工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

現代彫刻小品展後期ワークショップ開始 

2013/06/30
Sun. 06:55

栃木と埼玉から彫刻家が石見銀山入りして、後期ワークショップがはじまりました。
彫刻展がはじまってから、暇を見つけては制作を続けていた町内のおじさんや青年も、彫刻家の先生から道具の使い方など専門的なお話をしてもらって、いきおい鎚を持つ手に力が入ります。

彫刻の並ぶ会場では、会期最後の土曜日ということもあって、お客さんが絶えません。
島根県内の彫刻出品作家のみなさんも遠方から駆けつけていただき、会場当番やワークショップのお手伝いなどしていただいてにぎわいが増していきます。

なかなかの盛り上がりをみせる彫刻展ですが、ワークショップ最終日の吉田は万善寺の法事で朝から塔婆書き。
受付などの事務をワイフにお願いして、観音経を読んだりお墓参りをしたり、チョットだけ説法などして、久々にお檀家さんとお話をしてきます。

あと一踏ん張りのところですが、大切なお寺の仕事もチョコチョコ入って、スケジュールの調整が益々ややこしくなっている今日この頃です。

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お地蔵さん完成 

2013/06/29
Sat. 07:13

現代彫刻小品展期間中・・・彫刻公開制作の隣では、一般参加でお地蔵さんの制作体験ワークショップが続いています。

石見銀山町内在住いつも元気なAさんは、何でもつくる器用なクリエイティブおじさん。
畑づくりや、竹細工の合間を縫って、既に2体目のお地蔵さん制作に挑戦中。

大森小学校勤務2年目の教頭先生は、彫刻展がはじまった初日からお地蔵さん制作開始。
猛スピードで福光石をたたき続けて2日間で完成。

石見銀山の会社へ就職して、埼玉からやってきたクリエイティブボーイのBくんは、仕事の合間にチョコチョコやってきて、地道に少しずつ形になりつつあるところ・・ですが、何となく日に日に休み時間が伸びているような気がするのは・・単なる気のせいなのでしょうか?

片道30分かけて仕事の合間に通い続けて1週間のFさん。
制作者の性格がそのまま染込んだような、とってもかわいいお地蔵さんの完成。

石見銀山の谷には、朝から夕方まで石を打つ槌の音が響き渡っています。

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石見銀山現代彫刻小品展中間報告 

2013/06/28
Fri. 07:15

公開制作中の坪内さんが大森小学校で出前ワークショップをしたあと、担任の先生が彫刻展を見に来てくれて、ついでに子供たちの感想を届けてくれました。
視察団のアメリカの先生方は、世界遺産石見銀山ど真中で、地域の住民と一緒になって支え合う大森小学校の取り組みにおおいに感激されたようです。

吉田の方はどういうわけか・・(まぁ、町内で暇にしている数少ないオヤジのひとりだからでしょうが)・・いつの間にかその大森小学校の学校評価委員になっていて、その集まりが今日の夕方に予定されています。
無類の会議嫌いで、時々ワイフと同席になると、「あなたすぐ顔に出るから気をつけなさいよ」とたしなめられることもシバシバ。
たまたま彫刻展の会期中でもあるし、是非とも小学校の先生方に会場の彫刻達を観てもらいたいし、今回は満面の笑みを振りまきながら会議に臨もうと、朝から若干緊張気味です。

公開制作の福光石彫も終盤を迎え、しだいに完成が見えてきました。
奉納先の栄泉寺ご住職も作務の合間に会場の彫刻を観にきていただき、「禅」的立場から奥深い感想をたくさんいただきました。
あとは、後半のワークショップが迫っています。
週末になって遠方からの出品彫刻家も、少しずつ大森入りがはじまりました。
吉田の人間ハードディスクは容量いっぱいでクラッシュ寸前です。
あとは、燃え尽きる寸前の勢いと、ジジイに近いオヤジのあふれる笑顔で、適当に乗り切るしかありません。
ここまできてドタバタしてもはじまらないし・・ネ。

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石見銀山現代彫刻小品展会期前半終了 

2013/06/27
Thu. 07:38

石見銀山現代彫刻小品展会期前半最終日は梅雨らしい雨の1日でした。
前日の夜から結構強烈な雨が降り始めて、突貫工事で改修した吉田家の屋根からは雨漏りがはじまるし、私の周辺は、まぁとにかく、毎日のようにアレコレ何かが起こります。

それでも入場者数は前半目標の250人を越え、例年並みの成果を出しつつあります。
期間中の彫刻公開制作は順調に進み、ワークショップ参加もそれなりで、今年は大森小学校の5・6年生が福光石をたたいてくれたし、そして何よりリピート入場が増えていて、地道ですが毎年少しずつ彫刻の面白さを分かってもらえているような気がします。

「去年出品してらした方は、今年出されんかったんですか?」
「最初観た時はあの帽子かぶっとるんがええ思うたけど、あっちの木の彫刻もええねぇ・・」
「そとで彫刻つくってる人が彫刻展やってるから観てみろちゅうもんでのぞいてみましたわぁ〜」
「こんな良い展覧会観させてもらって、運が良かったワ!」

通りすがりの観光さんや、地元の住民の皆さんなど、色々な方々から声をかけていただいています。
ありがたいことです。

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彫刻ワークショップスピンオフ企画 

2013/06/26
Wed. 05:22

なんかあわただしかったなぁ・・・の、現代彫刻小品展4日目。
石彫仏師の坪内さんにお願いして、大森小学校で「福光石彫出前ワークショップ」をしてきました。

大森小学校は、大田市唯一の木造校舎で、世界遺産石見銀山のど真中にあります。
平成に入って、大田市行政区域内の小学校が次々に新築される中で、新築の順番からこぼれおちて、最後まで取り残されたまま現在に至っています。
だいたい想像のつくことですが、いずれは学校の廃校が見えていて、行政はその時期を待っている感にも思えます。
そのような行政の思惑も、住民のしぶとい子づくりと子育てに阻まれて何度となくハズレ、いまだに存続している貴重な極小規模木造小学校になっています。
古ぼけた小学校も気がつくと、今となっては世界遺産の広告塔のような重要な存在となりつつあります。

