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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

現代彫刻小品展in石見銀山終了! 

2014/10/20
Mon. 07:16

雲ひとつない快晴の秋空が気持ちいい。
法事を終わって石見銀山の現代彫刻小品展ワークショップの会場へ帰ってみると、町内のご婦人方が熱心に福光石をコツコツたたいていた、
花生けとか盆栽鉢にして11月の文化祭へ出品するのだそうだ。
今年の文化祭はなかなか盛り上がりそうだ。
講師の小林さんがご婦人方の器用さにいたく感動していた。
「福光石はなかなかいい教材になりそうですね。粘りもあるし、彫刻にはいい石ですよ!」
なにか、石彫のプロからお墨付きをもらったようでとてもうれしい。

福光石に出会って、どこかしらこの石が彫刻に向いていると思ってから、いろいろなところで試していたことがやっと報われた思いだ。
水の吸い込みも良いし、コケも広がりやすい。
鉄分を含んでいるから経年変化の色合いがおもしろい。
美術品から工芸品、日常の道具などいろいろな場面で使える良い石だと思う。

石の面白さを知ってもらおうと始めたのがこの展覧会付属のワークショップだった。
最初は高校生の彫刻講習会を誘致するところからはじめて、その時制作した力作の完成を待って展覧会へ展示することが出来た。
島根大学教育学部の彫刻研究室へお願いして、教材研究もあわせたワークショップを組立てもらった。
若々しいオシャレなアクセサリーも出来て会場がにぎわった。
県内高校の美術の先生が研究会で福光石の彫刻講習を開いてくれた。
今年は、そこで制作した完成作品を現代彫刻小品展へ出品してくれた。
会期中公開制作をしてくれた石彫仏師の坪内さんが町内にある禅寺へ達磨さんを寄進してくれた。
そして、今年公開制作の羅漢さんは本日移動設置をする。
大森小学校の子供たちも3年前から福光石をたたきはじめて、このところ年中行事になりつつある。
「本当に小学校の子供たちは恵まれてますよ」
担任の先生がそう言ってくれた。
なんと、校長先生の宣伝もあって今年は県内の先生が遠方から視察に来ていた。
・・・とにかくこの4〜5年は鉄のこともそっちのけで福光石へベッタリつき合っていたように思う。
石見銀山に暮す少し偏屈でいつもわけのわからない鉄の彫刻を造るオヤジが、久しぶりに魅力的な素材へ出会って燃えた。

5年目を迎えた現代彫刻小品展が静かに終わった。
期間中入場者は、目標にしている石見銀山の住民人口400人を達成したと報告があった。
ワイフにはいろいろな場面でとてもお世話になった。
今まではどちらかというと私のライフワークに身内でつき合ってくれていた感じだったが、今年は講師の依頼や掲示物の制作など積極的に企画へ参加してくれた。
とにかく、小品の彫刻を出品してくれる彫刻家の皆さんや島根地元でお手伝いの皆さんのお陰で続けられている展覧会だと思う。
ありがたいことです。
出品してくれた彫刻家のひとりからメールが届いていた。

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手伝いもできずに勝手な事を言いますが、私のような本展には向かない半端な大きさを作っている者には、小彫刻展が受け皿で、細々と続ける原動力となっているのです。
感謝です。
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こちらこそ感謝です!

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2014-10