工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

良い刺激 

2013/08/31
Sat. 10:37

久々に朝寝をしました。
といっても、キーポンを学校まで送ったり、ほとんどいつもと同じようなものですが・・
それでも、どこかしら気持ちが緩んでいて、たまには半日ぐらいゆっくりするのも良いだろうと思っているところです。

このところ雨続きの島根県東部をマタマタぐるっと一回りしてきました。
仕事は万善寺がらみ。
寺の近所に実家のある施主さんは、代替わりがあって松江暮らし。
色々仏事が続くと結局、施主さんが実家に帰るより私が松江へ出かけることが増えてしまいます。

松江の県立美術館では、丁度島根大学の新井研究室のメンバーがグループ展を開催していて、お経が終わってからそのまま改良衣スタイルで会場へ回ってみました。
新井先生の作品をはじめ、平成3年の卒業生から、現役の学生さんまで、力作や大作が多数展示してあります。
学生のうちは、制作も勉強の一つで避けて通ることが出来ないから、みんな色々考えながらタップリ時間をかけて大作に取り組むことも出来ますが、一度社会に出て自立の暮らしが始まると、なかなか思うように制作の時間や場所が確保できなくなって、次第に作品との距離が遠ざかってしまうということも仕方のないことでよくあることと思います。
表現者にとってはそんな過酷な環境の中で、制作を続けることが如何に厳しいかということは、我が身の現状をみると十分に理解できることです。
とかく安きに流れて気持ちが萎えてしまいがちな若い表現者を集めて、刺激し奮い立たせつつ展覧会にまで仕立ててそれを継続する新井先生のエネルギーに計り知れないものを感じます。
作品の若さには造形のもろさより、未知の可能性の展開にワクワクする瑞々しさがあったりして、経験豊富な老齢作家のコッテリと固まった安定作品よりずっと良い刺激になりました。

おかげで、昼食は抜きになりましたが、別の意味の満腹感と幸福感を維持しつつ、一路赤名高原へ移動。
観音さんと、お地蔵さんと、ご先祖さんと、初盆供養と、古墓一切不残と、万善寺の事務を若干こなして石見銀山へ帰宅。
秋雨前線の影響で終日降り続く雨の1日でした。

今も石見銀山は時折ザッ!っと激しい雨が降っています。
もうしばらく、ネコチャンズと一緒にゴロッとさせてもらおうと思います。

IMG_1912.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

何時ものパターン 

2013/08/30
Fri. 04:32

朝夕過ごしやすくなってくると、身体の方もどこかしら緊張感が薄れて、固まった節々がなめらかに動き始めるまで結構時間がかかったりします。
このところ、制作と坊主家業が交互に続いていて、そのこともあって余計身体のキシミが慢性化しているようです。
春先のくるぶしのケガも、そんな状況の中で失敗してしまったことなので、その二の舞いを踏まないように注意しながら無理をしないように鉄仕事を進めています。

思えば、8月の初めには宗門手帳の書き込みも毎年のお盆行事ばかりで、棚行と手間替えの施食会程度。まだまだいくらでも空欄が残っていて余裕があったのに、今では1日に2〜3件の用事がひしめいて、真っ黒になっています。
田舎らしくノンビリとしたところがあって、お盆の過ぎた今ごろになって、「方丈さんも少し楽になっとられるおもうて聞いてみるんですがノォ・・そろそろウチのお大師さんおがんでもらおうかおもうて・・」などという電話が、今ごろになってさみだれで入ったりしている訳です。

万善寺も工場も動かしようがないので、こういう時は自然と無駄な移動距離と移動時間だけが増えてしまうことになります。
彫刻関係はというと、このところ空のカミナリさんがしきりに落ち着かなく騒いでいて、長物の仕事やデカイ彫刻制作で工場の外に出ると夕立のような雨が降ってきます。
グローブが濡れた状態で溶接などすると、途端に人間アースになって手首辺りまでビリビリと電気が走ります。
そんな感じで、青空工房の方もモタモタとした仕事が続いている訳です。

昨日は年に1度のワイフの誕生日(あたりまえだけど・・・)。
当年とって○○歳になりました。
何気なくさりげなくお祝いをしようと、朝から知らんフリをしていたら、
「今日私の誕生日だよ」と、自ら広報されました。
当然無視する訳にもいかないので、「あぁ〜、そうだ!それはそれはおめでとう!」などと思い出したふうに装ったりしてその場を取り繕ったりしたところです。
現在のような中途半端でいい加減な暮らしをしていると、贅沢などとは到底縁がなかったりしますが、それでも、誕生日となると年に1度しか巡ってこないので、そこはそれなりにパァ〜っと祝ってやりたいものです。
ほぼ毎年のことで、別に真新しい訳でもなく、まずは薔薇の花束。そして家族そろって夕食・・・の何時ものパターンを実行したところです。
表情からは喜んでもらえたのかどうか真意は読み取れませんでしたが、大きな波風もなく会話もそこそこあって、それなりに納得してもらえたものと勝手に思っているところです。

IMG_1911.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

もぐさ 

2013/08/29
Thu. 09:24

今年の島根県はなかなか試練が続きます!
現在、石垣島あたりの台風が、このままだと島根県へやってきそうです。
聞くところによると大雨になりそうだし・・・
ちょうど、その日は49日の法事もあるし・・・
ここまで雨の日の移動が続くと、さすがにうんざり。
まだまだ修行が足りません。

吉田家裏を流れる銀山川は、前回の大雨で氾濫寸前まで水位が上昇。
川端に枝を広げるスモモの巨木が根元から崩れて濁流を遮ってしまわないかと心配になってきます。

台風の影響なのか、石見銀山は朝から雨がポツポツ落ちています。
ややっ!裏庭に何やら怪しい影・・・
スモモの根元でゴソゴソと動いています。
ヒョッとして、イノシシ?それとも最近連日出没のサル?まさかシカ?いやいや巨大なイヌ?・・・・
ネコチャンズも仲良く並んで庭先をのぞいています。

・・・まぁ、結局はヤギの「もぐさ」ちゃんなんだけど・・・
そのもぐさちゃんの飼い主のスズキ君は、会津の人(だったと思う)。
今は石見銀山井戸神社の社務所暮らしだけど神主さんではありません。
仕事の関係で2日間出張することになって、
「もぐさどうしようか困ってるんです」と云ってたので、
「裏庭の草取りさせてやっても良いよ」と云うことで、本日は朝から茂った葛の葉をセッセと食べてくれている訳です。

IMG_1908.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

時間の感覚 

2013/08/28
Wed. 09:10

早々に改良衣に着替えて朝食をすませてキーポンを学校まで送って、そのまま松江へ直行。約束の時間までに施主家まで到着するには高速道を使うしかないので、贅沢と思いつつ松江のETCゲートまで快調に走っていたら、突如、愛しの結界君の右横ギリギリを猛スピードですり抜けていく白い車。
もうあと50センチで接触事故になっていたでしょう。
ドライバーのオネエサン(にしては年取ってるけど)には、そこまでして急がなければいけない事情があったのか、よほど虫の居所が悪くてイライラしていたのか・・・
そんな自分の都合に巻き込まれるのはイヤだなぁと、憂鬱になりつつ目的地へ到着。

施主家の都合でなのか日を割愛するかわりに初月忌をお務めしましょうということになっての事情。
49日までは、新亡さんの彼岸までの道行きをみんなで支えてあげましょうねということで務めさせて頂いているなのか日ですが、そのお経の後に、般若心経のさわりのあたりを少しずつつまんで、その意味などを少々お話しさせていただいています。
朝の道中の出来事もあったので、それも少し交えながらお話したところ、それが具体的でよかったのか、ご主人や奥さんしきりにうなずいていらっしゃって、しゃべっていることに間違いがないかと、かえってこちらが不安になってくるあたり、やはり在家坊主の修行の甘さを実感したりしたところです。

軒先のグリーンカーテンは、この度亡くなった前ご当主の丹精の作。
その収穫されたゴーヤをいただき、その足で赤名高原へ移動。
毎年お務めしている先祖代々と古墓供養をして、コーヒーをいただきながらまだ色づきの浅いピオーネをパクつきます。
そのお宅は近年ブドウを栽培していらっしゃって、テーブルに並んだものはコーヒー以外全て自家製。
毎度のことながら1房をお土産にいただいておいとま。

朝に石見銀山を出発して、松江経由で赤名高原とぐるっと一周するあいだに、ご本尊さんへのお供えをたくさんいただきました。
あれこれあって、帰宅したのはすでに夕方。

それなりに長いお経も、せいぜい30分。
衣を着替えたり焼香や墓参りなどして、若干その筋のお話などしても1時間以内でお務め終了。
お茶を頂いて世間話が30分程度。
移動時間がぐるっと一周で4時間弱。
坊主の1日は、なんてノンビリしているのでしょう!・・・って思いません?