ちょうど、彫刻の展覧会やワークショップの会期中でもあるし、小学校の子供たちにも良い体験になるし、また、地元の福光石の存在を知る良い機会になるし、その上、アメリカの先生方の研修視察の期間と重なったりして、何かと都合良く話しがトントンと進み、この度の彫刻出前ワークショップが実現しました。

結果はご覧の通り・・・大成功!・・・と思っているのは自分だけだったりして・・

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乗っ取られた椅子 

2013/06/25
Tue. 08:02

現代彫刻小品展もスタートして3日目終了。

毎日色々なことがあります。
「もっと(入場無料)大きく書かないと人入らないよ!」
「なんかよう分からん彫刻ばっかりですなぁ・・」
「目の保養になりますわぁ〜」
「よしださんちゅうのはどなたですか?」
「よしださんの彫刻おいてないですか?」

・・まぁそんなかんじで、ゆるゆると時間が過ぎていきます。
近所の彫刻出品者の皆さんもお手伝いいただいて、受付もにぎわって助かっています。

足がボーになってグッタリ疲れて帰宅すると、四畳半の書斎では、ネコチャンズが私の椅子を占領してくつろいでいます。
試験期間中のキーポンとも、このところ会話が希薄になりました。
家のことをアレコレ任せっぱなしのワイフとは、会話が減りつつあります。
夕食が終わったらくつろぐ間もなくバタンキュー。
夜明けになってやっと足のむくみもやわらいでデスクワークを少し・・・
・・というわけで、展覧会4日目の朝となりました。

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石見銀山現代彫刻小品展2日目 

2013/06/24
Mon. 06:29

現代彫刻小品展オープニングワークショップも無事終了。
自分で言うのもどうかと思いますが・・・
なんかいい感じのゆる〜〜いワークショップになったのではないかと思います。
時々観光さんの飛び入りもあったりして、ワイワイとにぎやかに過ぎた2日間でした。
これをご縁に、島根大学の学生さんと、いろいろなところで、いろいろなかたちで、おつき合いできたらいいなぁと思ったりしました。
何か、1日がアッという間に終わった感じです。

・・というわけで、ワークショップ2日間の参加者総人数約30人、展覧会入場約120人。
土日ということで、一気に100人を超えましたが、さて、月曜日からは、まぁせいぜい20〜30人程度の入場があれば御の字でしょう。
それでも、すでに地域の皆さんを中心にリピーターが増えていて、とてもじっくりと彫刻のひとつひとつを観ていただいています。
会場の滞在時間がメチャメチャ長いので、日頃なまけものの吉田は、朝からほとんど立ちっぱなしで足がボーになって、それが夕方にはむくみに変わります。
既に4年目を迎えた彫刻展も、年々身体にこたえてきて、体力の減退を実感します。
さてさて・・いつまで続けられるでしょうかねぇ〜・・

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石見銀山現代彫刻小品展スタート 

2013/06/23
Sun. 05:46

日頃のおこないの良さで、心配していた雨もあがり、ワークショップのテント設営も順調に終わって、いよいよ石見銀山での現代彫刻小品展がスタートです。

島根大学の学生さんも、はじめは若干緊張気味のワークショップでしたが、さっそくやってきた大森小学校の子供たちと一緒になって、結構楽しそうに福光石と格闘していました。

午前中のおはなし会は、島根県石見地方を中心にした仏像の変遷などの解説をしていただきました。
江戸時代には石見銀山の狭い谷間に200カ寺あったといわれるお寺も、銀鉱山の衰退とともに廃寺が加速し、現在は一桁にまで激減している状況で、その一部の本尊さんが近隣のお寺に遷座されたり、遠くは鎌倉の方のお寺までお引っ越しになったりしたという話しは、万善寺の現状がダブってきてひとごとではないなと、ボンヤリ思ったりもしました。

そんなこんなの展覧会は、ワークショップ参加者20人、展覧会入場50人。
町民人口400人の小さな町では、まずまずのスタートになったのではないでしょうか。

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石見銀山現代彫刻小品展開催 

2013/06/22
Sat. 07:36

ひとまず雨も小康状態。
さて雨振って地固まるでしょうか・・

何といいましょうか・・色々あります。
タイトルの変更
作品の入れ替え
搬入日のド忘れ
作家との連絡不能
急な予定変更
そして・・
思い出したように落ちてくる雨

それでも、出品の皆さんの協力により無事に(??)展示終了!・・かな?
まぁ、「これでもか」というほど色々なことがありますが、何とか彫刻を展示することが出来ました。
さて、本日からワークショップ前期がはじまります。
気を引き締め直して乗り切りましょう!

