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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

雨と水 

2014/09/04
Thu. 08:21

基本的にというか原則的にというか雨は嫌いじゃない。
だから長雨だからといって精神にダメージを受けているわけではないが、肉体にはけっこうダメージを受けている。

思い返せば、そもそもの始まりは月変わりして8月になったあたり。
その頃から、今まで自分の人生で記憶にないほど延々と雨が降り続いている。
その現象は寺の周辺に限らず、石見銀山も似たようなものだった。
暮らしの各所には湿気がこもり、寝具はカビの臭いにむせて風邪でもないのに鼻水がとまらない。
夏の間着ることもない洋服もかび臭くなり、使うことのない靴やベルトはカビがパウダー状にはびこり、プリントアウトした保存書類はシットリと水気を含んで湿っぽい。
久々に起動したエアコンからは、飽和状態の水分が水滴どころか雨垂れ状になって滴り落ちて、洗面器には部屋中の湿気がどんどん集まって溜まった。

とにかくなんとも暮し難い雨の日が長く続くとさすがにイヤになる。
広島では未曾有の集中豪雨で大きな災害になった。
江の川もいつになく水位が上昇した。
稲穂が実る頃になって田の水が引かない。
ワイフは洗濯物が乾かないと愚痴をこぼしている。
坊主頭に雪駄履きの私は、頭も足も雨水で皮膚がふやける。
面白いもので、雨水が頭の地肌にしみ込むとなぜかムズムズと痒くなる。
酸性かアルカリか知らないが、どうも水道水や井戸水とは成分が違っているようだ。
いつもは乾燥肌で水気のない踵がこの夏はイヤにツルツルで、老化した角質の層も雨に溶けて流されているようだ。
高校の体育祭も雨に流されて順延になった。
3年生のキーポンにとっては思い出づくりの大きなイベントが水に流されてしまうかもしれない。

このような状態が続いているということは、たぶん異常気象といえるのかもしれない。
それでも、気がつくと朝晩は少しずつ涼しくなって季節は確実に秋に変りつつある。

水急不流月・・・
水自竹辺流出冷・・・
橋流水不流・・・
万波不離水・・・
浅水無魚・・・
水是水・・・
・・・

いろいろあるが、水で気づく心はいつも清くありたいものだ。

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2014-09