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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

まったりとした朝 

2014/10/01
Wed. 07:41

彫刻の島根搬入も終わって久々にゆっくりとした朝を迎えている。
キーポンは定期試験のなか休みだしワイフも仕事が休みのようで、珍しく家中静かな朝になっているのだが、いつものあわただしいドタバタが無いとなると、かえって何となく落ち着かない。
習慣というか、慣れというか、いつのまにか気ぜわしくしていることが普通になっている。

けっこう重体で瀕死だったクロが、通院と入院とワイフの献身的な介抱と投薬のおかげもあって、ひとまず復活した。
口をきかないから調子が良くなったのか不調が継続中なのか定かではないが、見た目には一応快復したように思える。
動物はなかなか丈夫に出来ていて、只ひたすら正直に生きようとする力が強い。
人間のようにチョット調子悪くなると、すぐに大げさに思い悩んであれこれ考えて心が萎えて無駄にネガティブな世界にハマってしまうことは無いのだろう。
体調不良になると、自然と自分で動くことをしなくなって、痛みがあればそれに耐え、食欲が無くなると絶食を続け、ジッとひたすら快復を待つか、もしくはそのまま体力が減退して死を待つか、実にシンプルな選択肢に身をゆだねる。
生きるとか死ぬとかそういうことに無頓着でいられることはなかなか人間では真似をすることが難しい。

かいがいしくクロの介抱をして通院をくり返していたワイフが、病院の雑誌から猫チャン知識をいろいろ吸収したようで、クロと付き合う父娘に厳しいツッコミが入るようになった。
「猫は視線をあわせちゃいけないんだって・・・」
「耳元で大きな音をたてると引きつけを起こしたりすることがあるんだって・・・」
「お風呂やシャンプーはしないでもいいんだって・・・」
「1日の食事の量は決めておかないと肥満になるんだって・・・」
「チョット高いけどクロちゃんの病気にはこのご飯を食べた方がいいんだって・・・」
なかなかの勉強家になっている。

島根に帰った30年ほど前にもタマという黒のオス猫を飼っていたのだが、その時は今ほど猫をかわいがる様子もなく、普通に餌をやったりたまにトイレ掃除をしたりする程度だった。
自分では「私は猫より犬が好きなの」と宣言していたところもある。
それが、このたびのクロちゃん同居が決まってその後シロがやってきてからあとは、みるみる猫好きに変った。
動物は正直で嘘をつかないから、ワイフの溺愛にきちんと態度でこたえる。
ズリズリと身体を擦りよせて、ゴロゴロ甘える。
ご飯がないとまずはワイフに甘ったるい鳴声で訴える。
シロなど、毎晩ワイフと同じ枕を使ってベッタリ寄り添って寝ている。
オヤジの入るスキがない。

吉田家に同居するネコチャンズは、野良猫だった時期が比較的短いから、どちらかといえば猫らしい猫とは少々性格が違って猫社会に疎い猫だといってもいい。
仕草のひとつひとつは正に猫そのものだが、どこかしら人間的なところがある。
こういう、まったりとした朝には、そういう彼等の存在が心地いい。
人間の我がままにとても辛抱強く付き合ってくれていると思う。
ありがたいことだ。

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