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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

ものは考えよう 

2014/08/17
Sun. 07:03

雨のやみ間の朝のうちに墓参りをすませて草刈りをしていたら、草刈り機の主軸内にある動力変換のギヤが壊れて、ノコ歯が空回りして草が刈れなくなった。
あと少しで区切りの良いところまで終わるのに、それが出来なくなった。
そのままにも出来ないから、修理に走った。
丁寧に見てもらってザックリとした見積もりを出してもらったら、部品代だけで軽く1万円を越える。
それに工賃を加えたら、新品の同等機種が買える値段になってしまったので、かなり悩んだ末、更新に踏み切った。
それでもと思って、棚行の盆例やお車代をかき集めて財布を膨らませて出かけたが、自分でもあきれるほどのものすごい予感と的中率で、1000円札の束と硬貨の小銭が全て無くなった。

もうすぐ万善寺の施食会だというのに雨が降り止まない。
時々遠雷も聞こえてくるし、そんなこんなで庭掃除などの外の営繕も遅々として進まない。
そんな中、新調の草刈り機を積んで石見銀山の吉田家へ久々に帰宅した。
ワイフとキーポンはあいにく留守で逢うことが出来なかったが、猫のシロがかいがいしく出迎えてくれた。
ダッコされるのがヘタクソなわりにダッコされたがって甘えてくる。
私のことをまだ覚えてくれていたようで、ゴロゴロ咽を鳴らしてすり寄ってきた。
同じゴロゴロでも猫のゴロゴロのほうがずっといい。

予期せぬトラブル続きでお観音さんの功徳の支えも期待できなかったかとガッカリ意気消沈して石見銀山へ帰宅したから、シロの甘え鳴きには心から癒された。
作業着を脱いでシャワーをあびて、久々の書斎でデスクワークにとりかかった。
マイ冷蔵庫をあけると、7月の末に冷やしてそのままになっていたホワイトベルグがあったので、チーズを探し出して、食べかけの菓子パンをかじりながら昼食の変わりにした。

少し落ち着いた頃に、どこからともなくクロの鳴声がした。
書斎へ入り込んだのかとふり返って見たが姿がみえない。
土間をうろついているのかと思ってそのままにしていたら、また近くで鳴いた。
なんと、デスクトップの机の下で寝ていた。
すぐ近くで人間を無視して寝ていたわけだ。
どうしようもない自己虫猫だと思ってムッときたが、それもクロらしい仕草だと思い直した。

ものは考えようで、ひとの気持ちなどどうにでも変る。
棚行2日分の流した汗がアッという間に新しい草刈り機に変ったことも、軽く5年以上使い倒して寿命になって、自然の流れで更新の時期を迎えていたのかもしれないし、十分に元はとれている。
作業中の指のケガも、焦りは禁物と身をもって教えてもらっていたのかもしれない。
お観音さんの功徳のおかげでこの程度ですんで、おまけにホワイトベルグも美味しくいただけた。
クロの態度に平常心の重さを教えてもらったような気もする。
寺への帰り際に、新調草刈り機試運転もかねて、駐車場の草刈りをしておいた。
少しばかり気持ちも晴れた。

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2014-08