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今日の一日 

2013/06/21
Fri. 05:52

人間はゲンキンなもので、雨が降らないと雨をほしがり、降りすぎると晴れをほしがり、何ともバカらしいほど都合ばかりでものを決めてかかります。
御上からしてそんなことで平気でその場を乗り切ろうとするものだから、下々のものは右往左往するばかりでたまったものじゃぁありません。
目先の都合で振り子のようにあっちやこっちや忙しく振られることに、いつの間にか慣れてしまっているんじゃないですかねぇ。
毎日がそんなだと、知らない間に何にもしないでいることが不安になってきて、結局わけもなくドタバタと止めどなくあれこれ無駄に考え、無駄に動き回って無駄にかき混ぜて無駄に疲れて無駄に悩んで・・・なんていう実態に気がついてしまうと、生きることのむなしさでやる気もうせた抜け殻の自分だけになっていたりして・・

・・そんなことを思いつつ、粛々と眼前の事実に向き合いながら、なるようにしかならない毎日を暮らしている吉田であります。
さて、泣いても笑っても、明日から始まる現代彫刻小品展。
今日の1日は、長くなるやら短くなるやら・・結局はなるようにしかならないとはらをくくって乗切るしかないのです。
今年は島根からの出品者が若干増えました。
ということは、個人搬入が増えたということ。
受け入れる方としては、ギリギリまでかたちの見えない彫刻にハラハラドキドキ。
ことの大小ありますが、小心者のオヤジは何が出るやら予測不能の彫刻に胸が締め付けられています。

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現代彫刻小品展ドタバタ準備 

2013/06/20
Thu. 05:31

運がいいと云うか、大当たりと云うか、なんもかんもが一気にやってきて、吉田のオヤジは倒れそうです。

ツイこの前までは、「雨が降らないなぁ・・」とか、「水が心配だなぁ〜」とかいっていて、雨乞いでもしなきゃいけないかと思っていたら、丁度彫刻の会場搬入やら展示やらの準備を見計らっていたように、梅雨前線は活発になるし、おまけに台風までやってくるし、トラックの手配も上手くいかないし、彫刻家の宿泊やお手伝いさんの手配も予定がたたないし、おまけに、万善寺の老僧の具合が悪くなって病院騒ぎにもなるし、ネコは布団の上でウンコやオシッコをチビルるし、まぁ、次から次へと色々なことが起こります。

この難局を何とか乗り切るしかない彫刻家の吉田は、出品予定だった新作の小品彫刻制作を中止することと決断しました。
それでも、島根県内外からは彫刻の力作が多数集まっていますし、吉田のケチな彫刻が1点くらい減っても体制に大きな問題が起きる事もないし、立派な展覧会やワークショップが出来れば十分と気持ちを切り替えたところです。

・・・といっても、チキンで小心者のオヤジは、夜半の雨音で目覚めてからは悶々として目が冴えて、結局そのまま朝を迎えてしまったのであります。

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梱包材のこと 

2013/06/19
Wed. 07:02

現代彫刻小品展の開催も近づき、彫刻の梱包を開けて確認をしました。
今回は個人搬入が増えたので、21日には県内外の彫刻家が石見銀山へ集合してくれそうな感じです。

井形さんの梱包は、中をのぞくのが楽しみになっています。
彫刻の梱包材は、ひとひねり工夫されていて、恒例になりつつあります。
今回は、井形さんお勧めのコーヒー豆と、花のタネ、それに例の如く酒のツマミがさり気なく入っていました。
他にも、大きな声では云えませんが、彫刻の隙間に焼酎の箱が詰まっていたり、吉田は準備作業を楽しませてもらっています。

何時もの事ですが、梱包の様子を見るだけで、作家それぞれに彫刻への慈しみの思いが伝わってきて、感動します。
本当に良い勉強をさせてもらっているなぁと思います。

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彫刻はナマモノじゃ 

2013/06/18
Tue. 08:00

吉田の彫刻を設置した場所では、街かど美術館の各種イベントや絵画展示もされるらしい。
展示をお手伝いしてもらった地元の若い彫刻家や展覧会仕掛人オルガナイザーの日原公大氏の会話を総合すると、どうやらそんなことのようです。
まったくもってのんきな話しです。
ほとんど何も知らないまま、「野外彫刻持ってきてくれる?」という話しに、「六本木で出したのでよければいいですよ」などと軽く引き受けてしまったものだから、えらい大騒ぎになってしまいました。
話しがきまってから、会期が石見銀山の現代彫刻小品展と重なっている事に気付き、何とか調整して搬入日をずらしてもらい、ドタバタと移動して設置した場所は、なんとコンサートや映画上映なども行われるメイン会場と云ってもいいようなところ。
「このあたりに置いてくれる・・」ということで設置してみると、芝ののび具合と微妙に解け合ってなかなかいい感じ。
六本木の美術館のコンクリートだらけの展示会場とは全く雰囲気が違って、彫刻のサビのもつ柔らかさが、それなりに緑と溶け合っています。
「やっぱり自分の彫刻は(なまもの)なんだなあ」と実感したところです。

そうそう・・その街かど美術館の講演講師は澄川喜一氏。
澄川さんは島根県出身だったりして、どちらかと云えば現代彫刻小品展のほうで彫刻を出品してもらったり話しをしてもらっても良さそうなもの。
まあ、彫刻を造ってるのか坊主家業でウロウロしているのか何とも正体の掴みどころのないうさんくさいオヤジの話しなど、なかなかすんなり聞いてもらえそうも無いし、良い機会を頂いて、かえって今回の招待出品がきっかけで、チョットお近づきになって、お話もしやすくなったかなぁ・・と勝手に思ったりもしています。
先の事はわからないにしても、いずれは澄川さんあたりに彫刻出品のご協力を頂きたいものです。

