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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

親の事情坊主の事情 

2015/02/21
Sat. 13:40

正月といえばチャイニーズニューイヤーで世界が盛り上がっているようだが、吉田家には寺の年始で忙しくしている時以来にじゅん君が帰ってきた。
といっても、用事のついでに夜遅くなってから寝に帰った程度のことで、朝シャワーを浴びてそのまま出ていった。
ワイフは民生委員の用事で早くから出かけているし、私は法事で出かけるしで、まともな会話もない。
親子なんて結局はこうしてみんなそれぞれ独立して自分の生活をつくっていくんだな。
それでも、子供の方はいつまでたっても都合よく親に甘えているところがある。
じゅん君にしてもいい歳をしていまだに完全独立できないでいるのだが、たぶん本人はそんなことも気がつかないでいるはずだ。

あいかわらず私のシュラフへ潜り込んでそのまま寝てしまったキーポンが朝寝をむさぼっている間に塔婆などの法事グッズを用意して改良衣に着替えていたら、どうも身体の節々が痛い。
案の定前日の肉体労働が身体にこたえたようだ。
結界君を運転中も腰が痛くてジッとしてシートに座りつづけるのがつらい。
お経の間中も結構きつかった。
施主さんは私と同級生なのだが、脇目もふらないで働き通しの人で仏事にはあまり詳しくない。
坊主的には結構節目の大切な法事だったのだが、それが彼にはうまく通じていなかったようだった。
新調のお位牌を点眼したりしてひと通り法事の法式を通したが、さて、どこまで内容を解ってもらえたか・・・少しは気づいてほしいな。

通勤坊主のひと仕事を終わって帰宅したら、それを待っていたように宅急便が届いた。
最近では、ほとんど節目の無いヒノキの塔婆を手に入れることが難しくなった。
近所の仏具屋さんへ頼んでも洋材でつくったかたちばかりの塔婆しかないので、数年前から奈良県の製材所へ直接50枚単位で注文して受注生産してもらっている。
自分では布施の銭勘定で働いているような俗坊主ではないと思いたいが、やはり一方で在家坊主の日常の暮しもあってなかなか辛い。
塔婆1枚も、通勤坊主の車代も全て布施にひとくくりされてしまう。

そんなわけで、親の事情も坊主の事情もなかなか厳しいものがありまして、働けど働けど足が出てしまっている今日この頃であります。

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2015-02