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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

吉田家の母の日 

2014/05/12
Mon. 09:17

母の日は久々の年回法事があって改良衣に着替えて塔婆など持って朝から出かけた。
私にとっての母は寺のおかみさんであるから、彼女の方へはワイフが気を利かせて奇麗な花が満開の鉢を買ってくれていたのでそれを用事のついでに渡しておいた。
ワイフの方は、大きい子供たちが別居しているから色々とやさしげな感謝のメールが届いたりしていたらしいが詳しい事はわからない。
「じゅん君はどうなの?」
「なぁ〜んにもないわよ・・・」
さりげなく聞いてみたら少し寂しそうな様子だった。
なんだかんだいっても吉田家でお母さんに一番迷惑や心配をかけているのはじゅん君だと思うから、やはり男はそうゆうふうに気が利かなくて不義理をしがちだなぁと、自分をふり返って少しばかり反省した。

このところ数日ごとに何かしらチョコチョコ別の用事が重なって、そのような毎日が続くと一つの仕事が寸断されてなかなか片づかないまま無駄に時間だけが過ぎてしまって落ち着かない。
そのうえに、もう片づいただろうと思っていた仕事が相手の都合でぶり返したりして混乱してしまう。
彫刻は、始めから終わりまで自分の都合の良いように仕事を組み立てていくから、ひと仕事が終わったあとの片づけなども思いきって出来て気持ちの切り替えもしやすいところがいい。
薪を調達したりつくったりする事も自己責任で全てが完結するから彫刻の制作に似ているかも知れない。
こうして考えてみると、私は本当に一人でいることが好きなんだなぁと思ってしまう。
普通に暮しているとなかなか自分の都合で世間の付き合いを切り離す事も出来ないから、知らない間にどこかしらなにかしら認識や解釈のズレのようなものが増幅していて、それが少しずつ溜まってストレスになっているのだろうと思う。

最小のコミュニティーである家族の付き合いでも何かと気を使う事が多い。
お互いが本音の付き合いをしているようでも、なかなかそのような単純なものでもない。
世間の付き合いほどでもないが、それなりに気配りが出来ないと思わぬところで溝が深まって収拾がつかなくなったりする。
このまま順当に行けばあと1年もしないうちに末娘のキーポンが高校を卒業して、彼女の人生ではじめての一人暮らしが始まる。
そうなると、吉田家に残されるのはワイフと私。
今まではキーポンが間にいてくれたから大きな波風もなくてここまでこれたが、ネコチャンズはたいして役に立ちそうにもないし、さてどうなる事やら・・・
どちらかというと、ワイフもあまりベタベタするほうでもないから、二人暮らしもそれなりにうまくいくかもしれない。

珍しく朝から図書館で試験勉強をしていたキーポンを迎えに出かけたついでに母の日のプレゼントを用意した。
「しょうちゃんありかとぉ〜〜」
私に礼が返ってきた。
ワイフはキーポンのオカアサンのはずなのに・・・
さて、来年の母の日はどうなるのでしょう?

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2014-05