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久々オヤジ旅 

2013/06/17
Mon. 09:22

そろそろ60歳になろうとする老体にむち打って、彫刻と一緒に徹夜2泊の旅へ出かけてきました。
トラックは箱2トンのレンタカー。
4トンだと結構広いし揺れも少し楽になっていいんですが、デカすぎて細い道に入らないし、適当な駐車場も見つからないし・・結局、2トンくらいが取り回しも楽だという事になってしまいます。
今回の旅は、若い力のSさんが助っ人してくれて、メチャクチャ助かりました。
さすがにアマチュアトラッカーで片道1000kmを越える一人旅は身体にこたえるので、どうしても連れがほしくなってしまいます。
なかなかのハードスケジュールでしたが、無事に搬入や設置も終わり、暖かいおもてなしもいただき、気持ちよく帰宅することが出来ました。
石見銀山での現代彫刻小品展の裏番組(あちらにとっては堂々とした表番組であります)で開催されています。
お近くの方は、是非お出かけください。
黒羽は美味しい鮎料理もあって、とても楽しめる町でした。
規模は月とスッポン(もちろんあちらが「月」)ほどの差にひらいているとは思っていませんが、まだまだ石見銀山の方は発展途上。
良い意味で良い刺激も受けた旅となりました。

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暑い朝 

2013/06/16
Sun. 06:46

島根県は干上がっています。

暑い日が続いているせいでしょうか?
まだ6月だというのに結構立派なスズメバチが家の中に迷い込んできます。
今はビッシリ葉を付けて、陽の光を遮っているスモモの木にはアシナガバチがセッセと巣作りをしています。
玄関口では軒先でツバメが子育てをしています。
吉田家にはもう20年ばかりアオダイショウがヌシで住み着いていて、そのせいかムカデもほとんど出ないし、散らかしているわりにはネズミもゴキブリも少なかったりして、時々「あぁ〜、アオダイショウが守ってくれているんだなぁ〜」と思い出しています。
そのアオダイショウが、ツバメの卵やヒナを飲み込んでしまうのも、もうそろそろ。
毎年、この時期になると、吉田家の玄関先では自然の摂理に逆らえない惨劇が発生します。
さて、今年はどうなる事でしょう・・
朝からジンジン暑さが増す中、モンシロチョウが優雅にヒラヒラ飛んでいました。
久々にゆっくりとチョウチョを見たような気がします。
さて、これから取残しの梅でも収穫しましょうかねぇ・・

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暑い石見銀山 

2013/06/15
Sat. 07:25

梅雨の晴れ間どころか、雨の降る気配すらない日々の続く石見銀山です。
チョット前までは、「雨が降る前に草刈しとかなきゃ・・」とざわめいていた心も、ここまでテンキが続くと、しだいになまぬるくダレきってしまいます。
それでも、このままほったらかすと次々雑草が増えていくし、足の踏み場も無くなるし、7月に入ったら史跡掃除の一斉清掃もあるし、色々な状況を考慮して、一気に草刈り機を回したところです。
裏庭は草刈り機を使っていると、土ぼこりが舞い立つほど乾燥しています。
吉田家歴代ペットの墓の隣に移植した椿の苗木が乾燥でひん死の状態。
このたびは移植時期を間違えてしまったようです。
何時になったら、雨が降るのでしょう?
島根県は干上がっています。

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誕生日 

2013/06/14
Fri. 07:11

今日はすみのちゃんの誕生日。
・・といっても、もう学校卒業して仕事始めてるし、高校の時から一人で暮らしている苦労人。
それなりにたくましく育ってくれたと思います。
大学も自分で決めて、留学も自分で手続きとって、部屋代もアルバイトで支払い、長くつき合える友達も出来ているようで、家族で暮らしていた頃のような我がままものの甘えん坊だった性格は、ずいぶんと改善されたと思います。

ちょうど彼女が独立して高校生活を始める頃に、20年チョット続けていた私の宮仕えに区切りをつけて、独立(と言えばかっこいいけど・・さてどうだか・・)したところ。
一気に暮らしが苦しくなって、彼女には最近までずいぶんと辛い思いをさせてしまいました。
このところ、おとうさんとは連絡が疎遠になっていて、もうずいぶん彼女の声を聞かないでいますが、まぁ、連絡の無いのも元気な証拠と、いいように解釈しているところです。

ノッチ・・お誕生日おめでとう!

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カラ梅雨 

2013/06/13
Thu. 08:01

老僧の定期通院で1日を寺務に過ごしました。
まだ、老僧がしゃんとしていた頃に買ってあげた携帯電話も、最近は使い方を忘れてしまって、宝物のようにしまい込まれたままになっています。
「使わないんだったら解約しようか?」と、なげかけてみたら、
「外へ出たときゃ使う事があるけぇのぉ・・たまに電話もかかるしのぉ~」
上手にその場をとりつくろってくるあたり、どうも携帯電話の所持に見栄と未練が残っているようです。

色々ケチ臭く考えると無駄が多いような気もしますが、今しばらくはそのまま静観する事にしておくつもりです。
「おじいさんの世話みおにゃぁ~いけんし、あんたが暇な時にでも寺にいてもらわにゃぁ~、パーマもかけられんが・・」とは、おかみさんの都合。
このところ、なにかと用事をつくっては長電話をかけてくるし、寺へ帰れといってきます。
おかみさんも年をとってどんどん甘えてくるようになってきました。

田の字の庫裡で親子川の字で寝るのも、なかなかこの歳になっては複雑。
ロフトの書斎兼寝室に隠っていても稼ぎにならないし・・
かといって、営繕に働いて草刈り機を使っているとすぐ後ろでおかみさんがウロウロしているし・・
しぶとい老夫婦の相手もなかなか骨の折れる事です。

梅雨の晴れ間というより、雨の降らないカラ梅雨が続いているおかげで、石の着色も、吉田家裏庭の草刈も、それなりにはかどって助かっています。

ひとまずは、DMチラシの発送も一段落し、制作時間や吉田家営繕時間がとれるまでになりました。
今日も貴重な1日を有効に使おうと思っています。

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平和な吉田家 

2013/06/12
Wed. 09:07

2週間ほど前から長男のじゅん君が帰っていて、吉田家の暮らしは微妙なねじれ現象がおきて、毎日いざこざが絶えません。

その最たるものが朝シャワー。
オヤジの私は、小さい頃から夕食前には風呂へ入るようにしつけられていたので、いまだにそうしないと身体が気持ち悪くて夜が落ち着きません。
一方、他の家族は完全に朝シャワー型の暮らしが定着していて、出勤前や登校前の2時間が風呂の取り合いで不穏な状況になります。

