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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

現代彫刻小品展in石見銀山ドタバタ搬出騒動 

2014/10/21
Tue. 06:13

結界君のフロントガラスにはり付いた霧雨が走る。
遅れに遅れている展覧会搬出作業が残っているのに雨が降りはじめた。
テントの撤収もまだだし、展示台の運搬も残っている。
ほとんどの彫刻が梱包もしないまま会場の床に並んでいる。
どうしてこういう事態になってしまったかというと、少しばかり複雑な葬儀が舞い込んできたからだ。

小学校へ出張した小林さんのワークショップが大成功に終わって、現代彫刻小品展の展示会場前の庭へ移動した朝、日程の外せない法事が一つあって赤来高原へ銀山街道を移動していたら充電の切れかかった携帯へ電話が入った。
それでなくても山奥で電波状態が悪いところでの着信だったから、すぐに路肩へ結界君を停めた。
「もしもし・・もしもし・・もしもし・・」
やたらせわしなげな電話で会話を返す余地がない。
それで1回電話が切れてまた鳴った。
「今益田に来とるんですが、弟が今朝7時○○分に亡くなりまして・・」
やっとそこまで聞き取れた。
「葬儀場まで来たところですけぇ担当の人と代わりますけぇ相談に乗ってください。どがぁがいいかようわからんですけぇ・・」
まぁあわただしいことだ。
葬儀社の担当もどうも要領を得ない。
電波状態も悪くて聞き取り難いし充電も残り少ない。
法事にも遅れそうだ。

そんなドタバタの後、結局益田まで枕経をよみに出かけることになった。
小林さんのワークショップが心配だったが仕方がない。
会場では町内の名物おばさんがセッセと福光石をたたいていた。
小林さんも何か造りはじめている。
石頭槌の槌音が石見銀山の谷にこだましている。
のどかな風景に後ろ髪が引かれる思いだったがもともと坊主だからそれもままならない。
あとは小林さんに任せて益田へ走ったのが3日前。

それから通夜に葬儀と石見銀山ー益田間を3往復した。
現代彫刻小品展の最終日の会期終了時間は浜田の辺りを走っていた。
山陰道の工事が真っ最中で国道が走り難い。
2トンのレンタルトラックを借りておかないと後のスケジュールが狂うし・・といってすでに狂ってるんだけど・・一番忙しい時に葬儀が重なってしまった。

山寺の和尚さんとしては、益田のあたりの葬儀事情を知ることが出来てそれなりに勉強になった。
喪主さんもとりあえずは喜んでもらえた。
葬儀まで終わらせてとんぼ返りしたが結局改良衣からつなぎの作業着に着替えてトラックに乗り込んだのは夕方だった。
それから一人で延々と展示台の運搬をしていたらノリちゃんから電話が入った。
「今時間が空きましたけど何処へ行けばいいですか?」
ありがたい!実にありがたい!本当にありがたいことです!
ワイフもワガママオヤジの穴埋めをキッチリしてくれた。

搬出作業が全て終了したのは午前0時をとっくに過ぎていた。
あとは発送作業が残っているが、これは東堂さんの通院が終わってからのことになる。
とにかく、いろいろなところやいろいろな人へ迷惑をかけた。
この展覧会もそろそろ潮時かなぁ・・・時期が悪かったのかなぁ・・・
近いうちに反省会を開こうと思っているが、さてどれだけ集まってくれるか・・・

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