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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

ベテランワイフ 

2013/10/17
Thu. 08:38

制作の時期になると、ワイフは彫刻の作家なんだなぁと強く思います。
彫刻制作の準備の事や材料のことなど、いつもより彫刻のことでいろいろ考えている様子が伝わってきます。
もう彼女ほどのベテランになると、形の方向性はほぼ決まっているし、制作の工程も見えるし、スケジュールの組み立てもだいたい出来ているようで、日常の家事や仕事を上手に調整しながら、確実に〆切りを目指して仕事を完成させてきます。

今朝方も、彼女の仕事の音で随分早くから目覚めました。
だんだん眠れなくなって、ボォ〜っと物思いにふけったりしていると、制作に区切りをつけたワイフが朝食の支度にとりかかる家事の音が聞こえてきます。
時間になるとキーポンを起こす声が聞こえて、ネコチャンズの鳴き声が聞こえて、ワイフが彼らに話しかけながら餌を与える様子が聞こえてきます。

私など、工場に行かないと制作が出来ないから、家にいる時くらい家事の一つや二つ言いつけてくれても良いのにと思うのですが、そういう事は滅多にありません。
とにかく、自分の決めたスケジュールで一切を取り仕切ろうと考えているからなのでしょう。
そのような彼女を見ていると、数年前に亡くなった義父の清さんを思い出します。
自宅の1階に工場があって、忙しい時は残業や徹夜を当たり前のようにこなしていました。
とても無口で、仕事の愚痴を聞いた事がありません。
チョットした休みのときは、よくウツラウツラと寝ていました。
その様子が義父さんによく似てきたと思います。

かく云う私も、法事で出かけた檀家さんや、東堂さんを知っている近所の人達からおとうさんによく似てきたと、最近特にそう云われるようになりました。
おたがい、歳を重ねるとだいたいがそんな感じで、仕草や性格などが自分の親に似てくるようです。
私の場合は、親のフリ見て我がフリ直せ・・ってやつで、親を見習いすぎない方が良いようなところも多々ありますが、ワイフの場合は、そのまま清さんそっくりになっても良いような気がしています。
ときおり飛び出す強烈できつい一言が、私の柔なハートにグサリと突き刺さることもあったりしますけどね・・・
清さんはもっと優しかったような気がしますけど・・

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