FC2ブログ

工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

病は気から 

2015/01/17
Sat. 09:40

単身赴任の寺暮らしを切り上げて石見銀山へ帰って通勤坊主に切り替えたあたりから、どうも体調がすぐれない。
毎日の平均気温は確実に石見銀山の方が暖かいはずだから、環境のせいにするには少々無理がある。通院するほどでもないから静観しているところだが、素人判断だと単なる気の緩みとワイフへの甘えが原因なのではないかと思っている。それに、いつもはこの時期引きこもりのニートオヤジに徹している私が、近年珍しいほど冬になってから仏事で出かけることが続いていて、社会との接触が頻繁にくり返されていることも良くないのかもしれない。

世間との接触が避けられない高校生のキーポンはインフルエンザの予防接種を受けた。学校の友達が相次いでインフルエンザに感染している劣悪な環境の中で毎日元気に通学している。常夏の国に暮すノッチは、生まれつき扁桃腺が大きくてすぐに熱を出す。先日も高熱を出しながら病院にも行かないで働いていたようだ。なっちゃんは小さい時から熱に強くて少々の高熱でも真っ赤に火照った顔のままけっこう平気に過ごしていたが、最近はアラサーに近づいて昔のような訳にもいかなくなっているようだ。じゅん君は1年中鼻をズリズリさせているからいつも風邪を引いているようにみえる。ワイフは若い時から花粉症が激しくて、石見銀山のように周囲を杉で囲まれているような谷底で暮していると可哀想になってくる。
いずれにしても、体調の問題は自分で管理するしかないことで、ようは気持ちの問題で良くもなり悪くもなるもののような気がする。あとはその人の持って生まれた体力が健康度を決めているようなところもあるだろう。

もうずいぶん前、まだ私が副住職で学校の先生だった頃に、仕事の関係で石見銀山からほど近い町の小さな写真館のオヤジさんとお話をしたことがある。
高校生の卒業写真を撮りためる仕事をお願いしていて、その打ち合わせか何かの時に思わず飛出してしまったオヤジさんの本音。
「学校の生徒さんや先生は良く病気になられますなぁ。役所の人もそうだし、人に使われとる人は病気で仕事休んでも給料出ますけぇねぇ。ワシら風邪引いて熱出しても仕事は休めません・・病気になったらおしまいです。事故やケガでもしたら廃業です」
なるほどなと思った。日本国民のどれだけの人が国の補償で守られているのだろう。
今では個人営業の私など、自らの健康全てを国民健康保険でまかなっている。商工会などの組織にも属していないからケガをしても国民健康保険で対応するしかない。障害の任意保険も入り難いし、ようするに自分の面倒は自分で何とかするしかないことになる。
いろいろな保証で過保護に守られている人ほど病気に弱くなっているのかも知れない。「病は気から」というが、何処かに気持ちの緩みがあると風邪も引きやすくなるのかも知れない。

守られているという安心感は、度がすぎると人の心を弱くするところもある。
石見銀山の自宅に帰って、毎晩美味しい御飯をつくってくれるワイフに甘えてしまっている自分を反省しないといけないな。美味しい御飯を食べさせてもらうためには、もっとしっかりせっせと働かないとね。体調不良ごときで寝込んだりしちゃダメですよね。

IMG_4282.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

2015-01