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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

タイムマシン 

2014/05/09
Fri. 09:42

いつものようにキーポンを学校まで送っていたら、また例の場の読めない究極の迷惑車両がトロトロと時速30kmで走っている。
キーポンの我がままで自宅の出発時間が遅れているのだから、世間の交通事情で遅刻も仕方がないと片づけてしまえばそれで終わりだが、どうも正義感の強い!オヤジとしてはそれで済ます事が出来ない。
イライラもピークに達して知り尽くした道路事情を工夫して遅刻だけは免れた。

イライラというと、現在現代彫刻小品展のデスクワークでひたすら吉田家の書斎にとじこもっている。
さいわいインターネットFMが耳のお供になっていくぶんかは仕事も気楽にできているが、画像処理のピークに達しているこの時期は、クリックごとに虹のぐるぐるが延々回り続けたりしてなかなか処理が進まない。
安い外付けハードディスクも導入したが、やはりバックアップのデータ倉庫代わりに使う程度で、なかなかそれ以上の仕事をサクサクこなしてくれるまでには至らなかった。

私のような全身文科系の人間には、ハードな理系のシステムなどチンプンカンプンだからパソコンもスケッチブックや大学ノート代わりに使う程度で十分だと思って使っている。
それでも展覧会一つ企画して事務して印刷データなど作ったり資料の写真を収納したりしていると知らない間に積もり積もったデータの山が出来てしまっているようだ。
この前も、何時か何処かで間違って削除してしまっていたらしい貴重な印刷データの1ページ分がなかなか見つからなくて困った。
結局、昨年の10月までタイムマシンをさかのぼってその1ページを復元する事が出来た。
こういう時に、仕事が絶え間なく継続していることを実感する。
一つ一つの出来事は、少しも停滞しないで動き続けているから、通り過ぎた時間は過去に消えてしまうだろうと思っていたが、何かしらかたちになって何処かに蓄積され続けているという事に気づいた。
その時はいらなくなったものでも、何時かは必要になる事があるかも知れないし、自分にとっていらなくなったものでも、自分以外の誰かにはとても大切なものになっているかも知れない。
自分が造る彫刻も、造ったそのあとのことも責任を持っておかなければいけないと再認識した。

先日ワークショップでお世話になった富山町には、児童数減少で廃校になった真新しい小学校が残っている。
教育委員会の管轄も外れたような事も聞いていたが、そうでもないようで教室の幾つかを便利に物置代わりで使ってあった。
暖房のヒーターや、モニターなどの金目のものは無くなっていて、まだ使えそうなパソコンが1台ほど、パソコン専用の机と一緒に多目的ホールの端っこに残っていた。
真新しい図工室の隅には、真新しい電動糸鋸の機械が2機残っていた。
民具資料室なる部屋もあって、展示物が手付かずで残っていた。
旧富山小学校になってしまったあとも、まだまだ小学校時代の面影が色濃く残っている。
何人の児童が卒業していったのだろう。
過去の記憶を残しておくためにも、何かしら有効に活用できると良いなぁと思った。
小学校を造った人は、そこまで責任を持ってほしいような気がした。

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2014-05