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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

そろそろ終了・・旅の空 

2016/10/18
Tue. 23:50

少し前のことになるが、東京帰りにとみやま関連の印刷物を受け取ってから、ワイフを石見銀山の自宅へ送り届けて、そのまま島根の西へ走った。
久しぶりに浜田世界こども美術館へおじゃまして、ポスターの掲示をお願いしてチラシも少しほど預けておいた。館長さんはあいにく留守だったが、こども美術館とはもうかれこれ5年以上の付き合いになるから職員のみなさんも私の顔を覚えてくれていて話が早い。

島根から共同搬入で彫刻を出品したノリちゃんが、二紀会の準会員に推挙された。その授賞式が週末にあって東京の六本木まで出かけることになるから、出来上がったチラシを彫刻関係者へ手渡してもらおうと彼女に連絡したら、都合よくその日は浜田に行っていて、帰りの何処か都合のいところで待ち合わせすることにした。

江津で暮らしている根付彫刻作家の田中さんには今年もワークショップでお世話になるから、そちらへもポスターなどを届けておいた。彼は、この時期展覧会の関係で東京へ出かけているはずだと思いつつ訪問したら、案の定、自宅兼工房はシッカリ施錠されていた。ポストに投げ込んでおいたら、きっと気がついてくれるだろうからそうしておいた。

江津というと、今年の春からお世話になっているキリスト教系の高校があるので、そちらへの用事も兼ねてとみやまの宣伝営業をしておいた。事務のお姉さんや美術担当の先生と立ち話をしていたら校長先生も現れたので、改めて訪問の趣旨を伝えておいた。

大田市内へ帰ってから地元のケーブルテレビさんへもポスター掲示や告知放送の依頼をしておいた。まぁ、そんな感じで半日ほどあちこちうろついて帰宅すると旅の疲れがドット出てきた。外交の間はそれなりに緊張感も持続しているが、やはり身体のアチコチに旅の疲れが溜まっているようで、気持ちの緊張感が取れると肉体の疲労が具体的な痛みになって現れてくる。

だいたいに、毎年10月はあわただしく過ぎていくが、今年はとにかくやたらと忙しく感じる。
たぶん、万善寺の不定期な用事が突然に飛び込んでいるからだろう。
お檀家さんの数も少ないし、1年間を均すと、まったく仏事の用事が無いまま一ヶ月を過ごすことも多いのだが、何かの拍子で法事の依頼などが入ると、不思議なほどそういうことがアチコチからやってきて重なってくる。
日の出が遅くなった早朝の、まだ石見銀山の町並みが静かな頃、枕元に置いてある携帯が鳴り始めた。こういう時間に電話が鳴るとあまり良い知らせではない。案の定、お檀家さんからご親族の訃報の知らせだった。
日頃自堕落にノラリと暮らしている私が、ときおり思いついて彫刻のアレコレでドタバタ忙しくし始めると、それを狙っていたように仏事が舞い込んでくる。それはそれで、万善寺を必要としていただいているわけだからありがたいことでもあるし、この10月の旅の空を思うと、六本木やら徳島やら倉敷やら、そんな県外の空の下でいる時に万善寺仏事が重ならなかっただけでもありがたいことだと思っている。

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旅の空・・その5 

2016/10/18
Tue. 04:57

10月の9日早朝に石見銀山を出発してから、約1週間で走行距離がかるく2000キロを超えた。
昼となく夜となく、ひたすら車を走らせては何処かで小休止し、また走らせては何処かで仮眠し、起きている間は彫刻がらみの用事を済ませたり、飲み食いが続いたり・・・というなんとも不規則な暮らしが続いていた。
昨日から、やっとしばらくぶりに自宅で寝るようになったが、夜中の2時とか3時とかに目が覚めて、身体は疲れているのに神経が高ぶって眠れなくなってしまう。
万善寺の用事も時々入って、それで予定がずれたりしてとにかく何かしら落ち着かない。

東京から一度帰宅して、それからすぐに徳島へ出かけた。
私は昨年に続いて2年目の野外彫刻展へ出品させてもらったが、ワイフは初出品となる。
彼女は作家歴は長いが野外彫刻に慣れていないところもあって、彫刻の制作方法がまだ安定していない。
徳島の野外彫刻展は、搬入展示から搬出までの会期が約1ヶ月ほどあるから、その間に彫刻の時間変化がどのようになっているか確認も兼ねてワイフを連れ出した。
今年は、会期が始まって以来、今までに2つの大きな台風が通り過ぎた。
私の彫刻は、竜巻でもやってこない限りピクリとも動かないようにきっちり固定しておいたから心配することもないが、ワイフの方は、彫刻の素材も含めてそれほど頑強なものでもないから、台風の暴風雨にどれだけ耐えられたか心配だった。
それに、彫刻展へ出品の作家作品も現場で見ておきたかった。

会場の徳島中央公園は、天守閣の無い平城だったところをそのまま公園にしたものだそうで、昔は周囲に大規模なお堀が巡っていたが、今のJRの前身の国鉄の頃、そのお堀の一部を埋め立てて鉄道を敷いて徳島駅が出来たのだそうだ。公園は、その徳島駅のすぐとなりに開けていて、市民の憩いの場にもなっている。やはり、昔から続く土地の魅力もあるのか、庶民に対して敷居の低い開放感が感じられる。それに、様々な古木が茂り、マメに手入れされ、花壇などの植栽が充実して、なにより敷地に垣根がなくて境界がないところが開放的でいい。

私の昨年の彫刻は、現在徳島の個人宅に移動して置かれてある。
当主はすでに90歳を超えるご高齢だが、腰も伸びてかくしゃくとしていらっしゃる。ネパールとの友好親善の用もしていらっしゃるようで、年に何回かは諸外国へ出かけて用を済ましていらっしゃる。書家でもあるらしい奥様もお元気で、夫婦がとても仲睦まじい。吉田家夫婦も、こんな感じで歳を重ねられると良いなと思ったが、さて、ワイフはどう感じたのだろう。
帰りは、富山の公開制作でお世話になる草月のお姉様に合った。ちょうど倉敷駅の北側に広がる公園へ野外展示の作品設置が終わったところだったので、短時間だったが打ち合わせもできて助かった。
徳島といい、倉敷といい、野外の公共施設が文化事業にとても有効活用されている。
島根ではどこまでひろく野外施設が文化活動に開放できているのだろう・・・

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