みなさんは夕食前型?それとも朝型?
他にも、夕食後型とか、1日数回型とか色々あるのでしょうが、何れにしても、普通の民家に風呂やトイレや洗面所がそう幾つもあるわけではないので、何とか時間をずらすなどして適当におさめていかないと事が先に進まなくなって、無駄に落ち着かない日々の積み重ねとなってしまいます。

このようなねじれ現象は吉田家身内のことですが、まぁ、そんな我がままが通用しているのも家族がそれなり豊かで平和に暮らしていられるからだと思います。

今のように瞬間湯沸器や、ガスや水道や電気が充足されていなかった頃は、何をするにも時間を無駄に使わないでひとつ用事をひとまとめにして済ませるよう、不便は不便なりに暮らしの工夫があったものです。

さてさて、世の中便利になる事がいいのやら悪いのやら・・・

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おくればせながら 

2013/06/11
Tue. 07:16

先週末からDMの発送作業に入ったところです。
予定より2週間近く遅れてしまいました。
原因は・・・オヤジの怠慢!・・かもしれないけど・・
万善寺がらみのドタバタが主だったでしょう。
定期的にやってくる老師夫婦の情緒不安定。
とても些細なことがえらい大げさなことになって大騒ぎになってしまいます。
上手に年をとることが難しいということを教えてもらっています。

調子の悪い印刷機をダマシダマシ使いながら宛名を刷り上げ、ちょっとしたメモを同封し、本日発送します。
出品作家へはすでに発送済み。
モタモタやりくりしていたら、見かねてワイフが手伝ってくれて百人力のペースアップ。
結局ネコチャンズは手も貸してくれませんでした。

老僧の通院にお供したら、とんぼ返りで残った義理通知(失礼!あなたのことではありません)の封筒詰めを行う予定。
近場のほうは足でかせいで、二言三言お話ししながら宣伝させてもらっていますが、遅々としてはかどりません。・・・が、チラシの方は在庫も無くなってきたところ。

これからは、目録とキャプションつくりや展示台の修繕など、まだまだ気の抜けない毎日が続きそうです。

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石見銀山カラ梅雨の朝 

2013/06/10
Mon. 06:43

「よしださぁ~~ん、たっきゅうびんでぇ~~す!」
このところ、毎日のように彫刻が届いて、吉田家の土間は小包であふれています。

届けてくれる宅急便のお兄さんも、だんだん顔見知りになって、最近ではニコニコしながら二言三言話しかけてきたりします。
「富山から届きましたよぉ~」とか、「四国が多いですねぇ~」とか、「大きいけど軽いから気をつけて下さいねぇ~」とか、「置き場所、いっぱいになりましたねぇ~」とか・・・

何とか週明けにはもろもろ各所への発送を済ませたいので、四畳半いっぱいに彫刻展のポスターやらチラシやら広げて発送準備をしていたら、ワイフが途中から手伝ってくれました。
日にちが変わる頃にやっと一区切りついて一段落。
もう完全に1週間は遅れてしまっているダイレクトメールの発送作業も、この2〜3日中がヤマです。
とにかく、「今が踏ん張り時!」の1日が始まろうとしています。

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島根の重鎮 

2013/06/09
Sun. 07:18

もうずいぶん前から田中さんのことは知っていて・・といっても、島根に暮らしている彫刻家にとって田中さんを知らないとモグリだといわれても何も言えないほど有名なので、当然と云えば当たり前。

その田中さんが奥さんと一緒に現代彫刻小品展を見に来てくれたのが昨年のこと。
ちょうどその少し前に田中さんの大規模な個展が島根の西の方であって、それを見に行っていたものだから、ご本人を石見銀山の現代彫刻小品展会場で見かけた時は正直「ヤッタゼ!」と思ったものでした。

前から云っているように、島根県で開いている現代彫刻小品展は、
「具象抽象問わず現在リアルタイムで彫刻の制作を続けている彫刻家が制作した小品を島根に集め、日本の片田舎で地道に制作を続けている島根の彫刻家達を刺激する為の彫刻展」
なので、そのような趣旨の展覧会には田中さんの彫刻が無いと意味が無いと、出品依頼の機会を探していたところでした。
おかげさまで、絶好の機会をいただき、彫刻のことや展覧会のことなど色々お話しも出来て、その1年後の彫刻出品が実現しました。

今や、日本を代表する石見根付け彫刻家の重鎮。
今年の彫刻展のメダマのひとつと云えるでしょう。
紹介記事を添えておきます。
お暇な時に、是非ご一読を・・・

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『伝統工芸「根付」後世に』
山陰中央新報2006年11月14日「いわみ談話室」掲載

