こんな感じで、搬入までの数日間を過ごしています。
ネコチャンズが吉田家で同居するようになってから、ワイフの彫刻制作の環境が一変しました。
改善しない花粉症に加えて、なにかとチョッカイを出してくるネコチャンズにイライラしながら制作を続けているようで、時折悲鳴に近い大声が響いてきたりして、最近はなかなかにぎやかな吉田家になっています。
さて、どんな彫刻が完成するのでしょうか。楽しみです。

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正念の道 

2013/03/05
Tue. 09:37

久々に朝からイライラ絶好調!?
1年に何度もないオール赤信号に捕まって、学校までの道中がとても長く感じました。
ことの起こりは、キーポンのだらしなさにあるわけで、もう少し早起きをしてサッサと朝食などすませてくれたら、ここまでイライラすることもないのですが・・・
毎度毎度のマイペースでオヤジは振り回されています。

このところ、石見銀山はポカポカ陽気が続いていて、日に日に春めいてきます。
いつもだったら、例のごとく何ともいえないガスっぽく曖昧な春先の風景を見て、「あぁ〜、花粉が飛散しているんだろうなぁ・・」とか、「中国のスモッグが飛来したのかもなぁ・・」とか、「ヒョッとしたらゴビ砂漠の黄砂かなぁ・・」とか、「それとも、タクラマカンあたりの砂塵かなぁ・・」とか、のんびりと朝っぱらからチュニジアの夜などを聴きながら運転しているはずなのに、今朝はなんとかマークの高齢者ドライバーのお陰で、通勤ラッシュが長蛇の列。
路線バスだって、あそこまでノロノロ運転もないし、気を利かせて誰もいないバス停で停まったりしてくれるのに、まったく場の読めない1台の車に巻き込まれて、結果、赤信号に捕まりっ放しだったという次第。

ワイフのカーゴを借りているし、彼女の通勤時間のこともあるので、すっ飛ばして帰っていたら、途中で石見銀山世界遺産登録の立役者で町内に本社のある会社社長のベンツとすれ違いました。
久々に見ると、頭もずいぶん白くなって、風格も出て、ベンツがよく似合っていました。
私より10歳くらい年長のはずですが、精力的でエネルギッシュな熱血漢です。
今年の彫刻展も、何とかして協力やお知恵を頂きたいし、様子を見てそのうち手土産でももっておじゃましましよう。

さて、これから正味3日間は、キッチリ集中して〆切のある仕事を片づけようと、ノロノロでイライラの邪心を戒めて、正念の道を求めようと気持ちを切り替えたところです。

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春の彫刻展 

2013/03/04
Mon. 10:07

吉田家の2人の彫刻家は、3月10日から東京都美術館で彫刻を展示します。

彫刻家吉田正純はほぼ全体像が見えました。
あとは、搬入前日に最終調整を行って完成です。
もう、彫刻をはじめて30年を過ぎますから、その間に展開した幾つかのテーマを、過去に執着することとは違った意味でもう一度整理してみようと思いつつ、制作を続けてきました。
途中、珍しく迷ったりすることもあって、なかなか先の読みにくい制作状況ではありましたが、それなりに納得の形になってくれたかなぁと思います。
昨年の秋の彫刻が終わってから少しずつ暖めていた形の方向が、今回の小品彫刻で少し鮮明になってきたところです。
このまま、何事もなければ60歳(数えだと61歳)の節目になって、二番目の人生をいただくことになります。
それなりの大きな節目にもなるでしょうから、あとになって後悔しないように乗り越えたいと思っています。
さしずめ現在は、その事前準備といえるかも知れません。

一方、彫刻家吉田満寿美は花粉症と闘いながら、ダイニングテーブルを作業テーブルに代えて、現在制作の真っ最中。
昨年の受賞もあって、このところしばらく続いている彼女のテーマは、ますます熟成の感があります。
彼女にとって、彫刻の基盤を成す現在のテーマは、5年ほど前の個展を節目として、創成期から創造期に移行の過程にあると感じます。