その移動時間中、頭の中は7月末に依頼された古民家改造計画の鉄関連制作。
島根西部を襲った豪雨災害のお陰で、工務店さんからの引き渡しが延び延びになってすでに8月も終わろうとしています。
豪雨の影響がこんなところまでおよんでいるのかとビックリしつつ、災害復旧を優先することが順当だろうなと納得もします。
さて、今日は1日工場。
残っている彫刻の返却作業。
時間があったら次の仕事に入りたいけど・・・

IMG_1900.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

昼食 

2013/08/27
Tue. 06:50

夏の猛暑も嘘のように朝夕が涼しくなった石見銀山です。
掛け布団が恋しくなりました。
キーポンは学園祭練習の疲れで、相変わらず夕食が終わったら私の布団を横取りして爆睡。
最近のワイフはそんな父娘を横目で見ながらこども部屋へ非難して朝まで降りてこなくなりました。
そしてオヤジは、溶接焼けで火照った顔が一段落して、蛇の脱皮のごとくアチコチの皮が剥けはじめて大変なことになっています。
ネコチャンズは、人間が留守の間に爆睡して、夜になるとドタドタうるさく騒ぎ回っています。
何ともそれぞれに自由行動が甚だしい吉田家でありますが、それはそれで平和であります。

「お昼何時くらいになる?」
工場からワイフに電話で問い合わせると、
「何時くらいに帰れるの?」と何かとっても疲れた声で逆に質問されて、チョットだけ「しまった!」と思ったけど、外食するよりはいいと思って、
「じゃぁ、1時ということで」
「何にもないわよ。出来てなかったら適当にあるものですませて頂戴」

連日の万善寺盆務めから若干開放されたものの、地域のご縁日や観音様の供養等があって、いまだに1日おきに改良衣でウロウロしています。
その間隙を縫っての工場通いはなかなか落ち着かなくて、結果仕事も思うようにはかどりません。
現在、現代彫刻小品展の事後処理に忙殺されています。
梱包の無いまま到着の作品を中心に、荷造りから始めています。
ほぼ先が見えてきましたが、結局本日は例の万善寺業務でまたまた1日がつぶれます。
明日には発送作業を終了させて、メール送信や日当計算などのデスクワークにとりかかろうと思います。
いずれにしても、8月中にはひと山越えておかないと、あとが余計大変になりますからね。

予定の昼食時間が若干ずれ込んで帰宅。
「チョット待ってて、今用意するから・・・」
現れた豪華でオシャレな昼食に感激して「すごぉ〜い!」を連発していたら、
「それじゃぁ、1000円頂戴!」
・・・外食の方が安くついたかも・・・

IMG_1904.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

豪雨一過 

2013/08/26
Mon. 06:49

2日間続いた雨も上がり、石見銀山や万善寺周辺は一気に秋空に変わりました。
猛暑が続いて、「10日ほどは刈入れが早ようなりそうで、調整が難しいですわぁ〜」と、営農組合の責任者のオヤジさんの携帯が鳴りっぱなし。
この度の局地的豪雨は、それこそ「局地的」なポイントが若干ズレていたので、私の生活圏内で豪雨被害というと、重くたわわに実った稲の穂が雨風にさらされて軒並み倒れてしまったこと。
刈入れを急がないと、倒れた稲の穂から芽が出てしまって商品にならなくなってしまうという、二次被害になってしまいそう。
天気を相手の仕事は、なかなか先が読みにくくて難しいものがあります。
人の生き死にでおつき合いしている坊主家業もあなた任せのスケジュールで行動することがほとんどですから、何処かしら似たような感じで、お百姓さんたちの憂いがひとごとに思えないこともあったりします。

夏の手間替え法要の最終日をお務めしてきました。
寺から20分、石見銀山から40分の江の川沿いにある曹洞宗古刹金洞寺のあたりは、前日までの豪雨の関係で街道の各所から大量の水が噴出しています。
これらの水が集まったアチコチの支流の濁流が一気に江の川へ合流してくるので、ものすごいほどの水量にふくれあがります。
町並みを一望に見渡す山腹に位置する寺からは、川の水面が堤防近くまで競り上がって見渡せます。
時間を若干繰り上げて施食会の法要開始。
何時もは残暑の厳しさに汗ぐっしょりですが、この度はとても爽やかな秋風に助けられました。

改良衣に着替えて自宅を出がけにワイフが声をかけてくれました。
「今日の夕食は焼き肉だからね。楽しみにしてらっしゃい!」
ほぼ1ヶ月におよぶお盆務めもこれでひとまず一段落です。

IMG_1892.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

残暑の夜 

2013/08/25
Sun. 04:04

チョット休憩・・・って、まだ全然勉強はじまってないんだけど・・・
四畳半の書斎で夕食後のひとときをメールチェックなどしてくつろいでいたら、キーポン登場。
しばらく・・というより、延々とiPodtouchをツンツンいじっていると思ったら、いつのまにやらスースー寝息が聞こえてきます。
これで結局本日も家庭学習ゼロ決定!

このところのキーポンは学園祭の練習で疲れ気味。
夏の猛暑で食も細り、夏バテが慢性化しているようです。
クラス発表では、ピアノ伴奏が担当。
体育祭では部活対抗リレーに色別対抗リレーに、あとは・・「よぉわからん」そうです。
小さい時からオヤジに似て逃げ足だけは早いキーポンが、クラスの連中の期待を背負っているようです。

一方、オヤジは・・・
石見銀山に帰ってから、集中して溶接や溶断の紫外線を浴びていたら、顔が火照って、そのうちヒリヒリしてくるし、なかなか寝つけないままゴロリと寝ころんで映画鑑賞。
制服のまま爆睡のキーポンの枕代わりまでさせられて、シッコも自由になりません。

時折、激しい雨が断続的に屋根を叩きます。
お盆が過ぎて過ごしやすくなったとはいえ、まだまだ蒸し暑い夜。
夜行性のネコチャンズが、夜中に一人だけ起きている私に擦り寄って夜食を催促します。

あぁ〜〜、どんどん目が冴える!
そのうち朝になってしまいそうだ!
・・・って思っていたら、すでに限りなく朝でした。

IMG_1873.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

結界君 

2013/08/24
Sat. 03:17

石見銀山から万善寺までの街道が想定外のゲリラ豪雨で流されて通行止めになった時を最後に、その後ポツリとも雨の降らない猛暑が続き、やっと降ってくれたと思ったらまたまた局地的ゲリラ豪雨となって、有線が警報放送を流しています。

今年の島根県は何かヘン・・・というより日本全体がヘンなのかも知れないと、ぼんやり思いながら垂れ流しのテレビを見ていたら「これからしばらくは日本海側を中心に秋雨前線が停滞する関係で・・・」などと天気予報のオネエサンがしゃべっていて、「えっ??」という感じでけっこうな衝撃。
ついこの前までは「活発な梅雨前線は・・・」などと云っていたのに・・・
このところの日本は、3週間ごとに乾期と雨期が繰り返しているような気がします。

「今日はお昼過ぎから会議で出かけるからね」と、ワイフが何時に無く自分の方から本日のスケジュールなるものを伝えてくれたので、「それぢゃぁ、工場の近くでお昼をすませてしまうよ」ということになって、行きつけ(といっても1〜2ヶ月に1回程度だけど)の豪華な庶民的ドライブインレストランで久々の昼食。
そのレストランのご主人とは顔見知りで、ご主人独学炭焼きにチョット知恵をかしたり、ご主人調達昭和の骨董日常品の修理に手を貸したりするほどのお付き合い。
久々にメタボの元のボリュームタップリの定食を食べていると、「久しぶりに雨降りましたねぇ。この雨どう思いますぅ?」と、ホールでお仕事のおくさんから質問。
「いいんじゃないですか。たまには雨も降らないと。晴れて暑いばかりだとどうもねぇ・・」
一応そんなふうに答えておきましたが、なかなか現実的で核心を突く難しい質問でありました。

夕方につけて溶接の追い込みをかけつつ、坊主家業でお話したお百姓さん達の顔が浮かびます。
実った米が水を一気に吸いすぎて実割れが進むでしょう。これから収穫を迎えるピオーネも厳しいことになるでしょう。メロンはギリギリセーフかなぁ・・
それぞれ立場が違って悲喜こもごも。
彫刻家の吉田の場合は・・・
あと2日降らなきゃ良かったな・・という感じ。

愛しのデッキバン君のカーゴスペースフレーム改造計画は、どしゃ降りの中カッパを着ても結局ずぶ濡れになって取り付け完了。
キーポンを送りがてら、「この車のフレーム、何色が良い?白だと汚れ目立つし、黒だとお葬式みたいだし、赤だと紅白幕みたいになりそうだし、青だと・・・」なんて云ってたら「赤で良いんじゃない」ということで、決定!
実用重視のガチガチ溶接が終わって、豪雨の中、湿気を嫌って締め切って蒸し暑い工場で着色。ベースは白。下地は青。仕上げに赤・・と凝っているようですが、余ってた色がギリギリ無かっただけのこと。
取り付けたら、なんか鳥居を積んでる感じ。
なかなか目出度い仕上がりになりました。
デッキバン君の命名は、「結界君」で決まりだね!

