工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

彫刻搬入直前! 

2013/09/30
Mon. 09:02

秋彼岸も終わって、芸術の秋一色に染まって、吉田の暮らしは終日彫刻制作ではじまって終わる日々!・・・と夢のような世界をイメージしながら、飛び込みの仏事などを乗り切っているところです。

やはり、山寺の和尚さんとしては、稲の刈入れも一段落し、そろそろ気候も良くなって気持ちや身体に余裕が出てきた頃のお檀家さんがたの休日の年回法事・・・という予定なきスケジュールをあなどってはいけない!・・・と痛感した9月の週末でありました。

さて、週も変わって明日は島根搬入。
彫刻の集配所まで個人搬入して、チャータートラックへ積み込み作業。
夕方には島根を出発して、2日後に東京は六本木へ到着します。
昔は(といっても4〜5年前だけど)私も彫刻と一緒に夜行バスで移動して、トラックが美術館の搬入口へ到着する頃には何くわぬ顔をしてそれを待ち受ける・・という日程をこなしていましたが、さすがにそのような強行軍もいつまで続くわけでもなく、最近は、私より若干若い同時出品の島根の彫刻家がその役を代わってくれるようになりました。

今年は、何かと先の見えない搬入になっていますが、何とかして乗り切るしかありません。
そうこういいつつ、毎朝悠長にこうしてプチプチとキーボードをたたいているもう一人の自分がいます。
このところ、益々巾を利かせてきた右耳の耳鳴りに対抗して、可愛いアンプで復活させた35年ほど前のスピーカーでインターネットラジヲを垂れ流し、衰えた眼球の筋肉を老眼鏡を駆使して刺激しながらモニターの画面と格闘し、文字を書くのも表現に一つと自分に言い聞かせてとろけた脳みそをかき混ぜながら文字をひねり出し、先々の備忘録と日々の出来事の日記を兼ねて表現の訓練をしつつ、イジイジときしむ関節のストレッチなどをしながら、ゆっくり時間をかけて心身の覚醒を待っているところです。

そうそう・・・その備忘録として・・・昨日の年回法事の収穫は
棟梁さんのお話・・・
大手建設業界の建築基準強化からは日本古来の伝統的建築工法がどんどん捨て去られているんですよ。弱小の工務店大工は大手の下請けをするしか生き残る方法が無くなってきましたなぁ〜・・
故人のご親族の予備校経営者さんのお話・・・
「ああ、そういえば竹野町の方はたしか浦島太郎伝説が残っているところですよね」・・「あぁ〜そぉ〜なんですか・・」・・私は知りませんでした・・
故人の友人で神楽笛の制作者さんのお話・・・
「なかなか良い竹が見つからないんですよ。良いなと思って乾燥させるとやっぱり軽くなってしまうんですよね。そうそう、笛つくりの友達が、わざわざた広島の竹原の方の河川敷まで竹取にいったら、地元の人に通報されてさんざん叱られて大変だったらしいですわぁ・・。河川敷って国交省の管轄でしょ?個人の土地じゃないような気がするんだけど・・」

さて、最後の追い込み!
工場へ出発だ!

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〆切り迫る 

2013/09/29
Sun. 05:29

六本木の展覧会に向けて彫刻の制作が佳境にさしかかっています!・・・が・・
結局、土日の2日間は万善寺の法事で制作も中途半端になりつつあります。
頭の中ではあれこれ計画が進行して、完成目前なのですが・・・
なかなか思うようにいかなくて試練の日々が続いています。

その法事の一つは昼からの上げ法事だったので、その準備で早めに昼食をとっているところへ岩国から電話が入りました。
今の時期の電話ですから、あまり良い事ではないなと思いつつ出てみると、やはり制作に苦戦している様子。
ひとまず善後策を検討して、〆切りをギリギリまでのばして対応する事にしました。

そんなことがあって、チョット心配になった事と、幾つかの対応を用意しておく事を兼ねて、久々に大作に取り組んでいるノリちゃんへ連絡してみると、こちらの方は声も元気で晴れ晴れしているし、まぁ大丈夫そうなのでひと安心。
私のイメージと彼女のイメージがどこまで一致しているかは分かりませんが、とにかく〆切りまでに完成出来れば一歩前進となるはずです。

周藤さんもこの土日が山場を向かえているはず。
松本さんは、周藤さんと連絡をとり合っていて、こちらの方はおおむね順調との事。
鳥取の古市さんは、ご病気のおくさんのことや自分の体調のこともあって苦戦中。
そして・・女流彫刻家のワイフは、完全夜行性に変身して夜な夜なゴソゴソと制作にはげんている様子。
さすがに島根を中心にした田舎在住彫刻家メンバーでは一番の出品歴を誇るだけあって、最後の追い込みはなかなかのものです。

もう何年も、それぞれがそれぞれの事情でそれなりにやりくりしながら彫刻の共同搬入が続いています。
主立ったメンバーは、当然の如く毎年確実に1年ずつ歳を重ね、作品が円熟味を増す一方で体力が減退する・・というジレンマと戦いながら毎年を乗り切っています。
私にとっても、今年はひとつの正念場でもあります。
体力のダメージが身体にヒシヒシと伝わってきます。
気持ちの充実と持続で何とか乗り切ろうとしているところです。
いずれにしても、2日くらいはほぼ徹夜になりそうな状況が見えてきました。
制作の5か条を胸に秘めて、眼前の現実と向き合おうと思っています。

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年回法事 

2013/09/28
Sat. 07:02

そろそろ衣替えの時期。
夏物の白衣もひとまず今回の法事で最後かな?と思っていたら、夜になってお檀家さんから電話。
「今度の日曜日空いとりますかいねぇ・・」
滑り込みでセーフ!
本当は彫刻の制作も佳境に入って、今日明日の土日が勝負だったのです。
このぶんだと夜なべは避けられないでしょう。

万善寺のことで、彫刻を持ち出すわけにもいかないので、「はい!空いてますよ!」の返事も一瞬飲み込んでしまったりして、なかなか喉元をすんなり通過することが出来ませんでした。
幸い、比較的気軽につき合っている棟梁からのお話だったので、チョットだけ彫刻の事情を打ち明けて、早めにおいとまさせてもらおうと思っているところです。

それに比べて今日の法事は、何とも気が重い。
老僧夫婦と同年輩の施主さんは、今回の年回法事が年齢的にも最後になって、次の年回はとても法事にならないだろうと予測していらっしゃって、2年も3年も先の年回まで一緒に片付けようと思っていらっしゃる。
あまり細かい事にはこだわらない私でも、さすがに永年に渡って引き継いできた山寺の習わしのようなものもあるし、難しい立場にあるわけです。
このような法事のお願いが最近少しずつ増えていて、今の老僧だったら二つ返事で引き受けるかもしれませんが、まだ頭がしゃんとしている時だったらどのように答えるだろうと想像しつつ、お返事をさせてもらっています。

結局は最近の宗教離れと親子の間で仏事の引き継ぎが上手くいかなかった事が家庭の事情と云うヤツで済まされる事になるわけだと思っています。
今回も、お子様は一切関係無し。
施主様ご夫婦と付き添いの運転手がわりのご親族がお一人。
属にいう「あげ法事」というやつで、万善寺までわざわざお参りされての法事になります。

この、「あげ法事」は、昔々、大きな災害などで村一つが全滅するほどの被害にあった時、亡くなった人々をそのままにしておくわけにもいかないので、生き残ったみんなが一緒になって、近所のお寺さまにお願いして、今で云う合同慰霊祭のようなお葬式を執り行った・・ところがハジマリ・・・と聞いています。
真意はわかりませんが、それなりに納得出来る解釈かなと思っています。

街場や都市部では、お寺にお参りしてのご法事が一般的でしょうが、田舎の山寺などではよほどの事がないと寺で法事をつとめると云う事はありません。
やはり、その家のご先祖さまの年回法事は、その家のお仏壇に向かっておつとめすることが一番だと、老僧の考えでしたし、私もなんとなくそれを引き継いで今に至っているわけです。
これから先、なかなか答えの定まらない難しい仏事の現実が増えていきそうな予感がするところであります。

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ひらめきの鍵 

2013/09/27
Fri. 08:47

爽やかな秋空のもと、ひたすら溶接機とグラインダと、それに金槌を持ち替えながら彫刻の制作を続けていると、つなぎのポケットでブルブル電話が鳴っている事に気付いて、大急ぎで着信ON。

三原谷の実行委員会が終わったその後の報告や打ち合わせの電話でした。
やはり、何をしようかとか、何にしようかとか、ボォ~ッと物思いにふけっているだけでは、何にも先に進まないな・・と云う事がこんな時によく分かります。
結局は彫刻の制作にしても、三原谷のアートイベントにしても、何か一つの事に没頭していると、一方で別の事で思わぬひらめきがあったりすることもしばしばです。
今年は、三原谷の田んぼ彫刻で運送のことやら設置の事やら、色々悩んでいた事が、この頃になって一つずつ解消されてきました。
今制作中の彫刻がそのきっかけになってくれたような気がします。