先日、「石見根付」の技術を、唯一継承されている、江津市在住の田中俊キさんにお会いすることができました。
「根付」とは、着物を着ていた時代に、お金を入れるための巾着や煙草入れ、また水戸黄門でもおなじみの印籠などの提げ物を、帯から落ちないようにひもで結び付けていた留め具のことです。石見地域には、素晴らしい根付師がいたため「石見根付」と呼ばれる伝統芸術が栄えたそうです。
けれども、その存在すら、地元でも知る人が少ないのが実情です。伺うところによると、石見根付は、ヨーロッパでは百年以上も前から上流階級のコレクションの対象となっているほど珍重されています。しかし残念ながら、その石見根付のほとんどが海外に流出し、オークションなどでも驚くような高値で取引されているそうです。まさに、石見が世界に誇る幻の芸術品と言えるでしょう。十二月十六日から一月二十九日まで、益田市の石見美術館で「高円宮家所蔵 雅・みやび宮中装束と根付展」が開催され、根付類五百五十点も展示されますし、同時に同館所有の貴重な石見根付も、別の展示室で見ることができますので、ぜひ一度、ご覧ください。
この伝統芸術をただ一人で守っている田中さんは、「もっと多くの方に石見根付の素晴らしさを伝えていきたい。そのためなら、いくらでも私の技をお教えしたい」とおっしゃっていました。そして、「石見の人には、この素晴らしい技を受け継ぎ、発揮できるDNAを持っているんだ」と。石見が世界に誇る匠の技を、そしてこのままでは本当に消えてしまうかもしれない伝統を、何とか多くの次の世代にもつなげていけないものかと、お話を伺いながら切に思いました。とくに、「石見の人のDNA」という言葉が、私の心に大きく響きました。そして、こう思ったのです。
たとえば、子供たちに石見根付になじみ親しんでもらい、技術面においても田中さんにご指導いただくことはできないかと。そうすれば、その中から素晴らしい継承者が育つかもしれません。何より、石見のDNAを持つ子供たちが、自分たちのふるさとに誇りを持ち、愛する心も育んでいけるのではないでしょうか。石見人のDNAは、石見根付はもちろんのこと、石州和紙、こて絵、石見焼など、豊かな伝統芸術をたくさん生み育ててきたのです。
 このところ、悲しいことに子供たちのいじめや自殺などの痛ましいニュースが続いています。とくに島根県は、文部科学省の調査によると、平成十七年度の公立小中学生の不登校率が、全国一位という現実を抱えています。子供たちに、もっと夢や希望を持ってもらいたい。そのためにも私たちは、この素晴らしい故郷の宝物を、いついつまでも後世に伝えていかなければなりません。故郷の未来を担う、大切な大切な子供たちのためにも。
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沈黙の声 

2013/06/08
Sat. 05:27

そろそろ自分の新作彫刻を造ろうと、少しずつメモをとっている所です。
とはいえ、彫刻展の事務処理があるので、落ち着いて集中出来ているわけではありませんが、かといって何も手つかずにしてそのままにするわけにもいかないので、何とか気持ちを切り替える手段を考えたりしてやりくりしています。
さいわい、昼のうちはワイフも仕事で留守になることが多いし、業者搬入の彫刻の到着を待ちながら進めている事務処理の休憩も兼ねて裏紙メモを描いていると結構集中出来て、少しずつ具体的な形が見え始めています。

肝心の彫刻展の方は、やっと出品者の集計に先が見えてきて、現在50人を超える彫刻家がそろい、出品の彫刻点数も80点に迫ろうとしています。
これから、データを整理して、キャプションや目録の作成印刷などの仕事が増えることになりますが、それも避けては通れないので、遺漏のないように気持ちを引き締めています。

業者搬入〆切り前後のこの数日・・・
集中の支えになっているのが、ワイフがつくってくれるポットいっぱいのコーヒーと、黒田京子さんの新譜。

かれこれ3週間ほど前に黒田さんから新譜発売お知らせの手紙が届いて、本当に本当に久しぶりに新品のCDを買ったところです。
黒田さんのピアノは坂田明さんのトリオではじめて聴きました。
繊細かつ大胆で、歯切れの良い痛快さもありつつ、いっぽうでとてもきれいな小川のせせらぎの如く流れるメロディー構成も心地よかったりして、彼女のアドリブソロの虜になってしまいました。
その後何枚かCDを聴くなかで、ヴァイオリンとチェロとピアノのトリオ「Do You Like B?」は、ずいぶんと長い間耳のおともで飽きずに聴かせてもらっていて、そして吉田にとっては久しぶりの今回の新譜となったわけです。
タイトルは「沈黙の声」・・・なんともハードな響きですが良い意味で裏切られた感じです。

最近は、耳元で黒田さんのピアノソロがエンドレスに流れています。
音楽は料理と一緒で人それぞれ好き嫌いのあるのも当然と思っていますが、だからといって食わず嫌いもどうかと思います。
まずはためしに、どこかで機会をみつけて視聴してみて下さい。

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現代彫刻小品展とは・・ 

2013/06/07
Fri. 07:38

小品彫刻の展覧会を思いついて今年で4年目。
毎年色々あるけど、よく続いていると思う。
そもそも、何故思いついたかと云うと、やはり万善寺の住職交代と老僧の病気、それに年々頑固になるおかみさんとの付き合い。
彫刻を制作する時間も含めて、しだいに周辺の環境が厳しくなって、なかなか自分のまとまった時間をつくることが難しくなって、フリーになる決心を固めて実行したのも、元々はそんな万善寺事情があったから。

老僧のように、10代から何年もかけてみっちり坊主修行をしているわけでもない門前の小僧上がりの在家坊主が、そろそろ引き継ぎ代替わりも迫っているのに、何もわからないまま何もしないで、我がままに自分の暮らしばかりを優先していてもマズイだろうと自覚したわけです。
その頃はまだ老僧もそれなりにシッカリしていて、年回のくり出しなどを普通にこなしていたので、もっぱら私の方はそれにおつき合いしながら少しずつ様子を探って色々な寺の寺務を覚えつつ、一方で石見銀山の自宅の一部屋で小さなギャラリーなど始めました。
工場の制作の方もそれなりに集中出来て、試作も繰り返し、クラフトの商品も出来始めてお客さんの出入りもにぎやかになって、何となくこんな感じでやっていけるかもしれないと期待が膨らみ始めた矢先のこと。
老僧の病気が思わしくなくなってきて、結局、ワン・オーナーの厳しさで、小さなギャラリーは気がつくと物置倉庫になっていました。