日も暮れはじめて、雨足も強くなるばかりなので、工場を閉じて石見銀山へ帰宅。
側溝はすでに各所でオーバーフロー。
町並みの道が所々で川になっています。
「あぁ〜〜、秋雨前線かぁ〜〜」

IMG_1871.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

久々 

2013/08/23
Fri. 04:24

20日ぶりの工場。
夏冬兼用のつなぎが汗でグッチョリ。
食後の昼休みをしていたら、雷も鳴るし、雲が下がってくるし、モヤッと蒸し暑いし、久々の夕立も結局期待外れで石見銀山は降水量ゼロ。
それでも溶断機にスイッチを入れ、紫外線の火花を見ていると、世間の暑さはほとんど気にならない。
むしろヤブ蚊のほうが気になって溶断の手元が狂ったりする始末。

これからしばらくは精度を問われる仕事が続くので、まずはその手慣しに、愛しのデッキバン君の改造を計画中。
思ったように上手くいくだろうか・・・
久々の鉄仕事なので感が戻るだろうか・・・
若干の不安を引きずりつつ、木魚のバチを金槌に持ち替えて暗くなるまで仕事をしていたら、どこからともなく漂ってくる夕食仕度の美味しそうな香り。
何となくワイフが恋しくなって、次の仕事始めの段取りをしてからソソクサと帰宅。

別にこれといって大仕事をした訳でもないし、特別急ぐ仕事でもないし、適当で何ともないことだけど、やっぱり工場で鉄をいじっていると落ち着くなぁ・・・
夏の間坊主一色に染まっていた脳みそが、久々にビビッドに活性していることがよくわかります。
何ともいえないこの感覚・・・

今日は学園祭で忙しいキーポンを送ってそのまま工場へ行こうと思っています。
夕方までにはひと仕事を終わらせて、兵庫県竹野町行きの準備。
8月も残りあとわずか。
鈍りきった老体がキシミを上げていますが、今がふんばりどころです。

写真

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

帰宅 

2013/08/22
Thu. 07:31

あぁ〜〜・・・、この何ともマッタリとした解放感!
ほぼ20日ぶりに石見銀山の我が家へ帰ってきました。

ワイフやネコチャンズとの感動的な再開を期待していたら、何の事もない・・
「帰ったよ!」と、声をかけると、「あら、思ったより早かったわねぇ」・・とワイフ。
実にクールに横目でチラとご主人様を確認してそのまま何事もなかったように昼寝・・とネコチャンズ
・・・それで終わり。

なんともサッパリとした久々の再会。
それでも、そこかしこに漂うネコチャンズのオシッコの臭いと、蚊取り線香の残り香・・懐かしい吉田家の暮らしぶりが一瞬で甦ってきました。

デッキバンいっぱいに積み込んだ荷物を下ろし、留守の間キーポンに占拠されていた四畳半の書斎を片づけ、丁寧に掃除機をかけ、若干模様替えをしつつデスクワークセットをセッティングし、各種動作確認を終わったところで本当に久々のワイフ手づくりの昼食は塩鯖と夏野菜のサラダ。それに、お檀家さんから頂いたヱビスビールをプシュッ!

残暑の続く石見銀山の町並みは、絶え間なく往来の観光さんでにぎわっています。
二番子が育ったのか、雑踏に混じってツバメが賑やかに鳴いています。
近所のお土産さん目当ての理不尽な車のエンジン音がもう2時間近く続いています。
時々世間の音が遠ざかって耳鳴りが音量を上げます。
貸自転車のベルの音で一瞬蝉の声が消えます。
それにオヤジをやさしく包み込むヱビスビールのほろ酔い感・・・

ウツラウツラしていると・・・
「ごめんくださぁ〜い」・・・・「ごめんくださぁ~い」・・・・「ごめんくださぁ~い」
どこか遠くの方で聞こえる青年の声。
しだいに覚醒して、「あれれっ??自宅(うち)かぁ??」
「ごめんくださぁ~い!」
「はぁ〜い、はぁ~い、はぁ~い、はぁ~い、はい!」
返事をしながらドタドタと土間へ出てみると、
「あのぉ〜、吉田正純さんでしょうか?」とフルネームの問いかけ。
何と、この前終了した現代彫刻小品展の出品作家渡部直(わたなべすなお)氏が作品の引き取りに来てくれたのです。
出身は島根県出雲市。
現在茨城在住で勉学に励む若き木彫家。
この度初出品が、かわいらしいオランウータン。
会期中、1・2を争うほどお客さんの受けも良かった彫刻です。
私の方も、行く先々で彼の好人物ぶりを聞くたびに、一度逢いたいものだと期待の人。
そのご本人が訪ねてきてくれました。
何ともgood timingなことでしょう。
とても感動して、とめどなくオヤジの長話がはじまって、きっと面倒だったろうに最後まで聞いてくれて、自作の木彫を持って、夕方近くの石見銀山の町並みへ消えていきました。

久々の帰宅で、忘れかけていた彫刻家の暮らしが見事に再生しました。

写真

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

逃避 

2013/08/21
Wed. 07:34

最近、かなりご無沙汰の石見銀山。
寂しいもので、忘れ去られたごとき存在のオヤジに、吉田家の誰からもこれといった連絡がないまま依然として寺暮らしが続いています。
お盆の恒例行事も一段落したので、いつもだったら早々と荷物をまとめて万善寺唯一の屋根裏部屋を引き払うのですが、今年はどうもそういう訳にいかなくて、何となくモタモタしています。

「何時もお世話になってますぅ〜。クロス補習の請求書お持ちしたいんですが、いらっしゃいますかぁ〜」
彫刻台を修繕してもらっているクロス屋のお兄さんから電話が入って久々に彫刻家の血が騒ぎました。
「こちらこそ、毎度毎度お世話になりっぱなしで、すんませんなぁ〜」
「今度は総張り替えがいいですねぇ。あれじゃぁ、もう保たないですね。みっともなくなるばかりだし・・」
「いやぁ〜、確かに!そうだろぉ〜なぁと思ってたところよ。なんかパッチワークみたいになってるし・・・」
毎回展覧会の度に増生産しつつ移動して酷使している展示台も、すでに6回の彫刻展を持ちこたえ、アチコチ汚れたりはがれたりして、どんどん精度が下がってきています。
今年は何とか予算確保して、展示台の総張り替えを計画しようと思っていたところでした。
いずれにしても、このような什器は、一方で消耗品に近い取り扱いだし、保管場所の確保だけでもなかなか厳しいものがあります。
寺暮らしとは全く違うもう一つの現実から声がかかって、私の心は一気に彫刻の世界へ引き戻されたような気がします。
お兄さんのお陰です。

その電話で思い立って、万善寺老師夫婦を慰労会へつれだしました。
行く先は寺の近所にあるおそば屋さん。
出不精のおかみさんは、くの字に曲がった腰と伸びきった膝を駆使してヨチヨチ歩き、やっと車の乗り降りをすませ、おそば屋さんの椅子へ着地。
すでに、身体全体からオシャレの感覚がすっかり消えてしまって、横溝正史ワールドが漂ってきます。
久々に外出の老師の方は、日頃おかみさんの罵声を浴びせられながらの献身的??な介護のおかげで、若干痴呆も進みいたって能天気に浮かれています。
それでも二人とも、まだまだ自分のことは自分ですまそうという気持ちがしっかり残っていて、見苦しいほどにだらしない食事風景ではあるものの「旨い旨い」を連発しながら食べて、何となく慰労会終了。

15歳で万善寺を出て一人生活に入って、結婚して自分の家族も出来て、すでに40年以上。
老師夫婦との共同生活はたったの15年ほど。
まぁ、そのような状態ですからそれぞれの人格も微妙にズレたところで形成されていて、今さら意見や考えの相違を修正できる訳もなく、狭い寺の庫裏で窮屈な同居をする中で、それぞれの不満やイライラが溜まる一方。
いまだに万善寺の至る所で大正と昭和の風習が鮮度を保ったまま根付き、履き違えた慈悲の心が彼等を支配し、通用もしないプライドに縛られ、崩れ去った上下関係にしがみつきながら暮している夫婦を見ると、自分の不徳を解っていながら半世紀近く離れて暮していたツケに苦しめられる毎日です。

ひとまず、この呪縛の世界から逃避あるのみ。
あとは時間が解決してくれるだろうと気楽に考え、オヤジの夏休みが1日くらいあっても良いかな?・・などとウキウキのネタを探しつつ、まずはこれから荷造りスタート。

写真

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

夜風 

2013/08/20
Tue. 08:10

あぁ〜〜、なんというウマそぉな・・・・
キーポンから久々に写真が届いたと思ったら、なんのこともない、夏休みの宿題か何かの資料で使うのだそうで・・・
単なるお母さんとの事務連絡だったようです。
吉田家は、近くても遠くても結構家族間でデジタルITメディアが活用されています。

あぁ〜〜〜〜・・・
それにしても、まっちゃん(ワイフのこと)の手料理が懐かしぃ〜〜・・
もちろん!しばらく逢っていないワイフやキーポンにも逢いたいのでありますが・・
なにぶん寺のことがアレコレあって・・・

まぁ、そんな残暑厳しい毎日を送っています。

昨夜は、恒例の七面さん供養へ出かけてきました。
万善寺から比較的近い赤名高原の里山に広がる集落地域の年中行事になっていて、この近年(といっても、すでに40〜50年続いていますが・・)万善寺がその供養の導師を務めています。
奉納札を確かめると、おおよそ明治年間にその集落一帯を収めていた旦那さんが、小作農家の身体安全や家内安全などを祈念して、身延山から七面さんを勧進したのが始まりの様子。その後その旦那さんの家系も衰退してからは、七面さんを地域のみんなでお守りすることに決めて、そのあたり一帯に転々と野ざらしになっていた観音さんや馬頭さんやお地蔵さんやお不動さんなどを集め、家々が持ち回りで世話役を務めて現在に至る・・といった略史。
私が老師の代行でお邪魔するようになってからでも、かれこれ10年にはなろうとしていますが、聞く所によると、その間に何度も供養廃止の危機があったとか。
ようするに、代替わりで当初のいきさつを語り継がれないまま役目だけが回ってくることが面倒になってきたという実態があったからのようです。
結局、組織再編と共通理解の話し合いを元にして、お堂建設を拠所にコアなメンバーが集まって地域の行事継続と決まった次第。