1日が終わる頃には、思いのほか制作がはかどった感じがして、ちょっと余裕が出たところで一瞬気が緩んで、思わぬ失敗をしてしまいました。
それを取り戻そうと、また次の失敗。
これが結構なダメージになって、一瞬の気のゆるみで長年使い続けた工具を1機ダメにしてしまいました。
あまりに突然のことだったので、結構アセってしまいましたが、過ぎてしまった事はどうにも取り返しがつかないので、ひとまず気持ちを切り替えようと、まだ明るいうちに帰宅。
サッサとシャワーをあびて汗と汚れをおとして四畳半の片付け。
キーポンが試験週間に入ってから、やっと彼女の部屋へ戻ってくれました。
書斎に散乱した彼女の残骸を片付け、掃除機をかけ、書類の山を整え、少し落ち着いてからラフマニノフ・・・
このあたりでやっと平静を取り戻す事が出来たように思います。

夜になって、昼間の三原谷の打ち合わせに近所の絵描きのおねえさんがワインのボトル持参でやってきて、彼女の壮大な構想を聞きつつチビチビ・・
まぁそれなりに彼女の熱い思いも感じて、実際に何が出来るかというそのあたりのところまで話しを落とし込んで、あとはチーズかじりながら音楽聞きながらチビチビ・・
そろそろ日が変わる頃になってお開き。
寝る前になっちゃんへ着信を残しておいたら、めずらしく返信があって「今終電待ってるところ」
あっちもこっちも似たような事しているようで・・・

吉田家には1年ほど前から2匹の鍵シッポの猫が同居を始めています。
「幸せの扉の鍵をあけてくれる・・」ハズなのに、なかなかその機会が巡ってきません。
もっとも、こうして毎日大きな波風も無く(工具ひとつつぶしたけど・・)暮らしていると云う事が幸せなのかもしれないですなぁ・・・

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ほとけたのみ 

2013/09/26
Thu. 07:52

朝早くから現場(?)に出向いて、ヤブ蚊にスネやフクラハギを散々刺されて血を吸われながらお地蔵さんの供養法要を終らせて、そのあしで石見銀山へ向って、ドタバタと作業着に着替えて大急ぎで工場へ移動。
本人は超特急で行動しているつもりでも、結局溶接機やコンプレッサーへ電源を入れたのは10時を過ぎていました。
外はいやに気持ち悪い蒸し暑さ。
何もしないでいても汗がジワジワにじみ出てくる感じ。
秋らしくもナントもない変な天気だなぁと思いつつ仕事をしていたら、ノリちゃんが窯焚きの終った彫刻パーツを持ってやってきました。
その頃になって雨がポツリポツリ・・・
「青空工房の作業計画を変更することになったらどうしよう・・」とぼんやり思いつつ、だんだん本格的になってきた雨を避けながらノリちゃんの相談にのってあれこれ立ち話。
当然のことながら、焼きしまった土は結構縮んでいて、スケールや表情がこぢんまりした感じ。
そのあたりが残念と思いつつ、過ぎたことをつついて悩んでもしょうがないし、これから先の工法や造形を押える事が重要と、それでも1時間ばかりは善後策を話しあったところです。
ノリちゃんも、子育てがやっと少し落ち着いて、数年前から島根の地元では小品の彫刻もコンスタントに発表出来るようになってきたし、そろそろデカイ彫刻展に出品出来るほどの余裕があるかも知れないと思って、夏の猛暑の中、本格的に彫刻制作を誘ってみました。

一方私の彫刻制作は、順調という訳にいかないでなかなか苦労しています。
このまま雨がクセになったらどうしよう・・と心配つつ、今朝になって雨戸を開けたら、スッキリとまではいかないものの、いつもの秋空が戻った感じです。
何としてでも、本日中に全体の大きな仕事を片づけないといけません。
雲の残る空に向って手を合わせて仏頼み・・をして、よく見ると、朝日に反射した蜘蛛の巣がびっしり。
その真ん中にでかい蜘蛛。
空に合掌しているつもりが、そのまま蜘蛛に合掌していました。
「まぁ、雲に合掌するより蜘蛛に合掌するくらいが良いかも・・」と変に納得。
雲に合掌して雨でも降ったりしたらそれこそお手上げですから!・・・ね。

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お地蔵さんの夜 

2013/09/25
Wed. 05:11

お参りの皆さんと数珠くりをしながらお地蔵さんのご真言陀羅尼を唱えているところへ携帯電話の着信があって、
「このくらいの時間に電話なんて珍しいなぁ・・」と思いつつ、数珠くりを中断も出来ないのでそのまま続けて、後になって着信を見たらノリちゃん。
彫刻のパーツの窯焚きをしていたから、どうやらそれが出来た様子。
早速返信してみると、「陶器みたいなのが出来ました!」
「???・・・それ、どういうこと?」
「なんか、還元がいけなかったのか釉薬の溶け具合が石見焼みたいで・・・」
「ほほぉ〜〜・・、今、お地蔵さんのおつとめで、電話でれなかったのよ」
「そぉ〜でしたかぁ〜・・・それじゃぁ石見銀山へはいつ帰られます?」
という訳で、朝いちで近所のぞばやさんの敷地にあるお地蔵さんのおつとめに回ってから、その足で石見銀山へ直行することになりました。
自宅前でノリちゃんの彫刻パーツを並べる訳にもいかないし、作業着に着替えて、そのまま工場へ走ろうと思っています。
自分の彫刻も、まだまだ先の見えない曖昧な状態だし、彼女の頑張りが良い刺激にもなって好都合です。

彫刻というと、近所のアチコチで誰も彼も制作しているほどメジャーな訳でもないし、せいぜい吉田家の一部屋を占領して制作を続けているワイフがすぐ近くに存在する程度。
そのワイフの彫刻というと、もうかるく30年以上延々と一緒に造り続けているし、時々夜中に目覚めると食卓がそのまま制作の作業台になっていたりすることも多々あって、今となっては日常の風景に溶け込んだ状態。
まだ彫刻界のニューフェイスだった頃の周藤さんが夜な夜な工場にやってきて一緒に一つ道具を使い回していた頃もあったけど、それもずいぶん前のこと。
このたびのノリちゃんの久々の大作制作は、一方で私にとって久々の刺激になっていて、自分の彫刻でもないのに、なにかしら新鮮でウキウキしているところです。

例の万善寺唯一のロフト6畳書斎隠れ家に引きこもって、お地蔵さんの後始末などしていても、どうもノリちゃんの彫刻のことがチラついて落ち着かない。
自分のことでもないのにあれこれ善後策などを考えていたらどんどん目が冴えてくる。
気持ちを切り替えて海外ドラマを見はじめたけど、どうもストーリーがすんなりと頭に入らない。
それでもウツラウツラしていたら老師夫婦のトイレ騒ぎのドタバタで結局目が覚めるし・・
何とも疲れのとれない秋の一夜が明けようとしています。
お地蔵さんのご利益が自分のところまで回ってきたのかどうか・・

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ご縁日 

2013/09/24
Tue. 08:02

只今、彫刻制作真っ最中!
鉄板のうちにひたすら金槌でたたいて、溶接と溶断を繰り返し、それにグラインダが加わって、終日その作業を繰り返していますが、なかなか形の全体が見えてきません。
毎年決まったように似たような工程が続いているのに、なかなか思うような形にならなくて、どうも上達がないと云うか、造形力が鈍いと云うか、自分の非力を確信する日々が続いています。
彫刻のパーツが揃い始めると、鉄板を敷いた作業ステージが狭くなって、グラウンドステージに引きずり降ろして全体のバランスを観たりしますが、今年はそれでも狭くて細長いスペースから彫刻の1部がはみ出てしまって、どうにも窮屈な青空工房になっています。
年末からはじまる「吉田正純鉄の彫刻展(仮称)」のことも視野に入れながら造っているので、余計にデカイだけの間延びした形になっているのかなぁと、ひとごとのように分析しつつ、それにしても観念的で広がりのない窮屈な彫刻になってしまいそうな気がして、あと一歩のフンバリが効かなくて困っています。
気がつくとすでに世間の高齢者家庭は夕食時だし、制作の五か条を守って片付けに気持ちを切り替えます。
とにかく、良い天気が続いている間に、全体のバランスがまとまるまでには仕立てておかないと後が厳しくなる事だけは確か。
雨が降っても仕事が先に進むように作業工程を調整しながら、毎日をやりくりしています。