これじゃあいけないと一念発起して、彫刻の制作もキッチリ仕切り直して原点を見つめ直し、一方で、寺のこともあって自分の行動半径が狭まるのなら、全国の彫刻を島根県で見ることができるようにしようと逆転の発想からはじまったのがこの現代彫刻小品展なのです。
・・・というわけで・・・
島根の彫刻が元気になれば、自分の彫刻制作も刺激になるなぁと思って、慣れない展覧会事務に取り組んでいるところです。

「現代彫刻」と銘打っていますが、島根の現代彫刻小品展は・・・
「具象抽象問わず現在リアルタイムで彫刻の制作を続けている彫刻家が制作した小品を島根に集め、日本の片田舎で地道に制作を続けている連中を刺激する為の彫刻展」
と、解釈して下さいますようお願いします。

さて、いよいよ本日からぞくぞく届く彫刻の梱包をほどき始めます。

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万善寺事情 

2013/06/06
Thu. 06:18

六月に入って衣替えになったので、坊主ユニホームも夏物に入れ替えました。
といっても、ほとんどが老僧のお下がりなので、アチコチほころびたり、すり切れたりしたものを繕いながら、ダマシダマシ使用している状況です。
白衣(はくえ)や改良衣は老僧と丈が違うのでそういうわけにはいきません。
こればかりは新調するしか方法が無く、はるやまとか青山に吊るしてあるわけではないので万善寺の家計に響きます。

禅宗は妻帯が許されたのが遅くて、それに坊主個人の宗教感の相違もあって、万善寺は明治になってからの住職和尚も独身のまま弟子を育てていたほどの偏屈坊主(失言失礼)が続いて、周辺の勧めで渋々妻帯したものの、子供に恵まれること無く養子を迎えて弟子の如く育てていたという、なかなか特殊な家庭環境が老僧の代まで続いていました。
してがって、私の両親である老師夫婦までは、養子に嫁が嫁いできたと云う、先代とは血のつながらない結構複雑な家族構成なのです。

五月にはおかみさんの実家で17回忌の法事。
六月には老僧の実家で1周忌の法事。
・・と、親戚に相次いで法事があって、老師夫婦が招待されていたものの、息子の正純に相談も無く出席を断っていて、私がそれに気付いたのが最近のこと。
檀家さんの年回法事の席で、親族の繋がりの大切さをお話している坊主が、自分の親族の年回法事に欠席すると云う、なんとも筋の通らない実態に遭遇し、あわてて名代を務めた次第。
年寄りの二人暮らしは、なかなかしっかり自活していいらっしゃるようで、あれこれ振り回されています。

夏使用の改良衣を着替えないまま、ついでに彫刻展の用事でウロウロと業者さん訪問をしていたら、思わぬ所で知り合いの同宗坊主の話題で盛り上がったりして、世間の狭さを実感しました。
都市部の寺は、日ごと年ごとに葬儀が増え続け、年回法事も坊主の方からキャンセルしたり代行をあてがったりの忙しさが続いているようですが、過疎化高齢化の進む田舎の坊主はそういうことも無く、元気なお年寄り相手に、生きる為の智慧の法施をお経に託して日々精進のお務めをさせて頂いているのです。

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看板猫 

2013/06/05
Wed. 07:03

吉田家のクロ君はとてもビビリの内弁慶です。
外に出せと鳴きながらドタドタアチコチの出入り口目指して走り回っているのに、リードをつけると、とたんにフリーズして動かなくなります。
わざわざ抱っこして玄関先まで連れて行くと、爪をたててしがみつきます。
町並みの道に降ろすとホフク前進でイヂイヂ歩き始めます。
飛び交うツバメにもビビります。
自転車がやってくると、一目散で土間に駆け込みます。
自動車は音を聴いただけで猛スピードで裏口まで走り抜けます。
少しずつ鍛えて、吉田家の招き猫に仕立てようとしていますが、先の長いことになりそうです。
誰がそんな性格の猫に育てたんじゃ!

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書架の思い出 

2013/06/04
Tue. 08:18

月末から月初めにかけて吉田家の生活費が何かと引き落とされることが続くので、この時期の週始めは金融機関巡りが恒例になっています。
彫刻の小荷物も先週あたりから続々と到着し、吉田家土間の仮置き場はしだいに彫刻の山が出来つつあります。
動産保険のこともあるので、今週末から一気に開梱包して彫刻の状況確認を始めます。
狭い吉田家ですが、この作業にかなりのスペースを使うので、このところチビチビとギャラリースペースを片付けている所です。
休業状態のスペースに、最近は寺の仏具やまとめ買いの塔婆、仏教関係のタネ本など、だんだんと万善寺関連品が溜まり始めて、それらをかわすのに、なぜか四畳半の書斎を片付ける所から始めています。
悠長な話しですが、まずは「急がば回れ!」といったところでしょうか?
坊主的に云うと「看却下」とか「却下照顧」といったところでしょう。
その意味は・・・Googleでも使って検索して下さい。

そこで・・
本棚の整理をしていたら20年ほど前に造った彫刻を使った近所のお店のカタログ本(ややこしい)が出てきました。
彫刻を撮ってもらったのは島根県を代表する写真家の古川さん。
撮影場所は石見銀山近代遺跡の製錬所跡。
まだ大森町観光協会がそれでも元気に活動している頃で、荒れ放題の製錬所跡に梅の苗木を植えたり草刈をしたりして、自主的に維持管理していた時代のことです。
20点近くの鉄の彫刻を軽トラックに積んで移動して設置して、足場パイプをステージに組んで撮影すると云う大掛かりなものでしたが、別にどこからのクレームも無く、みんなでワイワイと重労働を楽しんだ記憶があります。

