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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

 似たもの母娘 

2017/07/23
Sun. 23:40

熱中症で倒れるかもしれないと思いつつ制作を続けていたら、昼を過ぎて14:00くらいに塗装まで終わって、とりあえずなんとか完成させることが出来た。
いつも造っている彫刻の仕事ではないが、鉄の材料を使ったクラフトを造ることになったのはなっちゃんからの依頼があったからだ。

吉田家長女のなっちゃんは、7月の終わりに東京で結婚式と披露宴をする。
もう2年くらい前に入籍を済ませて旦那の家族が暮らす埼玉県へ引っ越しているから、「いまさらワザワザあらたまって大金使って披露宴をすることもないだろうに・・・」と、私は今でもそう思っているが、本人は、「このまま結婚式もしないでダラダラと夫婦の生活を続けていても、旦那の旦那としての自覚がない曖昧な結婚生活が続くばかりだから、キチンと自覚してもらわないと困るの!」と、結婚生活は独身時代の気楽な同棲暮らしとは違うんだということを態度で示すことが大事だと主張をしている。
「考えようによってはソレも大事なことかもしれない」・・・と思わないでもないが、私としてはやはり「いまさらなぁ〜〜」って感じが頭の隅の方へ残っていて、どうも素直に付き合えないところがある。
まぁ、一般の常識では目出度いことだからしつこくとやかく言うことでもないから、「フンフン・・」と、いわれたように乗り切っていたら、或る日、「お父さん、ちょっとお願いがあるんだけど、出来なかったらソレはソレで良いからね・・」と、なんとなく奥歯にモノの挟まったような煮え切らない言い回しの電話がなっちゃんから入った。
彼女は電話口でアレコレこまめに説明をしていたが、私も世間の結婚式事情を詳しく心得ているわけでもないし、内容がよく飲み込めないまま「なっちゃんの頼みだったら断れないだろう」と、その場のノリで披露宴用の小道具になるらしいモノを造ることになった。

だいたい2週間位は、色々と形とか用途とかを総合してナニを造ろうか考え通していた。
「昔は、無い知恵を絞って山のようにメモを描きつづけていたなぁ〜」と、若い頃の制作の背景を思い出したりしているうちに、少しずつ全体の形が決まってきたのが、さて、3日位前だっただろうか・・・
それから、工法を考えなだら必要な部品や材料を揃えて本格的に制作へ入ったのが今朝のこと。
「それじゃぁ、工場へ行ってくるから・・」
ワイフへ声をかけて自宅を出ようとしたら、
「あっ、チョット待って、この石のココの所へ2mmの穴をを空けてくれない?それから、こんな感じで台に固定したいんだけど、どぉ〜かなぁ〜・・」
こんどのグループ展用の小さな彫刻を、やっと本気に造るようになったようで、パーツ制作の打診をしてきた。
コトのついでと言ってしまえば、まぁ、そんなもんだが、「こちらのスケジュールのことも無い訳ではないし・・・ブツブツ、仏仏、ぶつぶつ・・・」
ワイフもなっちゃんも、やはり母娘のことだから、どこかしらオヤジの使い方に似たようなノリを感じる。
「頼ってもらえているだけでも、ありがたいことサ!!」・・・そう思うことにした。

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2017-07