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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

書架の思い出 

2013/06/04
Tue. 08:18

月末から月初めにかけて吉田家の生活費が何かと引き落とされることが続くので、この時期の週始めは金融機関巡りが恒例になっています。
彫刻の小荷物も先週あたりから続々と到着し、吉田家土間の仮置き場はしだいに彫刻の山が出来つつあります。
動産保険のこともあるので、今週末から一気に開梱包して彫刻の状況確認を始めます。
狭い吉田家ですが、この作業にかなりのスペースを使うので、このところチビチビとギャラリースペースを片付けている所です。
休業状態のスペースに、最近は寺の仏具やまとめ買いの塔婆、仏教関係のタネ本など、だんだんと万善寺関連品が溜まり始めて、それらをかわすのに、なぜか四畳半の書斎を片付ける所から始めています。
悠長な話しですが、まずは「急がば回れ!」といったところでしょうか?
坊主的に云うと「看却下」とか「却下照顧」といったところでしょう。
その意味は・・・Googleでも使って検索して下さい。

そこで・・
本棚の整理をしていたら20年ほど前に造った彫刻を使った近所のお店のカタログ本(ややこしい)が出てきました。
彫刻を撮ってもらったのは島根県を代表する写真家の古川さん。
撮影場所は石見銀山近代遺跡の製錬所跡。
まだ大森町観光協会がそれでも元気に活動している頃で、荒れ放題の製錬所跡に梅の苗木を植えたり草刈をしたりして、自主的に維持管理していた時代のことです。
20点近くの鉄の彫刻を軽トラックに積んで移動して設置して、足場パイプをステージに組んで撮影すると云う大掛かりなものでしたが、別にどこからのクレームも無く、みんなでワイワイと重労働を楽しんだ記憶があります。

その後、世界遺産登録前夜・・
世界の知識人や学者さんの来訪に備えて大掛かりな清掃作業開始。
製錬所の石組みを覆っていた苔草は全て見事に撤去され、遺構の全貌が露になりました。

そして現在、世界遺産に登録されて6年目・・
また、20年前の外観が戻りつつあります・・・が、ナイショで私の彫刻など設置したら何処かの関係者がすっ飛んでくるでしょうね。
20年前と見た目は同じでも、中身は違ってきたんでしょう。

「いやぁ〜、世間のおつき合いは難しいですなぁ〜・・」
そんなことを思いつつ、今日も地道な片付けが続くのでありました。

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2013-06