さて、24日はお地蔵さんのご縁日。
万善寺は、お盆の月の24日を避けて9月の秋彼岸の期間中に重なる24日にお地蔵さん法要を行っています。
法要は夜の7時30分からスタート。
般若心経やら観音経やらお地蔵さんのご真言陀羅尼などのおつとめをした後に、広げると四畳半がギリギリくらいのお数珠を、お参りの皆さんで延々とくり回します。
お参りの人数も少ないので、今年は1枚ずつ経木塔婆を書きました。
家内鎮静・身心快楽・諸縁吉慶の3パターンを用意しました。
後は、守護印を押して法要で香を潜らせ、祈念したものを皆さんへお配りします。
ささやかなお茶会もだいたい9時過ぎにはお開きで三々五々解散となります。

彫刻の制作もひとまず中断。
さしずめ、制作の五か条でいうと・・
「2つ以上の違った仕事を同時進行しておくこと!」
・・ってことになるでしょうが・・、毎年の事で、こればかりは避けて通れない年中行事になっています。

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お引っ越し 

2013/09/23
Mon. 08:40

1週間ほど前になっちゃんが引っ越しをしました。
25歳にして吉田一家で1番の高給取り。
税金や保険や年金も停滞無く納付し、堅実に生きています。
今回の引っ越しは、彼女の人生ではじめての自力引っ越し。
忙しい仕事の合間をぬって、不動産屋や引っ越し業者などと交渉しつつ、貴重な休日を使って一気に片付けたようです。

「よくやった!」ということで、彼女曰く、「自称仕事」しかしないオヤジも、何か引っ越し祝いをしてやろうと、色々考えていたのです。
前々から小さなiPhoneの画面と音で映画や外国ドラマを見ながら、仕事の疲れを癒しているようなことを聞いていたので、大きなテレビで良い音で視聴出来るようにしてやろうと、プリメインアンプとスピーカーをプレゼントすることにしました!
・・・といっても、お金が貯まったらですけどね。

現在の候補は、FOSTEXのアンプにスピーカー。オーディオテクニカあたりのステレオミニピンコードで以上。
〆て15000円程度。
「なっちゃん、楽しみにしておいて!」・・・って、まだ彼女の新住所知らないんですが・・

ちなみに、アンプの方は現在吉田家四畳半の書斎に鎮座。
18歳で上京してはじめてのバイトで買った1本26800円のDIATONEスピーカーを鳴らしてくれています。
そのスピーカーはかれこれ40年間、私と一緒にアチコチ移動しながら暮らしているかけがえのない友達。
さすがに半世紀近くも経つと、オヤジ共々少々くたびれてきていますが、なかなか角の取れた耳に優しい柔らかいアナログの音色で、四畳半を優しく包んでくれています。

おっと!引っ越しと云えば、最近音信不通のノッチも今年の春先に転居。
彼女は、いまだに決まった仕事に巡り会う事もなく、その日暮らしを続けています。
キチッとした就職が出来たら、お祝いを考えてやろうと思っています。

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オヤジの1日 

2013/09/22
Sun. 08:50

べた凪の海・・
久しぶりの優しく包み込むようなおとなしい日本海を観たような気がします。
ここは、兵庫県竹野町までの道中、鳥取県岩美町を過ぎて178号線が日本海に急接近したあたり。
島根県の石見銀山を竹野に向かって出発したのが11時。
さすがに週末土曜の国道は乗用車の列で若干渋滞気味。
先を急ぐこともあって、贅沢に山陰道を走行。
愛しの結界君もオイル交換したばかりですこぶる快調。
ぬけるような青空を見上げながら、「こんないい天気だと青空工房の仕事はかどるだろうなぁ〜」と、チラリ彫刻のことが脳裏をかすめる。
前の夜に耳のお伴のiPodにジャンル入り乱れた音楽をあれこれかまわずビッシリ詰め込んで、久々にドアがビビるほどの大音量を満喫しながら快調に走行。
途中、浜坂の手前で178号から左折して海岸線で港まで走って、そこで魚づくしの豪華な遅めの昼食。
夕方になって竹野町へ到着して、そのまま竹野浜方面へ直行。
地元の青井石採石場直下の石屋さんを訪問して、世間話をしつつ、今度の「三原谷の川の風まつり」搬入出お手伝いを打診。
豊岡方面へ少し走って、島根県より10円ほど安いリッター148円のガソリンを給油。
これで、石見銀山までの帰路は大丈夫。
18時を過ぎてやっとお目当てのお祭りイベント第1会場になる旧大森小学校へ到着。
待ちくたびれ気味の事務局田仲さんとさっそくスケジュールの打ち合わせ。
彫刻の設置場所や、個展ワークショップの確認、会場の教室手配など幾つかの具体的に踏み込んだ話しをして、そろそろ我慢も限界の田仲さんがプシュッ!
ハーフ&ハーフを自作してまずは「おつかれぇ〜〜!」で乾杯。
その頃になって、早めの夕食を片付けた桑野本のみなさんが三々五々集まって、小学校居酒屋が本格的オープン。
帰りのこともあるので、途中から2ℓのお茶に切り替えてグビグビ飲みながら談笑。
今回参加の絵画個展作家のおねえさんが、いい具合に話題の種になったりして、地元のみなさん多いに盛り上がって、気がつくと21時。
「そろそろおいとまを」ということになって、さりげなく中締めに切り替えて一路石見銀山へ。
途中若干眠気が襲ってきたものの、竹野町往復の1日を助手席でつき合ってくれたおねえさんの御陰で、睡魔を打破して午前2時前に無事吉田家着。
書斎兼用の四畳半から「あら、早かったのねぇ〜」と、ワイフの声。
「あれれ?今夜のオヤジは何処で寝ればいいの?」と一瞬不安がよぎるものの、
「キーちゃんが寂しがってたから・・、それじゃぁおやすみ!」
IOSのバージョンアップがどうとかこうとか夜更かしのキーポンは、結局何時ものようにオヤジの横でゴロゴロ。
旅の汚れをシャワーで落として、お目当てのドラマをチェックしつつ、そろそろ掛け布団が恋しくなり始めた午前3時、いつの間にか夜の闇の淵へ吸い込まれるように就寝。
誰かさん曰く「自称仕事」をキッチリと片付けたのでありました。

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四摂法(ししょうぼう 

2013/09/21
Sat. 08:23

玄関の雨戸を引き開けて石見銀山の町並みへ出ると、ダレきって収縮を忘れたようなシミだらけの皮膚が、早朝の澄んだ空気にさらされて、久々に若かった頃の感覚を取り戻したように、ギュッと引き締まってくるのを感じます。

そんな秋らしい朝が続くようになってくると、あれほど厳しかったはずの猛暑も記憶の何処かへ押し込まれて、すぐには思い出すことも出来ないほどになっています。
本当に毎日の営みがだらしなく緊張感のないものになっているんだなぁと気がつきます。

暑かった夏を、みごとに乗り切った感のある万善寺の老僧夫婦は、ありがたくもいまだに朝夕のおつとめや水茶のお供えを欠かすことなく繰り返しています。
いずれはそのつとめも私の番がやってくることになりますが、その時になって、老僧夫婦のように日々務まるかどうか、はなはだ疑問であったりします。

早朝から改良衣に着替えて、万善寺より遥かに山深い寺へ出かけてきました。
開山400年を迎えた時に、大改修を行い、無住の兼務寺へ若いご住職をお迎えになり、そしてこの度の特派布教巡回の会場を受けるほどの大役を取り仕切られたお檀家役員の皆さんはじめ檀信徒の皆さんのご尽力は計り知れないものがあっただろうと推察するところであります。
もっとも、万善寺のような小さな寺とは違って、お檀家さんも100軒を越えるほどの規模なので、それはそれで若いご住職の単身暮らし程度だと副業もなく仏事だけでそこそこ慎ましく暮らしていけるでしょう。
檀家役員の皆さんも、万善寺と比較にならないくらい若々しく、将来の仏法興隆が楽しみなところであります。

特派布教のご老師は福島県の方で、未曾有の大震災から原発事故の復旧までひとごとならぬ体験をされ、そのような生々しいお話をつぶさに聞かせていただく良い機会を得たと思います。
後半あたりから、福島の震災直後の状況に絡めながら「智慧の獲得と慈悲の実践」に「四摂法(ししょうぼう)」のお話(このあたりは、興味があればご自分で検索などしてみて下さいね)があって、最後は、「坐禅に救われました!」と、お話を結ばれました。