今では、立派なお堂の一畳ばかりのスペースでお務めをさせていただき、その後お供えのお下がりをみんなで頂戴し、エンドレスの宴・・・となっていきます。
「なんかのぉ〜、わしゃぁ〜最近思うんだがのぉ〜、このところ、どんどん昔に戻っとるような気がしてしょうがないんよぉ〜」
「そりぁ〜、どがぁ〜してぇ〜」
「まぁ、百姓のやりかたゆうもんは高齢化で変わってきたかもしれんがのぉ〜、ひと頃みたいに農薬いっぱい使うて虫も寄りつかんような農業じゃぁいけんゆうて、だんだん手間暇かけて生産が減ってしまうようなやり方に変わってきとるような気がするんよ。そがぁ〜なことやっとるとのぉ〜、なんもかんもいっぱいできりゃぁええゆうもんと考えがちがってくるがの。すこしでもええけぇ、良いもん作ろうやゆう気になってくるがの。七面さんのお祭りを続けようやゆうことんなったんもおんなじよぉ~な気がするんよ」
「はぁ〜、そがぁ〜かもしれんのぉ〜。そがぁいやぁ〜、なんでも新種のブドウが1房2万円いくらで一畑(地方デバート)に競り落とされたらしいでぇ〜。まぁ、似たような出来のがハウス1つで50房もできてみいやぁ〜。働いたかいもあるちゅうもんだがの。まっ、ワシにゃぁ無理だがの・・」

・・・いやぁ〜、なかなかためになるお話ばかり、延々と続く情報交換。
夜風の涼しい七面さんご供養の一夜でありました。

写真

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

法式作法 

2013/08/19
Mon. 08:31

波乱の万善寺恒例各種盂蘭盆法要が終了しました。
見事に「恒例」の如く、毎年何か予期せぬ出来事が起きる万善寺。
今年は、例年になくパワーアップした、ドタバタ法要になりました。

まずは施食会・・・
本尊上供が終わって、南面施食会棚へ転じてさぁ〜これから導師香語・・・という時に、万善寺東堂老師が火のついた線香を持ってズカズカと(とりあえず導師の)私の隣へ・・
「ホイ、コレェ〜ッ!」
「えっ?、もう火をつけてそこに置いてあるんだけど・・ほら・・」
「フン、そがか!」
しょっぱなからつまずきの始まり。
その後、維那(いの)の維那〜詳しい意味は何かで調べてくださいませ〜まで始まって、もうガタガタ。
打ち止めがまさに、太鼓。

次に大般若会・・・
導師は大汗をかいてその場を取り繕い、やっとドタバタ法要が一つ終わったと思ったら、何といつの間にか改良衣に着替えて登場。
久々に見る東堂さんにお檀家さんもビックリの大喜び。
東堂さん、益々調子を良くして、導師を指さし指揮。
導師深呼吸して香語を始めるも、心乱れて支離滅裂。
三拝で座具を忘れたことに気付くもすでに時遅し。
まぁ何とかしのいで大般若転読。

昨年は、栄養不足で法要の間もベッドに伏せてどうなることかと心配していた東堂さんですが、今年は世間があれだけ暑いのにやたら元気で気味悪いほど。
結局、最後の塔婆回向まで東堂さんが仕切って、今年の盆法要は支離滅裂のまま終了。

気がつくと手間替えの和尚さん達も帰ったあと。
グッタリ疲れて、本堂の荘厳など片づけているとすでに夕方。
東堂さんは、何もなかったようにいつもの寺内巡回警備チェック。

もう、完全に私の心はブルーで、脳みそ真っ白。
身も心も鍛えられる8月であります。

IMG_1849.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

猛暑 

2013/08/18
Sun. 07:25

島根県は延々と猛暑が続いています!・・と思う・・
たぶん、そうだと思っています。
・・というのも、私が万善寺とその周辺の赤名高原あたりから外へ出ることが無いから、広い世間事情がよく解らないのです。
その赤名高原でも、昼の間は暑くて外へ出る気にもなりません。

そのような猛暑の中、万善寺の施食会と大般若会がはじまります。
私も立場上(住職だからしかたない)万善寺夏の一大イベントは避けて通れないので、暑さを避けながら、それなりに草刈りをしたり、本堂の荘厳をしたりしながら当日を迎えたところです。

その万善寺には当年87歳のおかみさんと86歳の老僧が仲良く??元気で??暮しています。
彼等は、すでに60年以上にわたって万善寺を切り盛りしています。
60年前は、それはそれは賑やかな法要で、ご近所の旦那衆や檀家役員の皆さんをはじめ、お手伝いのご婦人方を5〜6人お願いし、前夜には境内で盆踊りをして、当日は屋台も出店したりと、大変なにぎわいでした。
7月の梅雨があける頃からボツボツと寺の内外の営繕をはじめ、ほぼ1ヶ月かけてコツコツとキレイに磨き上げていたものです。
こどもの私も、夏休みになると自転車を足代わりに棚行をお手伝いしながら、庭木の剪定など手伝ったりして、休み無く毎日を過ごしていたものです。

時代は流れ、時は過ぎ・・・
彼等も私も60年歳をとりました。
私も、ものごころついた頃からほぼ洗脳されるように寺暮らしに染まり、学生時代のブランクを経て、今ではまがりなりに導師を務めるまでになったわけです。

ところが、そんな時代の経過の中で、ほぼ引退したはずの老師夫婦なのに、お盆と正月を中心に、万善寺の大小の仏事をことごとく仕切ろうとしていて、二人のイライラもこのところピークを迎えています。
何かにとり憑かれたがごとく、日が暮れるまで寺の営繕を続けるおかみさん。
朝と夕方の一時、ガードマン警備員の如く小言を言いながら本堂と庫裏の要所点検をはじめる老師。
修行の足りない私など、完全に彼等のペースに巻き込まれてウロウロするばかり。
手を貸さなければ、おかみさんから説教され、そのままにしておくと痴呆の入った老師が何十年も前のスケジュールを持ち出し、吹けば飛んでいきそうなチッポケな万善寺に船頭が3人も登場して大変なことになってしまいます。
このような状態が、毎年激化する一方で、心静まる時がありません。

身内の恥をさらすような実態ですが、そのような環境でワイフを耐えさせることはどう考えても忍びないので、どうせアレコレ衝突が起きるのなら出来るだけ短時間のうちにすまそうと思っていて、結局今年のお盆は、都合2日間の万善寺務めに絞ったところです。
その日のひとつが本日となりました。
身内に気配りし、お寺さんに気配りし、お檀家さんに気配りし、ご近所さんに気配りし、帳場を務め、塔婆を書き、導師を務め、休む間も無く荘厳撤収。
信心の気持ちを履き違えて、お檀家さんを甘やかせてしまった万善寺経営のツケが、ボディーブローのごとく私を襲っています。
布施の大義を自らの戒めとしつつ、猛暑をしのいでいる今日この頃でございます。

IMG_1847.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

知足 

2013/08/17
Sat. 08:21

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
先ほどは作品を送っていただき、ありがとうございます。
無事でした。
作品一つ一つを梱包して発送するのはかなり手間のかかる作業でしょう。
暑い中、お疲れさまでした。夏バテなさいませんように。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
彫刻展、大変お世話になりまして有難うございました。
先程、作品が届きました。
お忙しいところお手数おかけしまして申し訳ありませんでした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私がお盆の坊主家業で万善寺に引きこもっている間に終了した現代彫刻小品展の搬出や発送の作業も、出品作家からのメールが少しずつ届きはじめて、ホッとしています。

ワイフからの報告によると、搬出作業は難航を極めたようで、プレッシャーによる心労もかなりのものだったと想像できます。
搬出作業に携わっていただいた皆さんには、本当に深く感謝しております。

一方で、作品梱包に支障のある彫刻はひとまず倉庫へ保管してもらっていて、私の坊主家業が若干落ち着いてから、たっぷり時間をかけつつ、順次梱包を仕直して発送することになっています。
いずれにしても、島根のような田舎での夏の展覧会は、地域の行事も色々重なってなかなか厳しいものがあります。
入場者数を稼ぐためには効果的な期間設定かも知れませんが、展覧会の善し悪しはそれだけで決まる訳でもないので、今後、じっくり報告書を作成しつつ反省しようと思っているところです。
そんな事情はさておき、島根のメンバーの献身的な働きによって、浜田での現代彫刻小品展入場者は1200人に達する盛況となりました。

まずは、触りほどの中間報告であります。

おっと、ついでにもう一つ・・・
これも、諸事情で難航していた万善寺粗品制作ですが、強力協力お助け人肝っ玉ワイフの登場で、一気に片づけることが出来ました。
成功率60%程度のナンチャッテ染色手ぬぐい。
ギリギリお参りの数分程度は集まったかなと思います。
ちなみに、失敗作は私の彫刻制作や万善寺作務の坊主頭のお供で使わせて頂くことになります。

IMG_1846.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

誰の手 

2013/08/16
Fri. 07:42

本当は今日も組寺の施食会があって、近場の坊主達は少しばかり残された棚行を務めつつその寺へ集まっていました。
ある年に、ご住職がどんどん体調を崩されて、お檀家さんからも特にこれといった善後策もないまま、どこからともなく法要中止の連絡が回ってきて、その後の連絡も途絶え、法要があるのかないのか解らないまま今に至っています。