その後、世界遺産登録前夜・・
世界の知識人や学者さんの来訪に備えて大掛かりな清掃作業開始。
製錬所の石組みを覆っていた苔草は全て見事に撤去され、遺構の全貌が露になりました。

そして現在、世界遺産に登録されて6年目・・
また、20年前の外観が戻りつつあります・・・が、ナイショで私の彫刻など設置したら何処かの関係者がすっ飛んでくるでしょうね。
20年前と見た目は同じでも、中身は違ってきたんでしょう。

「いやぁ〜、世間のおつき合いは難しいですなぁ〜・・」
そんなことを思いつつ、今日も地道な片付けが続くのでありました。

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チョットだけ昔々・・その2 

2013/06/03
Mon. 07:44

昔々・・といってもチョットだけ昔・・・

石見銀山が世界遺産に登録されるかもしれないと大騒ぎしていた頃・・
五百羅漢さんのいらっしゃる石窟の近くに「島根の名水百選」にも選ばれているらしい三百水の湧き水があって、石見銀山の町内だけじゃなくてアチコチからみんながこの水を汲みに来てたのさ
それがいつの間にかお金を払わないと汲めなくなったのさ
それからチョットして五百羅漢さんの拝観料もあがったのさ

それからしばらくして石見銀山が世界遺産になる頃・・
三百水を汲むのも五百羅漢さんにお参りするのも観光さんばかりになったとさ
今じゃ石見銀山町内に暮らす人々はだれも五百羅漢さんにお参りしなくなったとさ

加持祈祷の仏事などちゃんと出来てるんだろうか?
やれやれ、信仰も坊主も地に落ちたね・・
ちなみに、羅漢寺さんは真言宗のお寺です
もうひとつちなみに・・・
この度使用の五百羅漢写真は、フリー素材の許可を頂いております

五百羅漢地蔵

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コツコツ・・ 

2013/06/02
Sun. 07:05

朝のうちにポスターを貼らせてもらいながら石見銀山の町内をぐるっと一周して帰宅すると、何となく一日の一仕事終わったような気がして、コーヒーなどすすりながらしばらくボォ〜っとしてしまいました。
石見銀山は高齢者の多い町ですから、朝が早い上に週末から日曜日にかけての日中は、観光さんのザワメキを避けて玄関に鍵をかけて引きこもる住民が多いので、そのような方々とお話が出来るのは早朝の朝ご飯時が一番なのです。

たった数件の早朝お宅訪問も、もろもろ立ち話などしながら歩いていると、そのうち観光さんの姿をアチコチで見かけるようになり、普段着のおばあさんはそそくさと玄関内に入り込んだりします。
世界遺産になってから、なんとなく町の様子がよそよそしくなってしまったような気もしています。

気持ちを入れ替えて、燃料を継ぎ足しがてら大田の市内へ出かけました。
その頃から何となく空の雲が厚くなり始め、何時雨が降り始めてもおかしくない様子になってきたし、午後からはキーポンの吹奏楽発表会を聴きにいくことになっているし、そんなにまとまった時間も残っていないから、擦り寄ってくるクロにリードを付けて物干し場へ移動。
少し前にもらっていたゼオライトの塊をコツコツたたき始めたらしだいに周囲が見えなくなって、洗濯物の真下で手のひらに乗るほどの石を彫り始めたのでした。
さて、何が出来るでしょう?
6月に入って、「彫刻展の仕事も増え始めたはずなのに気楽なものだ」・・と、どこかで冷静な自分の叱責を聞いたような気がしないでもないままコツコツたたいていたら、アルバイト帰りのワイフにたっぷりと叱られてしまいました。
「せっかく洗った洗濯物の下で何してるのヨ!石のホコリで汚れちゃうでしょ!それでなくても猫の抜け毛がとれなくて洗濯大変なのにィ〜!」
ハイ!ごもっともでございます・・・
ゼオライトの粉の上を歩き回っていたクロちゃんをつれて、そそくさと退散したのでありました。

やっと譜面をさらった程度のキーポン達の演奏に興味のある方は、facebookでチェックしてください。
さて、これから何処まで曲の完成度が高まるか・・楽しみです。

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貼り出す 

2013/06/01
Sat. 05:04

我が家の雨戸を1枚潰して現代彫刻小品展のポスターを貼りだしました。
他には・・・
たまるやさんの入口のガラス戸
代官所前の駐車場にある自動販売機の目隠しの格子戸(ややこしい)
町並み川下側入口(地図では北側でこれもややこしい)の角のあるうめの店
町並み川上の銀山口駐車場を過ぎて銀山川を渡ってぶつかったところにあるお店じゅーる(住留と漢字で書く)

それに、大田市にある地元ケーブルテレビの本社なのだが・・
何故か、車で通り過ぎてもポスター見当たらず!
来週になっても貼り出してなかったら電話して回収じゃ!

そして、会場の町並み交流センター・・
格子壁に引っかけるようなパネルを作って貼り出してくれとのこと。
・・・市役所のお達しだそうです。
だいたいに、行政は住民のために働いてナンボのもんじゃないんですか?
こっちは、ポスター印刷するだけでドエライ金かけてるのに、その上に、ポスター貼っても良いけど、格子に傷つけちゃダメ!・・・
ケチクサイ気の利かない貧乏行政の実態見ちゃった気がする。

少なくても住民の一人は、行政に不信感を持っちゃったナ・・・
さて、どうしよう?
お金かけて大工さんにポスター掲示用のパネル作ってもらうか、広報の時間半日程度潰して材料代使って自分で作るか・・・思案のしどころです。
まさか、我が家の雨戸を1枚外して持っていく訳にもいかないしなぁ〜・・

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2013-06