何かにつけてその場限りのノリで生きるだらしないナンチャッテ坊主の私には、とてもとてもその道1本で生き抜くことなど無理な話ですが、それでも日々精進と心に思っているところもあって、彫刻の制作には習学と実践をバランスよくとりはからっていけるよう意識するようにしています。
近いところでは「言うは易し・・云々」て云うヤツでしょうか。
歳をとると、身体が動きにくくなるぶん、弁が先走るようなところもあって、周囲の迷惑が見えないまま、去り時を見失って延々と現職にしがみついたりして、気がつけば思考能力低下と判断力の劣化に視野の狭さが増幅して支離滅裂状態・・・なんてことになる前にサッサと一歩身体を引き下げる位でないと後が育たないまま閉塞退化してしまいかねない。
四摂法に年齢の別はない。
出来る時に出来る事を出来る人が行う・・そんなことなのかなぁ・・と、老師のお話から感じたところであります。

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制作の五か条 

2013/09/20
Fri. 02:35

年に1回の檀信徒寺院方合同の研修がやってきました。
正式な標題は・・「平成25年度第九教区護持会 総会並びに研修会」
年度替わりは確か4月のはずですが、9月になって総会とはなんか社会の常識でははかりしれない曹洞宗の常識があるようです・・・が、下々のチャライ坊主にはそのあたりの事情など分かるはずもなく・・・
1日工場の彫刻制作を休んで早朝から出かけてきます。

彫刻と云うと、今年は長期間続いた雨に台風がやってきたりして、青空工房で制作している私など、結構なダメージとなっています。
それに加えて、しだいに衰える体力と持続力と精神力。
なかなか脳みそまで新鮮な血液が循環しなくて、集中力も絶え絶えです。
長い人生、そんな時も何度かあって、その時々をだましだまし乗り切って今に至っています。

どうも調子が出ない時の常套手段として繰り返している方法が幾つかあります。
キリの良いところまでダラダラ仕事を続けないで決めた時間でサッサと終わること。
単純作業を次の日のスタート用に残しておくこと。
制作に迷った時のために小さな仕事の繰り返しを用意しておくこと。
2つ以上の違った仕事を同時進行しておくこと。
それに、仕事始めの掃除と仕事終わりの片付け。

特に、掃除と片付けは大切だと思っています。
使った道具をきちんと整頓することも、次の日になって仕事始めが楽にスタート出来ます。
私の造る鉄の彫刻は、どちらかと云うとプラスというよりマイナス志向。
思いの形を決める為に、一方で鉄くずの山を造っているようなところもあるので、掃除をなまけると溶接溶断の精度が下がってしまいます。
このまま、歳をとることは避けられないことで、体力が無くなっても形の鮮度は失わないでいたいし、むしろ磨きがかかって洗練されたものを目指すくらいでありたいものです。
まずは、妥協しないで出来ることに真摯であり続けたいと思っています。

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予測不能 

2013/09/19
Thu. 09:06

こんどの台風は、至る所で竜巻が発生するなどの被害があったようですが、島根県は少々風が強くて、日本海の波頭が高かった程度で過ぎていきました。
これで大雨が降っていたら、7月から8月にかけての災害に追い打ちをかけることになっていただろうと、先週末はひとごとではないほどに感じながら暮らしていました。

18日は観音さんのご縁日なので、個人宅にお堂を建立していらっしゃるほどの熱心な信者さんから一声お経をあげてくれと連絡が入ったりします。
8月は万善寺のお盆法要を18日と決めているので、寺のことで手一杯。
そんな事情もあって、7月と9月は、アチコチ・・(といっても2〜3軒程度のことですが)・・・のお堂へお参りします。

立派な寺社つくりの小さなお堂の前でお経をよんでいると、近所の生き物達が雨風を避けるように屋根裏でくつろいでいます。
まだ色の変わる前の雨蛙。
完全に柱と同化して見分けのつかなくなった雨蛙。
柱のレリーフと見分けのつかないほど自然に張り付いた小さな欅色の蛾。
名前の分からないカメムシのような形の虫。
銀色の道の先にカタツムリ。
そんな光景を見ながら、般若心経やら観音さんのご真言陀羅尼などをおつとめしていると、不意に右後方斜めから耳の辺りをかすめて香の煙をかき混ぜて観音堂の格子戸めがけて何やら飛来。
観ると白と黒の模様をした小振りの蛾。
ここで、若干心乱れたナンチャッテ坊主は、見事に観音経が何処かへ飛んでいってしまって頭の中真っ白。
慌ててお経本のページをめくって該当のフレーズを目で追いかけて、さり気なくその場をとりつくろって回向まで繋げたりしたところです。

赤名高原のあたりのことしか分かりませんが、万善寺の行動圏内では、浄土真宗さんの信者さん宅にもこのような観音堂がお祀りしてあったりするので、結局、観音さんがらみのおつとめとなると、何かと万善寺などの禅宗に声がかかります。
結局は、往復の燃料代で足が出てしまうほどのお礼の熨斗封筒をありがたくいただいて石見銀山の自宅へ移動。
すぐに着替えて工場へ直行!・・・と思って帰宅すると、珍しくワイフが在宅で昼食を用意してくれました。

何となく、焦る気持ちが落ち着いてしまって、お昼の休憩などしてくつろいでから工場。
夕方近くになって今年の彫刻のパーツに使う日本海の石を物色しようと久しぶりの日本海のいつものスポットへ移動。
な、なんと!
ものすごいゴミの山。
直前の台風やら、その前の島根県をかすめた台風やら、その前の局地的集中豪雨やら、その前の予測不能の記録的豪雨やら・・・ここ2ヶ月のゴミが一気に海岸へ打ち寄せられていました。
お目当ての日本海の石はゴミの下。
地域の有志の皆さんが少しずつゴミを片付けていらっしゃる様子が見え隠れするも、マダマダ惨憺たる状態。
結局何も出来ないまま夕暮れの工場へ引き返して、中断した彫刻の続きに手を付けたのでありました。
今年は、本当に予測不能の彫刻制作が続いています。

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のどぐろ 

2013/09/18
Wed. 06:19

彫刻の仕事をキリの良いところで切り上げて帰宅すると、ワイフは出かけるところ。
「生協の荷物とってから、チョットあちこち回ってくるね。キーちゃんよろしく!」
朝から夕方まで忙しく動き回っています。

作業着を脱いで、シャワーで汗と汚れを落として、トマトジュース飲んで、デスクトップのスイッチを入れて、メールチェックすると、周藤さんから六本木の搬入行程表が届いていました。
早速、ワイフ用にプリントアウトして彼女の定位置まで持っていって、私はモニターでじっくりチェック。
まだ形も曖昧なままの彫刻が、「果たして完成するのかどうか・・・?」なんて思いが一瞬脳みそを走ったものの、「未完成」という選択肢は今の吉田にあるわけもなく、どんな状況に立たされても、目指すは完成あるのみ!
シャワーの後に、溶接で火照った顔が敏感にヒリヒリするのを我慢しつつ、鼻をかんだら鼻くそ真っ黒。
鉄の粉やさまざまな粉塵が、鼻の粘膜で濾過されていることがよく分かります。

そんな感じで帰宅後のひと時を過ごしていたら、既にお迎えの時間。
九州へ行く前にキーポンがiPodへダウンロードしておいてくれたKELLY SWEETを聴きながら15分ほど走ると、既にいつものところで私の迎えを待っていました。
お互い疲れが勝って終始無口。

会話のないまま帰宅すると、土間に漂う甘辛い煮物のかおり・・・
何と、その正体は大振りの皿にビッシリの「ノドグロの煮付け」
「チョット前に底引きが解禁になってから安くなったのよ」
というわけで、1日の疲れが一瞬で何処かへ飛んでいきました。
「ノドグロには、何といっても日本酒でしょう!」と、勝手な理由をつけて、早速明石の元気なお姉様方からいただいた岡山の酒(少々ややこしい)を一杯いただきつつ日本海の旬を堪能完食したのでありました。

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鴨山窯 

2013/09/17
Tue. 08:48

石見銀山のイベント目当てに、明石から元気なお姉様方ご一行の訪問があって、その中のほとんどのメンバーが三原谷でお世話になっている皆さんで、せっかく遠くから石見銀山へ来ていただいたのだからと、明くる日のフリータイムに、ワイフと二人で近場の窯元を一巡ご案内してきました。

石見銀山から15分くらいの鴨山窯(おうざんがま)さんへご案内。
鴨山窯さんは、ちょうどいい具合に万善寺までの通勤の道中にあって、時間の融通がつくと、ふらっと寄り道をして、美味しいコーヒーを飲みながらご主人やおくさまと大話ししたりしています。
ご主人はもともと絵描き。
奥様はベテランの漫画家。
現在は、ご主人が陶芸家に転職?されて、年に1~2回の窯祭りなど、奥様共々地域に根付いた文化活動をされたりして、なかなか元気に暮らしていらっしゃいます。

お二人とも、東京暮らしの学生結婚(たしか・・?)から続く仲の良いご夫婦。
ご主人の実家の島根県に帰って築窯。
ギャラリーに改築した自宅の古民家で暮らしていらっしゃいます。