万善寺は老僧から代替わりしても、ひょっとしたら、「今年は施食会を行いますので・・よろしくお願いします・・」などと言い継ぎが来るかも知れないからと、いまだに今日の1日はスケジュールを入れないまま、寺の営繕などをして過ごしています。
律義といえばそれだけのことでしょうが、実はその寺のご住職は万善寺老僧と同じ歳なのです。
老僧も、口ではあぁ〜だこぉ〜だ言っていますが、さすがに明日は我が身の思いも捨てがたく何かしら気になるようで、時々思い出して「今日は○●寺の施食会だのぉ」などと私に話しかけてきます。

過疎地の寺院は似たり寄ったりと思いますが、そのような寺が近所にもう1ヶ寺あって、そちらの方は、兼務住職さんが盆月にある幾つかの法要を自分の裁量で取りやめになり、歳をとって衰えた体力の温存をはかることを優先されたりしていらっしゃいます。
かくいう私も、すでに60歳が射程距離のジジイに近い状態で、体力的になかなか厳しい状態にあります。

棚行をすませてからの墓掃除や墓参りも結構重労働で、日もちのしない生花を避けて連日青葉を調達するだけで結構苦労します。
2〜3日前に、刈り尽くした感のある庭先の手ごろな青葉を本数分切り分けていたら、見事に蜂の巣をつついてしまいました。
親指の関節に激痛が走って、怒った蜂がブンブン飛び回っています。
失敗は取り返しがつかないので、あきらめるしかありません。
結局、その後蜂の毒がどうもぬけきれなくて今に至っています。
木魚を叩く手の具合もなかなか定まらないし、線香やロウソクに火をつけるのも、今一つ力が入らないし、なかなか不便なまま過ごしているところです。
さて、元通りに回復するのはいつのことになるやら・・・

IMG_1842.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

現代彫刻小品展搬出終了 

2013/08/15
Thu. 07:14

万善寺のお盆二日目の朝が爽やかに明けました。
このところの猛暑は、地元のみさんにも過去に経験がないほどのもののようで、棚行の先々で「お暑うございます」とか「この暑さじゃなにもできません」とか、そんな会話から始まります。
一方で、米の出来は今のところすこぶる順調で、「このまま台風が来んかったら、収穫量ふえますでぇ~。政府も米とれすぎて困るでしょうなぁ~」などと、心配のネタが変わってきているようです。

この近年、棚行の状況に少しずつ変化が見られます。
訪問のお宅にお留守が増えたことと、帰省のご親族を見かけなくなったこと。
私が住職を引き継いでから、特にそう感じるようになりました。
色々理由もあるのでしょうが、一番の原因は世代交代の代替わりと思われます。
少し前までは、身体が動かなくなって外仕事も十分に出来なくなったお年寄りには、家守りの役割が順当に回ってきて、お盆月になるとお仏壇の掃除をしたり、飾り付けをしたり、お盆休みで帰省する家族の布団を干したりしながら、棚行のお坊さんをお迎えすることが当たり前でした。

坊主にとっては、ほとんどのお宅が1年ぶりの再会になるので、一杯のお茶を飲みつつ、家守りのお年寄りと会話しながら空白の一年間をうめることで、だいたいの世間事情が掴めたりしていたものです。
「あの家にゃぁ、息子さんが会社で偉ろうなったゆうことで、今年からはお盆に帰れんようになったんだそうですでネ」
「はぁ~、そりゃぁ~どがしてですか?」
「ウチも良う解らんがノ。なんでも、会社は盆だからゆうて休む訳にもいけんで、若い社員の盆休みを優先するんだそうですがネ」
「そうなんですかぁ~。ご家族も多くて、棚行で回ったりすると庭先でバーベキューやらして賑やかだったですがねぇ。まぁ丁度昼時だし、旨そうな匂いがして、まともにお経も読めんほどでしたがねぇ」
「そが、そがぁ~、賑やかでしたがぁ~・・。今年なんかさびしいものですでネ。こがぁに暑けりゃぁ、年寄りが昼のうちから家出ることも出来ませんけぇねぇ。ご主人無くされてから、ずぅ~っと一人で息子さんの留守まもっとられんさったがなぁ・・あれじゃぁ~、もう息子さんも結局帰ってこられんでしょう。向こうで家たてたように話とられましたけぇねぇ」

今年の棚行も今日で最終日になります。
だいたいがどこへ行ってもそんな調子で、すでに昨年から10軒近くがお留守になっていて、寂しい限りです。

昨日は現代彫刻小品展の搬出日で、夕方になってワイフから報告を受けました。
「あんたがいなから、みんな大変だったけど、良く働いてもらえましたよ。お盆の時期に展覧会は来年は難しいと思うよ。みんなそれぞれに予定や計画があるんだし・・」
・・・まことにごもっともそのとおりでございます。
みんなそれぞれ生活も立場も違いますから・・・八方丸くおさまるような計画など出来る訳もないことは十分に承知しているつもりです。
お手伝い頂いた関係の皆様・・・ありがとうございました。

IMG_1813_20130815071241e6e.jpg

[edit]

CM: 1
TB: 0

page top

現代彫刻小品展IN浜田終了! 

2013/08/14
Wed. 07:29

浜田こども美術館での現代彫刻小品展も、おかげさまで盛況のうちに最終日をむかえました。
山口在住の女流彫刻家さんへお願いした半日ほどのワークショップも評判が良かったようで、参加のお客さんが絶え間なく続き、美術館の集計によると23名に達したとか・・
まずは、ひと安心・・・というところです。
私も棚行と本堂の掃除を早めに切り上げて夕方から浜田へ移動。
美術館の館長さんやスタッフのおねえさんにワークショップでお世話になった彫刻家のおねえさんと、それに途中から駆けつけてくれたのりちゃんが加わってささやかな慰労会をしたところです。
久々に心置き無く飲みたいだけ酒も飲んだし、寺の味気ない夏野菜ばかりの料理から開放されました。

お盆の3日間は、所によって若干のズレがあって、万善寺のあたりは14日から始まります。
石見銀山の方は確か13日だったような・・・と、勝手に思っていますが、いつもその時期には寺暮らしが続いているので、あちらの事情はそれほど詳しく知りません。
キーポンの部活に付き合ったりしつつ、私のいない留守の吉田家を守ったりしながら、言いたいことも言わないで別居暮らしが続いているワイフには、毎年のことながら頭が下がります。
今年は、それに浜田での会場受付が加わりました。
出品作家の立場として、のりちゃんと前半後半を分業でがんばってくれました。

島根県現代彫刻振興委員会の事業を応援して、徳島の居上さんが「ボクの彫刻を会のために有効利用してください!」と太っ腹に展示の彫刻を寄贈してくれました。
丁度、島根県を襲った未曾有の集中豪雨の時期で、石見銀山から万善寺まで移動している早朝にそのお話しの電話が入って、まぁ、ずいぶんと勇気づけられて元気が出たりしました。

今日は、彫刻展を助けてくれたスタッフの皆さんの最後の大仕事・・彫刻と展示台の搬出作業が行われます。
とにかく最後まで気を抜かないで、丁寧に全てを終わらせていただきたいものです。
吉田の方は例年のごとく、遂にお盆突入。
彫刻搬出を心配しつつ、本堂の荘厳などにとりかかります。
夜から早朝にかけて、気温もずいぶん下がってきました。
島根と彫刻と吉田の暑い夏もあと一歩・・・といったところ。
これからお盆行事が一段落したら、気持ちを切り替えて個展の準備にとりかかろうと思っています。

IMG_1827.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

作務 

2013/08/13
Tue. 07:27

迫り来るお盆前、滑り込みセーフで万善寺歴代住職墓地の掃除終了。
このところ猛暑が続いて、日中に外でウロウロしていると坊主頭がジリジリ焼けるように熱くなってきます。
出来るだけ朝夕の涼しい時間帯で営繕の外仕事をしようと計画しますが、なかなか思うようにはかどらないまま、もう少しでお盆になろうとしています。

万善寺老夫婦のイライラがピークを迎えるのもこのお盆時期の事になります。
アチコチに首を突っ込んだり、片足踏み込んだりしながら、おおむね気楽に幾つかの用事を平行して片づけている私にとっては、寺の盆行事だけの仏事でほぼこの1ヶ月を使いきる彼らのシンプルな暮らしぶりが、とてもいつも以上に忙しくてかなわないとまで思えないのですが・・・
もっとも、年々年をとって身体が動かなくなって、昨年出来ていたことが今年は出来無くなって、1日で片づいていた仕事も2・3日かかるようになってくると、気持ちに焦りも出てくるし、頭の思いと身体の動きのズレが広がって、自分のモタモタさ加減にイライラがつのる・・・なんてことは、十分に予測も出来る訳で・・・かくいう私自身が、そのような身体の老化を意識する年齢にもなっていたりして、他人事ならず理解できるのですが、万善寺老夫婦は、なかなかその現実を素直に受け入れることをしたくないようなのです。

私も彼等の子供ですから、いずれそのうち似たような暮らしぶりになるのかなぁと、ぼんやりそんなことを思いつつ、鬱蒼と茂った椎木林の一角にある墓掃除をしていたわけです。
土地というと畑も田んぼも一握りで、それこそ植林や雑木の山ばかりしか所有の無い名実ともに山寺万善寺の墓地は、雪が降ると墓への道も途絶えるほど不便で遠いところにあって、昨年の落ち葉を片づける間も無く春のお彼岸を迎え、境内地の草刈りに追われているといつの間にかお盆になっていた・・というよな状態です。

