FC2ブログ

工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

ダイレクト電話の件 

2016/05/15
Sun. 03:52

もう、かれこれ2~3ヶ月は経っただろうか??
ブログ更新のタイミングが上手くいかなくて、記事が保存できていなかったりウエブアップされていなかったり、色々な不具合が続いている。そういうことが度重なると、なんとなく一つ一つの習慣が微妙に崩れて気持ちが乗らなくなってしまう。
私のささやかな苦情の情報がケーブルテレビさんの工事担当さんの方へ流れて、突然にダイレクト電話が入ったことがある。不具合の出元がどこにあるのかわからないまま愚痴をこぼしていたのが、色々な経緯の末彼の耳に入ったということらしい。
最近御無沙汰だし、世間話でもしようと吉田家へ来てもらうよう約束してその日が来たが、結局インターネット環境は正常だということで決着がついた。
しばらく調子がいい状態が続いていたある夜・・・また、使い込んだラップトップが何かしらおかしな感じになって虹のグルグルがとめどなく回転しはじめてイライラする状態が続くようになったので、面倒臭くなって強制終了した。つい先週末になって、不具合の原因がTime machineではないかと思うようになった。そういえば、調子が悪い時はだいたい外付けのハードディスクをUSBで繋いでいたような気がする。そのストレスがラップトップ本体へ過剰に影響しているのかも知れない。

・・・さて、さきほど栄泉寺さんのことを書き残して横になったのだが、どうも色々なことが思い出されて眠れなくなってもう少しで朝になるまでになってしまった。

もう30年以上疎遠が続いていた昔の同僚から唐突にダイレクト電話が入った。珍しくもあり懐かしくもあってしばらく世間話をしていたのだが、「さて、いったいこの電話は何か用事でもあってのことなのかな?」と、ハタと気がついてそう聞いてみると、「そうだ」と返事が返った。悪いことをしたと思いつつ用件を聞くと、1ヶ月に2回ほど土曜日に美術を教えてもらえないかというお願いを兼ねた問い合わせだった。
今の彼は、島根県に1校だけのキリスト教系列の全寮制高校の校長先生をしている。昔、正副担任の仲だったし、彼の人柄の良さは熟知しているので、そういう人からの誘いは断わることも出来ないだろうと、引き受けることにした。
それから1回ほど学校へ出かけて、昨日が2回目だった。公立学校の面倒臭い規則もないようだし、子供たちと大人たちのアットホームなコミュニティー感が何より心地良い。
彼等が「美術小屋」と呼んでいる美術室は、とにかく何も設備らしいものがなくて、それがまた気に入った。一回目の訪問が終わって、早速子供たちから聞いた「あれがしたい!これがしたい!」を元に、自宅や工場にちらばっている道具や資料をかき集め、ワイフからは新品のスケッチブックをプレゼントしてもらい、結界君に積み込んで、予定の授業時間の1時間ほど前からそのなんにもない美術小屋へ搬入した。道具や材料を広げ、積年の埃をかぶっていた美術本や画集図録などを並べると少しばかり教室らしくなった。
だいたい、キリスト教の学校へ曹洞宗のナンチャッテ坊主が白い鼻緒の雪駄履きで出かけて、時々お釈迦様の話を持ち出して雑談して、なにかおかしなことになってしまった。
昨日は、今年度最初の保護者懇談を兼ねた参観日だったようで、美術小屋の見学も絶え間なくあった。
何時まで首が繋がっているかわからないが、彼等のピュアな心根を吉田の毒で濁さないようにしなけれないけない!と秘かに心に誓ったのでありました!!

IMG_0569.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

栄泉寺さん遷化 

2016/05/15
Sun. 02:21

久しぶりにラップトップを開いた。
ネタが無くて放置していたわけではなく、ラップトップを開くタイミングが無いまま今になったということ。

このだいたい2日間の間に、けっこう目まぐるしく色々な出来事があった。

半日ほど自宅の四畳半にこもって彫刻イベントの助成事業申請書類最後のひと山の作文を完成させ、その後、松江に走り、幾つか用事を済ませて担当窓口へ書類を提出し、無事に受理していただき、また一つほど用事を済ませて急いでUターンして自宅へ着いて、慌ただしく急いでワイフに修繕してもらった改良衣に着替えて九教区総会へ移動。
三瓶山の山越えをして、開会予定時間ギリギリに到着して何食わぬ顔で出席。護持会役員の皆さんも比較的高齢者が目立つなぁ〜・・などとボォ〜ッと会場の雰囲気を見渡している間に会長以下丁寧なおはなしが延々と続き、それに引き続いて粛々と議事が進行し、時々承認の拍手が数回あって会議終了。
席を立ったところで呼び止められて「あんた今年から監事だけん、監査してもらわにゃいけんけぇ〜」と唐突なおはなし。「えっ??、それって何時に決まったことでしたっけ??」・・・前後の経緯がよく飲み込めないまま、ゴネてことわる理由もなく承知して監査日程を宗門手帳へ書込んで、配られた会議弁当を頂いて散会帰宅。

「正ちゃん・・・帰って早々だけど・・・栄泉寺さんがお亡くなりになったって・・」
ワイフから訃報を聞いた。
少し前に、病気が見つかって入院したがもう治る見込みがないそうだ・・という情報が、これもワイフ経由で入っていたのだが、あまりにも急なこと。
通夜密葬の日程を聞きとったものの、具体的な葬儀内容までの情報が入らないまま悶々と一晩を過ごすことになった。
栄泉寺のご住職は、私のようなチンピラ坊主とは訳の違う特派布教師の立派な方丈さんで、1年中日本全国を巡りながら布教活動をしていらっしゃった。
宗門開祖の道元さんが残された書物の研究や、地元地域に縁深い名僧高僧の古文書を読破されるなど、なかなかの勉強家であり仏教の研究者でもあった。島根のような田舎では、滅多に存在しない逸材の名僧だと思っていた。
もう10回を数える現代彫刻小品展も、初回から会場へ足をはこんでいただき、「専門外で分からんことですが、いやぁ〜、立派ですなぁ〜!こういう小さな町でこういう一流の彫刻が見られるということは幸せなことですよ!」などと、身に余る感想を頂いたりした。そういうご縁もあって、栄泉寺境内へ展覧会企画のワークショップで制作した都合3体の石彫を奉納させていただくことも出来た。facebookで近況を報告されたり、1カ月に1回ほど地元地方紙の日曜版へ1200字ほどの記事が掲載され続け、もう何年も続いていた。
私よりズッと若くてこれから島根の仏教界を引っ張っていただけるような方だと期待していたのに残念なことだ。
このところ、facebookにはあまり深く関係しないまま時が過ぎていたが、気がつかない間に静かにさり気なく栄泉寺さんのページや記事が消えていた。冥福を祈ります・・・

IMG_0563.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

2016-05