パワフルな明石のお姉様方と話しも弾んで、アッという間に時間が過ぎます。
どうやら器の方も結構お買い上げがあった様子。
日頃の図々しいおじゃまオヤジも、少しだけ飲み食いのお返しが出来たかなと思ったところです。

残暑が厳しいとはいえ、台風の影響だろう、時折吹く強風が秋のにおいを運んできます。
その後、温泉津に移動して、2〜3軒ほど窯元を巡ったところで時間切れ。
駅まで送ってお別れ。
今度は、三原谷で再会しましょう・・

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2013ー秋の連休 

2013/09/16
Mon. 07:16

坊主の斎膳を膳料ですませて、あとはゆっくり仏事を切り替えて、久々に再会の身内で飲み食い・・の簡略されたパターンが増えた年回法事をつとめあげ、急いで石見銀山へ帰宅。
五月雨や長梅雨のような霧ほどの細かい雨が降り続く中、工場へ行ってみると地べたへ広げた裁断の鉄板パーツに少しずつサビがふき始めています。
こんな感じの雨が続くと、結構いい感じで自然のサビになってくれるので大歓迎なのですが、それは彫刻の形になってから後のこと。
まだこれから延々と溶接に溶断とグラインダーがけをしなければ彫刻になってくれないので、それまではしばらくの間ぬけるような秋空が続いてほしいのです。
天気と相談の私の彫刻制作は、いつもそんな感じでダラダラと緊張感のないまま続いています。

結局新しいパーツづくりは断念して、薪の整理に切り替え。
デッキバンのカーゴスペースに小枝を放り込んで自宅まで運搬。
何時もの薪置き場へ移動などしていたら、ほぼ1年ぶりに再会の明石のおねえさんご一行に遭遇。
連休を使って石見銀山の観光やら食のイベントへ参加の目的でやってきたのだそうです。
玄関先でしばらく立ち話になって、おおいに盛り上がって、暗くなり始めた頃にやっと薪運び終了。
そんなことをしている間にも、結構顔見知りが何組か吉田家の前を通り過ぎていきました。
さすが秋の連休です。
いつもは静かな石見銀山も、完全に観光地の顔になって華やいでいます。

さて、そんなことばかりの1日も夜になって雨が本格的に降り始めて、いっこうに進展しない彫刻の制作ですが、このまま何もしないで済ますわけにもいかないので、気持ちを切り替えて九州のK君のレリーフ彫刻の自立台を完成させることにしました。
それだと、雨が降っても夜になっても、まあまあ細かい仕事が続くので何とかなりそうな気がします。
延べ日数であと1週間程度の制作期間しか残っていません。
その間に、万善寺恒例のお彼岸や地蔵法要が控えています。
そろそろ夜なべしてお札を造ったり、お知らせを印刷したり・・そんな寺の作務も待っています。
いつものことですが、9月はそんな感じでドタバタと過ぎていきます。

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残暑の土曜日 

2013/09/15
Sun. 07:24

九州の彫刻家K君から電話が入って、「もう、彫刻出来たのかぁ」と分かりました。
自分の彫刻はパーツを裁断した程度でほとんど手つかず。

9月に入ってから、ほぼ真っ白だった曹洞宗手帳がどんどん赤や黒の文字でで埋まって、予定の制作スケジュールが片端からズレ込んで今に至っています。
その今は既に月半ば・・・
実は、結構アセっています。
分からない先のことをアレコレ考えてもどうなるわけもないし、それこそ、「日々是好日」を心に刻んで毎日を乗り切るしかありません。

例の如く夜のうちに石見銀山を出発して、日が短くなってまだ夜明け前の直方へ到着。
ワイフが差し入れしてくれたパンをかじって、コーヒーを飲んで、レンタルのキャラバンの床に梱包材料の布団を3枚重ねて、シーツ代わりに、これも梱包材料の毛布でくるんで、残暑の熱が車内にこもって蒸し暑い中、iPodのKELLY SWEETを耳のお伴に就寝。
だいたい3時間ほど寝たところでK君から電話。
寝起きを襲って、早朝から近所迷惑かえりみずドタバタと彫刻積み込み。
計ったようにピッタリとキャラバンに収まって一仕事終了。
共通の趣味の音楽話でひと時を過ごし、石見銀山への帰路に入ったのは朝の7時過ぎ。
途中、岩国で制作を続けているこれも彫刻家のTさん家を訪問。
制作中の塑像を観ながら息子さんの持ってきてくれた氷入りの麦茶をすすり、その後、車載のナビを頼りに山陽道へ乗って工場まで直行。
彫刻を降ろして、キャラバンを返して、かわいいデッキバン君に乗り換えて帰宅したのが14時30分。
さすがのオヤジも60歳近くなると、少々身体にこたえます。

四畳半の書斎へ倒れ込むように入ると、主のいない一夜を自由に使っていたキーポンの残骸が散乱。
片付けるのも面倒なのでそのまま寄せ集めて放置。
ワイフの許可を得て、とっておきの最後の一缶ヱビスをプシュッ!
チョリソなどつまみながらYouTubeの巡回。
ちょっとシックなHALLE LORENを聴きあさっていたら、オランダの元気おばさん(失礼!・セクシーおねえさんでした!)CANDY DULFERのモントルーを見つけて、チビチビやりながらマッタリと午後のひと時を過ごしていたら、ワイフが隣でゴロリ。
気がつくと、いつの間にか自分も眠っていてあたりは真っ暗。
何とも云えない残暑厳しい初秋の土曜日が終わったのでありました。

さて、日曜日はお檀家さんの年回法事!
また、彫刻の制作も出来ないまま1日が終わります・・・

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彫刻事情 

2013/09/14
Sat. 08:55

今年も秋の大イベント(・・といっても、吉田の彫刻制作のことですが・・)が、少しずつ動き始めました。
今までと少し違ってきたのは材料調達。
昨年までは、何かと材料の到着が不定期で不安定な供給が続いていたのですが、今年はいやにスムーズに短期間で動くようになっています。
これも、なんちゃらミクスとかいうやつの影響なのかと思ったりもしているところです。
デカイ世界の景気は色々テコ入れすれば何とかやりくり出来るでしょうが、地方田舎の弱小労働者には何の上向き影響も無く、反対に燃料高騰などで動けば動くほど暮らしが下向きに転じてしまうと云う、ねじれ現象が直撃しています。
生臭い話になると、移動距離の長い田舎坊主などは、赤名高原の端から端まで移動しても「お車代」などあるわけも無く、すべて自腹清算。
限りなくフリーター状態の彫刻家の行動範囲となると、こうして彫刻制作が本格的に動き始めると坊主以上に厳しいものがあって、なかなか世の中の常識に振り回されるばかりの毎日を過ごしています。

さて、その吉田オヤジは、九州の彫刻家の完成作品を引き取りに行ってきます。
夜のうちに移動して、早朝に彫刻を積み込んで、そのまま島根の工場までとんぼ返りして、一気に展示パーツを現物合わせで造ります。
日曜日は朝から2つの年回を1回ですませると云う略式法事。
なんちゃら暇無しと云うヤツで、島根県といわず、九州や山口とアチコチ移動ばかりの連休となりそうです。

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鉄のにおい 

2013/09/13
Fri. 08:56

久々に出勤の遅いワイフが、セッセと掃除機をかけています。
ネコチャンズは興味津々でその様子を眺めています。
登校が30分早くなった理由も知らないまま、キーポンを学校まで送っても、結局2〜3分は遅刻。
都合のいいことに、自分の朝のモタモタのしわ寄せがオヤジの方に回ってきます。
「急いでよ!もっと!」
・・・そんなこと云うんだったら、あと5分早く起きれば良いじゃないか・・・
と思うんだけど、こればかりは自分で自覚しないとどうしようもないことはよく分かっているから、別に気にもしないふうを装いながら、粛々と運転に集中するのです。

いつもといえば、いつも通りの朝を向かえるわけです。
それでも、最近はどちらかと云うと寺より工場へ出勤することが多くなって、何となく気持ちが華やぎます。
・・と云ってしまえば、修行の日々の坊主家業にあるまじき煩悩と叱られそうですが、やはり正直にウキウキしてしまうのです。
何もないところから形をつくり出すことの面白さは、何にも代え難いことと思います。
この歳になっても、純粋にドキドキしてきます。
日常のさり気ない色々なことが、何時もより随分と新鮮で刺激的なものに感じます。
身体が思うように動かなくなって、力も随分弱ったことを実感する最近では、さり気ない微小の刺激にも敏感になっているような気もしますが、そこまで来ると単なる錯覚かもしれません。
何か、感動的になるとか、些細なことで感情的になるとか、喜怒哀楽が激しくなるとか、それらのことを全て含んで、「歳をとったなぁ・・」と云うことなのかもしれません。

