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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

残暑の1日 

2017/09/08
Fri. 23:19

早朝の銀山街道は濃い霧に包まれていた。
予報ではこれから晴れて残暑も厳しくなるようだ。

あまり体調の優れないワイフが夜中に咳をするようになった。
これから六本木の彫刻の制作もあるし、現代彫刻小品展もあるし、徳島の野外彫刻展もあるし、とみやまでは3年目を迎える彫刻アートワークもあるし、年末まで彫刻漬けの制作が続くから、身体には十分に気を使ってほしい。
石見銀山と万善寺の二重生活をしている間に、自分の身の回りのものが二箇所へ分散してしまった。その時々の都合のいいようにモノをアッチとコッチへ持ち運んでいたら、コッチで必要なモノがアッチにいっていたり、アッチで必要なものがコッチにあったり・・そんな暮らしが暫く続くと、最近衰えが加速する脳ミノのハードディスク系統がパニックを起こしてしまってクラッシュ寸前状態になっている。
ワイフに必要な風邪薬も、記憶の断片を手繰っていったら万善寺の寺務所にあったことを思い出して、朝飯前に早朝の銀山街道を走ることになった次第。

ワイフにはとにかく休息して風邪を早く直せと言い置いて、彫刻制作の工場へ出かけた。
前回その工場で彫刻を造ったのは、今年に入ってまだ母親が生きていた頃だった。
その後、彼岸明けに母親が死んでからあとは万善寺のことで手一杯になって彫刻制作の時間が消滅したままアッという間に半年が過ぎた。
鉄粉とガーネットが混ざった粉塵が工場の床一面に積もっている。
何時もなら制作が終わって彫刻を搬入して展覧会の用事が落ち着くとすぐに一斉清掃をして次の制作に向けて環境を整えておくのだが、今年はソレも出来ないまま春から秋になってしまった。
大作用に造り付けた鉄板の野外デッキには、早々と落ち葉が積もり始めている。

工場の2階は彫刻の展示台を保管する倉庫になっている。
自分のスケジュールをザックリと調整してみると、今のうちに小品展の展覧会用に展示台をプラットホームの近くまで移動しておいたほうが良いと判断して、掃除が終わってからその作業をはじめた。
今までは、何かにつけて作家仲間が作業を手伝ってくれていたが、今年から現代彫刻小品展の方は助成金が切れたからそれも頼みにくくなった。それでも作業を割愛することも出来ないから、気持ちを切り替えて約80個の展示台をすべて1階へ降ろした。
こういう作業は、時間があれば十分一人で出来ることでもあるし、はじめから誰かを頼ってしまうとそれだけで自分の気持ちが無駄に荒れる。調子の悪い膝をかばいながらだいたい1時間ほど1階と2階を往復した。

夕食はアジの刺身が出来ていた。アジはボクの大好物で、ワイフの気遣いが伝わって、疲れもいっきにとれて麦とホップが2カン空いた。
ノッチから巨大ハリケーンの情報が入った。
水の確保もなんとかできたらしい。少し安心した。

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