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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

知に働けば角が立つ 

2014/07/03
Thu. 10:19

石見銀山は夜半から雨が降りはじめてきた。
たぶんまだ梅雨の期間中だろうから雨降りも当たり前の事だが、それにしても最近の島根県は晴れの日が続いていて、現代彫刻小品展の看板を設置したりしている私にとってはめぐみの晴れだった。

今のところ天が有閑オヤジに味方してくれているようで、続々と到着する彫刻の小荷物を受け取るために事務所の四畳半書斎にとじこもりはじめたら雨になった。
石見銀山の谷には珍しくなった水田の稲もこのところの水不足で干上がっていたから、石見銀山ピンポイント万民も多分に救われたことだろう。

7月2日で石見銀山世界遺産に登録されて7年目を迎えた。
行政主導のささやかな記念事業が関係各所で開催されたらしい。
そういえば、たしか世界遺産登録5周年の時に現代彫刻小品展を石見銀山で開催していた。
ちょうど出雲大社遷宮行事なども進行中だった関係で少しずつ観光客の流入も増えてきはじめた頃だった。
現代彫刻小品展も毎年の事業として開催を継続する事はなかなか骨の折れる事だ。
建前上事業代表の吉田としては、1年の半分をこの彫刻展にかかわって過ごしているようなところもあって、気を抜く事もできないまま今に至っている。
今年は5年目を迎えるし、そろそろ次の面白い事でも考えてみようかなと思いつつ、こうやって彫刻の到着を待っていると・・・
「吉田さぁ〜ん荷物でぇ〜す!」
「ハイハイどぉ〜もぉ〜〜・・」
ほんの1週間の間にクロネコさんや佐川さんや西濃さんや福通さんやらの荷物が50個前後さみだれで届いていて、本日すでに3つ目受け取り終了。

万善寺カレンダーが7月から9月までの3ヶ月版に変わった。
「清能有容 仁能善断」とへたくそな字を書いた。
自分への戒めを込めて「菜根譚」のひと節を頂いた。
くだけて云うなら、
「なにごともほどほどに度が過ぎない程度に適度にゆるく厳しくちょうどいいかげんでいられるということはなかなか出来そうで出来ない難しい事だと思うよ!」
といった感じに解釈している。
あの、漱石さんの草枕の2行目のひと節「知に働けば角が立つ,情に棹させば流される」など、なんとなく菜根譚と通じるような気もする。

人間誰でも良い所もあればダメな所もある。
他人にいわれて気がつくようではダメだね。
他人にいわれて気がついてムキになってしまうヤツはもっとダメだね。
そういうヤツを自分の都合で担いでしまうヤツはもっともっとダメだね。
知らんフリしているのもどうかと思うけど・・・

書斎にこもってpopなラジオ聞きながら文庫本めくりながら彫刻の到着を待ちながらマッタリ過ごしている朝のひとときであります。

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2014-07