工場で、鉄の仕事(今は彫刻)をしていると、久々に雨が落ちてきました。
あれほど降り続いていた雨で、さすがに少々憂鬱になっていたのに、しばらく良い天気が続いてみると、パラッと落ちる雨が恋しくなっていたりします。
面白いものです。
焼けた鉄板の上に落ちる雨粒が一気に蒸発して、鉄のにおいを周囲にまき散らします。何とも云えない血なまぐさいにおいが漂い始めてやがて重なった雨粒が集まって広がって、あたり一面がぬれる頃には、刈り取って稲ハデに干された稲の乾燥のにおいが湿った風に乗ってやってきます。
ほんの5分10分程度のことなのに、随分と長い時間に感じたりします。
「あぁ〜〜、このボォ〜〜っとした時間が何ともいいんだよなぁ〜〜」

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残暑の朝 

2013/09/12
Thu. 08:56

気がつくと、朝から蝉の鳴き声が戻っています。
そういえば、昨夜は寝汗をかいて目覚めました。

学園祭が終わってから、キーポンは何故かいつもより30分早く自宅を出ようと、落ち着きなく身支度をしています。
ワイフの美術講師も復活して、何となく気忙しい日々が続いています。

そのような吉田家の朝を、何時もと変わりなくマイペースで過ごしているのがネコチャンズ。
それなりに大切な用事をコツコツと片付けている・・と自分では思っているオヤジは、猫のようなわけにもいかないので、キーポンとワイフに挟まれながら、それぞれの埋め合わせをして過ごしています。

駐車場で車を冷やしながらキーポンが出てくるのを待っていると、大森小学校の子供たちの集団が熊よけの錫を鳴らしながら川下から町並みを登校してきます。
結局、ほぼいつもと変わりないほどの時間になって、残暑が戻った石見銀山の町並みへキーポンが大荷物を抱えて飛び出してきます。

なんとなく慌ただしく朝が過ぎて行きます。
ブラームスの交響曲を流しながら運転していると、松江の檀家さんから電話が入りました。
「正純和尚さんですか??今度の49日ですが、嫁に行った娘夫婦が参列したいと云うもので、時間の方を変更させてもらいたいんですが・・・」
「あぁ〜それはそれは・・それで何時ぐらいにしましょうか?」

せっかく松江に行くものだから、お務めが終わったあとにいくつかの用事を用意していて、おおむね下話も終わっていたところ。
さて、予定は予定ですから・・これからまた予定の変更が出来るかどうか・・・
自分の都合ばかりで、勝手に先走ってしまうのも良くないなと反省した次第です。

私が島根県へ帰った頃は、忙しい忙しいと云いつつも、それなりにノンビリとお昼ご飯も食べていたし、仕事の合間に近所の喫茶店でコーヒー飲みながら長々と話し込んでいたりして、今から思うとずいぶんと1日の暮らしがゆったりとしていたと思います。
何がどう変わったのか分かりませんが、とにかく善くも悪くも時代は確実に変化していることは確かなようです。
いまさら、どうこうなるわけでもなさそうだし、ひとまずは、何か出来ることから一つずつ片付けるしかないようです。
さて、気持ちを切り替えて、工場へ出かけましょう!

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秋風景 

2013/09/11
Wed. 08:53

石見銀山の街道筋でも稲刈りがはじまりました。
夏の終わりから停滞していた秋雨前線も、少しずつ動き始め、このところ秋空が続くことも増えてきました。
近所のお百姓さんも、コンバインで一気に稲刈りをすませてしまうことが増えましたが、昔ながらに稲ハデを組んで、自然干しをしていらっしゃる所も若干残っています。

稲刈りの様子を見ていると、あれだけの猛暑で喘いでいた夏が嘘のようです。
季節は、確実にかわり巡っているいるのだと実感します。

先日、2軒のお檀家さんの年回法事をすませました。
1軒はご主人を亡くされたおくさんと、お子さん達。
もう1軒はご夫婦と、奥さんの実家の一人暮らしのおばあさんの3人。
ご親族が少なくなったのかと思われがちですが、そうではありません。
それぞれのお仕事の関係で、皆さんが一同に同じ日に同じ場所へ集まることが難しくなっているのです。
一人一人仕事が違えば休みも違って、それぞれの決まったシフトで働き始めると、よほど前から自分の都合を決めて調整しておかないと、気軽に有給を使うことも難しいらしいのです。

年回仏事の出欠でも、結局社会の歯車を優先せざるを得ない時代になっているようです。
そんな世の中で、お百姓の仕事など、天候と相談しながらノンビリと働くなどと云う選択肢は社会の仕組みの中で完全に削除されているようです。
手つかずの稲の田にヒエやアワが見苦しく茂って、収拾がつかないような風景を見かけることが増えました。
結局、少ない休日に一気にコンバインを動かしてしまうような百姓仕事に、日本の弱小農業は変化しつつあるのです。

棚田の稲作も、結局大型農機具が出入り出来ないと云うことで、見捨てられて荒れ地に変わります。
「美しい日本の原風景を残そう!」などという感傷だけでは、現在の古い農村地帯を残すことが出来なくなっています。

最近の吉田の彫刻は、したたかに今を生きる現場のお百姓さんの色々な四方山話がネタ元になっているようなところもあります。
六本木のビルの谷間にそんな田舎臭い彫刻を持ち込んでいる訳です。
今年の晩秋には、お百姓さんのオフジーズンを使って石見銀山の谷の田んぼで野外彫刻の個展をしようと思っています。
自分が満足出来るほどの単なるマスターベーション程度のことかもしれませんが、ひとまず、自分が考えていることを具体的な彫刻に代えていくことで、見えない何かが見えてくる可能性もあるだろうと、そんなふうに考えている所です。

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栄光をたたえる! 

2013/09/10
Tue. 08:05

今更この時期になってどうかと思うけど・・・
せっかくなのでオヤジバカのネタをひとつ・・

「キーポン、学校で賞状もらったんだって?」
「あぁ〜、そうそう・・きっと、クシャクシャになっとるでぇ」
雨の晴れ間に行われた体育祭で予定の学園祭行事を全て終了し、賞状をもらったようです。
「私の名前が呼ばれたけん、ビックリしてあせったわぁ・・」
・・・確かに・・・
思い返せば、オヤジが高校生の時は、賞状もらったこと無かったような・・・

通学鞄から引っ張りだした丸まった賞状は、見事にクシャクシャ。
それにしても、色々な賞を考えるものですね。
彼女にとっても、練習したかいがあったんじゃないでしょうか。

ワイフが彼女の学級発表の一部始終を撮影してくれていて、それを観させてもらいました。
あれだけ音のズレた合唱を無視して、終始クールに伴奏したあたりは実に見事。
キーポンの根性に感動したオヤジは動画を観て爆笑しつつ思わずうるっときました。
いやぁ〜〜〜、青春しとりますなぁ・・・

そのうちFBにでも、動画をアップしておきます。
お暇な方はそちらでご堪能?くださいませ。

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夜露の朝 

2013/09/09
Mon. 09:06

朝から久しぶりの青空。
あぁ〜〜〜、きもちいぃ〜〜〜〜
なんとなく空気もキレイな気がする・・

学園祭も終わって気持ちが切り替わったはずのキーポンを学校まで送ろうと外へ出たら、車にビッシリと夜露。
もう、完全に秋になったようです。
ぶどうのお百姓さん曰く、「夜露が降りるようにならにゃぁ、ピオーネがくろくなってくれませんけぇ〜ねぇ〜」
そろそろ、おいしいブドウが食べられる季節になりました。

週も変わって、彫刻の制作も本腰が入ります。
青空工房としては、このままいい天気が続くことを願っています。
こんなことやってるオヤジは、なっちゃん曰く、「自称仕事」
・・・なんだろうなぁ〜と、ひとごとのように思ったりもします。

そのなっちゃんがつぶやいていました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜
つーかーれーたー。
会社の人に30には1人子供産んどきたいってゆったら
「今おらんのに?無理だろー!」ゆって爆笑された。
やっぱあと4年じゃ厳しいですか??
30代と40代の残り物なら紹介してくれると。
20代は困ってる人おらんと。
これが現実??
つらー。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
しだいに焦りも出ているようで、病んでますなぁ・・・

吉田家の一日がはじまりました。

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仏事あれこれ 

2013/09/08
Sun. 07:25

まるでお通夜のような弘法さんの供養法要が始まって終わりました。

キーポンの学校の学園祭は、文化祭の間中降り続いていた雨が奇跡的に2日間だけやんで体育祭も予定通り行われて、それが終わったらまた連日の雨。
夏の猛暑は峠を越したものの、このところ降り続く雨のおかげで、身体にカビが生えてきそうです。
そんな悪条件の中、観音さんの供養を明るいうちにすませ、夜になってから弘法さんのお務めと塔婆回向をしたところです。