いずれにしても、二人仲良くそれぞれの道を踏み外すことなく、彫刻造形の新鮮さを見失わないような制作の姿勢を保ち続けたいものです。

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クラシックに包まれて・・ 

2013/03/03
Sun. 09:28

毎週土曜日の夕方は、キーポンのピアノ教室が30分ほどあって、私かワイフのどちらかヒマなほうが送迎をしています。
どちらかといえば、私の方が多いかなぁ・・と思ったりもしますが、寺に暮したりすることもよくあるので、そのあたりは何とも曖昧です。

ピアノ練習の待ち時間は、私の貴重な読書タイムになります。
しばらく前から、文芸春秋の芥川賞にかじりついています。
今回の受賞作は、とても不思議な小説とも言えないような小説(なのかなぁ・・)で、すべて横書きで書かれています。
句読点も、コンマとピリオド。
何か、洋書の原文を読んでいるようなふうに思えてきます。
このような小説を選考された皆さんはとても苦労されたのだろうなぁと、常識的な感想も持ったりします。

ショスタコーヴィチのワルツ(正確な曲名は良く覚えていない・・)のノリのような雰囲気の文章で、読んでいると、なにかしら日本的だったり、牧歌的だったり、大陸的だったり、ゆったり流れる厚みのある曲調に、上手く溶け込みながら文字を追いかけたりしていられるようで、重苦しく堅苦しくもありつつ、心地よさを感じたりする何とも言えない感覚に落ち込んでしまいます。

そんな影響もあって、工場では、埃にまみれたアンプとスピーカーへiPodを繋いで大音量でクラシックなど垂れ流しながら仕事をしたりしています。
さぞかし、近所迷惑のことでしょうが、グラインダーなど電動工具を使っていると、そちらのノイズの方がもっとうるさいでしょうし、今のところ苦情も出ていないので、しばらくはこんな雰囲気で仕事を続けるつもりです。
当面、春の彫刻展の〆切も近いし、本日中には何とか小品を1点完成させようと思っています。

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眼前の事実 

2013/03/02
Sat. 09:48

花粉症で苦しむワイフが風邪を併発して、3日ばかり不調が続いています。
こういう時は、食事の支度や洗濯など人に任せてしまって、ゆっくり身体を休めたら良いと思うのですが、なかなかそういう訳にもいかないようです。
私が台所に入ると色々な台所用品が動いてしまったり、洗濯物を干したり取り込んだりたたんだりする手順がズレてしまったり、そのようなことが続くと、よけいイライラして、精神衛生上よろしくないようです。
ワイフにとっては、むやみに立ち入ってほしくない自分の世界観があるのでしょう。
一方、吉田家のネコチャンズは、そんなことはおかまいなしで、ワイフの城へズカズカと入り込んで、やたらと叱られていますが、まったく気にしていない様子です。
私が近くにいる時はせめて猫の世話でもしてやろうと、餌をやったりだっこしたりして、気を紛らわせたりしているつもりですが、場合によってはそれも逆効果で、何もしないでゴロゴロしているようにしか見えていなかったりするようです。
これでも、結構気を使っているつもりなのですが、それでもぬけこぼれているばかりのようで、どうもしっくりいきません。
結婚して30年。長く暮しているとこのようなすれ違いなども普通にあったりしますから、何とかしのいで乗り切るしか無いと思っています。
色々なことが重なってしまうのは仕方のないことですから、眼前の事実と素直に付き合って、出来ることから一つずつ片づけていけるようにしましょう!
と、思っているところですが・・・どうも、最近不眠症気味で、じゅん君の真夜中のドタバタで目が覚めてしまったら、そのまま頭がトゲトゲしく回転しはじめて収拾がつかなくなってしまいます。
そんな感じで、結局一緒に出かける約束の展覧会も別行動になりました。
これから、ひとり寂しく現在ドック入りのポンコツ君の代車の立派な軽トラでチョコッと遠回りをしてこようと思います。

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2013-03