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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

晩夏石見銀山 

2014/08/28
Thu. 06:55

ワイフが米をとぐ音で目覚めた。
キーポンの学園祭が終わるまで、こういう変則的な朝が続くのだろう。

島根県下の高校事情だけのことなのかもしれないが、私の高校生時代からすでに学園祭のシーズンはこういう朝が早く夜が遅い日常が常識になって定着していた。
むしろ今よりもっと原始的で過酷な上下関係の序列統制のもとで高校生なりの縦社会が暗黙のうちに一気に形成されて、下級生はビビリつつ、上級生は意味もなくやたら威張りちらしながら体育祭や文化祭を最終日まで乗り切り、期間中の大量のゴミをグラウンドに集めてトンド祭りのごとく御炊き上げ焼却し、その燃え上がる炎に歓喜し、友情の絆を深めほのかな恋慕を募らせ、怒濤のフォークダンスへつきすすみ、グランドフィナーレを迎える・・・という、高校生活の中で壱弐を争うおもいでづくり一大イベントになっていた。

その頃の事を思うと、今の高校生はずいぶんとクールになったような気もするが、それでもそれなりに大多数の高校生達はワイワイと楽しそうに盛り上がっている。
3年生になったキーポンも変にねじれてまがることもなくその盛り上がり集団の一員になっているようだから、オヤジとしてはひと安心・・・という気持ちでいる。
まぁ、自分の人生は1回しかないし、泣いても笑ってもその日一日は2度と繰り返し巡ってくることも無いわけで、あとになって後悔しない毎日を過ごしてもらいたいと思っているから、少々のことは無理をしてでも聞いてやらないとね・・・

悪天候の影響で・・などと天気のせいにしたりしつつ、彫刻展の準備が遅々として進まないまま、そろそろ8月も終わろうとしている。
石見銀山の展覧会場は、ちゃんとした美術館のようにギャラリーとしての諸条件を整備完備していないから、展示される彫刻の力量を十分に引き出せるだけの場の力を持っていない。
それを承知で彫刻を出品してもらっている作家諸氏に対しては、そういうこともあって恩義を感じる。
彫刻の一点一点が醸し出す品位を損なわないように気を配りながら会場を準備することになるので、関係各所への渉外広報や展示台のメンテナンスなど遺漏のないように業務を進めなければいけない。
そもそも、怠け者でいいかげんで飽きっぽい軟弱有閑オヤジのことだから、そのあたりの働きがやたらと鈍る。

なっちゃんが何処かから引っ張ってきた格言が頭をよぎった。
緩みっ放しの気持ちを引き締めてこれから1ヶ月・・・彫刻制作と同時進行で展覧会の準備が佳境に入る。

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2014-08