観音さんの方は、家族身内でささやかに、和やかに、賑やかに気持ち良い法要で、般若心経の合唱で始まり、お下がりの膳のオードブルまで話題のネタになったりして、なかなか盛り上がりました。
弘法さんの方は、地域の合同供養の形式で世話人さんの持ち回りシステム。
もう何年も前に、夜の法要を面倒がる老僧から引き継いで今に至っています。
その間に、20軒程度の地区内戸数のほぼ3分の1が代替わりして、またその半分くらいに世話役が回ってくるようになって今に至っています。
私も、老僧の代行でお邪魔している頃は、諸々言いなりで事務的にことを済ませていた手前、なかなか厳しいことは言いにくいところですが、それが一般在家ともなると仏事の恒例行事など全くの他人事で身が入らないどころか、めんどくささ見え見え。
地域の氏神さんのお祭とは似て非なる行事になっている訳です。

弘法さんのお務めのあと、西国33ヶ所を唱えながら施主家ごとの塔婆を読み上げて、だいたい1時間半。
その後、お下がりの膳をいただいて和やかに歓談して・・・という流れですが、今年はなかなかギクシャクしてそうスムーズにことが運ばなく・・まぁなんとも湿っぽい打ち沈んだ空気の中でお務めがはじまって終わったしだいです。
お下がりの赤飯に箸をつけ、番茶をすすって、そそくさと退散。
どしゃ降りの夜の真っ暗で視界の悪い田舎道をグッタリ疲れて寺まで帰りました。

このままいけば、あと数年で弘法さんの供養もおひらきでしょうね。
宙に浮いたお堂の弘法さんは、そのうち謂れもわからないままうち捨てられて野ざらしになっていくのでしょう。
ヒョッとしたらそのまえに、協調性の無い集落がチリジリバラバラになって消滅するほうが早かったりして・・
親の代の子供のしつけのしわ寄せが今になって露呈している現状を見た思いです。

もっとも、今年のような異常気象で見る影もなく乱れきった田んぼなどを見ると、悠長に弘法さんの供養などするだけの余裕がないのかも知れませんね。
ひとまず、そのように解釈させていただきましょう。

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自称仕事 

2013/09/07
Sat. 07:36

世間にとってはどぉでもいい吉田家ネタその2・・自称仕事の巻
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お父さんは明日九州に行くらしい。自称仕事で。
んで次は兵庫に行くらしい。自称仕事で。
お母さんに「あんた本当に頭おかしいよ?」って今更言われたらしい。
「どこがおかしいと思う?」って本気で私に聞いて来た。
「全部だよ全部!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

上記は、愛しの吉田家長女なっちゃんのつぶやきであります。
オヤジは娘にそのような目で見られているようです。

まぁ、そんな感じの毎日を送っている訳ですが、その「自称仕事」で、まさにその九州へ行ってきました。
夜の11時に石見銀山の吉田家出発。
早朝九州直方着で、自称彫刻家の私が、本物彫刻家と諸々打ち合わせ。
朝8時に直方出発してお昼12時30分石見銀山着・・・・(何事も無ければ)の予定でした。
その、「何事」がありました。

愛しのデッキバンの結界君のタイヤがバースト寸前。
九州から関門海峡を渡って、山口に入ったあたりからいやにハンドルがガタガタ揺れ始めて、最初は路面の舗装工事のせいかと気楽に思っていたのです。
それは、中国自動車道が集中工事に入っていて、至る所で片側1車線の通行規制をしていたからです。
「道も痛んで来てこんなにハンドルがブレるようじゃ、ドライバーも怒るわな・・」
などと気楽に路面のせいにしていたら、広島県へ入る頃からしだいに積載の荷物かアチコチでドタバタ動き始めて車内は大騒ぎ。
「これって、ヒョッとしてタイヤかも・・」
と気付いたところで安全運転に切り替えてやっとの思いで大朝着。
途中、車を寄せて確認したら後部右タイヤがグニャグニャになってバースト寸前。
メチャクチャ安全運転で、広島県のドライバーのヒンシュクをかいながら走行。
島根県に入って街道筋の最初のスタンドへピットイン。
滑り込みセーフでした。
スペアタイヤのありがたさを身にしみつつ、何時もの車屋さんへ直行。
結局タイヤ2本を交換することで決着して、一安心。
・・・で、石見銀山帰着は1時間遅れの13時30分。

「命拾いしたのも観音様の御陰じゃ!・・」
前の日に諸願成就如意吉祥の塔婆をしたためておいた御陰かも・・と、勝手に都合良いように解釈したところです。
文明は客観性と科学に依存するばかりのカオス社会・・
社会がカオスなら、たまには、小難しい理屈を放り投げて曖昧で都合の良い主観的解釈にすがるのも気が安らぎます。
どうせおやじは何をやっても「自称仕事」程度のことですから・・

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遅ればせながら 

2013/09/06
Fri. 06:03

強運の持ち主キーポンの御陰か、延々と降り続いていた雨も上がり、何と学園祭最後のメインイベント体育祭が開催されたのでありました。

ワイフは平日なのに都合よくなのか、運良くなのか、残念なのか、仕事が無くて、保護者一般席で1日中体育祭見学。
キーポンの有志を堪能したようで、興奮して帰宅しました。

雨が上がったとは云え、それほどいい天気でもないのに、吉田家はそれなりに目出度いことが続き、別居中の娘達からおかあさんへの遅れていた誕生日プレゼントがポストに届き、キーポンの文化祭クラス発表伴奏の部最優秀賞が決まり、なかなか目出たし目出たしの1日となりました。
セッセと墨を摺り続けて観音さんやらお大師さんやらの塔婆を書き続けたご利益があったのかも・・・

たまにはこういうこともないとネ!・・
色々なおいしいネタがいっぱい舞い込んだので、これからしばらくは五月雨で皆様にお伝えすることにいたします。
まずはその1・・お母さん誕生日(遅ればせながら・・)の巻
東京暮らしの娘達から手紙と一緒に届けられたのは、なっちゃん手造りのネックレス。
なかなかオシャレに出来てます。
二人からのメッセージもそれなりに彼女達の個性が出ていていい感じ。
もったいないので、しばらく四畳半のオヤジの書斎(最近は何故かキーポンの爆睡場所になりつつありますが・・)へ掲示しておこうと思います。

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経木塔婆と彫刻 

2013/09/05
Thu. 07:31

頼んでおいた経木塔婆が到着。
雨も降るし、青空工場で溶接や溶断など出来ないので、墨を摺ることにしました。

お盆が落ち着いて一段落すると、秋の稲刈りの合間を縫って、観音さんや弘法さんなどのご縁日供養を頼まれます。
それぞれの地域や施主家の都合で連絡を受けながら日取りを決めて、塔婆書きをしてお務めをします。
代替わりがあると、その度に少しずつ依頼の施主さんが減っていますが、それでもいまだに恒例仏事で残っていることも多いので、このところ1週間に一度は墨を摺って、まとめて塔婆書きをしたりしています。

南無観世音菩薩尊前為先祖代々供養・・
南無弘法大師尊前為先祖代々供養・・

最近は、宗教の世界もデジタル化が進んで、塔婆1枚もすでに文字が印刷してあったり、印刷済み文字シールを貼ったりして坊主の手間を省くような工夫も出来ていて、古墓のお墓参りなどすると、そのような塔婆を見る機会が増えてきました。
絵もまともに描けない私など、筆で文字を書くなど至難の業で、ナメクジがはったようななんとも不甲斐なく緊張感のない字しか書けないので、かえってそのようなシャキッとした印刷物に頼る方が良いのかなあと思いつつ、一方で最近の宗教界は全てお金がついてまわるというより、お金の方が先走ることの方が増えたりもしていて、業界の流行から取り残された山寺としては、塔婆一枚に贅沢を出来る訳もなく、まぁ、時間もソコソコあることだし、せいぜい多くて数十枚のことで、墨を摺りすぎて腱鞘炎になるほどのことでもないし、極力無駄な出費を抑えてアナログ人間塔婆書きマシーンを徹している訳です。

今夜・・といっても、深夜に石見銀山を出発して一路九州へ・・
翌早朝、朝寝をむさぼる彫刻仲間を叩き起こしてほぼ完成している彼の彫刻の寸法や角度を測ったりして用事をすませ、通勤時間帯割引に便乗して高速に乗ってお昼すぎに石見銀山帰着・・というスケジュールを組み立てているところです。
自分の彫刻は裁断すら出来ていない状態でウロウロばかり・・・

何十年も前にも、今年のように秋雨前線の影響で制作が遅れて展覧会ギリギリセーフで彫刻を間に合わせたこともあったなぁ・・・などと、ひとごとのようにノンビリと思い出したりしつつ、朝から墨を摺っているところです。

