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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

猛暑 

2013/08/18
Sun. 07:25

島根県は延々と猛暑が続いています!・・と思う・・
たぶん、そうだと思っています。
・・というのも、私が万善寺とその周辺の赤名高原あたりから外へ出ることが無いから、広い世間事情がよく解らないのです。
その赤名高原でも、昼の間は暑くて外へ出る気にもなりません。

そのような猛暑の中、万善寺の施食会と大般若会がはじまります。
私も立場上(住職だからしかたない)万善寺夏の一大イベントは避けて通れないので、暑さを避けながら、それなりに草刈りをしたり、本堂の荘厳をしたりしながら当日を迎えたところです。

その万善寺には当年87歳のおかみさんと86歳の老僧が仲良く??元気で??暮しています。
彼等は、すでに60年以上にわたって万善寺を切り盛りしています。
60年前は、それはそれは賑やかな法要で、ご近所の旦那衆や檀家役員の皆さんをはじめ、お手伝いのご婦人方を5〜6人お願いし、前夜には境内で盆踊りをして、当日は屋台も出店したりと、大変なにぎわいでした。
7月の梅雨があける頃からボツボツと寺の内外の営繕をはじめ、ほぼ1ヶ月かけてコツコツとキレイに磨き上げていたものです。
こどもの私も、夏休みになると自転車を足代わりに棚行をお手伝いしながら、庭木の剪定など手伝ったりして、休み無く毎日を過ごしていたものです。

時代は流れ、時は過ぎ・・・
彼等も私も60年歳をとりました。
私も、ものごころついた頃からほぼ洗脳されるように寺暮らしに染まり、学生時代のブランクを経て、今ではまがりなりに導師を務めるまでになったわけです。

ところが、そんな時代の経過の中で、ほぼ引退したはずの老師夫婦なのに、お盆と正月を中心に、万善寺の大小の仏事をことごとく仕切ろうとしていて、二人のイライラもこのところピークを迎えています。
何かにとり憑かれたがごとく、日が暮れるまで寺の営繕を続けるおかみさん。
朝と夕方の一時、ガードマン警備員の如く小言を言いながら本堂と庫裏の要所点検をはじめる老師。
修行の足りない私など、完全に彼等のペースに巻き込まれてウロウロするばかり。
手を貸さなければ、おかみさんから説教され、そのままにしておくと痴呆の入った老師が何十年も前のスケジュールを持ち出し、吹けば飛んでいきそうなチッポケな万善寺に船頭が3人も登場して大変なことになってしまいます。
このような状態が、毎年激化する一方で、心静まる時がありません。

身内の恥をさらすような実態ですが、そのような環境でワイフを耐えさせることはどう考えても忍びないので、どうせアレコレ衝突が起きるのなら出来るだけ短時間のうちにすまそうと思っていて、結局今年のお盆は、都合2日間の万善寺務めに絞ったところです。
その日のひとつが本日となりました。
身内に気配りし、お寺さんに気配りし、お檀家さんに気配りし、ご近所さんに気配りし、帳場を務め、塔婆を書き、導師を務め、休む間も無く荘厳撤収。
信心の気持ちを履き違えて、お檀家さんを甘やかせてしまった万善寺経営のツケが、ボディーブローのごとく私を襲っています。
布施の大義を自らの戒めとしつつ、猛暑をしのいでいる今日この頃でございます。

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2013-08