そのような墓掃除も、あたり一面に漂う怪しげな獣臭のお陰で、なかなか厳しいものがあります。
「墓掃除をしていた坊主がイノシシや熊に襲われた・・」なんてことになるとまともにお盆も迎えられなくなってしまいますからね。

1日目は草刈り機のエンジン音で獣達を遠ざけ、2日目はiPod大音量のEaglesで獣達をビビらせ、ダマシダマシの墓掃除。

How long・・how long・・・
Woman will you weep・・・
How long・・how long・・・
Rock yourself to sleep 〜〜〜

今年は、いつに無く椎の実が墓地のアチコチで芽吹き、元気そうな青葉を足下に広げています。
丁度、自然の環境が彼等の発芽にピッタリだったのでしょう。
さて、秋のお彼岸にはどこまで成長しているか・・・
墓掃除の楽しみがひとつ増えたような気がします。

IMG_1835_20130813072540c5d.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

残痕 

2013/08/12
Mon. 06:38

毎日暑い日が続いている島根県です。
このところ暮し続けている万善寺あたりの高原は、それでもせいぜい32度程度。
私が少年時代は夏休みを通して30度を越える日など5日となかったはずです。
何故、断言できるかというと・・・まぁ、真面目な秀才であった私は、毎日の日記をはじめとして、夏休みの宿題や自由研究などを怠っていなかったからです!

お盆の月は毎日棚行が続くので、どうしても外せないご法事は午後からにしてもらっています。
それで、昨日も午後からスタート。
斎膳も出て、坊主もおよばれして、だいたい2時間で坊主はおいとまして終了。
ご親族は延々とエンドレス。
その後改良衣のまま、彫刻展の搬出準備をしておこうと石見銀山へ。
観光さんのそぞろあるきにはばまれて、町並みにある吉田家へたどり着くまでとっても時間がかかりました。
石見銀山は近年にないほどの人出です。

先日、寂しく寺のロフトでくすぶっているオヤジのなぐさめに送ってくれた吉田家ネコチャンズ写真集の中に、「玄関障子引っ掻きの図」なるものが入っていて、一人夜中にニヤついていたのですが、その現物をやっと見ることが出来ました。
なかなか「和風のContemporary art??」になっていて、戸口の外でしばし鑑賞。
「怪しげな改良衣姿の坊主が、石見銀山町並みの民家の入口にたたずんでネコの引っ掻いた障子を見てニヤつくの図」・・・を、町並み見物の観光さん達にはどのように見えたのでしょう?

1

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

莫妄想(まくもうそう) 

2013/08/11
Sun. 07:50

ありがたいような、ありがたくないような・・・
お盆の施食会前に、万善寺はどうも微妙な状況に置かされております。

おかみさん曰く「10年も前に・・・」どぉ〜のこぉ〜のといっているイノシシ問題ですが、私の記憶だとほんの2〜3年前に万善寺の狭い庭のアチコチを掘り返して行ったのもイノシシのような・・・

棚行と手間替えの施食会、それに今年の夏2回目の仏壇点眼を終わって帰ってみると、寺の境内地と畑の周辺へ電熱線が張り巡らせてありました。
イノシシ進入防止柵です。
この近年イノシシ被害がアチコチで起きていて、電熱線の設置も珍しくないほどになりましたが、そこまで投資して作物を守る手だてを生産農家に強いる施策も何処か見て見ぬふりのザル対策に思えてなりません。
私のようにお百姓でない者が、耕作地のすぐ隣で暮していると、一方では、手入れの行き届いていない寺の山から出てくるイノシシを、寺がなにもしないでほったらかしているように思われたりもしていて、電熱線の境界が(被害妄想かもしれんけど・・)物言わぬ抗議に見えたりしてしまいます。

お百姓さんが丹精込めてセッセと作って育てている米や野菜を、山の雑木の隙間からのぞき見して、人間の寝静まった真夜中にソロリソロリ山から下りてきて、腹いっぱいパクついて、満腹になったらチョット遊んで、明け方前までゴロリと仮眠して、カラスが鳴く前に山へ帰るというこの時期のイノシシ達のスケジュールは、だいたいそこで暮す人々のほとんどが承知のはず。
今の世の中、米を作り続けてもそれほど収入につながる訳でもないので、助成金をもらうためにセッセと農薬をまき散らして、自分の食べない米を農協へ出荷したりするようなアクドイ農業もあるのだとか・・・
そこまでして銭儲けしたいのなら、いっそのこと、柵の外で適当に米らしきものや芋らしきものや、イノシシの好きそうなものを惰性で育てて、そのままだらしなくほったらかしにして餌にして、それをパクついて肥え太ったイノシシを一網打尽にして肉にでもしたほうが良いのじゃないかと、百姓でもない坊主は無責任にそんなことを妄想したりするのでありました。
まぁ、ようするに美術家の勉強するところの「図と地反転の発想」というヤツですな。

IMG_1831.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

割愛 

2013/08/10
Sat. 07:11

「お仏壇を持ってきてもらう日取りが決まったんですが、おつとめはやはり大安がいいんでしょうか?」
おかみさんが、数日前から○●さんの仏壇の話で、どうとかこうとか、ああしろこうしろとか、老僧がどうするこうするとか、正純はなんじゃかんじゃとか、よく解らないゴドゴド話をしています。
お仏壇のことは、もうずいぶん前の新築の棟上げ式の時に施主さんから直接私が聞いているから、おかみさんは「心配することないからね」と云ってあるのに、自分が仏壇話の電話を受けたものだから、万善寺の老僧と正純を差配の妄想が芽生えて、私の顔を見ると、しばらくその話題がリピートされて、若干うんざりしていたところです。

そのお仏壇の開眼(点眼ともいう)法要を、棚行の合間を縫ってしておきました。
今どきお仏壇の設置などは、ほとんどが坊主抜きで勝手に自分たちですませます。
よっぽどお寺さんと親しくお付き合いしていたり、身内の長老から習わしを聞き込んでいたりするお宅でないと、ひとつひとつの仏事をおさえて次につなげるようなことは希。
何でもかんでも都合のいい「割愛」が増えています。

そんなわけで、棚行の予定が若干乱れたものの、おおむねひと通り午前中で済ますことも出来て、午後からは前日に続いて現代彫刻小品展会場受付。
あらかじめ打ち合わせをしておいた受付のオネエサンも初日でさぞかしドキドキだろうと、勝手に気遣って出かけてみると、何のこともない、のりちゃんと二人で仲良くにこやかにおしゃべり。
受付業務も、なかなか向学心があるし、博学で機転も利いて、私など出る幕無し。
石金事務局長さんが適材をさがしてくれて大助かりです。

私の寺暮らしも1週間ほどになると何かと不具合も出てきて、その調整も兼ねて久々に石見銀山で一夜を過ごしました。
久々にネコチャンズの顔を見ましたが、彼らはポーカーフェイスの無表情。
キーポンは特に勉強する気配もなくゴロゴロ。
ワイフはいつものように忙しそうにドタバタ。

オヤジの書斎は彼らに完全に占領されていました・・・が・・・・
あぁ〜〜、この何気ない日常の暮らしが良いんだよなぁ〜〜

そうそう、仲良くお付き合いをさせてもらっている彫刻家から旨い梨が届いていました。
その梨をかじりながら、久々に吉田家ルームシアターでキーポンチョイスのアニメ映画を観ました。
内容は、森林破壊の環境問題。
結構重たいですね。
まだまだ小さい子供のうちから、こういうことを覚えることって必要だと思いつつ、一方で裏に隠された説教臭さも見え隠れしたりして、オヤジの心は世間の垢で汚れてるなぁと反省。

こんなシンプルなメッセージは、複雑にこね繰り回して泥沼にはまりこんで抜け出せなくなって暴走しているいる何処かの政治家へ見せてやりたいものです。

写真

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

誤報 

2013/08/09
Fri. 07:28

何時もより30分早めに寺を出発して、町内の当日棚行を午前中ですませました。
春先に痛めた足の具合をかばいながら立ち座りしていますが、棚行がはじまってすでに1週間近くなると、なにをしても、どうやっても、かばいきれないことも多くなって、何やら変な格好でヨチヨチ歩いているところです。
鍵がかかって、お留守のお宅が2軒。
「どうしたのかな?」と心配しつつ棚行を続けていたらご近所さんからの情報。
そのうち1軒は、数日前にご主人が仕事の現場で倒れて、ドクターヘリで搬送されたとか。
とぎれとぎれの話しをまとめると、どうやら軽いクモマッカだったとか。
たしか、私と5〜6歳しか離れていないはずなので、まぁ、それなりにひとごとでもないことです。

こんな感じで続いているお盆の棚行ですが、万善寺の場合、お檀家さんの3倍近くの檀家外〜つまり浄土真宗の信者さん〜宅を回っています。
これは、もう代々そのように宗派関係なく棚行をお務めする習慣が地域に残っていて、それが、代替わりになって少しずつ減って来てはいるものの、一人暮らしのお年寄りや、家族の帰省を心待ちにしているお留守番の跡継ぎさんなど、私の棚行訪問を心待ちにしていらっしゃるお宅も無いわけでもなく・・・
そのようなお宅では、棚行のお経よりお茶飲み話の方がずぅ〜っと長くなったりして、さしさわりの無い世間話などしつつ、「来年もおじゃましますけぇ〜ね〜、元気でいてくださいよぉ〜」などと、声をかけておいとまします。