そうそう、今日はキーポン学園祭最終大イベントの体育祭・・らしい??
一応人並みに思春期らしい彼女は、学園祭情報を吉田家内に全く持ちこみません。
降り続く長雨でグランドの状態も良くないだろうに、勉強道具を置いたままワイフ手造りの弁当を持って登校しました。
オヤジも娘もこれから1日どうなることやら・・

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警報発令 

2013/09/04
Wed. 09:39

2013年9月4日朝・・・石見銀山は気温18度・・・
台風やら秋雨前線やらで延々と降り続く雨。
本日も早朝から大田市では大雨警戒警報が発令されました。

そんな中、キーポンは学園祭2日目を迎え、朝からグッタリ疲れてヨレヨレのまま登校。
道中の車中も無言。
ワイフは洗濯物が乾かなくてグッタリ。
気がつくと何となく四畳半の書斎もカビ臭い。
誰がどう考えても、島根のあたりは異常気象です。

異常と云うと、東堂老僧さんの通院につき合って診察など結果を聞くと、
「ほぉ〜、腫瘍マーカーの数値が下がってますねぇ・・良い傾向です」
主治医のドクターが小さい声でポツリ。
どれだけ下がったのか知りませんが、あれだけ何年も飲み続けた高い薬もやめて、その上今年の夏の猛暑も乗り越え、決して尋常でない環境であったわりには、このところの老僧はやたらと元気です。

「○○殺すニャ刃物はいらぬ!雨の三日も降れば良い・・」
・・・さて、○○の箇所に入る言葉を当てなさい・・・
もう、まがりなりにも彫刻家でもある吉田は、雨どころか雷までなり始めて瀕死の状態です。

何とか自力蘇生を試みようと、先ほど九州の彫刻仲間に電話しました。
「明日夜に島根を出発して、そちらへ向かうからね。次の早朝に到着するからよろしく!」
台風一過の秋の青空を九州から島根の空へつれて帰ろうと思います。

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自己中心 

2013/09/03
Tue. 07:24

1ヶ月に1回の定期通院日がやってきました。もちろん老僧のです。
血液検査があって、血圧検査があって、長〜〜く待って、チョット診察があって、1ヶ月分の薬をもらって終了。
ようするに、ドクターの診察がないと薬をもらえないという仕組みになっている訳です。
一般的に、誰がどう見ても「元気なお年寄り」は、1日を通院で潰してもそれほど疲れることもないでしょうが、寺の老僧のように、介護度1程度でも、何もしないでジ〜っと椅子に座って順番を待つのは結構身体に負担でつらそうです。
この毎月の通院日になると、何となくそんな風な思いがして、釈然としないまま憮然とした表情のまま老僧につきあったりしています。
「平日に病院通いで1日を潰してしまう付添の身にもなってみてくれ!」と、いつもそう思います。
老僧の年金を通院の診察と薬と旅費と介護で食いつぶし、付添の自分は無収入で燃料を使い老夫婦の食費や光熱費等を負担しなければいけないこの社会の矛盾・・・
何ともどう考えても釈然としないのです。

お気に入りのexciteネタをみていたら「自己虫チェックリスト」なるものが掲載されていてちょっとチェック

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
以下に当てはまる人は、「他人に迷惑をかけるような自己中心的な人」になっている可能性があります。

・自分に甘く、人に厳しい
・人を振り回す、気分屋
・人の意見や忠告を全く聞かない
・人に自分の欲求を満たす要求をし、強制的にやらせる
・人の迷惑をこれっぽっちも考えない
・失敗すると誰かに押し付ける、人のせいにする
・自分だけが楽しめばそれでいい
・自分だけが得をし、人に分け与えない
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

自分では、8項目のうち、それなりに該当するのがほとんどないなぁ・・と勝手に感じてしまったんだけど、それって、まさに自己虫かも・・・
世の中の常識的に暮す一般ピープルで、上記項目に該当するほどの自己虫人間ってほとんどいないと思うんだけど・・・
どちらかといえば、世の中のまつりごとを指揮っていらっしゃる偉い高給取りの方々には、この項目が結構高確率で当てはまるかも・・
老人医療のシステムだって、そんな偉い方々があぁ〜だこぉ〜だと話し合って決めていらっしゃるような気がするのです。
ひねくれたチキンオヤジは、依然と続く雨降りの朝っぱらから何となくそんなことを思うのでありました。

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主夫の朝 

2013/09/02
Mon. 09:22

先週から秋の仏事が再開して、島根県東部を中心に1日おきで移動ばかりの毎日を過ごしています。
デッキバンの結界君は、キッチリと破水対策をして、まあまあそれなりに降り続く雨に耐えつつけなげに働いてくれていますが、けちった燃料のおかげで満腹にならないまま中国山地の上り坂はけっこうつらそうです。

ひと頃の猛暑は峠を越したようですが、それでも改良衣スタイルでウロウロしているとそれなりに汗もかいて、その上墓参りなどあると雨でぬかるんだ土汚れで白足袋がバーントシェンナとかバーントアンバとかイエローオーカー・・・とにかくその手の色合いに染まってしまいます。
夏使用の改良衣にしても、どことなく湿っぽくて白衣にへばりついた感じになるし、仏事一つ終わるごとに洗い物が増えていきます。

その洗濯で苦労しているのがワイフ。
とにかく、降り続く雨で洗濯物が全く乾きません。
前回の洗濯物を取り込むことが出来まいまま次々と増えていくので、今朝など物干しは風の通る隙間もないほど、我々の衣類などがぶら下がっています。

キーポンは、いつ夏休みが終わったのか解らないまま、土日もなく毎日朝から学校へ行っています。
学園祭も間近で、帰りは結局7時近くになります。
汗をかいているだろうに着替えるでもなく、夕食を食べ、クラス発表のピアノ伴奏の練習。
その音が耐えたと思うと、私の書斎へ潜り込んで勉強道具も開かないまま爆睡。
今どきの若い乙女の実態はこんなもんです。
暑くても雨が降っても、いつもと変わりなくゴロゴロしているのはネコチャンズくらいのもの。彼等の気楽さがうらやましくなります。


彫刻関係の仕事もどんどんスケジュールが乱れてくるし、落ち着かない日々です。
月も週も変わった昨日は本当に久しぶりに青空と夕焼けを観たし、金融機関を一巡しようと思っていますが、今朝は珍しく朝から家事を頼まれて主夫をしています。
こういう時に、毎朝文句も言わないでコツコツ家事をこなしているワイフの苦労をありがたく感じます。
一段落して、四畳半の書斎に入るとクロがすでにデスクに伸びてくつろいでいます。
ネコを引きずり降ろして、コーヒーをすすりながらメールチェック等しつつ、プチプチとキーボードを叩いています。
今週末にはまた仏事が入るので、その前に九州の彫刻仲間を訪問しようと計画しています。
早く、スッキリと晴渡った秋空が見たいものです。

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動き始めた三原谷 

2013/09/01
Sun. 07:09

〜〜昨日の続き・・・

低気圧に変わった台風が秋雨前線を刺激してしまっているようで、結構激しい雨が続いています。
昼近くになっても雨足は強まる一方。
「もう、これじゃぁ工場で仕事も出来ないなぁ〜」と、自分の作業工程計画ミスを認めて、1日を休日にすることとしました。
何せ、6畳一間程度の部屋で作業しているので、5m以上の長い部材を切ったり、3m近い鉄板を切るとなると、外に出るしかないのです。

そんな訳でネコチャンズとゴロゴロしていたら珍しい方からほぼ1年ぶりに電話。
「正純さんご無沙汰してます。今年は三原谷から何かお話ありました?」
「あっ、お久しぶりです、ハイ!もうずいぶん前にお話があって、今年も呼んでもらえることになりました」
「そぉ〜なの。こちらの方もボツボツ動き始めてるんだけどそれはよかったヮ」
「小学校の展覧会でジローさんとも面白い話になりそうですよ」

8月のお盆がらみの万善寺業務が一段落したところで、その「三原谷の川の風まつり」実行委員会さんと色々打ち合わせのために兵庫県竹野町へ行ってきた所です。
思い出すと、ちょうど島根の西部で記録的集中豪雨があった時でした。
兵庫の方では、特に強い雨雲も見えなかったので、どしゃ降りの石見銀山を東へ向かって出発。
特に大きな問題もなく竹野町へ到着して、実行委員の皆さんと久しぶりの再会。
順調に打ち合わせも終わって、資料も渡して、その後少し仮眠して、次の早朝には石見銀山へ帰着・・という過密スケジュールをこなしてきたところです。

ジローさん(世界で活躍の写真・映像作家)との打ち合わせも、メールなどでジワジワ進んでいて、今年はメイン会場の旧大森小学校教室ギャラリーアートに力を入れようと思っています。
10月のイベント開催に向けて、少しずつ何時ものメンバーが集まりつつあるところです。

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2013-09