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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

自分の都合 

2017/08/11
Fri. 23:20

このところ雨が降りやすくなって草刈りが出来ないでいる。
棚経の方も傘が手放せない状態で、もたついている間に世間は盆休にに入ってしまった。
彫刻の方もそろそろ具体的に計画をたてないといけないから、まずは材料の注文をしておいた。
庫裏の修繕は、ひとまず1日かけてなんとか体裁を取り繕うまでに出来た。
留守の間に建具屋さんが網戸の修繕も終わらせてくれていたし、近所のお檀家さんは夏野菜をたくさん届けてくれた。
ワイフは夏風邪でもひいたらしく、微熱が出て1日ほどふせっていたらしい。
じゅん君は今年も自分の都合で夏休みのスケジュールが決まって、寺の手伝いも期待できなくなった。
結婚式も終わって少し落ち着いたらしいなっちゃんが伸ばしていた髪をバッサリ切った。
フロリダで暮らしはじめたノッチは早速友達ができてその様子をLINEに載せていた。アメリカのミッキーたちは、なんとなくデカイ気がする。
キーポンは、保育士の仕事にも慣れて系列の保育園へヘルプを頼まれるまでになったようだ。
彫刻見習いのユキちゃんは松江の美術館でグループ展のあと、来年からの職探しをスタートさせるようだ。
ユキちゃんつながりで最近知り合ったヒョロリテツヤ君は学校講師の仕事と彫刻を両立させて精力的に制作を続けているようだ。
鳥取で制作を続けているアヤノちゃんは、公募展出品をめざして大作にとりかかる準備をはじめたようだ。
吉田家のネコチャンズは、人間のスキをねらってマンマと脱走して石見銀山の町並みを彷徨いていたらしい。

・・・「〜らしい」とか、「〜ようだ」とか、なんとも曖昧な情報しか入ってこないままの日々が続くと、どうも気持ちがもやもやしてスッキリしない。
やはり、自分にはこういう受動的で曖昧な暮らしが性に合わないようで、確実に少しずつストレスが蓄積されている。
気晴らしになるかもしれないとG15をぶらさげて早朝の散歩に出た。
参道から境内に入るところでマムシをみた。このところ雨が続いているからどこかに潜んでいるか気にかけていたが、案の定いつもの場所をぎこちなくニョロニョロ動いていた。
山鳩の夫婦も境内で羽根を休めることが日課になりつつあるようだ。まだ人間に慣れるところまででもなく私を見かけると慌てて飛び立っていく。
相変わらず朝一番に蜩が鳴き始め、日暮れ時になるとまた蜩がうるさく鳴き始める。

春先に母親が死んだから、この歳になって自分の人生ではじめて正真正銘の一人暮らしが続いている。何をするにも自分しかいないからふとした拍子にもやもやとして悶々としている自分自身のことがクールに見渡せていたりする。
良いも悪いも、誰のせいでもない結局は自分の都合で決まってしまうものだとわかる。
「自返照看」とは、こういう状態であることを云っているのかもしれない。

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2017-08