お昼前に寺へ帰って、老夫婦のお昼ご飯の惣菜??(この度はスパゲティ)をチャッチャとつくってすませ、私の方は白衣などの洗濯をして、残りはおかみさんへ任せて、急いで着替えて浜田のこども美術館へ急ぎます。
まだ、お盆でもないのに珍しく車が多くて、それも制限速度をキッチリ守る頑固なドライバーばかり。
それでなくても最近の島根は暑くてエアコンもあまり効かないし、イライラしながら美術館へ到着。
何故急いでいたかと云うと、翌日からお願いする受付のお手伝いしていただくおねえさんとお話をするたため。
わざわざ子供を実家に預けて受付業務をしていただきます。

たいして収入にもならないケチな仕事を快く受けていただいたのは、浜田での現代彫刻小品展事務局長石金さんのご尽力。
その彼に迷惑もかけられないからと、万善寺から愛しのデッキバン君をすっ飛ばしたのです。
会場では、のりちゃんが受付をしつつキッチリ彫刻を見回ってくれていて、報告がてら大話ししていたら、そのおねえさん到着。
自己紹介などしてアレコレと彫刻の説明などしていたら、世話人石金さんが到着。
差し入れのジュースなど飲みながらくつろいでいたら突然アチコチの携帯が「ビヨンビヨン・・・」「ブーブー・・」一斉に鳴りだす。
「奈良の方で自信があったようですねぇ〜、○○さんが奈良だけど・・大丈夫かなぁ・・」
なんて心配がはじまって、彫刻の話題がどっかへスゥ〜〜〜っと消えていってしまいました。

寺へ帰ってチェックすると、どうやら誤報。
関西のあたりは通勤の帰宅時間と重なって大騒ぎだったようです。
ちなみに、吉田のノキアはぴくりとも動きません・・・でした。
まぁ、しょせん携帯なんて電話が使えればそれだけで十分なんですよ(若干ひがみ)!

大嘘のダイレクト速報より、隣近所のくちこみ情報の方がズゥ〜ッと正確だったりして・・

IMG_1818.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

万善寺夏事情 

2013/08/08
Thu. 06:31

万善寺周辺の高原地帯は、連日のようにアチコチでゲリラ豪雨や夕立に悩まされていましたが、本当に久しぶりに終日雨の降らない1日となりました。
棚行も雨の止み間を縫うようにして、これまでに20軒チョット済ますことができました。
これから、お盆に向けて軒数も少しずつ増えてきます。
聞くところによると、今後1週間ほど猛暑が続くとか・・
だからどうなる訳でもないので、ジタバタしないで乗り切るしかありません。
昨年の今頃は、完全に体調を崩してしまって毎日病院通いが続いていた老僧も、今年は比較的穏やかに暮らしています。
長引いた雨の御陰で、今のところ夏バテもないまま過ぎていますが、これから暑くなって、いつまで持ちこたえてくれるか余談を許さない状態でもあります。

万善寺の法要もあと10日後に迫りました。
これから外回りの営繕にとりかかり、直前で本堂の荘厳をしようと考えていますが、老僧がこのままの体力を維持すれば、彼の考えで行動したりするでしょうから、そのスケジュールも無いに等しくなるでしょう。
老僧夫婦も、1年ごとに目に見えて確実に老化が進んでいます。
おかみさんなど、1日のほとんどを意地と緊張の持続で精神の維持を継続しながら必死で暮らしています。
生来の怠け者の私にはとても出来ることではありません。
まぁ、そんな調子で老夫婦は一人欠けることも無く、万善寺にしがみついて老い続けているところです。

庭先に咲いた己生えのオニユリがそろそろ時期を過ぎてきました。
これからしばらくすると、己生えのコスモスが咲き始めます。
今年は、おかみさん曰く10年ぶりにイノシシが畑を荒らして、さつまいもが全滅。
おかみさんにとってはかなりのショックだったようです。
毎年のようにアレやコレやと色々なことが起きています。
こうして寺の周辺事情を見渡すと、このままこの状態がいつまで続く訳でもないことがよく分かります。
1年ごとに確実に山が迫って来ています。
さて、軟弱坊主がどこまで寺暮らしの最前線を死守出来るか・・
いまさら踏ん張ってもたかが知れているし、なるようにしかならないから深刻になって考えないようにしています。

昨夜から、万善寺の粗品つくりで夜業がはじまりました。
まずは試作。
これが失敗したら、今年の粗品は無し。
なんとも、いいかげんで無計画な毎日を送っているところです。

IMG_1801.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

赤い橋 

2013/08/07
Wed. 06:54

寝苦しい夜が明けつつあります。
しきりに夏のうぐいすが鳴いています。
つばめの声もアチコチから聴こえます。
慢性の耳鳴りも気にならないで気持ちのよい目覚め・・
のはずが・・
突然やたら近くで「クァー、クァークァークァー、クァークァー!」
一気に現実に引き戻されました。
慌ただしい1日がはじまりそうです。

彫刻展のことが気になって、受付をしてくれているのりちゃんに連絡をとってみると、入場者2日間で120人程度。
なんといっても夏休み期間中の「浜田世界こども美術館」ですから、そのくらいの出だしは当然と思われますが、そのほとんどは小さな子供たち。
展示されている彫刻達は、なかなか複雑な気持ちであるでしょう。

もっとも、私も小学校の少年時代は、まだ若かった老僧につれられて日展の巡回を見に松江まで延々2時間半もバスに揺られて出かけていたくらいですから、子供といっても将来の吉田程度の彫刻家に育つ可能性がないでも無いわけで、だからやはり、「このような展覧会もあった方が良いのダ!」と自分に言い聞かせていたりします。

今日の受付はのりちゃんに変わってワイフが担当。
肝っ玉かあさん1号の登場です。
期間中の後半はお盆の帰省シーズンに入るので、入場も期待出来そうですが、反面彫刻の展示管理に神経も使うだろうと、受付2人体制でシフトを組んでいます。
最終の日曜日にはワークショップも行います。
最後まで気が抜けません。
あぁ〜、何も無ければ良いけど・・・こればかりは終わってみないと分からないし・・

万善寺から浜田までの往復は、江の川に沿って橋を幾つか渡りながらひたすら北上して日本海まで出ます。
そこで国道9号線に合流して西走すること約30分で美術館へ到着です。
もう随分前になりますが、まだ私が給料をもらってお務めをしていた頃、毎日往復に使っていた赤い橋を久々に見ることが出来ました。
今回のルートではその橋を使うことがないのですが、当時は何年もお世話になっていた橋です。
何年かごとに夏になるとカゲロウが一晩のうちに大量発生してその橋の路面を塞ぎます。
通勤でなれている皆さんは、おおむね承知で通行しますが、そうでない人が運転を焦ります。
ひどい時などスリップして事故になったりと、結構危険な橋でもあります。
そんなことを思い出しつつ、横目に見ながら浜田までの往復が続きます。
さて、期間中どれだけ通うことができるでしょうか?

IMG_1788_20130807065333bcb.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

盆月事情 

2013/08/06
Tue. 07:27

棚行と云うと、例年は老僧のバイクを借りておつとめに回っています。
門付してお仏壇に近い奥座敷の縁側から出入りさせていただいて時間を短縮出来るし、坊主としては都合が良いのです。

今年は、延々と続く雨模様。
それも、予測不能の局地的集中豪雨。
その関係もあって、いまだにバイクへ乗る機会がありません。
最後にバイクを動かしたのが昨年の雪が舞う頃でしたから、もうかれこれ半年以上ピクリとも動いていない状態。
ヒョッとしたらバッテリーも上がっているかも知れないし、メンテナンスもなかなか出来ないし、なんとも予定の組みにくいやっかいな棚行になっています。

そんな中、琴引山の頂上にほど近くまで上りきってその先ひとけの途絶える最後の一軒(何故か万善寺のお檀家さんは集落のはしっこが多い)までお務めをして万善寺へ帰宅。
汗になった白衣と下着を洗濯機へ放り込んで、オヤジはシャワー。

汗を流して一段落してその日の業務日誌(つまり棚行帳)をまとめていると電話。
「もう、ずぅ〜っとまえにお願いしていましたが24日は大丈夫でしょうねぇ」
いやにタカビーで唐突な電話が入って、一瞬何のことやら脳みそ停止状態。
そういえば・・・おかみさんが例の如く物語のお話で延々しゃべっていたお大師さんの供養のことだ!・・・と何となく予測。
それに、「ずぅ〜っとまえ」も、私が聞いたのは昨日のこと・・
「○○地区のお大師さんのことですか?」
「それで、その日でお願いできますかいね!」
「あいにく、その日はすでに詰んでいまして・・」
「そがぁ云われても、いつもお願いしとりますがノ」
「8月は坊主も盆月で忙しいですから、空いたところへ早い順でスケジュールが入ってきますから・・・」
「そんな寺のこたぁ、こっちにゃ分かりませんけぇ!そいじゃぁいつぐらい前から云うときゃ良いんですか?」
「さぁ、それは皆さんの都合で、こちらが決めることでもないと思うんですが・・」
「だからだいたいいつ頃だと決められるんですか?」
「そぉ〜ですねぇ・・早ければ3〜4ヶ月も前からお話があったりしますねぇ〜」
「そいじゃぁ、前の世話人さんへその事云っておいてもらわにゃいけんじゃないですか!」
「・・・」
「そいじゃぁ、また改めて電話しますけぇ」
まあ何とも、電話口から伝わる怒気。
今年の世話人さんはよっぽど腹に据えかねるイザコザでもあったか、信心のカケラも持ち合わせていないか、はたまたそれが性格なのか・・・
結局、その後再度電話でスッタモンダあって、なんとも後味の悪いまま日取りを決めてひとまず決着。

あぁ〜今から気が重い・・・
お大師供養の当日までにまだ日があるし、そもそも「ご縁日とは何ぞや」と云うあたりをきっちりレジュメにでもまとめて、お話させて頂こうかしら・・と考えているところです。
だいたいに、曹洞宗の坊主が真言宗開祖さんの供養法要をつとめるというのもおかしなこと。
いちいちスジを通してばかりだと、世の中息苦しくなるばかり。
山寺の和尚さんも、くそしちめんどうに片意地はらないで、そうして今まで地域の皆さんとゆるくおつき合いしているわけですから、そのあたりのことは長い付き合いとして汲取っておいていただかないとねぇ・・
意味もよく分からないで惰性で続いている仏事なら、アタシャ何時でもサッサとご縁を切らせていただいてもいいんですけどネ。

IMG_1794_201308060726264cd.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

ハジマリはじまりぃ〜 

2013/08/05
Mon. 04:16

いわみぎんざんはぁ〜〜、きょぉもぉ〜〜、あぁ〜めぇ〜えぇ〜〜〜だぁったぁ〜〜〜〜
ワワワワァ〜〜〜〜〜・・・古くて字余りィィ〜・・・

まぁ、そんなわけで(??)朝も早くから雨の中セッセと荷造りして、今では仕事に欠かせないパソコンなども愛しのデッキバン君の助手席にに積み込んで、しっかりシートベルトも装着して、石見銀山の吉田家を出たのは朝の7時前。
この前の大雨で道が無くなってしまったので、万善寺までの新ルートを開拓しようと、早朝から出発したのでありました。

地元の詳しい方々に、それとなく回り道などを聞き込んで、おおよそ目星を付けて道を探りながら走っていると、思わぬところで知った道に合流したりして、心もウキウキ。
たまには、目的も無く(実はあるんだけど・・)アチコチさまよってみるのも良いなぁと思ったりします。
考えてみると、いつも走っていた谷の二つ三つとなりの谷に沿った、地元の住民しか使うことの無い生活道を見つければ、それなりに何処かの主立った町へ合流するだろうということは想像出来て、結果、所要時間は5分程度超過の45分で万善寺へ到着できました。
これからしばらくは、そのルートが私の通勤道になります。

さてもう一つ忘れてならないのは浜田の現代彫刻小品展。
こちらの方は、私の棚行の裏番組で、のりちゃん、石金さん、松田さん、それに朝6時出発で浜田まで来てくれた周藤さんたちが展示作業をしてくれました。
私の方も、予定通り棚行を終わらせると、大急ぎで改良衣を着替えて万善寺を出発したのですが、美術館へ到着した時にはすでに作業も終了してみなさん解散した後。
のりちゃんと周藤さんが残ってくれていて、応急の打ち合わせなどして我々も解散。
途中、寺の老師夫婦へ豪華な夕食の食材を買い込んだりしつつ、夕方になって寺へ帰着しました。

浜田世界こども美術館での現代彫刻小品展初日はのりちゃんが受付をしてくれます。
私の方は棚行から引続いて手間替えの臨済宗古刹観音寺施餓鬼会。
・・・今年は天候不順のままお盆務めがはじまりました。

IMG_1793.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

夜業(よなべ) 

2013/08/04
Sun. 01:18

別にサラリーマンで何処かに務めている訳でもなく、彫刻家ときどき坊主、又はその逆だったりする程度なので、「残業」などという言葉にはまるで縁がないものの、まぁそれと似たようなかんじで「夜業」をしている訳であります。
もっとも、ほぼ徹夜状態で朝まで仕事をしても手当が付く訳でもないし、そのあたりは何処かのブラック企業と似たような待遇だったりもする訳で、なかなか複雑な状況です。

先日の局地的集中豪雨で石見銀山と万善寺を結ぶ街道の一部が無くなってしまったので、延々とアップダウンを繰り返す山道を遠回りして棚行がはじまりました。
檀家さんも色々で、特に万善寺の仏事にお参りする訳でもなく、年回の法事でもない限り1年に1度顔を合わせるかどうかのおつき合いなのに、まあまあ都合良く棚行の日時をアチコチ動かしてお願いされたりすると、こちらも結構振り回されて、予定のスケジュールが微妙にずれ込んだりして、なかなか厳しいものがあります。
毎年のことながら、万善寺の場合そのような感じで棚行がスタートします。

例年だと、すでに万善寺のロフトを書斎代わりに片付けて、1ヶ月余りの寺暮らしがはじまっているのですが、今年は彫刻展の関係でデスクワークの吉田家四畳半から動くことが出来なくていまだにモタモタと準備作業が続いています。
結局、草木も眠る丑三つ時になってやっとダイレクトメールの宛名書きも一段落したところ。

日が変わって本日は、棚行を午前中で切り上げて浜田まで移動。
明日から始まる展覧会の展示作業に合流する予定です。

IMG_1774.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

浜田現代彫刻小品展スタート 

2013/08/03
Sat. 04:58

いよいよ浜田こども美術館での現代彫刻小品展がスタートしました。
まずは、搬入作業。
朝8:30・・梱包された彫刻と展示台を保管してある倉庫へ全員集合!
・・といっても、オヤジ1名・・
何故か鳥取ナンバーのレンタル2tトラックをプラットホームまで付けるのに、障害物をアレコレ片付けていると、強力助っ人のりちゃん到着・・で以上!
・・というわけで、オヤジ1名プラス肝っ玉おかあさん2号ののりちゃん・・の2人で積み込み開始。
ナンジャカンジャいいながらひたすら積み込むこと2時間半。
近所のレストラン(??)で豪華な昼食中に、周藤さん合流で、搬入要因全員集合完了!
仲良く3人掛けでナンジャカンジャいいながら約束の時間より30分前に美術館到着。
館長さんはじめ、強力協力スタッフ4名が加わり、30分で荷下ろし終了。
余った時間でちょっとオシャレなかき氷など食べつつ、ナンジャカンジャいいながら反省会。
その後それぞれに解散して、石見銀山の自宅到着が4時30分。
汗が染込んだつなぎを脱いでいると、肝っ玉母さん1号のワイフが帰宅。
「三中の子が鈴木賞いただいたの!」
その日のワイフは、中学生の描いた写生画の審査会だったのです。業界(大田市周辺の中学校美術界)でのワイフは、なかなかの実力者。
すでに数えきれないほどの受賞者(吉田家の子も含めて・・)を輩出しているのです!
少し落ち着いて行水(水行ではありません)などしていたらワイフへ電話。
「三中の吹奏楽中国大会進出だって!」
またまた三中の話題。
その日の吉田家は、三中の受賞報告で盛り上がり。
オヤジの彫刻搬入作業は、知らない間にはじまって終わっていたのでありました。

IMG_1771.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

想定外 

2013/08/02
Fri. 05:38

もうここまで来ると「想定外の・・」とか「記録的な・・」とかの飾り文句も通用しないほど普通になって来た「局地的集中豪雨」のおかげで、寺の手間替えお務め臨済宗施餓鬼会(長いけど意味分かりました?)に出かけるのも大変。

8月に入っていよいよお盆務めのスタートです。
毎年、組寺や坊主の頭数の動員でお世話になっているお寺さんへ、お盆勤めの手間替えに出かけます。
1日は、臨済宗の古刹長栄寺さんのお施餓鬼。
万善寺からは20分の距離。
石見銀山からは1時間の距離。
今年は、彫刻展のこともあって、いまだに石見銀山の吉田家でウロウロしているので、法要に間に合う為には1時間の通勤(?)時間を確保することになります。

そんな感じでいつも通りはじまった8月1日でありましたが・・
夏休みになってからキーポンの送迎を変わってくれたワイフのおかげで、朝のひとときに若干余裕が出来てのんびり衣の準備などしていたらキーポンからいやにしおらしい作り声で電話。
「おとうさん、忘れ物したの。持って来てくれない?」
嫌だとは云えないし、丁度給油もしようと思っていたので、ついでということで豪雨の中、それでもいつも通り吉田家を出たところまでは普通。

まぁ、とにかく慣れてきたとはいえ、普通ではない豪雨の中を走っていると、土砂を巻き込んだ増水が至る所で道を横切っています。
それでも何とか往復して、改良衣に着替えて断続的に続く豪雨の石見銀山の自宅を出発すると、アチコチで斜面が抜けて崖崩れで片側通行。道がエグレて片側通行。極めつけは、
「この先で道が無くなったので通行出来ません。迂回して下さい」
おまわりさんの指示が出て迂回。
あぁ〜〜、万善寺への通勤道が無くなってしまいました。
何時もだと40分で到着の距離がその倍。
30年ほど前の道路事情に戻ってしまいました。

そんなこんなで夕方まで島根県東部を中心に改良衣に雪駄履きのままウロウロして、初七日のお務めなどもこなして、約束のレンタカートラックを借りられた時は、すでに暗くなり始めていました。
改良衣で2tトラックを運転するハメになったのは、後にも先にも今回がはじめて。
コレこそ正に「想定外」
またまた鍛えられた1日になりました。

IMG_1768_20130802053359381.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

2013-08